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2013年4月6日土曜日

Ashrama 節目

こんばんワニ。


届いた



先日「オノ ユカナ」という人からEMSが届きました。

誰…?笑

まぁ、これがわかるのは高校の同級生だけだと思います。


ということで、日本時間日づけが変わって4月6日、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

おかげさまで30歳になりました。

以前に働かせてもらっていたところでの上司Sさん(私が心底尊敬している人です)が、自分は30のときがいちばん楽しかったと、彼女が40くらいのときに言っていました。

それを私が聞いたのはおそらく22とか23とかのときで、そのときはもちろん30歳になるときに自分がインドにいるなんてことは予想だにしていませんでした。

30歳のときがいちばん充実してた!と言えるかはこの1年にかかっているので、毎日しみじみ(茨城弁笑)生きていこうと思います。

もっと言えば、10年前は学士の1年目の終わりにさしかかっているころで、何やってたかさっぱり覚えてませんが、たぶんテスト勉強してたんでしょう。アメリカは日本とちがってハタチが節目ということはないので(運転16、選挙18、飲酒は21から)特別騒ぎ立てるわけでもなかっただろうし。

最近で言うと、去年の誕生日は歯を入れてもらいましたね笑



さて。昨日の話の続き。

めずらしくFacebookでもコメントをいただいたくらい、今日(インド時間ではまだ日づけ変わってません。5日の金曜日)結婚しなければダメという話です。

つまるところ、20代のうちに結婚しないとだめだよ、と社会学科長に言われたのです。

まったくもって余計なお世話です。笑

でも悪びれもなく言っていた学科長がなんかウケたのでよしとする。


何でそんな話になったかと言うと、昨日も書いたように結婚の話をしていたわけなんです。このへんの人はまだまだお見合い結婚が主流だけど、日本はどうなのという質問でね。

まぁ、タミル人によく聞かれることなのでいつもどおりに「まぁ最近は恋愛結婚が多いですね」と説明。婚活とか出会い系サイトの話にもふくらませようと思えばふくらませるけど、話が込み入るので私はしません。

で、「失礼だけど君いくつ?」と聞いてきたんですね~。

「29です」

「なるほどね。もう結婚しているべき年だよね、インドの考え方で言うと

以前にこのウェブログでも書いた気がするのだけど、ヒンドゥ教の教えにAshramaというのがあって、これによるとヒトの人生は4つに分けられるんです。


8-18歳(7歳までは人生とみなされないのかは不明。)はBramacharyaという時期で、学生として勉強にはげむ時期。Dharma(法)を身につける。

18-40歳はGrihasthaと言って、家庭でハッピーに生きつつ社会に尽くそうという時期。

40-65歳はVanaprasthaの時期で、家庭生活の責任も全うしたことだし(早!)そろそろ表世界から身を引いて他人にいろんなことを教えていきます。

65歳からあとはSannyasa、表世界から完全に去って自分の精神を高める時期。輪廻から逃れるために瞑想したりね。


まぁつまり、学科長が言いたいのはもう18歳はむかーしに超えているんだからそろそろ家庭を持つことを考えたほうがいいんじゃないの?ということなんですねー。

特にうちの場合、妹ちゃんが先に結婚しているというのはインド的によろしくないみたいなので…。汗

こんなインドの田舎でもたくさんのオンナノコが25こえてまだまだ博士号めざしてがんばってるって感じなので、この考え方がいつまで続くかわかんないけどね。

まぁでもこの話になったあとに

「いやぁ、今日はどうもありがとう。電子辞書の件以外に話がいろいろできてよかったよ。君はとても正直にオープンにいろいろ話をしてくれるからね」

と、言われてしまったので

「あの~先生、ホンットに正直に言ってもいいでしょうか

「え?何?」

実は私土曜日に30になるんです~…そうすると2日しか結婚する日が残ってないんですけど苦笑」

「あぁ、そうなの!悪かったね!笑」

と学科長は笑ってるので、私もガハガハ笑ってしまいました。

まぁでもホントに彼に悪気がなかったのが感じられるので、まぁいっかと思った。


と、言うことで、今日結婚しなくちゃとFacebookでダンナ募集をしたわけなんですよ笑

ちゃんと立候補してくれた人もいるんですよ。オスメス共にね…<3

でも30歳は独身で迎えました。




だから何?ってね。


で、今日、私が昨日なぜだか面識のない社会学科長に呼び出されたのを知っているクラスメイトに「昨日こういうことがあってさぁ、結婚できるのが今日しかないんだけど」と冗談で言ったら

明日結婚すれば誕生日と一緒でいいじゃない

だって。

しれっと言われてしまいました笑


2013年3月2日土曜日

Lakh, Crore, 予算!

こんにちワン。


めがね

昨日のThe Hinduの一面、のイラスト。

このめがね、このちょっと前屈したような感じで歩く人。


そのかばんに予算案が入っているのかい

Chidambaram財務相(大臣?)です。

おととい、デリーで来年度の中央政府予算案がChidamrabamによって
議会に提出されました。

次の日(昨日)の新聞は22ページ中11ページが予算案の分析にあてられ
それに続く社説や地域欄も予算の話ばかり。

たいていどれも「どこそこのことを考えていない」という
非難の声が多いのだけれど、
経済学者なんかは「バランスとれてるね」などと
ほめたりしているので
悪くない予算なのではないでしょうか。

去年は新聞読んだり読まなかったりで気がつかなかったけど
予算案に国中が注目している、というか
予算案をフツーの人たちも気にしている、というのは
日本ではないことだよなぁって思います。

数日前のIndian Railwaysの予算案が出たときも新聞はその話ばかりでした。
IRは国が運営するインド列車の会社で
そのネットワークは世界一、
確か雇用している人員数も世界一だった気が。

電車は短距離から長距離まで、
お金のない人から中間層、お金のある人まで、
みーんなが使うインドのメイン交通機関。

だから国中がIRの予算や
それにともなうサービス向上、運賃値上げ等に興味を持つのはわかる。

でも国の予算まできちんと見ているなんて、ね。

荷物運びをするporter/coolieの人たちが
デリーの駅のでっかい画面で
大臣が予算の話をしているのを熱心に見ている
そんな写真も新聞に出ていました。

日本で政府の予算案に目を通した記憶がない私。。。
はずかししいことですよね。


まぁいくつか思ったことを書きとめておきたいと思います。


まず、収入が1億ルピーを超える人たちだけ
10パーセント追加で税金を払うというもの。

日本やアメリカでもよく富裕層からもっと税金を回収しろと
よく言われますが、なかなか実施が難しいことだと思うんです。

富裕層から反対されるし、
富裕層は政治家とつながってるし、
なかなか実現は難しい。

それをしれっとやろうとしているインド。

で、これが、もともとお金のある人からの提案だったというのが
Pleasantな驚き。

Azim PremjiはWiproというITからエンジニアと幅広くやってる会社の会長さん。
ちと前までインドで一番のお金持ちだった人です。
(インドで一番のお金持ちはマハラジャじゃないですよ!)

慈善事業家としての彼の活動について学んでいたので
インドでもビル・ゲイツのように
社会に貢献しているビジネスマンがいるのはすばらしいことだと
常に思っていたのですが、
この10%プラスの話はPremjiさんの提案だったとのこと。

Premjiさん、やりますね!
そしてそれを予算にきちんと組み入れたChidambaramもエラい!


とは思うのですが。

新聞をあちこち読んでいて感じたのが
バッシングが大臣に向けられているということ。

もちろん、責任者は彼だと思うのだけどね。

まさか、彼がぜーんぶ予算を書いているわけではないでしょう。

財務省職員がおそらく毎日徹夜でこつこつと仕事をして
(ってなことはインド公務員ではありえないか…)
お金をたくさん払って経済学者にもアドバイスをもらって
それで作ってる予算でしょう。

それなのに「大臣は自分たちのことを助けてくれない」と
言うのはなんか変じゃないですか、ね?

まぁ、いいけど。


お金持ちだけじゃなくて、庶民の私たちにも関わることが
予算案にも多く盛り込まれています。

税金の変化等で値上げが見込まれるもの:
2,000ルピー以上の携帯電話
SUV
40,000ルピー以上の外車
800cc以上の輸入バイク
輸入ヨット
たばこ
エアコンつきのレストランで食事
500万ルピー以上の不動産
1000万ルピー以上、2,000平方フィート以上の家
大理石
輸入絹
駐車料金

安くなると思われるもの:
ブランド既製服
宝石
輸入ヘーゼルナッツとオーツ麦
タピオカ
輸入トラック

うぅむ。

大理石も宝石も関係ないけど、エアコンレストランの件は気になります笑
たま~に、行くので。。。

インドではエアコンのついているレストランでは
エアコン席とそうじゃない席と別になっていて
エアコン席はメニューが別です。

食事内容が別なんじゃなくて、値段が高いってことね。

エアコンは電気(=資源)をくってるので、
その分顧客にもっと払わせようということなんですね。

エラい!

とは思うけど、A/C席は今後控えようかなとも思います。。。苦笑

さっき庶民に関わると書いたけれど、こうやって並べてみると
やっぱり中間層から富裕層のほうが打撃を受けるような気がしています。



タミルナドゥ関連ではKudankulam原発周辺の開発に
15億ルピーの支出。

日本の地震のあとから核反対運動が起こっていて
なかなか稼動がはじまらないKudankulam。

今住民が格放棄と叫んでいるのは
もちろん安全面に憂慮してということなのだけれど、
政府は「開発」と銘打ってお金をばらまき、
人びとをひっくるめて黙らせようということなのでしょうか。

その一方で80億ルピーが
風力発電関連に使われるようです。

核なんてやめて、風力とか水力とかもっと開発すればいいのにね。。。


100億ルピーを資本に女性のための銀行を設立。

インド農村部では女性が銀行でお金を借りるというのはまだ難しい話で
そんなわけで自助努力グループ(Self Help Group, SHG)を作って
グループでお金を借り入れるということがずぅっと行われています。

SHGとこうしたローン(いわゆるマイクロクレジットですね)のおかげで
女性が銀行に行くという機会が増え
女性がこうした資金を元にプチビジネスをはじめる
なーんてこともあるのだけど。

まだまだ銀行に行くぞという女性が個人では多くないというのが実情なわけで。

男性銀行員と話がうまくできなかったり
銀行でハラスメントを受けたりと、
女性は銀行でもトラブルにあっているのです。

そんなこんなで政府が「じゃぁ女性の銀行作っちゃおう」
というわけですね。

まぁ悪くない話なんだけど、
根本的な問題(今ある銀行の女性への態度や考え方)は
どーでもいいんか、と思ってしまいます。


全体的に、インド政府がさまざまな分野で
どのくらいお金を使おうとしているかというと

農業関連 18,781 crores
産業関連 48,010 crores
経済サービス関連(?) 31.602 crores
農村部開発 56,438 crores
交通関連 1,33,488 crores
福祉・社会サービス 1,93,042 crores
灌漑・防洪水関連 1,200 crores
通信関連 12,380 crores
その他サービス 9,307 crores
発電 1,58,287 crores
化学、テクノロジー、環境関連 17,587 crores
合計 6,80,123 crores

なんのこっちゃ!

と、思う人もいるでしょう。

はじめにインドに足を踏み入れてからずーっとやっかいだなと思っている、
インドのお金(や数字)の数え方。

2年近く住んでいてもまだぱっと頭が切り替えられない。

上記「1000万ルピー」なんてのは
今数えて私が書き直しているものなんですね。

もともと数字は苦手な私は
アメリカで勉強していたときに「Million, Billion, Trillion...」が
なかなか頭に入らなくって、苦労したんですよ。

それがどーにかこーにか5年でしっくりくるようになったのに
今度はインド式。。。


ということで、インドに来る人は知っておいたほうがいい、
インド数え方。


インドや南インドの各地では、
日本で「百、千、万…」が使われるように
Lakh, Crore,...」が使われます。

1 lakh というのは 10万のことです
英語では One hundred thousand。

1 crore というのは 100 lakhs もしくは 1000万のこと
英語では  10 million。

ここからがなんか厄介なんですー。

100 crores は 1 arab
100 arabs は 1 kharab
と上にまだまだたくさん単位があるのだけれど、

なぜかインドではCrore以上にお目にかかりません

だから100 crores は 1 arab じゃなくて 100 croresって言うんですね。

それと、表記の仕方。

英語表記では

One 1
Ten 10
 One hundred 100
 One  thousand  1,000
 Ten thousand 10,000 
One hundred thousand 100,000
One million 1,000,000
 Ten million 10,000,000

って書くじゃないですか。

それがインドでは

One 1
Ten 10
 One hundred 100
 One  thousand  1,000
 Ten thousand 10,000
One lakh 1,00,000

Ten lakhs 10,00,000 
One crore 1,00,00,000 

になるんですよ。

そのコンマ何?みたいな。。。

まぁ、インド式に読むならこちらの方がわかりやすいのだけど。。。


そんなこんなで組み合わせると
One lakh crore なんて言い方も出てくるんです。

Crore(1000万)× Lakh(10万) = 1兆
もしくは One trillion (1,000,000,000,000)

なんですが、表記は

10,00,00,00,00,000

となりますね。。。

あぁ、ややこしい。


で、さっきの予算の話に戻ると、
全体の支出が 6,80,123 crore rupeesとあり
これは6 lakh 80 thousand 123 crore rupeesですよね。
おおよそ6.8 lakh crores、6兆8000億ルピーになります。

これは今日のレートでおおよそ11兆600億円
123 billion US dollarsもしくは1230億USドル。


…なんか、合ってるのかわかんなくなってきた。。。

ひとけたふたけた間違ってたら大変だけど、
財務管理専攻とはいえ文系なんで苦笑

この数え方はお金だけではなくって普通にものを数えるのにも使われるので
 1 lakh people とか言われると、
うーん、あぁ、10万人ね。。。と多少私にはタイムラグが生じます。。。

おそらくlakhやcroreはアラビア語とかヒンディ語が元になっている単語なので
タミルの人の中には(タミル語ではないから)
英語だと思っている人がいるのです。

経済の国際化のど真ん中にいるようなインドで
若い学生たちがまだlakh croreと言っていていいものか、と
たまに思うのですが。


さて。

この予算案について思うことが多々あったのだけど
容量オーバーなので今日はここまで。


ちなみに、財務相はタミルナドゥの出身なんだってさー




2013年2月11日月曜日

Mogu Mogu い、祈らないです

こんばんワニ。



モグモグ


江ノ島の猫の首輪にウィルスSDカードどうのこうのの話。

猫好きな人には悪い人はいないと思っているんですけど。

その猫は何色だったんでしょう


と、唐突なはじまりですが。

写真は昨日Kannanで見つけた製品。

ナタデココですよ、皆さん!

一時日本を風靡したデザート。当時日本で流行りすぎて製造元の国で一生懸命生産量を増やしたのに、あっという間にブームが過ぎたというメイワク極まりない話だったようですが、私はその後も伊藤園のナタデココをたまにこっそり食べてたくらい、好きです(←ちなみにこれ、特保だってよ)。

まぁ、カンペキになくなったわけじゃなくて、今でもたぶんスーパーとかで缶に入ったナタデココに出会ったりするんじゃないかなと思うのだけど。あっ、ミニストップのハロハロにも入ってるか。

そんなナタデココ、生まれたのはフィリピンだそうです。ハロハロもね。

インドでもココナッツは料理からデザート、そのまま飲んじゃうまで用途がいろいろなので、ナタデココを食べていてもおかしくないような気はするのだけど。

なんかパッケージがインドにしてはかわいらしいなと思ったら、輸入物でした笑 タイで作っているものを輸入しているようです。だから高いのねー。。。320ミリリットルで50ルピー近くしたような。


こちらのサイトでは「もぐもぐ」と日本語表記なのですが、日本にも輸出しているんでしょうか。


私基本的に100%ではない果物ジュースを飲むのは嫌いなのだけど、ナタデココの誘惑に負けてついつい買ってしまいました。他にもいろんなフレーバーがあったけど、どれもたくさん着色料を入れている感じだったので見た目がやさしい笑りんご味にしました。

ナタデココがちーさく切られていて、大好きなあの食感は楽しめなかったけど、悪くはなかった。ジュース25%、ナタデココ25%、だって。

隣にもナタデココ飲料を売ってたのだけど、あれも輸入物だったのかなぁ。



 ●  ●  ●  ●  


昨日は(Kannanに行く前)最近誕生日を迎えたマニプールシスターズのお姉ちゃんのtreat(こちらでは誕生日の本人がご馳走しなくちゃいけない)で、DindigulのAachi'sに行ってきました。ローストチキンが有名とかいうNon-vegレストランです。日本からお客様が来たときにも一度行ったっけな。


そういえば、たぶん書き忘れてることが。

年末弱っていたときに、日本から届いたものを食べていて、そのときにクノールのスープデリのカルボナーラを作ろうとしたら、ベーコンが入っている。。。

私お魚と卵はまだ食べていたのだけど、いろいろあって肉はずぅっと絶っていたんです。

けれど「かやく」として入っていた3切れ(!)のベーコンを見て、そこに至ってしまったブタさんのことを考えたら「食べられない」と捨てるわけにもいかないので、ひさーーーーーしぶりにお肉を口にしました。

でもよくよく表示をみると日本の製品って何かしら肉エキスのようなものが入っているので、それまでにも日本から送ってもらったものを口にしたときに、いろいろな形で摂取していたのかもしれないけれど。

日本に帰っても、それこそお肉は食べなかったけれど、お肉が入った汁でお雑煮をいただいたりしたので、「もう肉を見たら吐き気がするのかもしれない」と思っていたけれど、そんなことはなかった。

…かと言ってお肉はまだ食べたくないし、できたら魚も食べたくない。

インドにいればベジタリアンでいるのは簡単だけど、日本に帰ったらけっこう難しいんじゃないかなというのは自分でもわかっている。

とか、最近考えているわけですよ。


で、昨日はNon-veggieを食するマニプール・ミゾラムのオンナノコたちと一緒ということでAachi'sへ。席についたとたん、チキンがごっそり盛られたプレートが運ばれてきました(これはサンプルで、食べたいものを選ぶと奥から調理されたものが運ばれてくる)。

うっ。

ニオイが、やっぱり、ダメかも。。。

とは言えず、「魚と卵だったらミワも食べるよね?!」とおススメされ、魚のフライと卵チャーハンがオーダーされる。他のメンバーはローストチキンを堪能。

食事が運ばれてきて、隣のミゾガールに「チャーハン食べる?」と聞くけれど返事がない。あれと思ったらシスターズ妹が

今お祈りしてるのよ

とのこと。

そうなんですねー。

食事の前に祈るのなんて、西洋クリスチャンだけがやることだと勝手に思っていたけど、彼女たち東北部のクリスチャン(と言っても私が知ってるのはここにいるマニプールとミゾラムの子たちだけだけどさ)は食事の前にきちんとお祈りをしています。10秒ほど目を閉じて、個人で行っているようです。終わった人から食べる。

私たちの「いただきます」もご飯と作ってくれた人に感謝をしてのあいさつだけれど、お祈りとは違うよね。


で、思い出したんだけど。

この間Ootyに行ったときお部屋はシスターズのイトコと一緒だったのですが、夜寝る前、やっぱり目を閉じてお祈りをしている。

以前に大学時代の友人(ムスリム)の家に泊めてもらったときに、お祈りのカーペットをひっぱりだしてお祈りを始めそうなので「部屋を出てようか」と言ったのですが「かまわないよ」とそのままお祈りをしていた彼女。

今回も部屋を出た方がいいんだろうかと思ったけど私もベッドに入っちゃってたので出るに出られず。

お祈りが終わったようなので「ごめんね。部屋を出てればよかったかな」と言うと、それは気にしないようすだったけど

「(夜寝る前に)お祈り、しないの?

だって。

い、祈らないです。。。




2013年1月28日月曜日

Gulab Jamuuuuuun 甘いもの

こんばんワニ。


3連休の最終日曜日。

あっそういえば、中日(なかび)の昨日はRepublic Dayでした。

去年はいつも朝のお祈りをするところで国旗掲揚があったのだけど
独立記念日のときみたいにね)
今年は行けって言われなかったな。

と思ったけど午後野菜を買いに行ったら
国旗が掲揚されていた笑

朝、グーグー寝てたからなぁ

で、今日の夕方。

修士論文の作業をしていると

ドンドンドンドン

とドアをたたく音がする。

最近、ドアをたたく音で大体誰かわかるようになった。
こんな風に、中にいる人がうっせぇなと思うのを気にしないのかという人
開かないのにドアをおしてみる人
コツン…くらいでたたいたのかビミョウな人など。

なんかクラスメイトが前に来たときに似てるなと思ったら
案の定クラスメイトでした。


「これ、実家で今日作ったの」と渡されたのがこちら。


Gulab Jamun

うわぁ。Gulab Jamunだ。。。


Gulab Jamunは日本のインド料理レストランでもよく見かけるので
知ってる人も多いのではないでしょうか。

ザ!鉄腕!DASH!!世界一甘いデザートだと紹介された
らしいですよ。

うん、すっごく甘いの。これ。
頭が痛くなるくらい。
甘いものに目がない私が言うんだから間違いないですよ。

しかもこれね。
揚げてあるの。
揚げたのを甘いシロップにどっぽーーーーーんと浸しているのです。
だから甘いうえに油っぽい。
シロップに油がういてる(ひえーーーーー)

Gulab Jamunは牛乳を粉にしたようなものをこねてお団子を作り
それを揚げてから
砂糖シロップにつけるというものです。

シロップにはカルダモン、ローズウォーター(調理用)、
サフラン、kerwa(阿壇・アダン)で風味づけがしてあるそうです。

でもこれをイチから作ってる人はみたことないな。

よくGulab Jamunミックスというのをお店で見るので
これを使って作る人も多いんでしょう。


揚げ物+甘すぎる
という図式がどうしてもダメで
いつも避けているのですが
「食べてみて」とその場で言われたので
みんなの前で恐る恐る食べました。

おいしいけど、やっぱりお腹にヘビーだわ。


この間のランチから友人たちの調理意欲に火がついたのはいいことだけど
苦手なものは知っておいてもらわなくては。。。


と言いつつ、夜ご飯にはある意味甘いものを作りました。

肉じゃがならぬじゃがじゃがです。

母の作るものの中で
一番私が好きなのは肉じゃが。

大学時代には母のレシピを書いて送ってもらったものです。。。

とは言え肉を最近は絶っているので
冬に帰ったときも食べなかったけれど。

少し前にヤマサの鮮度の一滴を送ってもらったので
おしょうゆを使ったメニューは作れるようになったんですよね。

こちらのバター、gheeを使って
バターしょうゆ味で野菜を炒めたりすると、
やっぱしょうゆって最高だなぁと感じます。

それで、じゃがじゃが。

母がたまに作るお肉なし肉じゃが。
これも好きなんですよね。

それと、以前に肉じゃがはもともと、
シンプルに材料を炒めて砂糖としょうゆで煮ただけ
とどこかで聞いたので、

コクはないだろうけれど
玉ねぎとじゃがいもをいためて、砂糖としょうゆで圧力鍋
という超手抜きな方法で作っています笑

にんじんを入れてもいいけど、昨日買い忘れたから
ホントに玉ねぎとじゃがいものみ。

前回お腹すいて早めに火からおろしちゃったので
今日は圧力鍋が5回ピーピー言うまで待ちました。

シンプル、だけど味がしみてて
おいしかった。


クラスメイトにも試食してもらおうと
ちょっと多めに作りました。

あまじょっぱいという味は
あんまりなじみがないと思うので
「甘い」と言われるかも。

拒否反応は想定していこう。。。




2012年10月8日月曜日

Surya Namaskara 太陽礼拝

ナマスカーラ。
そしておはよウナギ。


Mysoreにて

先週からやったらと停電が多いです。

夜は夏の間でも1時間ごと2回くらいだったのに
昨日なんか21時からず~っと停電。

さっきヨガレッスンから帰ってきたらファンが回ってて
おぉ、10時間ぶり!
とか思っちゃったよね。

このブログでは停電に関して
何度も書いているけれど、
学士のときの友だちは日本語がわかんないので
最近Facebookのチャットで
「停電してるからそのうち(ラップトップの)バッテリ切れる」
と言ったらかなり驚いてました。

てなわけで
本当は昨日カルナータカの観光の話するつもりだったんだけど
それもかなわず。
必然的に寝る時間が増えるので悪いことではないけどね。


さて。

朝だし、
またいつ停電になるか分からないので短く。

まぁうだうだとやっているヨガクラスですが
私がカルナータカに行っていた間
新しいポーズを次々に教えたようで
なかば遅れ気味な気分です。

でも最近発見があったんですね~

普段運動なんかしてなかったので
ちょっとストレッチするくらいでも
「気持ちい~」とか
「いたい~×」とか
毎回思っていた私。

でもそんな痛みがふっとぶヨガアサナ(ポーズ)に出会ったのです。

というか、私の中で
「ヨガってこういうちょっと宗教めいた感じのことをする」
と思っていたもの。

簡単そうに見えるのに
なかなかクラスで紹介されなくて
うちの先生はやらないのかな~とか思い始めてたもの。

それが
太陽礼拝 Surya Namaskara
です。

数日前に教えてもらった。

12のポーズを次々にやっていくだけなのだけど
(いたって簡単なものが多い)
これをやったあと
腰痛、肩の痛み、腕の痛み、
なくなっちゃうんですよ

私だけ?

まだ覚えきってなくてへんなポーズになっちゃったりするけど、
これは簡単で部屋でもササっとできるし、
大発見だなぁと思ってます。

先週は他にも
新しいのをたくさん教わって
アサナの名前も覚えなくっちゃいけないし
できないー!っていうのもあるし、
でも残り少ないレッスン楽しんでやろうって思います。


案の定停電(8時から)きちゃったので
今日はここまで。

つか、朝の大事な時間に1時間しか電気こないってどうなのよ

Have a nice day!






2012年7月15日日曜日

13本のかんざし What Happened Happened

こんにちワン


昨日はやっぱりよく眠れなかった。いろいろなこと考えていたらなぜか自分の昔のこととかも思い出されて、それにうちの寮にはユーレイがいるなんてことまで考え出して、眠れず。

今朝は今朝で、外で車の音がするから飛び起きたら、ケララナンバーの車から男性が出てきて寮生と話をしている。もしかしたら彼女のお父さんなんじゃないだろうかと思って、部屋からこっそり見てました。

彼女に関する新情報は朝から何も聞いてません。昨日「どうなってるの」と聞かれたAが「ちょっとほっておいてよ!」と言ったらしいので、ちょっと事態が落ち着くまでいろいろ聞いて回るのもよろしくないかと思う。


さて。

昨日はおとなしく本でも読んでればいいものの、中国で超話題になった映画(日本未公開)を観てしまいました。落選したけど今年のオスカーの外国語映画候補だったようです。

その映画とは金陵十三釵。アメリカではThe Flowers of Warというタイトルで去年公開されたようです。


私のインドウェブログなんか読んでいただいている皆さんの中に「あぁ」とピンとくる中国映画好きの方がいるのかはわかりませんが。

金陵とは昔の南京の呼称。釵というのはかんざしのことで、かんざしに似た「さい」という琉球の武器の名前でもあるそうです。

これで「あぁ」と思う方はいるでしょう。

そう、この映画はいわゆる1937年の「南京事件」を題材にした映画です。


日本で未公開だし、これから公開されるかもわからないので、プロットを簡単に書きますね。

…と思ったけど簡単に書けそうにないので、公式サイトからいただきます:

ストーリーは南京の路地からはじまる。日本軍の侵攻の中、攻撃を避けるためにキリスト教の聖堂に逃げてきた、さまざまな事情を抱えた人びと。カトリックスクールで学ぶ女生徒たち。娼婦のグループ。そしてこの教会で亡くなった神父を埋葬するためにやってきたアメリカ人葬儀屋。葬儀屋ジョンは、この教会の神父のフリをして、日本軍から自分自信を守ろうとするが…。娼婦たちに対する偏見は女生徒との葛藤をうみだすが、日本軍に教会を包囲されつつも、次第にジョンと娼婦は子どもたちを守るために協力し合うことになる。

※葬儀屋というか、本当は死に化粧をする「おくりびと」みたいな感じかも。

教会を包囲した日本軍(戦闘員がいないので日本軍が教会を襲撃することはないと約束する)は中に生徒がいるのは知っているけれど、娼婦たちがいるのは知らない。そのうち、日本軍が南京を攻略したのを祝う「パーティー」に、コーラス隊として少女たちを招待したいと日本軍が申し出る。これはつまり、いわゆる慰安婦としてオンナノコたちを差し出せということ。すでに日本軍に強姦未遂されているオンナノコたちは「そんな苦痛に耐えられるかボケ」と投身自殺をしようとするが「私たちが代わりに行くから」と娼婦たちが申し出る。

オンナノコたちのひとり、シューのお父さんはシューを助けるために日本軍を助けるふりをして、南京にとどまっている。南京から脱出するための「許可証」を入手したお父さんはシューの命をジョンに預けることになる。でも事情を知らないシューは、お父さんが寝返った「売国奴」だと罵る。

そうして、娼婦たちが女生徒のふりをするためのメイクオーバー(ここでおくりびとの化粧テクが発揮される)と、オンナノコたちが教会を抜け出し南京を脱出する作戦が同時進行する。

てなとこですかね。。。


なんでもこの映画、中国映画史上いちばんお金を使ってるとかで、冒頭から中盤にかけての日本軍進攻のシーンは、Saving Private Ryanのノルマンディー上陸シーンの浜を全部ドッカーンみたいなスケールはないにしても、スナイパーの攻防など息をのむような時間が続きました。

女生徒たちの表情の撮り方、教会のステンドグラスの使い方、美しい娼婦たちの撮り方などすばらしいシネマトグラフィーだったし。

監督は張芸謀(チャン・イーモウ)、「Hero」なんかを撮っている人ですね。さすが金の使い方は知っているよう。

実は昨日観る前にVLCのアップデートをしていたので、その間に「日本では未公開だけど何かのつてで観た日本人の感想」をあちこちで読みました。なんでかって?そりゃぁ中国ではこの題材を取り扱った映画は賞賛されるだろうけど、日本の人がどう感じるのか先に知りたかったから。

大学のときに中国の外交政策について学んだときに、これもやめときゃいいのに「日本の教科書問題と中国側の反応についてレポート書きたいです」なんて言っちゃったもんだから、根掘り葉掘り文献を読んだのね。だからこの手の話題は今でも気になるのです。慰安婦の問題、日本軍による人体実験、残留爆弾などなど、日中もしくは日韓未解決の問題はたくさんあるじゃないですか。

結果、やっぱり賛否両論だったら日本の人は否、だろうね。原作を読んでいる方なんかは比較もしていてなるほどねと思ったけど。「アメリカではあんまりウケなかった」というアメリカでのレビューをやたらと引用している人も多かったかな。まぁ、日本では観られないんだから仕方ないけれど。私には未知の世界である2chも、のぞいてみると、右派の方と左派の方の攻防戦でした。南京での出来事自体なかったと言う人も多いようだし。。。

私はというと、実際の被害者の人数は何であれ、日本軍が残忍な行為をしたことは南京に限らずアジアのあちこちであった事実だと思っています。生き証人がいるのに「そんなことは絶対なかった」なんて言うのは間違ってるって思う。「クメール・ルージュは殺してない」って言うようなもんで。起こったことは起こった。だから日本政府は何らかの形で責任を取らないといけないと思ってますよ。どんな形かはわからないけれど。

人数は関係ないんです。人数が少なかったらEthnic cleansing(民族洗浄:ホロコーストの類)や集団強姦をしていいかと言ったら、そうじゃないでしょう。南京での犠牲者が20万じゃなくて2万だったからどうってことない、なんて言えないでしょう。慰安婦の問題についても、まだまだ政府は認めないようだけど、軍人が日本軍の方針として(これがホントが出まかせであるにしろ)女性に甚大な被害をもたらしたのがひと握りのケースだとしても、そう伝えられて連れていかれた女性は存在したのだから。

で、映画の話だけど。

最後まで日本軍の残忍っぷりばかり見せつけられるのかと思ったけれど、戦闘シーンと教会の静かなシーンとのメリハリがあった。なおかつ日本軍が最初教会の中に入ってきてしまってオンナノコたちが逃げまどうシーンはとても恐ろしいけれど、ひとりの日本人として、ひとりの女性として、私は観なくてはいけない箇所だと感じた。

これはいち日本人の私がわなわなと怒りを覚えるくらいなのだから、中国の皆さんにとってはとっても見るに耐えないシーンだと思う。実際、映画を観た中国人歌手が「日本人、くそったれ」と中国版ツイッターに書き込んだそうなので、その怒りいくばくか。ちなみに、「釣魚島に触れようとも思うなよ!」とも言ったそうですが、野田内閣は釣魚島(=尖閣諸島)国有化しようとしちゃってますよね。。。まぁ、これは別件です。

爆弾かかえて日本軍の集団に飛び込んでいくのとか、敵の手を逃れて集団自殺をしようとすることなんて、日本人もやっていたんですよね。他の国でもあったことなのだろうけど、映画で観たことはなかったから、史実はどうなのか知らないけど、勉強になった。

でもどなたかも書いていたように、中国人のスナイパーくんのからみがイマイチよくわからん。。。というようになんだか中途半端なキャラクターが何人も出てきたような気がする。

そのひとりが、我が日本が誇る大俳優渡部篤郎氏であります<3 高校生のときから大好きな渡部さんがこの映画に出ていることも全く知らなかったけれど。この映画では日本軍が教会に入らないように約束する長谷川大佐を演じていて、バットマンChristian Bale(ジョン)を食っていた。マジ。なのにーなのにー意味の分からない「ふるさと」演奏シーン。。。いや、渡部さんの歌声が聴けたのはありがたかったですよ。でもなんでここで?終盤とかじゃなくて?みたいな。

まぁでもこれで、この演技で注目されて、渡部さんが世界進出してくれるとありがたいもんだ。

中途半端ではないのだけど、主役のふたり(ジョンと娼婦リーダーのモー)が自分の過去を後半あっさり話してしまうところと、いい感じになってしまうというのもなんだかなぁと思った。けど、二人がくっつくかないとアメリカとかではウケないのかしらね。ジョンが数日で酔いどれからいい人に変身するのも、心境の変化をもうちょっと丁寧に描いてほしかった(目の前でオンナノコが一人亡くなったというのはキーだっただろうけど)。ちなみにモーを演じる倪妮(ニーニー)さんはべっぴんさんです。女学生に化けて最後連れて行かれるとき、ニッコリ笑うのがこの人にちと似てるかなと思った。

やっぱりこうムズカシイ問題を、原作と兼ね合わせながら2時間にまとめて映画にするのはとっっっっってもムズカシイんでしょうね。Hero作った人でも。




え?インドの話はって?笑


2012年7月1日日曜日

2nd Half of Short and Sweet Summer Break Day 24 - 光り輝く島

こんばんワニ。




Himalaya Herbals


最近使いまくっているHimalaya Herbalsの商品。日本から持ってきたシャンプー等がなくなり、こちらで買うことになったときに、「どうせなんだからインドのアーユルヴェディックとかの製品使いたいなぁ」と思い、DoveL'Orealなど見慣れた製品もあるのだけど、このHimalayaをセレクトしています。


理由は…名前?笑


でもアーユルヴェディックと普通の化粧製品のアイディアを組み合わせて作っているようだし、なんとなく肌にいいかもとか思ってしまうのよね。(中途半端健康志向だから。)


創始者が当時のビルマで像をなだめるために根っこを食べさせているのをみて「これは!」と研究を始めたのがきっかけで…という「ヒマラヤじゃねーじゃん」という会社創設の歴史はウケるしね。


最初に買ったのはAnti Hair Fall Shampoo。抜け毛が多くて、ホントハゲるかと思ったから。その後、フェースパックや洗顔フォーム、ローションやトナーと買いだめ、なんだかバスルームがHimalayaに占領されてきた。


使い心地は悪くないですよ。肌荒れはあいかわらずお天気任せって感じですが(暑いとすぐ吹き出物が泣)、パックすると落ち着くし。そしてインドの会社、国内製品だから安い。学生にはありがたい。




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突然ですが。


私ができれば優先的に行ってみたいと思っている国リスト(人生でいっぺん行ってみたい場所は多すぎるので書きません)は、


ラオスタイヴェトナム。それにスリランカです。


まぁぱっと見、全部アジア。意識してるのは仏教国ということ。と言ったらブータンやチベットなんかも入るんだけど、ブータンは行くとガイドを雇わなくちゃいけないらしいし(日当1万円)チベットは中国国内だから代わりにチベット仏教を信仰しているインド国内のLadakhに行ければいいやって感じ。韓国も食べもの以外興味ありません。


なんでっつったらただ仏教遺跡やお寺に行って、仏様を眺めて仏教建築にうっとりしたい、ってだけなんだけど。




で、今いるところにいっちばん近いのは、Delhiに行くより断然近い、スリランカ。


大学に入りたてのころの私はスリランカがどんな国なのかもよく知らなくて、スリランカ出身クラスメートのおうちに行って仏様の絵がかけてあるのを見て、初めて「仏教国」だと知ったのです。


数年後、ネットのミュージックヴィデオを観て衝撃を受け、聴いていたスリランカ系UKシンガーM.I.A.


そして、大学の南・東南アジア国際関係のクラスではスリランカ国内の紛争がどうして起こったのか真っ向から対決する2つの論文を探して比較するというなんともめんどくさい課題をやりました。


なんでこんな「私とスリランカ」の接点でもない接点を書いているかと言うと。


先週農園を訪問した際に、ふと手に取った英語の写真集。これがいろいろとまた考えるきっかけになったんですよね。




接点についてもう一度。


先述のクラスメートと仲良くなったときはスリランカという国ではシンハラ語が話されていて、主な宗教は仏教だと思った。(シンハラ語でこんちくしょうの言い方も教わった。)


M.I.A.のお父さんはスリランカのタミル系で、どうやら政府に狙われていたため彼女は英国に亡命したらしいとネットで読む。(スリランカにはシンハラ人じゃない人もいるのねぇ)


そして論文を読んでいて、どうやらスリランカにはタミル人グループのLTTE: Liberation Tigers of Tamil Eelamという「テロリスト集団」があると知る。(あぁ、M.I.A.のお父さんはこれに関わっていたのね、きっと)


そして数年後の私。インドに来てタミルの人と交流する。そのころにはスリランカのタミル人のことなんて忘れていたと思うけれど。のちのちあのクラスのことを思い出したけれど、まさか「大学でタミル人はテロリスト集団作ってるって勉強したよ!」なんて言うわけもなく。


そのまた数年後の私。インドで大学院生するようになって地元の新聞を読み始める。やたらと国際面じゃないところにスリランカの話題が書いてあって、「戦後の和解プロセス」「タミル人への補償」が目につくようになる。


先週。「こんなことが起きたなんて信じられますか」のような題名の分厚い本を、農園の本棚で見つけて手に取る。表紙は女性が手を上げ、しゃがみこんで泣いている写真。うしろには戦車。


どこかの戦争の写真かなと思ってページをめくる。


そう。これはスリランカ内戦の際甚大な被害を受けたタミル系スリランカ人の写真集だったのです。




回りくどい書き方を何度もして申し訳ないですが。何を言いたいかと言うと、私はスリランカのことを全然わかっていなかったんですね。


スリランカには大きく分けて2つの民族が住んでいて、シンハラ系とタミル系がいること。


タミル系はヒンドゥ教やキリスト教を信仰していて、スリランカを仏教国と断言するのには多少問題があること。


イギリス統治下のスリランカ(セイロン)で植民地政府が少数派のタミル人を優遇した結果、多数派のシンハラ系のイライラが高まったこと。そして独立後はシンハラ系が政府をコントロールし、国語をシンハラ語にしようとするなど衝突の種が生まれたこと。そして1980年代に内戦勃発


私が例のクラスを受けていたときは各国の仲介のもとスリランカ政府とLTTEは停戦の話し合いをしている最中でした。…のはずなのにぽつぽつ衝突が起こっていて、という状況だったと思います。


インドも平和維持軍を送って仲介しようとしていますが、それがタミル人の反感を買い、首相Rajiv GandhiはLTTEメンバーに暗殺されます。…という話をきいたのはホント最近、こっちでクラスを受けるようになってから。




そして、この内戦中にスリランカ(輝く島という意味)のタミル人に何が起こっていたか、それはこの写真集を手に取るまで「知ろうとしていなかった」こと。


もちろん、論文比較の際に「政府がタミルの人権を迫害している」「国外難民、国内避難民のタミル人がたくさんいる」というのはもちろん読んでいたし、新聞で「人権擁護団体が内戦中の政府軍の戦法を非難して」なんて記事は何度も読んだし、国連やアメリカがスリランカ政府に「何とかしろよ」と圧力をかけているのも知ってる。


でも、じゃぁ戦争中にどんなことしてたのさ?


というのは、怖くて見られない部分。だったんですね。だから無意識に避けてた。


日本は2つの世界大戦を経て、「もうこりごり」と戦力を放棄した。(すぐ「自衛隊」という形で勢力盛り返したようなもんだけど)40年後の世界で、まだこんなヒドいことが起こっていたなんて信じられないと、平和大好き日本人の私は自分の感性で素直に思ってしまうのです。もちろん60年たった今でも世界ではバカバカしい理由(じゃないのもあるけど)で紛争がたくさん起こっている。


まぁどんな写真が掲載されていたかはご想像にお任せしますが、これはどの戦争にも当てはまるものだと思うんです。実際、ヴェトナム戦争の写真と比べてるページとかあったし。一番被害を受けるのは戦ってる人たちじゃなくて、女性、子ども、老人、戦争とは関係ないひとたち。病院が政府軍に爆撃されたケースも多くあったようです。それに激怒して応戦する。向こうも応戦。意味のないループ。


いろいろな写真を見ていると、「こんなことされたらテロリストになるかもね」と正直思ってしまうけれど、LTTEだってブラジャーに爆弾を仕込む女性用自爆装置を開発したと言われているくらいで、テロリストのレッテルをはられても仕方ないことをしていたのは確か。


だから結局、どちらも悪かったと思うんです。もともとはイギリスの統治の仕方が悪かったのだけど。。。戦争ってそういうもの。どちらが先にやったとかじゃなくって、どちらも悪い。でしょ?


外務省が内戦についてかなりコンパクトにまとめているのでご参考に。中立に書いていると思います。




結局のところ、内戦やこの写真が私の「スリランカのシギリヤロックに登りたい」という希望を打ち砕いたかというと、そんなことはありません


むしろNGOのつてでスリランカタミルの団体にコネクションができたし、そこに行ってみたいなと思っているくらい。


だけど、シンハラ系とタミル系とどちらにもつながりと思い入れができた今、スリランカについてはもっと勉強してから行った方がいいかなと思っています。近いけど、まだ行ない国。それがスリランカなんです。



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そんなことをBlogに書こうかなと思っていた矢先、世界で起きている別の紛争に関して考えるきっかけが。

それが今日観た映画、"Language of the Enemy"(または"A House Divided")というパレスチナ紛争を扱った作品。

実際にあった話が元になっていると書いてあったのですがあまりネットで情報がないので詳しいことはわからないです。以前にユーゴ紛争中にもボスニア系とセルビア系のカップルの悲劇みたいな実話をきいたことあるけど、そんな感じ。許されない恋、みたいな。でもこの話はロミオとジュリエットな要素も入っているんです。死んだと思ってたヒロインが実は…!みたいな(これがホントの話だったらスゴい)。

展開がいちいち早いのでビックリするけれど、パレスチナの子どもがイスラエル軍に対して投石するというのはおそらくホントに日常茶飯事なんだろうと思われる。イスラエルの入植ファミリーに対して笑うのとかも。

この、いちいち早い展開に"Gosh, come ON..."と中盤までイラっとしていたけれど、最後のどんでん返しと(もうネタバレしてるからいいよね)お葬式のシーンでまたさめざめと泣いてしまいました。

テーマがテーマだけに、「いい映画だった」とは言えない。悲しい話だった。


大学で生粋のイスラエルっ子はひとりしかいなかったけど、ユダヤ系アメリカ人は周りに多くいたようです。パレスチナ系学生を含めてパレスチナを支持する学生グループはキャンパス内にテーブルを並べてイスラエル政府と軍を非難しまくってました。たまにユダヤ系もテーブル置いてたけど、うちの大学の気質上あまり受け入れられていない感じでした。

今思うと、なんでスリランカタミルを応援するテーブルはなかったんだろう。タミル人は各国に移民がいるし、たくさんいたインド人生徒にもタミル系はいたはず。なのになんでだろう。イラク戦争が始まったときはイラクの写真もたくさんキャンパスで見たし。。。

きっと、メディアの取り上げ方の違いで、「世界で起きてる大変なこと」にランク付けがされてしまうんだろうな、と残念に思います。