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2013年7月7日日曜日

北インドブッダ追っかけ旅 (1) Delhi

こんばんワニ。


今日2年間過ごしたタミルナドゥを離れてインドの首都デリーにやってきました。

チェンナイ(最近できた新しいターミナルでガラスの天井が落ちてくるという大失態が2回もあったお粗末な空港)から飛行機が飛び立つ瞬間は、正直泣けそうでした。え?泣いてないですけど笑

Air Indiaはあんまり乗ったことないけど、人によってはやっぱNational Carrierだから一番信頼できるって言ったりする。でも今日ちゃんと搭乗の案内がなくって、てっきり遅れてるのかと思って聞きに行ったら、「これは10時45分のフライトでしょう?なんでこんなに来るのが遅いのよ」と係のオンナに言われカチン。搭乗ゲートについてみれば「今ドアが閉まるところだよ」と言われ「何も案内がなかったのに」と言い返したら「ドアは自動だからしょうがないんだ」とウソくさいことを言われる。

機内で観た映画"Podaa Podi"がおもしろかったからよしとする。タミル版Step Upに現代NRI(Non Resident Indian:海外に住むインド人)特有の問題をからめた感じ、って言ってもわかんないよね…

デリーについて、3年前のことを思い出しつつきったねぇPrepaidタクシーに乗りホテルへ。チェックインしてちょっと休んだあと父を迎えにまた空港へ。

18時少し前に父と無事に会えました。父の荷物が大きいと思って駐車場から来てくれた運転手くんもあまりにも父の荷物が小さいので苦笑いをしてました。

サンダルを買いたいという父と空港ホテル街Mahipalpurを散策。けっこうぼったくられたサンダルご購入。

夜ご飯は近くのレストランへ。がら~んとしている。タミル料理と違ってどろっとしたカレーや小麦粉系主食(ナンとか、Rotiとか平たいパン系)で、おなかいっぱい。北インドの料理ってお腹に重たいので、気をつけないと。

ということで、今日もアーユルヴェーダのお薬飲んで就寝です。明日5時出発。汗


あー、で、なんで表題がお釈迦さまの旅か。

このへんで書いたように、今回の旅では仏教の「聖地」といわれる場所を訪れます。お釈迦さまが生まれたところ、悟りをひらいたところ、はじめて教えを説いたところ、それに亡くなった場所です。このうち北インドにあるのが生誕地以外の3つ。ここをメインに訪れつつ、ちと脱線したりするわけです。

インド行ってみたいね~と父が言って、最初は冗談だっぺと思ったけれど、なんだかんだで本当に来ちゃったね。いい思い出になりますように。


2013年6月18日火曜日

Internship Day 22 Delhi Belly n Gobi

こんばんワニ。


木曜金曜の大移動のおかげで週末はごろごろしてました。

でも食事を調達してくれていたチェンナイボーイが帰ったので
残りのインターンシップ生活は食料自己調達。

昨日はGobiまで行く元気があったけどやっぱ平日はキツいなぁ。


プルメリア?

ということで書くこともあまりないので花。

ものすごーくいい香り。

この白黄色ミックス
ピンク黄色ミックスがあって
後者の方が香りが強くて好きだったのだけど写真撮らなかった。


ちゃんとついて来てます。

ということでこの人もおめかししてみました。

最近一緒に外出してないからネ。ごめんよ。

来月の旅行の際はたくさん写真撮らなくちゃ。


話は戻るけど。

ごろごろしてたっていうか、ごろごろせざるを得なかった。

ひさしぶりにDelhi Bellyの洗礼を受けたのですよ。私。

あぁ、つらかった。

お腹を下したときに私がすることといえば

(1) お腹の調子が悪いことをムシする

(2) 絶食する

(3) 寝る

のどれかなんですけど、なんか米が食べたくて(2)はダメだった。
トイレが近くにあるので無視も不可。

なんでかな~と思ったんだけど。

山の上(Arepalayam)は寒かったし
20日間ずっと外食続きだし
大移動のときバスが止まるたびにやたらスナック買ってたし。。。

「叔父さん」があるバス停でBajjiを買ったんですよ~。

これはインドのフリッター、つまりてんぷらみたいなものです。
野菜に辛目の生地をどっぷりつけて油で揚げるっていう。

私は揚げ物が基本的に食べられない人なので
普段はけっこうですと断るのだけど
はじめて会った人に人数分ご丁寧に買ってきてくれたものをいらないですと言えず。

(あとから聞いたら叔父さんも揚げ物キラいらしんだけどね…)

その他にもさっと塩と炒ってあるピーナッツとか
やたら食べてたね。

山の上では寒いからコーヒー飲みまくってたし。

あと、ジャックフルーツも買った。


タイヤと大きさ比較してね

これはArepalayamではなくてOosimalai 行ったときの写真。

3ケツ下り途中にたくさんのジャックフルーツ露天を見かけ
どーしてもフレッシュなものを購入したかったので
バイクを止めてもらう。

(というかおいしそうだねとKとしゃべっていたら
運転手のマネージャーが気をきかせてくれたんですけど)


オイルをぬりつつ
 
ジャックフルーツを切るためにはナタのようなデカナイフが必要なんですけど
中がベタベタするので
オイルを刃に塗りながら切っていくそうです。

こうやって切ったものを隣のカゴに入れておいて
お客さんが来たら袋に入れて売るのですが
ハエさんがぷーんと飛んでくるので
衛生上よろしくない。

ということで、その場で切ったもののみお買い上げ。

インドでフレッシュカットフルーツなんて買おうとする勇気のある人は
その場でカットしてもらいましょう。

それでも刃が汚いと思うので
Delhi bellyになっても私は責任とりませんけどね! 



中はこんな感じ

見た目はパイナップルかと思うけど
(バス停ではパイナップル売ってる人も多いのでぱっと見どっちかわからん)
味はかなり濃厚です。

で、このフレッシュなOosimalaiのはよかったのだけど
先日バスが止まったときに車内に売りに来たやつは
いつ切ったかもわからないし、どこで切ったかもわからないような代物。

でも小腹がすいていたのでついつい買ってしまったのでした。

日本帰ったら食べられないしね。

Oosimalaiではひとつ1ルピー、
バスのも同じくらいだったかな。


食べものの話で言えば。

山の上では研修センターの目の前に食事ができるところがあったのね。

バスが止まる際に乗客がさっと食べるような場所なので
凝ったものは出さないんです。

でもここで食べたIdlyがものすごくおいしかったのです。

Idlyというのは何度も書いてますが米粉でできた蒸しパンのようなものです。

これにココナッツチャツネやトマトチャツネ、サンバルをかけて
食べます。

これは私がインドに初めて来たとき最初に食べたインド料理なので
思い出深い一品なのですが
そのあとのインターンシップ生活で1ヶ月寝込んでいたとき
やたらと「Idlyなら食べられるでしょう」と周りに言われ
それからIdlyには病んでたときの思い出がつきまとうせいか
あまり好きではなくなってしまったんです。

だから他の油を使う料理と比べてヘルシーで体にいいのはわかっているけれど
あまり好き好んで食べるものではなかったのね。

そんな私が1日に2回食べたくなるIdlyに出会うなんて
予想だにしていなかった~。。。

この食堂のIdlyはふわっとしていて
塩加減も抜群で、
チャツネもサンバルもそこまでおいしいわけじゃないけど
Idly様のおかげでおいしい!

てなわけでやたらとIdly食ってたわけです。

ある日この激ウマIdlyの秘密を探ろうと
食堂の中を観察していたところ。

おっちゃんにあっさり「ここでは作ってないよ」と言われました

どっか違うとこで作ってるらしい。

あぁ、知りたい。どこで作ってるんだろう。
また食べたい。

せめて写真撮っておくんだった笑

山から降りてきて他の食堂のIdly見たときはガッカリしたわ~。。。





2013年5月14日火曜日

Exam Time テスト中のいい話、よくない話

こんにちワン。


今日期末テストESEの3科目目が終了。

あとひとつで、おしまーい!


と思ってウキウキしたいところですが、

なんか調子悪い。

昨日の午後あたりから
腹痛、頭痛、寒気

風邪の兆候ですよね。

テストのころだったので
まさかまた…泣
と思ったりなんかしちゃってますが、
具合悪くなってるヒマはない。

ということで、頭痛はこれで治しましょう。


今日はテストネタ。


  ●   ●   ●   


The Hinduより。


このへんで書いたように
12年生の一斉テストというのは日本でいえばセンター試験のようなもので
その後の人生がこれにかかってるよね!ってな感じ。

つい先日この12年生のテスト(Class XII Exam)の結果が出て
州のトップの生徒や、
苦労していい成績を出した生徒、
成績が悪くて自殺してしまった生徒など
たくさんの記事が出ています。

で、この記事によると、

現在19歳のJeraprabhaは
14歳のときに母方の叔父と結婚させられ
16歳のときに夫のところから逃げ出しました。

結婚に際して8年生まで通っていた学校はやめさせられたのですが
その後彼女は自分で勉強して
Private candidate(学校に籍を置かない受験者)として
10年生の一斉テスト(Class X Exam)を受験し、
今年の12年生のテストでは1136点の成績を残しました。

1136点というのはトータル1200点なので
(200点満点×6教科)
94.66パーセントです。すごいね。

で、これだけだったらふーん、って感じなんだけど
彼女の場合はさらに苦労苦労の道のりだったわけ。

というのも、夫から逃げて学校に戻りたかったのに、
校長(公立の学校みたいですけど)が
既婚の生徒は他の生徒に「悪い見本」になるから
ということで、復学を断られてしまったのです。

んなこと言ったって、彼女が望んで結婚したわけじゃねーし!

Jeyaprabhaの地域では
オンナノコが母方のおじと(多くは"叔父")結婚する
というのが習慣としてあって、
彼女の場合も母親がムリヤリ結婚させたようなもの。

母親は、
自分の娘が弟と結婚すれば
娘が親(Jeyaprabhhaの祖父母)の面倒をしっかり見てくれる
なーんて考えたようですが、

ふたをあけてみれば
この叔父は飲んだくれでどうしようもなく
こんなヤツと娘を結婚させてしまったなんて自分を呪いたいと
母も言う始末。

(※ちなみに、この母方の叔父と結婚というのは
タミルナドゥではかな~り普通の話で、
「叔父さん(Mama)が家に来る」とオンナノコが言うと
え~~~~~!!婚約の日取り決め???
っていう反応になります笑)

でも幸運なことに、彼女の話が
The Hinduに以前にのったら、
「上の人」たちが介入して、
復学が実現することになったのだとか。

メディアの力はナメられないわぁ。

まぁともかく、10年生のテストでは
500点のうち469点獲得(93.8%)、
そして晴れてまた学校に通うことになったわけ。

で、今年のテスト。

将来はお医者さんになりたいんだってー。

一方で、祖父母は息子(夫)と復縁をのぞんでいて
結婚の際に両親が送った宝石の類も返さないとか。

だけど本人は医者になるという固い決意があって、
Child marriageは違法なんだから正式に離婚の手続きをする必要もない
と言っています。

エラい!

あまり裕福ではない家庭ということですが、
こうやって強い意志を持って学問に励む
そういうオンナノコがいるというのは
大変喜ばしいことですね。


  ●   ●   ●   



と、いう人がいる一方で

カンニングなんかしちゃう人もいるわけですなー。

犯人はSちゃん、元ルームメイトです。。。

先日のテスト中、
公式を手に書いていたのがバレて
(やっかいなことに気がついたのは同じ寮の博士号の人)
怒られる。

でもその公式を使った答えはなかったので
まぁよし、そのままテストを続けなさい
ということになったのですが
(それもどーなのと思うけどさ)
彼女テスト会場で泣き出してしまったそうなのです。。。

あまりにも泣きじゃくっているので
周りは心配に。

そのうち「お水をください。。。」
試験官が水を持ってくる。

答えられません。。。」

そして試験終了の合図で
もう少し時間をください。。。」

5分余計にもらったみたいだけど、
たぶんきちんと回答できるような
心理状態ではなかったでしょうね。

あきらめて来学期受けなおせばよかったのに。

以上、隣の列で試験を受けていた
イトコちゃんからの報告でした。




2013年4月7日日曜日

2 Priceless Cakes (続)節目

こんにちワン。


昨日(土曜日)に三十路の大台にのっかったみわです。

メイルやFacebookでのたくさんのメッセージありがとうございます。


ヘコむことがいくつかあったのですが
まぁよしとします。


さて。

元同僚でこれまた私が心底尊敬しているFさんが
20代最後に何かしたほうがいいんじゃないと
(Fさんの場合は浅草でサンバを踊った。)
言われたので、
30になる前に何かしよう!と思っていたけれど
結局そんなこともなく
時計が20時半(インド時間)をつげると
日本では0時。

独身でうんぬんかんぬんはこの前書いたけど

その時間に何をしていたかと言うと、
圧力鍋貸してました。笑

部屋にパタパタと聞き覚えのあるサンダル音がやってきて
(最近はノック音以外にサンダルの音でも誰か予想がつく)
部屋にずかずか入り込んできたのは
案の定マニプーリシスターズお姉ちゃん。

ご飯炊くから圧力鍋貸して!

何でも、使ってる圧力鍋でチキンをこしらえたので
お米を炊くために別の鍋がほしいそう。

いつも台所用具貸し借りはよくあるので
よく考えずにどうぞと渡す。

姉「もう料理終わったの?」

私「(オートミールで済ませようと思ってたのでちと恥ずかしい苦笑)
まだだけど、すぐ済むから大丈夫。
ご飯なら20分しないで終わるでしょ」

姉「じゃぁ先に作りなよ」

私「いいよ。待つから」

というのが20時半ころの会話。

21時をすぎても圧力鍋がかえってこない。

まぁ、私のってデカいぶん
(ひとり分しか作らないのに寮でいちばんデカい圧力鍋を所有している笑)
火が通るのに時間かかるしなぁ。

と思ったけど。

うーん。。。

彼女たち、いつも3人分(シスターズとイトコちゃん)
作っていて、圧力鍋はひとつしかないにしろ
3品くらいきちんと作ってるし、
何で今日は必要だったんだろう。

そういえば、以前に圧力鍋貸したのって…

まさか。。。

と思っていたらイトコちゃんが圧力鍋を持って戻ってくる(21時半くらい)。
まだほかほかの鍋。

イ「ごめんね、遅れて。怒らないで」

私「別にいいよ。大丈夫」

そのあと私の調理はさくっと終わったのだけど
(オートミールあっためるだけだしね…)
鍋を洗っていたら不思議なことに気がつく。

がんこなすす汚れ

Kerosene stoveの特徴としてすす汚れは当たり前だけど
お米炊いてこんなについちゃうのってなかなかないので
やっぱりまさか、と思う。


そして
まさかがやっぱりになった23時56分。




手づくり

やっぱり。。。<3 

彼女たちの圧力鍋はちと小さいので
クリスマスに彼女たちがケーキを焼いたときには
私が置いてった圧力鍋を使ったんですね。

焼き方(蒸し方)はこのへんで説明済み


ちょっと期待しちゃってた自分が恥ずかしいけど
本当にお祝いに来てくれた彼女たちに大感謝。


キャンドルがないからマッチですけど。ドンマイ。


さて、それではきちんとインド式にお祝いしましょう。

すっぴんでごめんなさい


ふー!

Happy Birthdayの歌は万国共通(ウソ。でもインドは同じ)。

ただ何かスピードが遅いです。

歌に合わせてキャンドル(もしくはマッチ)を吹き消す。


カット

切るのは誕生日本人の役目。





First bite...

こうして本人がまず食べさせてもらいます。

おわかりのように手です。もちろん。

フォーク?冗談じゃない。


ほぉれ、お食べ

このあと、お集まりの友人に食べさせてあげます。


お約束

このあとクリームを顔につける(つけ合う)という儀式
があるのですが

30代のお肌にバタークリームはオイリーすぎる

と勘弁してもらいました笑

まぁ、でも、
アーユルヴェーダとかギー(バター)顔にたらすよね。
一緒?笑


最後の

ここでお祝いするのは最後の誕生日
のはず。


実は土曜日はMaduraiにお買い物に行こうと予定していました。
けれど前日(金曜日)になって一緒に行くKがバックれる。

「ストレスがたまっていて…」

「土曜日授業があると思ったから…」

「かわりにDindigulに行こう」

と、私の意向を無視したことばっかり言ってくるので
ふざけんなと思って

もういいから!祝う気ないし!うちで論文やってな!


と言い放ったんだけど、その後も

「私がお祝いしたい気持ちは関係ないんだ?」

「私寮まで行くからさ…」

とうじうじと言ってくるので

あぁ、めんどくさいと思う(自分は心底イヤなヤツだと思う)。


でも夜が明けて気持ちも晴れたので
ちと言い方きつかったかなと思って
わびの電話を入れる。

K「誕生日おめでとう。I wish you many more returns
(幸せな誕生日がこれからも訪れますようにということです)」

私「いや、誕生日は来てほしいけど、もう年取るのはイヤだわ!笑」

と二人で笑う。

K「ねぇー、お願いだからDindigulまで来てよ」

と言うので、
まぁ、Kと過ごす誕生日も最後だろうし、と思って
行くことにする。

私「アイスクリーム食べに行こうか。おごるよ」




そのあとネットサーフィングをしている最中。

数日前からなんか頭皮の一部が痛いので
この間100均で買って持って帰ってきたヘアターバンで
しめつけちゃったのかと思ってたんです。

でも昨日なんとなくその位置をさわってみると
何だか水…膿?が出ている。

ひぃぃと思ってマニプーリシスターズの部屋へ。

Dindigulの皮膚科、どこにあるって言ったっけ?

イトコちゃんが頭を見てくれる。

彼女のリアクションっぷりを見る限り、あんまりよろしくない状態らしい
(鏡ではよく見えないんですよ…)

応急手当として、以前に彼女たちが
その皮膚科でもらったパラフィン(…?)を塗ってもらう。


今年は皮膚科かよ…と思いつつ
シスターズ妹になんとなくの場所を聞いて
Dindigulに出かける。

バス、暑い。。。。





そしてDindigul到着。

やってきたKの手には箱。



今度はキャンドルつきだぜー

来るなり、

私のバスでお祝いするほうがいいと思うの。誰もいないから。
アイスクリームパーラーには人がいるでしょ」

というトンチンカンなことを言い出すK。


と言うことで、Kが乗ってきたばかりのバスに乗車。

フツーのことであるかのようにケーキ箱をあけたところの写真がこれ(上)
バスのシートの上です。。。

Kがいつも乗っている路線なので
車掌さんもドライバーも顔見知りのよう。

ということで、
バスで車掌とドライバーに見守られつつ
二つ目のケーキのキャンドルを吹き消し
カットをしたわけです。。。

誠にプライスレスな状況です笑

Kと私と食べさせあい、
彼らにもケーキを食べてもらいました。

んで、そのころにはこれからバスに乗る乗客もいたので
ガキにケーキを分け与えました。

私たちなんてやさしいんでしょう
(配ったのは車掌くん)。


てんこもり

そのあとibacoへ。てんこもりのアイスを食べて心から幸せだと思う。


んで。

忘れちゃいけない皮膚科。

どうやらここの近くにあるということなので、
Kと一緒にクリニックを探す。

17時に整理券が配られるから
18時の診療前に行った方がいいってことだったのね。

ABMクリニックだと思ってたらAVMクリニック。

Kが見つけたそのクリニックは
なんと私の歯医者の隣

なんだよここかよ、と思う。

で、もらった整理券は「1」

たくさん人が待ってるのにどうして?と思う。

「前に10人くらい待ってるみたい」

とKが言うので
あぁ、11人目ということなのね、と思う。

そのあとKをバス停留所まで見送って皮膚科に戻る。

18時の診療開始前にたくさんの人が来ている様子。

つけられたテレビの映画を観つつ
待つ。待つ。待つ。

そのうち「ミワ」と聞き覚えのある声がして見上げると
なんと前学科長がつっ立っている

彼もなんか皮膚疾患があったらしい。。。

待つ。待つ。待つ。

18時はとっくに過ぎてるのに人が診察室に入っていく気配なし!

19時になり、待合室の一番前に座っていた男性が

(たぶん)「6時からって言ったじゃないか」とブチ切れる。

そーだそーだ、と思って心から応援する。

その後診療開始。

「15番までの人来てください」と言うので
立ち上がったけど、実はその15番というのは
朝待ってて診てもらえなかった15名だということが判明。。。

それが私の前の「10名」←じゃないじゃん
ということが分かる。

そのあと15分くらい待って
「あなた1番よね」と言われる。

そのあとまた診察室の前で5分ほど待ち
ようやく中に入れたのは20時前でしょうか…

こうこうこういう症状でと医師に伝えると

「髪の毛染めてない?」

シラミはいない?

と聞かれる。

いない、と思うけど…泣

ともかく、飲み薬と軟膏、
それに患部を洗うもの(塩化ナトリウム?)をもらいました。

飲み薬の中に私に効かなかったParacetamolがある泣

眠れないくらい痛かったら月曜に、
そうじゃなければ火曜日にもう一度来て」

だそうです。こんなに待たされるのはもうごめんです。




ということで
30代最初の日に皮膚科という
なんとも体の衰えを感じるようなスタートでしたが
何か思い深い1日でした。

帰りにはBaalaji BhavanAdai Aviyalを買って帰りました。
あぁ、おいしい<3

終わりよければ全てよしって感じ。


さて、大学院生活も残すところわずかですが
今年1年充実したものになりますように。

重ねてになりますが
たくさんのお祝いメッセージありがとうございました。




2013年4月1日月曜日

Dialysis 娘の涙

こんばんワニ。


私が論文に打ち込んでいたようないなかったような先週末、VeelynayakenpattiAppa(お父さん)の具合がものすごく悪くなっていたとのことで、お見舞いに行ってきました。


つかカレー作ってる場合じゃないじゃん自分。と思った。


この間のお祭りのあと、お父さんの具合がすっごく悪くなって、Maduraiの病院に連れて行ったけれど、「もうどうにもできない」とか「前回の治療のときに食生活を改善しなさいとあれだけ言ったのに守らなかったからもう私たちには手におえない」とか言われて、何件か病院をたらいまわしにされていたそうなのです。

最後に行ったMeenakshi Mission Hospitalでは前金が払えないとどうも…とやはり断られそうになったのですが、家族が泣いて病院を回りお願いしますといろいろな人に頼んだところ、ある医師(女性だと思う)が娘に向かって「私の娘みたい。どうか泣くのをやめて。私が治療をはじめるよう許可のサインを出します。」とようやく治療をしてもらえることになったそう。

けれどお父さんの容態はとても深刻なレベルに達していたそうで、「手は尽くすけれど約束は何もできない、あとは神様に祈りなさい」と言われてしまい、家族は本当に、心から祈るしかなかったんだって。

それで、治療はするにしてもこの前金を払わなくてはいけないということだったので、それを工面するために付き添っていたお母さん、息子と娘(お姉ちゃんじゃなくて妹の方)のうち、お母さんと息子が村に帰る。

こういう話ってもちろん日本でもあると思うのですが、そんなにたくさんというわけではない額のために人の命が左右されるというのは本当に心が痛むというか、世の中って不公平だなぁっていうか、なんともやりきれない気持ちになります。(ますますカレー作って喜んでいた自分が憎たらしい)

お母さんと息子は村に帰って、親戚や近所の人に聞いて回ったけれど、みんな手持ちがないだとか、もうお父さんのことはあきらめろだとか言って、必要なお金を集めることができなかったんだって。

例のお祭りに来ていたスウェーデンの彼がそのときまた村に来ていたんです。家族はあえて彼にお願いすることはしなかったんだよね。だけど、泣いている家族を彼は見たから「どうしたの」と妹に電話。「僕は君のカレシでも、君は僕のカノジョでもない。ただ僕たちは友だちでしょう。僕は友だちとして聞いてるんだよ」と言ったんだって。そこで妹も泣きながら事情を説明したところ、夜遅かったのに泊まっているところに置いてある現金6,000ルピーを取りにいき、家族に手渡したのだそうです。

彼には私も心から感謝です。(ここ重要:家族はきちんと数日後にお金彼に返しました)


そこで治療も無事すすみ、今日私が訪れたときにはお父さんが3回目のトウセキを受けていました。


話がちと前後しますが、今日病院に行く前にお父さんに一体全体何が起こっているのかきちんと勉強したくて、いわゆる「糖尿病(生活習慣病)」ではないのだけど糖尿病として治療を受けているSさんにいろいろ質問をさせてもらいました。

つまるところSさんはトウセキをするなんてもう手遅れといった感じだったのですが。

恥ずかしい話、私透析って何のことかよくわからなかったんです。お父さんがどんな治療をしているか聞いたときにDialysis(透析)って言われて何のことか知らなかったのでナニソレって言ったら「血をきれいにして戻すのよ」って答えが返ってきて…そのままSさんに伝えたんだよね。

知らないで一生過ごせたらいい単語だろうけれど、一般常識だよね…あぁ、恥ずかしい。バカ!バカ!自分!

という自分のバカっぷりはどうでもいいのだけど、Sさんの話を聞く限りではもうお父さん助からないんじゃないかなって思うくらいで。

けれど、数日前に「お見舞いに行っていい?」と聞こうと電話したらお父さんの容態はなんとか安定したということだったんです。この透析と、インシュリン含めた他たくさんの薬でね…。


容態がよろしくないようであれば行っても邪魔になるだけだけど、お父さんに意識があるならちょっとでも会いたいなぁと思って、今日行ってきました。

ていうか昨日のうちにVeelinayakenpattiインして、今朝一緒に家族と行ったんだけど。

お父さんのことがちと安定したせいか家族はいつものテンション。まぁ、疲れているなって感じはしたけれど。

実はスウェーデンの彼が昨日ここを発つことになってたんです。お父さんのために彼がしてくれたことを今日まで知らなかった私はお礼も言わずに「じゃーねー!」とフツーにバスに乗せてしまったけれど(ますますバカ!)。彼は今日の便でスウェーデンに帰ったようです。いいヤツだった。また来てください。

(彼のガールフレンドKの誕生日今日ですけど、よかったんですかーーー!?←余計なお世話。)

NilakottaiのNGOにはスウェーデンからよくボランティアが来て数ヶ月滞在しています。だけど短期間なのに村の人と交流を深めて、見送りに来てもらえる男性ってあまり多くない気がするんだよね(女性はけっこうグイグイ交流したりしてるけど)。だからこの人はいい人なんだと、インド村人目線で私は評価しています。

もしKと彼が結婚するなら、Veelinayakenpattiでインド式のセレモニーをしたらいいよ!とまたおせっかいなことを言ってしまいました笑


で、彼がバスに乗ってChennaiに向かうその乗車地点が、お姉ちゃんの現在住んでいるダンナさんの村に近かったんです。彼の見送りだけだったら正直行かなかったと思うけど、お姉ちゃんが来るっていうんで私も同行。

もしかしたらちょっとは大変な思いをしてるのかと思ったけど、ひさしぶりに会ったお姉ちゃんは既婚女性らしくサリーをびしっと着て、ホントうれしそうだったんです。

お相手の彼も顔を見たら「あぁ、この人ね!やっぱり私銀行で何度も見てるわ!」って思い出しました。ちょっとやっぱり引け目を感じている成果、あまり家族と話さなかったけど。。。

あぁよかった。お姉ちゃんが幸せなら、私もうれしい。



話戻りますが。

お父さんの透析がまだ進行中だったので、妹と待合室で座って話をしました。

この病院は面会時間がとくに決まっていないかわりに、付き添いの人の寝る場所確保してあるなんてことはないので(個室でない限り病院って日本でもそうかな?)、みんなそのへんにゴロゴロ転がっています。そこいらで葉っぱ広げてご飯を食べているのもざらです。

そんな中天井ファンに近い席を見つけて座っていると、なにやら病院内ツアー?のような人たちがぞろぞろ。女性はみんなおそろいのサリー。髪にはジャスミンの花が。

「花はつけちゃいけないのに」と妹。

何でもこちらの病院ではおそらく衛生の関係で花は持ち込んではいけないことになっているそうです。そういえばよく花を髪につけているお母さんも妹も今日はつけてない。

「日本ではお見舞いに花を贈るんだよ!」

「インドではフルーツが多いかな」

「日本もフルーツを贈ることもあるよ。高いフルーツね。でもお父さんは糖分が気になるからフルーツはやめた方がいいよね」

「でもお医者さんはパイナップルとパパイヤとグアヴァはいいって言ったよ。でもザクロを食べると血糖値がものすごく上がるの…」

というまたよくわからないインド医学の話になりました。

とか言ってたらまた例のおのぼりさんツアー軍団がぞろぞろ。ふふと二人で笑う。

だけどここは病院。

透析専用の病棟の集中治療室にいた男性の娘と思われる人が、もうどうにもできない状態であると医師に伝えられ、それを電話口で誰かに話しています。

それを見ていた妹が涙ぐんでいます。どうしたのと聞くと

「この間ここに来たとき泣いてたのは私たちだったから…」

この女性につきそっていたのは小さな男の子、それに男性の奥さんと見られる年配の女性でした。

「家族があれだけしか来ないなんて」

とも妹は言っていました。

それぞれ家族に事情があるでしょうから、この家族に対してあれこれ私が推測をめぐらすのはよくないけれど、病棟を見回すと、やはりたくさんの人に囲まれている患者と、付き添いひとりきりの人、両親さえきてくれないような幼い男の子、ひとりでずぅっとせきこんでいるおじいさんなど、いろいろ考えてしまうような人ばかりでした。


でも、それでも、誰かお見舞いに来てくれる人がいるわけで。

ホスピスとは違うよね…と思ったのも。


帰りいろんなことを考えながら帰ってきたら、Easter Sundayのお勤めを出てきたばかりのハッピーな東北部の学生たちと遭遇。

その中のマニプールの男の子と修士論文の話をしていたら、期末テストが終わったあとにホスピスに行ってみたいと話をされて。

「えぇ!経営してる人知ってるよ!一緒に行って何かお手伝いする?」

と、とんとん拍子に話がすすんだので、今度いっぺん一緒に行ってみることにしました。

何かしたいとあのとき思ったけど、ひとりではちょっと行きづらいところにあるので、誰か一緒なら安心!

よし、行くぞ。




2012年12月1日土曜日

For the past few days...(2) テンテキ



薬やらビタミンやら


インドにいると日本のことがもっとよくわかってくる。

というか、日本で「できること」がどれだけありがたいかということ。

それをいつも当たり前のこととして生活してきた自分。

同じものをインドで期待するのは間違っている。いつもそれは自分に言い聞かせてる。

停電ばかりなこととか、何もかも時間通りに始まらないこととか、教授が来ないこととか、食堂が汚いこととか。

何でこれができないんだろうとは思うけれど、仕方ない、妥協する、そう考えるしかないことはたくさんある。いちいち日本のようにことがすすむように願っていたら何もはじまらない。

だけど。

自分の体に関しては、日本にいるのと同じくらいのケアをしたい。

今週になってそう思った。自分の体は守らなくちゃと思った。




前回のポストで、コーヒーを飲んで最後の筆記試験を受けた私。

実はその日お腹の調子は最悪で、テスト中にトイレに行きたくなったらどうしよう、時間ロスすると思ったけど、なんとかこれは終了。これが火曜日。


水曜日、翌日のヨガの試験の資料集めをしているときに、自分の体の変化に気がついた。

のどがかわいて、かわいて、仕方ない。水を飲んでもすぐ、のどがかわく。飲んでるのに、トイレにも行かない。

目がぼぉっとして、勉強に集中できない。あきらめて寝ることにする。

でものどがかわいて眠れない。何度も起きて水を飲む。何度も何度も何度も。

こりゃ、ゲリのせいで脱水症状になったなと思う。


木曜日。着替えるときにかなりやせたことに気がついてビビる。

あまり勉強もできなかったヨガの筆記試験も4問(!)のみという内容で、とても体がだるかったのだけど30分で終了。

また病院に行きたくないけど、点滴してもらったら気分がよくなるかもと思い、またマニプーリシスター(妹)につきそってもらう。が。

先週の土曜日にウィルス性の熱だと再度診断してもらったKasturbaに行く。看護婦にひと通り説明して医師を待つ。

前回私は3人の医師と話をしている。
ひとり目:おばあちゃん→血液検査と尿検査をするように指示(そのあといなくなる)
ふたり目:有名なおばあちゃん→検査結果を見て腸チフスかもしれないから専門の医師と話をするように指示
3人目:おっさん→腸チフスじゃなくてただのウィルス性の熱だと診断

私がこの日面会したのはやはりひとり目のおばあちゃん。私のカルテ(といっても小さな紙切れに前回の記録が書いてあるもの)をひと通り見て、

「あなたは腸チフスね」

「いえ、専門の先生(名前知らない)は違うとおっしゃいました

でも結果がそうなのよ

「いえ、先生が違うと言ったんです。今日はそのことではなくて脱水症状の相談に来たんです」

「ゲリの脱水症状なら水分をたくさんとりなさい。ココナッツ水、バダムミルク(アーモンド味のミルク)がいいから、今すぐ買いなさい」

コミュニケーションが皆無なのがわかりますか。

まず、土曜日の私の最終診断結果(ウィルス性熱)がシェアされてない。紙切れに書いてないんでしょうか。

そして、看護婦に説明したことが伝わってない。

この人じゃらちがあかないと思ってスーパーおばあちゃんを待つ。

おばあちゃんに専門の先生がウィルス性の熱だと言ったから腸チフスではない。今日はそのことではなくて脱水症状で困っているから来たと言うと、横からひとり目が

患者が希望しているからといって医師が点滴をするわけじゃない

…いや、まぁ、そうでしょうけどね。くみとってもいいんじゃないでしょうか。希望、なんだから。

結局スーパーおばあちゃんも私が腸チフスではないことが信じられないようで、ただ水分をとれと。それに、また専門の医師に会えと言う。この医師が来るのは何時間もあとなので待ってられない。

ORS(Oral Rehydration Salt)という塩分入ったポカリみたいな粉とビタミンが処方される。

体重測ったら、絶対土曜日より減ってるはず。そしたらことの重大さもわかってもらえたかもしれないのに。話は全然聞いてもらえないし、ただ水分取れ、オンリー。

がっかりして、別のところに行く。政府運営のPrimary Health Center。前回マニプールの子もここで点滴を受けたそう。

昼食休憩の時間だったけど、ぐったりしてる私を見て、看護婦が入りなさいと言ってくれる。ひと通り質問をして、すぐに点滴。あっさり。

ぶっとい針から水分が入っていくのをみて、なんてありがたいんだろうと思う。

あと、こっそり、前回点滴してもらったのは…だったなぁと苦笑いする。

ここで、ゲリの薬と、抗生物質の薬も処方してもらう。医師のひとりがうちの寮のひとだったらしいけどさっぱり気がつかなかった!

で、この抗生物質。Ciproと通称呼ばれるそうですが(Ciprofloxacin Hydrochlororide)、Paracetamol同様これも強い薬でした。Paracetamolと同じ作用がありました。


で、どうしよう。こんなんじゃだめだ。ということで、翌日最後の頼みの綱、DindigulのSt. Joseph Hospitalに連れていってもらいました。ここはマニプーリシスター(姉)がやっぱりウィルス性の熱のひどい症状で苦しんでいたときに、Kasturba、City Hospital(Hが入院していたところ)でろくな治療をしてもらえず、最後にオートドライバーSが連れて行ったところだそう。私立の病院なので料金が高いけれど質のよいケアをしてくれたと彼女は絶賛してました。

でも、まぁ、外来は普通でした。患者はずっと待たされて、明らかに具合がかなり悪い人が床であちこちにねころがってる。腰の悪そうなおばあちゃんが立って待たされる。看護婦は急がしそうでいつもまゆがつりあがっている。受付まで昼の休憩時間あり。なんだそりゃ。。。

この日も血液検査と尿検査。結果出るまで3時間くらい?一緒に来てくれた妹とイトコに申し訳なく感じながらぼーっと待つ。

やっぱり血液尿共に問題なし。ウィルス性の熱。あぁ、そうですか。




ということでこの1ヶ月3回も採血しました。もったいない。献血できたらどんなによかったでしょうねぇ。

このウィルス性の熱、どんだけ長引くのかわからないですが、もう腹くくりました。あきらめて治療するしかない。あぁ、病気にかかった自分はキライ。

でも、患者の話を聞かない医師はもーっとキライ。




2012年11月28日水曜日

For the past few days... つらかったりうれしかったり

こんばんワニ。


また更新が遅いですね…。

具合が悪かったり勉強したりしてたので思いつくことも書くに書けず。


と言うことでまとめます。


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私は、昔からそうなんだっけと最近考えるけれど、誰かにものを頼むのがものすごく苦手です。

家族とかとっても親しい人(何年も知ってる仲)は別ですよ。誰かに何かをお願いすることが相手の負担になると考えているので、なかなかお願いできないのです。それが私の勘違いだとしてもね。だから基本的に全部自分でやろうとする。

同じように、誰かがしなくてもいいことを私のためにしてくれるというのも苦手です。これも負担になると思ってしまうから。

私が体調を崩してからマニプールシスターズは「何か必要なものがあったら言ってね」と常に言うようになりました。

以前から彼女たちとは「どこそこに行くけど何かほしいものある?」と言うクセがついていたのですが、やっぱり私から「これとこれを買ってきて」と言うのはちょっとやっぱり気がひける。

そしたら、私が必要なものを考えて、果物やグルコースを買ってきてくれるようになりました。

彼女たちだってあまり体調がよくないのに、私のことを優先して毛布しばらく貸してくれたり。

土曜日に病院に連れて行ってくれたときも病院で何時間も待たされるのは明らかなのに「問題ないわよ。」とさっぱり。私はひとりで行った方がいいなと思ったのだけど。

結果彼女(妹)が来てくれて、一緒に診断を聞いてもらって、一緒に待ってもらって、なんだかそれだけで私大丈夫かなと安心したんだよね。

(ちなみに彼女おしり注射は目撃してないですよ)

次の日にはご飯まで作ってもらって、ちゃんと食べて休んでと言われ、毎日2度は部屋に来て私の具合をみてくれて。

もちろん彼女たちとは仲がいいのですが(お姉ちゃんとは一緒に旅行したし)ここまでよくしてもらうとなんだか泣けるくらいうれしいんです。二人はお互いの面倒を見てるし、今はイトコもここにいるので家族間で助け合うのは当たり前だと思うんです。でも「私たち3人ともミワのことホント心配なの」と言ってくれると、本当にありがとうと泣きそうになりました。

(でも泣いてないです…泣くとまたビックリさせるかと思うから…)

何度も何度もありがとうと言っているのだけど、この恩は一生忘れられないと思います。どうやったら恩返しできるだろう。


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月曜日にヨガの実技テストがありました。

日にちは事前に知らされていたものの、それまでにありえない課題を提出しろといわれ(50近いポーズの説明を提出する。もちろん手書き)、私は部屋で練習をする力がとてもなかったので、どうしようと不安でした。

サンスクリットでヨガをはじめる前にお祈りをするというのも私は前日まで歌詞をもらえず、どうやって明日ぶっつけ本番でやるんだろうとますますしょげてました。

クラスがはじまってから、他の子たちが全然来なくっても休まないで(生理とテストのときは除く)練習をしていたのに。他の子たちが来ないと講師は新しいポーズを教えてくれないから、ずっと同じのを繰り返し繰り返し練習してたのに。体に身についたと思っていたポーズも、具合が悪くなってから練習ができなくて、忘れかけていたんですね。

当日(昨日)、私は高熱があってしかも生理。生理のときはヨガはひかえなくてはいけないんです。でも、テストを受けないわけにはいかないし、テストを受けなければコース修了はできないだろうし。だからなんとかやってみることにしました。

案の定、テストの時間に体はふらふらでめまいがして、それに試験監督が以前から知っている教授だったのでとても気まずい。

なのに最初に会場に来たからとテストは1番目。

まず、ひと晩練習したお祈りはやらなくていいと言われてしまいました。

ずぅっと練習してきたポーズばかり、簡単なものをテストされるので、いつもの自分だったら簡単にできるはず。でも頭がぐるぐる回っているようで、試験監督ともきちんと話せない。

くやしくって、でも体が思うように動かない。そうこうしているうちに短いテストは終了。

試験監督には「コース修了できるだけの点数、それとももっと点数がほしいか」と言われなんとも答えられず。「もうちょっときちんとできるようにしたかったです」としか言えない。

運動なんかずぅっとしていなくて、でも経験にと思ってはじめたヨガ。修了証、もらえるでしょうか。

木曜日にはヨガに関する筆記試験があります。それでおしまい。



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ギー(バター)ランプ

祝日が来るとあぁ1年経ったんだと思う。

今日と明日は Kathigai DeepamDeepavaliのように光がモチーフのお祭り。

去年は12月に入ってからだったな。


階下

去年とちがうところは1階。

最近2階や屋上の物干しスペースまで来るのがめんどうくさい寮生が洗濯物をここに干している。

ランプはなかばそれをよける形で配置されているよう。



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上記記載で私がかなりまだ具合を悪くしていると思われるでしょうが、今日はすっきりしています。

自分にはきかないとわかったParacetamolをやめました。この薬(解熱)を使うと、体がガタガタ震えるくらい寒くなって、これが数時間続くので夜眠れない。そのあとに体から汗がびっしょり出て、熱く感じるのでまた眠れない。通常熱があるときに汗をかくのはいいことだと思うのだけど、この薬はこのサイクルをやったあと、効果がなくなるんです。数時間するとまた寒くなる、熱くなる。夜眠れない。だからやめました。

それと、昨日の夕方ひさしぶりにコーヒーを飲んだら、気分がすっきりしたんですね。カフェインのせいだとは思うけれど、ふらふらしたりしない。頭もスッキリしている。

だから今朝のテストは問題なく受けました。

(もっと早く気づいてればよかった)

抗生物質はまだ使っています。こちらは問題ないようです。




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新聞で読んだ記事なども紹介したかったけれど今日はここまで。

めずらしくヘコんだポストですが心配しないでね

気遣ってくれるみんながいます。


2012年11月25日日曜日

102 degrees, 3 kilos 結局

こんばんワニ。

花シリーズもこれでおわり(たぶん)


でもながながと熱っぽく頭痛やら
腹痛やら風邪っぽい症状が
続いていた私。

もらった薬が強すぎる気して、
薬を飲んで眠くなってもOKな週末以外は薬をやめた。

こんなもの使ってみたりね

なんだかんだで今週は気分がよくなり、
「よっしゃ完治!」
と思っていたのだけど
なんか昨日の夜もまた体があつーくなって(熱がある)
眠れず。

テストが終わったあと
熱を測ってみたら

102度

華氏ですよ!華氏!笑

摂氏だと38.9。まぁ、熱ありますよね。

今日テスト終わって次まで少し日があるので
今日もいっぺん医者に診てもらった方がいいよと
マニプールシスターズが言うので
そうだねと行くことに。

行き先:Kastruba
ホントこの病院行きたくないんだけど
(設備がお粗末)
うちの大学に通ってると診療代とか薬タダなんだって。
知らなかった。

動けないほど弱ってるわけじゃないし、近いし、
仕方ないのでここの病院へ。

受付をすませ

診療棟に行くとまず体重を測る。

7月にワクチンここで打ったときから
3キロ減

不健康な痩せ方でしょうか。
ちゃんと食ってんだけどな。

で熱を測ってもらって
(口につっこむタイプ。洗ってることを願う)
やっぱり102度。

で医師のオフィスに通される。

同じくらいおばあちゃんな先生。

「熱があるのね じゃぁ注射しなくちゃだめね」

「はぁ」

「血液検査と尿検査もしましょう」

この前検査したときは特に問題なかったんですけど」

「初期段階とは違うからね」

「はぁ」

ということで血液検査と尿検査。

なんだか検査をする人が
請求書を書いていたりで
やたらと順番が回ってくるまで時間がかかったけど
なんとか血液は採取してもらう。

「あと尿検査は?」

すると検査室の中に無造作においてある
紙コップの山を指差している。

なるほどね。
これいっつもティーとかコーヒー飲むのに使う
紙コップよね

といったツッコミを考える間もなく
尿検査へ。

おトイレに行って採取。
病院のトイレらしくものすごい塩素のにおい。

コップに名前とか書いてないけど…
と思ったら紙切れを渡される。
紙切れの上にコップを乗せて検査室に放置。

結果は1時間後。

この間に注射。

注射の一式(注射と薬)は自分で薬局から調達してくる。
って言うのは以前にどっかで書いたかも。

で、注射セットを看護婦に渡して腕をまくる。

そばのベッドを指差される。


おしり注射だ。。。

今までやらなくてすんでいたおしり注射。
なんか効果ないんじゃないかと思っているおしり注射。
腕じゃダメなのかい看護婦さん。

いたーい。
と、思ったのは30分くらいしてから。
野菜を買ってたらなんかお尻がずきずき。。。

で、
なんだかんだで血液検査と尿検査は
1時間以上待たされたけど
結果をありがたくいただく。

でも血液検査の結果なんか見てもさーっぱりわからないので
(あと手書きの結果が読めない)
医師のところに戻る。

さきほどの医師が帰ったのか
有名医師が同じオフィスに。

で。

結果を渡すと
おばあちゃん一生懸命内容を書き写している。

あの~。診断してください。。。

でおばあちゃん突拍子なことを。

腸チフスの可能性があるわね

えぇ。

私ワクチン受けてるんですけど…

「今専門家の先生が来るから10分待って」

で、この10分が30分に。

やってきた医師は
最近マニプールの子がホントに腸チフスで
10日間ここに入院していたときに
担当だった人らしい。

「腸チフスかもしれないって言われたんですけど
私ワクチン受けてて」

と言ったら
いかにワクチンをうけていても
腸チフスにかかる可能性は否定できないと
熱弁され

マジ。私も腸チフスなの
10日間入院…泣

と思ったんだけど



結局

診断結果:ウィルス性の熱


4日分のお薬(パラセタモルと別のなんか)をもらって
すごすごと帰る。

なんか大変な病気じゃないのはうれしいんだけどさ。

なんのウィルスなんだよ。教えてくれよ。

お尻が痛いよ。どうにかしてくれよ。