こんばんワニ
なんだか最近ネットの接続が不安定。前は夜の接続はまぁまぁだったんだけどなぁ(日中はダメ)。
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昨日と今日。なんだかいろーんなことがありました。
□木曜日□
1時間目の授業。仲良くしてる3人組のオンナノコはいっつも遅刻笑。木曜も例によって遅刻。
でもなんだか私の隣に座ってるKの様子がおかしい。
両こめかみに指を当てて、顔を覆うようにして下を見てる。
~話はさかのぼって。~
Kは一人っ子。大勢と生活するのにはあんまり慣れてない。今は6人がひと部屋をシェアする「レギュラー」寮
Lady's Hostelで生活中。
(ちなみに私の寮は博士号、講師など働いてる人、それにタミルナドゥ州外からの生徒が生活してる
Working Women's Hostelというところで、運営してるのが大学じゃないので料金も設備も一部屋の人数もちがいます)
レギュラー寮は大学生・大学院生が住んでるんだけど、これってどこの国でもそうなのかな?寮では
みんな勉強せず、フラフラしてる。←少なくとも私の大学はそうだったようです。住んだことないけど。(お酒が入らないだけインドの方がまし?)
でもKは将来きちっとした仕事をして自分の家を建てる(ダンナさんのお金じゃなくて)って夢があるので、一生懸命勉強していい成績とって将来に備えたい。→でもこんな環境じゃムリ。
自宅ではスパイス控えめなので、寮の生活にも食事にもなじめない。他の子とケンカばっかりしてる。
…という話を月曜に聞きました。
彼女の家から大学へはバスを乗り換えないと来られなくて、ヘタすると片道3時間かかるので、入学時に学科長が「
寮に入るなら入学を認める」的なことを言ったらしい。で、今まで生活してきたけどもう耐えられない。
もう寮を出ます!と学科長に相談をしたのが水曜…だったかな。
勉強したくても
1日6時間通学に費やすくらいなら寮で勉強できる場所を探したり、他の子にわかってもらって勉強できる時間を作ってもらうとかすればいいんじゃないの?と私は言ったのだけど。
□木曜日朝□
ってな話を聞いたばかりだったので、(あ~、またケンカしたのかな)と思って特に気にしなかったんだけど。こめかみに当てた手を離さない。離せない?
ちと心配になって「具合悪いの?寮に戻ったら?」と言ってみたけど首を横に振るだけ。教授も「どうしたの?」的なことをタミル語で言ってるけどKは「…(ボソボソ)…」と、か細い返事。
あれまーどうした。
そうこうしてるうちに1時間目終了。KのルームメイトSが隣に来て、タミル語で話しかける。私も「どうしたの」と聞いてみるけど、タミル語でやりとりをしていて、何がなんだかさっぱりわからん。するとSが
「
ちょっと、やめてよ!」(というニュアンスで使われる表現があるのですが厳密な意味はわかりません…)
びっくりして二人を見ると、KがSになだれかかってる。(えぇ…
泣いてるの?)「ちょっとちょっと、どうしたのー?」と聞いてみるけど反応ゼロ。そしてKの顔を見たら
白目。
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?
そのあとのドタバタと言ったら、今までに経験したことがないくらいのものでした。
Kの顔に水をパシャッとかけて(
バシャッではないです。念のため)Kの意識があるか確認。
体温がぐんぐん下がってるKの手足をみんなでマッサージ。
水を飲ませる。
キャラメルを食べさせる。
でもKの意識は遠のいていく感じ。
そのうちに大学が用意した車が到着。オンナノコたちがKを運ぶ。
(この間男の子たちは外で待機。Kの服も乱れてるし、力があっても男の子たちがKを運ぶのはちょっとよろしくないらしい。とあとで聞いた)
で、もちろん
例の病院に行くのかと思ったら、逆方向へ。「ちょっとちょっと怒」と思ったら、
なんと別の学科の前でもふらふらになって立てないオンナノコがクラスメートに抱えられてちょうど出てくるところ。
この子も乗せるんかい!
と思ったら別の車が来て、私たちは病院に行くことに。(なんなんだこのタイミング)
(途中省略笑)
結局、Kは身体的に特に問題なし。でも
貧血気味だったらしい(看護婦が何言ってんのかわかんなかったけど、あとでみんながご飯食べなきゃダメとしきりに言ってたのでそういうことなんだと思う)。木曜日の朝ご飯も前の日の夜ご飯も「
いつも通り」食べてたと言ってるけど、その量がたぶん少なすぎるのね。。。
Kが点滴や治療を受ける必要もなく、マンゴージュースを飲んで帰路。帰りはみんなニコニコ。
クラスに戻ってみると、Kが倒れたイスの周りにものが散乱。(待機組、掃除してくれ。)
で、みんな「みわは超心配してたね」とニヤニヤ。
だって白目だったんだもん…苦笑。
そんなクラスメートたちの一言。
"
Don't feel, Miwa."
この表現、よく聞きます。ただ「
『何』を感じるな」ってことなのか不明瞭。Feelは自動詞でも他動詞でも何かあとにくっつくと思うんだけど。文脈から「
悲しまないで」のケースが多いようなので、そういう意味なんだと思ってるんですけどね。
お昼休みにKのお見舞いに行って、初めてレギュラー寮の中に入りました。確かに、あまり
勉強ができる環境ではないですね…。Kたちの部屋はバスルームに近くて、なんだかじめっとしている。そして部屋には勉強ができるような机が人数分あるわけじゃない。廊下もせまくて、薄暗い感じ。きっと夜になると女の子たちが徘徊して、おしゃべりをして、ガヤガヤ騒がしいんだろうね。私の寮がどれだけ恵まれてるかわかりました。。。
Kは横になってたけど、お昼ご飯はちゃんと食べたと言って、いいって言ってるのに私に7-upを買ってくれました。
自分が具合悪くてもおもてなしの文化。すばらしいですね。
私がいるとKが休めないかなと思ったので早々に退散。
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そんなこんなで午前中に3日分くらいの気力消費した感じ。午後の授業はつらいわぁ。
SPSS(統計のソフトウェア)のクラス。ACのある部屋で1時間ぼけっと授業。
次の2時間は
Rural Development農村開発のクラス。興味があるからいつも120%くらいの気力でのぞみたいところなのですが、正直今日はどうかなぁと不安。。。
教授が入ってきて、前回の講義のおさらい。
すると誰かの携帯電話の着信が鳴る。けっこうでかい着信メロディ。
教授(ちょっと高齢の女性です)が眉頭をあげる。
「携帯電話、ここに持ってらっしゃい」
しーーーーーーーーん。
「誰なの?今すぐ持ってらっしゃい」
しーーーーーーーーん。
「
出さないと学籍担当事務官に訴えるわよ」
…ざわざわざわざわ。
「出さないのね。授業進める気はないわ」
クラスを出て行く教授。
…ざわざわざわざわ。
どうやら男の子の携帯電話だったみたい。みんな誰のかわかってるのにその子を責めたりしない。そのうち他のクラスの講師が来て「誰なの?教授に謝ってきなさい」って聞くけど、みんな「誰のかわからない」の一点張り。
「
オメーだろ、コラ!」
と言いたいところだけど、みんながかばってるのがなんか「けなげ」なのでちょっと様子を見ることに笑 そのうち「みんなで謝りに行こう」ということになる。
で、教授のオフィスに行くけれど、
犯人がわかるまで授業はしないと教授も強気。
結局教授のアシスタントの博士課程の子(私の寮の子だけどね)が来て、簡単な授業をして、終了。
帰りがけ犯人とおぼしき子に
「ちょっと、アンタでしょ。別に鳴らそうと思って鳴らしたわけじゃないんだから、ごめんなさいっていっぺん謝れば済むことでしょ」
と言ってみたけれど
「
謝りに言ったけど聞く耳持たないんだよ」
だって。ホントかなぁ。
このクラス受けられないとちょっと困っちゃうんだけど。。。(一応楽しみにしてるんで。)
そんなこんなの木曜日でした。
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■金曜日■
木曜日病院からの帰りに「
明日病院行くことになってたのにね、Kは明日行かなくていいね笑」とジョークを言っていたのは、金曜日に同じ病院で健康診断があったから。
午後の授業ナシで全員病院へ。
- 身長→背の低い男の人がものさしあてて計るもんだから、かなり誤差があると思うんだけど。
- 体重→服の重さは加減してくれていないらしい笑
- 胸囲→明らかにメジャーが斜めですよ!私そんなグラマラスじゃないですよ!苦笑
- 血液検査(以下参照…)
- 尿検査→試験紙がちっちゃい。色も変化しないので結果がよくわからん。みんなのも変わってなかったから私も健康なんだろう…。
- 血圧検査→もちろん手動、パンプ式のやつですよ。
- Birth markチェック→生まれつきとか、事故でできたあざや傷跡(一生残るもの)を記録。事故に遭ったときの本人確認に使うんだろうね。こちらでは運転免許証などにも記載があります。私は特に大きな事故経験もないので、ほくろをいくつか数えました笑
- 問診→例の超有名なおばあちゃんドクターと話をすることができました。暑いときは疲れるけど、特に健康問題ないですよと話すものの、家族のことなど(職業まで)聞かれました。これっていわゆるフツーなインドでの会話。健康上気になることがある子たちは処方箋をもらってましたが私はナシ。いつでも気になることがあったらいらっしゃいとドクターはにっこり(できれば病院にはお世話になりたくないんですけど苦笑)。
で、
血液検査ですよ。
結局何をはかってたんだかわからないけど(Hb?ヘモグロビン?)、やり方がちと…雑?
まず、指に針をぷつっと刺して血を出す。←消毒なし。あっ針はきちんと個別にパックしてある新しいやつです。
その血を細長いガラスチューブに採取←チューブにとりつけたゴム管で、検査の女の人が、チューブに入るまで
吸い上げる。
そのあとちっこい試験管に入れて、何かの薬品と混ぜて、色だかなんだかをチェック。診断書に書き込む。
薬品と混ぜるとき、試験管の口を指で押さえて傾けて混ぜる←
手袋ナシ。
4-5人くらい終わると、試験管を
水(たぶん精製水)
で2回くらい洗って次のグループを検査←洗った水はそのへんにぴっぴっと捨てている。
唖然。としか言いようがない。
大きな血液の病気を抱えてる生徒はいないという仮定でやってるんだろうけど。
私だってクラスメートに病気の子はいないと思うけど。
なんていうか…
この人も自分の身を守るべきであって。
最初は針を刺して「イタイ!」って言ってるオンナノコたちがかわいいなぁ<3と思っていたのだけど、検査過程を見てなんだかげんなりしてしまったのでした。
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うちの大学とこの病院は
Gandhiram Trustというところが運営してます。このTrustは村部産業といわれるものを奨励していて、農村部でも製造が可能な事業をたちあげるためのトレーニングなどを行っています。Trust自体もこの種の産業の製品を販売しているので、石鹸や蜂蜜、アーユルヴェーダのお薬、そして
以前にも書いた手つむぎ手織りのコットン
Khadiなどを大学の入り口(厳密にはTrustの入り口)のお店で買うことができるのね。
石鹸は前から
Nilakottaiで使ってるんだけど(Nilakottaiには置き歯ブラシならぬ置き石鹸がおいてあるのです笑)、他のものってあんまり使ったことない。でも今日Trustの製品を購入する機会がありました。
というのも、私たちの授業料もろもろの中にKhadiのお金ってのが含まれてて、200ルピーまでの製品を特売で買うことができる仕組みがあるんですね。Khadiほしくない人はどーすんだって感じだけど笑
病院の帰りに車がお店の前で止まってくれたので、みんなでお店に行くことに。Khadiって男の人が切るYシャツを作るものばかりだと思ってたけど、枕カバーやタオル、ハンカチなどまぁまぁの品揃え。で、利益はTrustに行くんだろうから(→農村部に向けた活動に有効活用される)、悪くない話だよね。
200ルピーだと枕カバー2つに小さいタオルくらいがちょうどいいよと(なぜか)クラスメートNに販売トークをされたのだけど、いろいろ悩んで50ルピー多く払って250ルピーの
ブランケットを買うことに。←ホントは350くらいのものを特売で。ブランケットなんかベッドで使わないだろうけど、鉄製でお尻が痛くなっちゃうイスにかけてクッション代わりに使うことにします。
ついでにお隣のお店にも行って、ちっちゃい蜂蜜と石鹸も購入。68ルピーなり。
今日の戦利品:
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大事なこと書くの忘れてた。VPPが
また延期になりました笑