ラベル Kodaikanal の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Kodaikanal の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年4月13日土曜日

Extension Education, Education Extension (2) インドなんか2度と来るかボケモメント

こんばんワニ。


倉林家ガールズを紹介します。

もこもこ

3女のメイです。でも今上が出払ってるので長女です。


じっ

4女のカンナです。大きくなってきました。


あぁ、猫に会いたい。猫とゴロゴロしたい。猫に癒されたい。そしていじめたい。

あぁ、ヒトってイヤだ。ていうか

インドなんか2度と来るかボケ!!!!!!!!!!!!!!!

と、思うことはしばらくなかったけど、今日はちょっぴり思った。んで猫が恋しい。

猫って(動物はみんなそう)ヒトが思ってるより頭がいいから、ヒトが落ち込んでたりイライラしてたりするとわかるんだって。なんかいやなことがあっても(写真ここにはないけど)うちのクロウといるといやな気持ちが吸い取られるみたいな気がするし(ブラックホール)。


● ● ●


前回の続き。っていうか、続きなんかなくって

「学生ヴィサ延長できました~」

とかハッピーなポストを書くつもりだったのに、そうは問屋がおろしません。


前回「電話するから」と言った職員の言葉を信じ大学に戻る。水曜に連絡はなし。


昨日木曜日、朝から電話待機。こっちから連絡しようかとも思ったけど、待ってみる。11時、連絡なさそうだから午後電話しようかと思いつつ、洗濯をはじめたところで電話あり。。。

職員「えーと、1時間で来てください

(今洗濯はじめたばっかりなんですけど…)「1時間じゃつきません。午後はあいてますか」

職員「午後は今日お休みです」←祝日だったからだと思われる

「じゃぁ明日行きます。何時に行けばいいですか」

職員「10時に」

「それでは、10時に」

このとき、特に何も言われなかったのでもう手続きは完了し次の日には延長完了書類がもらえるものと思い込む。

という思い込みはよくありません


今朝。今日うちの大学は休み(2週間前閉鎖中にも関わらず土曜日に教職員だけ勤務だったので、振り替え休日)でしたが、他の学校は通常授業、お勤めの人も通常勤務のため、ラッシュにぶつかる。汗だくバス。

でも乗り換えもよく、10時前に無事FRO到着。

職員「かけてください」

座るけれどあとからあとから人がやってきてなかなか私の話がはじまらない。

ちょっとしてやっと職員が私の書類をひっぱりだす。

職員「学籍証明書に期限のことが書いてないですよ

…は?

私が持ってきた学籍証明書は、この人に持ってこいと言われなかったけど念のためMBA Coordinatorに作成してもらったものです。作成の際に「こうこうこういう理由で延長が必要だと書く必要があるのか」と聞かれて「はい、お願いします。こんな感じで…」と言ったにも関わらずできたものをもらったら「クラバヤシミワはうちの大学で2011-2013年勉強しています」というフォーマットに従った内容のみ。Coordinatorが「他に文面が必要なら学科で作成してもらって」と言われてちょっと考えたけど、もともと持ってこいと言われなかった書類なのでまぁいっかと思って(しまって)そのまま持っていったんです。

そしたらこれですよ。

「でも延長のことは9月末までってICCRのレターに書いてあるじゃないですか」

職員「学籍証明書に書いてないとね…」

持ってこいって言ってない書類わざわざ用意したのにケチつけんのかよ!

(追記)つか、電話で話したときに言えよ!!!

とイライラ度がぐんぐん上がる。

私のイライラが伝わったのか、あとからでっかい書類の束を持ってきた男の人が職員にどうしたのか訪ねている。ガンディグラムの日本人学生でねというような内容を職員が話している。

私「Coordinatorの作ったフォーマットだから変えてもらえなかったんですよ」

職員「じゃぁCoordinatorと話をさせてください

今日は休みなんだよ!ボケ!

と思ったけど、なんとかCoordinatorに交渉してほしいので携帯電話に電話する。

C「もしもし…(休日モードな感じ)」

「あー、すみません、ミワですけど、今警察に来てて、職員の人が話したいって言ってるんですけど…」

とつながったにも関わらず部屋をあとにする職員。。。

「ごめんなさい、かけなおします…」

5分ほどして職員が帰ってきたので再度電話。Coordinatorに話をしてもらう。

と、思ったのに、あっさり書類作成し直しを承諾するCoordinator。使えねー!!!

C「月曜にまたレターを作るようにと言われたよ」

(わかってるよ!ボケ!)「はぁ、そうですか…じゃぁ月曜にお願いします」

イライラが爆発しそうな私。ここのオフィスに来るのだって簡単なことじゃないのに。時間もかかるしまた授業を休まなくちゃいけない。

あとから来た男性が「ヴィサ延長には学籍証明書にきちんと期間を書かなくちゃいけないんだよ」と言う。「それはわかりますけど、この人に電話したときそんなこと一言も言わなかったんですよ。」と返す。

そのあともあとからあとから人がやってきて、対応にてんてこまいな感じの職員。

合間をぬって、この男性が職員に私がどうしたらいいのか聞いてくれている。どうやら彼はKodaikanalの学校の関係者のよう。インドに駐在している外国人の人の子どもたちは気候がよいのでよくKodaikanalの学校に通うんですよね。だからヴィサ延長に関しても詳しいようでした。

で、結局わかったのは電話口で持ってこいと言われた書類よりたーくさん必要なものがあったということ。

正しくは


1) Form of application to be filled in by alien desiring to extend stay in India (4)
2) Certificate of registration of foreigners and residential permit (Original with 4 copies)
3) Bona fide certificate (Original with 4 copies)
4) Letter from the financial guarantor/scholarship sponsor (Original with 4 copies)
5) Passport and visa copies (4)
6) Challan for payment of visa fee (Original with 4 copies)
7) Local Police Station security clearance certificate (Original with 4 copies)
8) Passport size photographs (2)


みたいです…。

1) 申請書はもう書いた。手書きで4通。でも男性がタイプしたものを持っていたのでおそらくダウンロードが可能なんだと思う。M子さんに聞いてたけど、どこでダウンロードできるかわからなかったんだよね。

2) 滞在許可はオリジナルを持参、コピー4通。

3) 学籍証明書には延長期間を明記。4通コピー。

4) これも4通コピー。

5) これも4通コピー。

6) これね…。延長申請費用はなんと国籍によって違うんですー。ぼったくられないようにきちんと移民局のサイトをプリントアウトしたらしいものを男性と一緒にチェックして、日本人は435ルピーだということが判明。学生ヴィサだけど、大丈夫よね?とダブルチェック。Challanというのは支払い証明書。で、どこで払うんだというのは後述。

7) こんなのひと言も言ってなかったじゃねーか!という感じ。たまたまうちの大学のそば(Ambathurai)の警察署から人が来ていて、その人の顔を見て「あぁ、Security clearanceももらってきてね」と職員が言う。何なんだよ…。つまるところこれは「この人は滞在中犯罪を犯してないので延長に問題ないです」と警察署に証明してもらうというものです。

この警察署の証明書を作成してもらうのにも学籍証明書、パスポート・ヴィサ・滞在許可書が必要です。学籍証明書はオリジナルとコピーを1通、他はコピーを2通ずつ。

で、作成はぱぱっとやってもらえるのかと思いきや、男性いわく「あの人たちはそんな時間ないから」自分で作成した証明書にサインとスタンプをしてもらうのが常だと言う。なので男性の学校に通っている子どもの例を書き写させてもらう。

学籍証明書や他の書類も見せてもらう。ひとりひとり分厚い書類の束で、何人分も準備済み。数枚の書類で何とかなると思っていた自分がカッコ悪く感じて、ちょっとイライラがおさまる。

(追記)男性「相手は政府なんだから、交渉してどうにかなることじゃないよ」「すぎたことは忘れないと

しかもこの男性Challanを実際に記入して、こうやって書くんだよと説明してくれました。

ムカついて頭がどうにかなっちゃうかと思ったけど、男性のおかげでちょっとスっとする。

イケメンだったらここで恋に落ちていたでしょうが、ちと残念


で、この職員。学籍証明書作ってまた来てねというような感じの態度が、ものすごくムカつく。まだいたの?みたな様相なので「あなたと話をしたいんです」と言う。

「じゃぁ月曜に1)から7)持ってきますけど、他に何か必要なんですか?」

職員「いや、それだけです」

証明写真は?????????????

職員「あ、そう写真も


…殴ってやりたい。

「何枚必要なの!?」

職員「2枚で十分」

信じられん。だけど信じるしかない。

ということで、学籍証明書を作成し直して警察に行き、そこでも証明書を作成してもらったのちにまたここに来ると伝える。

でも平日の今日、なんとか申請費用は支払を済ませたい。

男性に「ここで払えるんですよね」と聞くと、「いや…SBIで支払いをするのだけど、その前にTreasuryで印をおしてもらわないといけないんだ」というまた厄介そうな答え。。。

支払の前に政府のTreasury(財務部?でしょうか)で印をおしてもらうんだけど、なぜかDistrictのオフィスであるこのCollector's Officeにはその部署がないとのこと。。。ハイ?で、男性の場合は"Treasury"で印をおしてもらったけど、このへんでは"Sub Treasury"で印をおしてもらわなくてはいけない…。。。よくわからん。

推測ですが、この印はなぜかDistrict(県)ではなくてひとつ下の自治組織Taluk(もしくはBlock)のオフィスでおしてもらうということのようです。なのでDistrictとは別のオフィスというわけ。←間違ってるかもしれないので当てにしないでください

ともかく、今日中(14時まで)に支払ったほうがいいねと男性が言うので、FROから直接Sub Treasuryに行くことに。何度も(男性に)お礼を言ってオフィスをあとにする。

とは言えちと遠いようなのでDindigulのメインバス停まで戻る。11時くらいにオフィスを出たけれど、暑いーーーー!

バス停に戻り、ちっこい警察駐在所に行く。私ここでよく道やバスの乗車場所を聞くんですけど、いつもたいてい英語の話せる警察官の人がいるんです。でも今日のぞいてみたら中にいたのは女性の警察官二人のみ。英語で「Sub Treasuryを探しているんです」と言うけどなかなか伝わらない。

とりあえず中に入って座ってと言われて、あせる気持ちをおさえてとりあえず座る。Challanをひっぱりだして、Sub Treasuryで支払をしたくて、どこそこの通りにあるみたいなんですけど…と説明する(英語。笑)。なんとなく解してくれたようで、電話で詳しい場所を聞いてくれる。

「バスで行く?Autoで行く?」

私「遠いですか、近いですか(タミル語)」

二人「(笑)」「遠いわね」

私「じゃぁAutoにします」

そこでこの警察官さんがドライバーをつかまえて、場所を説明してくれました。警察官の前でしっかり値段も聞いたから、ぼったくられなかったです笑

せまい路地を抜けて(たまに抜けられず戻ったりしたけど)なんとかこのSub Treasuryに到着。印はすぐに押してもらえました。で、入金はどこでするか。

FRO職員の話と彼の書いた地図によると、入金をするState Bank of India (SBI) の支店はここから近そう、だったんだけど印を押してくれた女性と印を押してもらいに来ていた男性の話(タミル語なのでよくわからん。ここを出て左の方に行ってあっちー!みたいな)によると、そうでもないかも…。

とりあえずその支店の名前を書いてもらう。どうやらお世話になったSt. Joseph Hospitalに近いらしい。ちょっと歩いてガソリンスタンドで道をきく。あっちと言われてそっちに歩く。また道をきく。

「遠いですか」

「遠いね」

マジか…。そこでまたAutoに飛び乗る。「St. Joseph Hospitalの向かいにSBIがあるようなんですが」と言うと?という表情だったけどともかく病院まで行ってもらう。

案の定、病院の向かいにSBIなし。そこで書いてもらった紙をひっぱりだして、ここの支店なんですけどと言うと「そこなの?」と言われる。走ること2分弱、この支店にようやく到着。

なんか人があふれてる…

中に入ると中に入りきれないくらい人がたーくさん待っている。入金用紙のようなものを持って並んでいる人がいる列を対応している銀行員に、「入金なんですけどここの列でいいですか」と聞くと

銀行員「番号札とって待っててください

他のSBIでも番号札出してるの見たことあるけど、それがきちんと使われているのは見たことがなかったので、マジかよ!使ってんの?と思う。とりあえず番号札入手。211番。番号表示板で今の番号を確認。

私の前に100人以上いますけど…。。。泣

泣いても仕方ないので、ACの風が当たるところに突っ立って、待つ、待つ、待つ。12時少し前。男性の話だと14時までに入金ということだったから、あと2時間はある。なんとかなりそう。

札束や入金用紙を持った人があとからあとからやってくる。日本でも銀行は時間によってはものすごく忙しそうだけど、インドは要領悪いのか人が多すぎるのか、銀行でもものすごく待たされる

そのうち、さっきの銀行員の窓口(1)には番号札の人が行かないことがわかる。3つの窓口のうち、番号札対応をしているのは2と3だけ。じゃぁ1は何やってんだろうと思う。1にはたくさん人が並んでいる。窓口にはってある紙が、突っ立ってるおっさんでよく見えないけど、Businessなんとかと書いてあるので、企業用の窓口なのかなと思う。

でも、並んでるのはビジネス経営なんてしてなさそうなおじさんたちばかり。なんか修行者みたいな人もいる。よく見ると、私のChallanによく似た用紙を持ってる人が多いじゃないですか。。。

30分くらい番号札を待ったところで、これはもしかしてと思って立場所を変える。おっさんで見えなかった紙が見える位置へ。「Government Business Centre Until 2PM」と書いてある。

政府関連の入金はやっぱりここなんじゃないの~???

と思ってまた(1)窓口の銀行員のところへ。

「たびたびすみませんけど。私こういうChallan持ってるんですけど、似たようなの持ってる人がこの列に並んでますよね?」

すると銀行員ちょっとニヤけて

「それだったらこの列でいいですよ、マダム!」

コラーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

40分ムダ待ち!←日本人失格

ということで、よく見ると政府入金用紙ばかり持った男性がうじゃうじゃ並ぶ列に参戦。

番号札211より対応が遅かったら私ホントキレるかも、と思う。

「超遅いね」

とぼやくおじさんたちの話に耳をかたむけつつ、また待つ、待つ、待つ。割り込みされないよう、ボケっとせずに待つ

そして待つこと…もうどんだけ待ったか忘れた。泣 何とか14時前に入金は終わりました。


Challan

これと同じのが右に2通ついていて、ひとつは銀行管理用、もうひとつは政府用だと思う。

上部の赤いスタンプがSub Treasuryのもので、これがないと入金不可。下の紫スタンプは嘘つき銀行員の印とサインです。なぜか入金額は赤で書けと言われました。政府のだから?大学の入金でそんなこと言われたことないんだよね。

で、帰る際番号札対応は190番台でした。ちょっとだけ私が早かった

せっかくとった札ムダにするといけないのでそのへんで待ってたオンナノコにあげました。290番台なんだからもっと感謝してほしいくらいだったけど笑、まぁいっか…。


このあと、超疲れていて頭もぼーっとしていましたが、どうしてもこまこま買いたいものがあったのでKannanへ。そのあと写真もプリントしたかったので(Chinnalapattiだと質悪い、高い、遅い)バス停の近くの写真やさんへフラフラと歩いていく。

すると見慣れた顔が。

学科のスタッフG先生。

「何してるんですか~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~???」

このあと、7UPをおごってもらいつつ今日あった出来事を全部洗いざらいしゃべったのは言うまでもありません

先生は地元の人なので、Ambathuraiの警察署にも知り合いがいるとのこと。月曜はお休みの予定ですが一緒に来てくれるそうです。

他に誰も助けてくれないなんておかしいじゃないか」と先生。

今だから思う。スタッフの人に一緒にFROまで来てもらえばよかったと

とりあえず、先生が来てくれるなら月曜の警察署訪問は気分がちと楽になりそうです。


と、いうことで。

インドなんか、と冒頭に書きましたが、こうやってイライラすることがあるたびに、誰かが助けてくれる。これがインドなんです。

たぶん世界一便利で快適な国のひとつである日本から来ている私にとっては、住みづらくてストレスもたまる、そんな国だけれど、インドにはそんなイライラ日本人を見捨てないで、一緒に何とかしようとしてくれる、そんな人たちがたくさんいます。

インドなんか2度と行くか!ボケ!!の人の本は読んだことないけど、きっと彼もそういうインドのことをわかっていたんじゃないかなと思います。

と、いい具合にシメておかないと月曜日に心が折れそうなので。笑


おやすみなサイ。。。今日は熟睡しちゃうぞー




2012年11月19日月曜日

改名 Yet Another Wedding

こんばんワニ。


この色の組み合わせ、すき。

海外にいると
よく名前を間違われます

「トヨタさん」とか「スズキさん」とかだと
会社と結びつくので覚えてもらえなおかつ発音もきちんとしてもらえる
と思うのですが。

私の名前は
「クラバヤシ ミワさん」

どうしても、苗字がきちんと読んでもらえない
最後まで読んだこと自体を誇りに思ってんじゃねーかと
いうような人さえいる。

でもね。

下の名前はStraightforwardだし
分かりやすいと思ってた。

けれど、
インドに来てから下の名前も間違われるようになった

クラスで毎回みんながクスクス笑っていたのが
私のことを
マイワ」と呼ぶ教授と
ミワミ」と呼ぶ教授。

名前を覚えてくれない教授もたちが悪いけど
間違われるのも気にくわない。

勝手に改名しないでください

両親にもらった大事な名前なのだから。

まぁ、怒りはサイドに置いておいて。

この「ミワミ」と私のことを呼んでいた教授は
ガンディ思想Gandhian)の教授。

この人すごくめんどくさくて
私が海外から来ているからなのか
やたらと怪しげなイベントに招待してくるんですよ。

前もMaduraiでのナントカ会議に来いだの、
最近もKodaikanalでのYouthイベントに来いだの
言ってきて。

(後者は私年齢制限越えてたんだけど苦笑)

誘っていただくのはありがたいのですが
ハッキリ言って自己啓発の類のイベントはまっぴらごめんなんですよ

少し前にキャンパスを歩いていたときに
向かいからこの教授が来て
バイクを止める。

いつもこのパターンで何かに誘われるので
やべぇと思ってしまったのですが、

「今度私の息子が結婚するんだ
結婚式に招待するからぜひ来てほしい」

…うぅむ。。。

11月って期末テストの時期じゃんと思ったんだけど
日曜だし、
わざわざ招待状持ってきてくれると言うので
「行きません」とは言わず。

でもそのあとなーんも音沙汰がなく
常になるべくこの教授は避けるようにしているので
招待状をいただくこともなく、
行かなくていいかもとか思い始めた矢先

奨学金申請の書類でバタバタしていた2週間前。
寮のお金のことで事務所に問い合わせていると
同じ寮のP(Bernalくんの妹)がやってきて
「教授が呼んでる」と言う。

見つかっちまった


この事務所の向かいが

Museum of Constructive Programme of Mahatma Gandhi
という場所なんですね。

そこにいた教授に見つかったというわけ。。。

で、行ってみると
上記Kodaikanalのイベントと、招待状の話で。

Kodaiの話はきっぱり断ったけど
招待状はとりあえずいただくことに。

こちらでは結婚式の招待状は基本手渡しと決まっていて
招待状の封筒には招待客の名前を書いています。

で、すでに私の名前が書いてある封筒があんのかと思いきや

「名前のスペル教えてもらえるかな」
と教授。

やっぱ知らないから余計な「ミ」がついてたんだろうか

「M, I, W, Aですけど」

あぁ、ミワね

そうです、それが私の名前なんですよ
ミワミじゃないですよー


 ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  


と招待されたはいいものの。

うだうだ続いているやら頭痛やらのせいで
これっぽっちも行く気にならない。

今朝、一応早起きしてみたものの
イ、イキタクナイ…」
と切実に思う。

しかし今後またキャンパスで会った際に
何で来なかったのかと聞かれて
具合が悪かったんですと言うのもなんか
ウソくさく聞こえそうなので
ちょっとだけ顔出して帰ろうということにする。

しかし肝心の場所がよくわからないので
(招待状にはChinnalapattiのバス停の近くと書いてあるものの)
Pに一緒に行っていいか聞いてみる。

「8時15分か30分くらいに出発するから
一緒に行こう」

いやぁ、ありがたい。

で、結局出発は9時笑
(ちなみに私は9時までぶっ倒れてたのでこれもありがたかった)

Autoを呼んでChinnalapattiへ。
ホント、バス停の目の前だった。

こちらの結婚式は
新郎新婦へのギフトか
小額のお金を渡すという習慣がありますが
なーんにも準備していなかった私は
誰かのお金封筒に一緒に入れさせてもらおうと思っていました。

(この封筒っていうのも
どこでみんな買ってくるのかわかんないけど
小さい茶封筒みたいなものなんですよね)

という旨をPと彼女のルームメイトに伝えると
あなたはまだ学生だから気にしなくていいわよ
(Pとルームメイトのひとりは博士号過程=scholarで「学生」ではない
もうひとりは音楽の先生

…あ、そうですか。

まぁ、新郎新婦個人的に知ってるわけじゃないし。
まぁいっか。

いやはや。
会場についてみたら。

Chinnalapattiでやるなんて規模が小さいな!
とか思ってしまっていたのだけど
実はでっかーい会場
800人ほどのゲストが所狭しと座っている。

結婚式の式自体は終わっていて、
ゲストが列に並び
新郎新婦にギフトを渡して写真を撮るのを待っている。

私たちもいったん会場に座ったのだけど
「朝ごはん食べてください。なくなっちゃうから」
と言われ階下の食堂へ。。。

なんだかうちの大学をそのままここに持ってきたように
どっちを向いても大学関係者。

大好きな教授も大嫌いな教授も
みんな座ってむしゃむしゃ食べている。

カウンセリングの講師はなぜか
Tシャツにジーンズ。

以前からこの人は授業でもジーンズで
何考えてんだと思っていたけど
結婚式にTシャツって。。。

あと、ジーンズ生地のシャツにジーンズはいてたとき
あれも許せなかったわぁ。

なんだか知らない人も
私のことを知っているかのように声をかけてくるので
ホントに私この人知ってるのー?
それとも熱で忘れてるんだろうかと思った。

で、まぁ一通りご飯をいただき
再度会場へ。

やたら海外からのお客様もいらっしゃる。
コネが広いのかしらね、この教授。

列がやっと短くなってきたので並ぶ。

写真を撮る。

かわいらしい花嫁さんにおめでとうございますと伝えると
花婿(息子)の隣に立っていた教授が
彼女は日本人なんだ」と言っている。

いや、それ必要なコメントなわけ?

なぜかくりかえし新郎新婦に伝えている。

息子さんにもおめでとうございますと伝え
教授にもおめでとうございますと言って
とっとと帰ろうと思っていると

握手のために手を差し出した教授

「来てくれてありがとう、ミキ

だ、誰よ


おみや

帰りがけ、会場の入り口で受付の人がバッグを渡している。

こちらの結婚式でお持ち帰りのおみやげ(?)
というのは見たことがなかったので
へぇ、こんなのもあるのねと思う。

でもよく見てみると
新郎新婦の名前がばっちり書かれ
結婚式の日取りや教授の名前まで記載があるという。

後日ものすごく使いづらいバッグであります。

余談だけど
息子さんはガンディ思想どころか
シンガポールでエンジニアの仕事をしているらしいです。


中身

で、何が入っていたかというと。

ココナッツ笑

四角いパックは食後にむしゃむしゃするミントのようなもので
ビンロウBetel nut)です。





2012年8月23日木曜日

VPP2 (1) クルル

こんばんワニ。


こんなとこに泊まってました

みなさんお待ちかねの、私の村滞在プログラムVPP報告をしたいと思います。

え?待ってないって?笑

まぁ、いろいろ思うことがあったのですよ。つきあってやってください。


今日は出発前に書いたこと

寒い。
バス通ってない。
病院ない。
停電たぶん多い。
18時以降は暗いから外出禁止。
雨ばっかり。

について書きます。


ほかほかのティーがどれだけありがたかったか

まず、寒かった。寒さはタミル語でクルルと言います。まいんちクルルクルル言ってたね。

南インドとはいえ、山の上は日本の山と同じように気温が下がるわけですよ。
雨も多いし。

12月に行ったときはヒーターなんか使って「寒い!」と思ったけど、まさか8月で寒いと感じるとは思わなかった。これは完全に事前の勉強不足ね。

私たちが宿泊していたのは某超大手国際NGOの日本支部がインド支部を通じて事業を行っていた際に建てたと思われるゲストハウス。男性陣はすぐ近くのインフォメーションセンターと書かれた建物に泊まってました。

ゲストハウスには二つベッドがあるのだけど、22人もいるので(オンナノコ)ベッドルームではなく併設されたオフィスのようなスペースに雑魚寝することに。

ここで、学科から持ってきたきったないカーペット状の敷物をしいて…ということだったらしいのだけど、知らないうちにこの敷物がみんなに占領され、私を含め6名ほどは敷物なしで、コンクリ(?)床に寝ることに泣

底冷えってこういうことを言うのねと思った。毛布は持っていたので包まって寝たけれど、朝4時くらいにかなり冷え込むので、眠れなくて起きちゃったもん。。。(毎日!)

太陽が出て「ありがたい」と思ったのは久しぶり。

あっ、日中は気温そこそこ上がりますよ。でも関東の5月みたいな感じ。
うっかりして日焼け対策を怠っていたら7日後肌が真っ赤になってました泣


裏山(つか

バス通ってない。 というのはちょい誇張だったよう。

政府運営のバスは1時間に一本は通っていたようです。

でも、宿泊していた集落から別のところに移動しようとしたとき、バスを逃してしまって次は1時間後ってことだったのであきらめて歩くことになりました。目的地についたら帰りのバスがちょうど出発したところだったし苦笑


コーヒーを生産しています

病院ない。というのはホントだった。

最寄の病院は10キロはなれたところかな。

村で車を持っている人は多くない。バスは数が少ない。オートなんかない。ということで、病院に向かう途中で亡くなる人も少なくないのだとか。

だから伝統的な治療方法が普及してるのかもとか言ってたんだけど、そういうわけでもなさそう。

一応村にはそれぞれ看護婦さんがいるようなのだけど、緊急の治療なんかできないしね。赤ちゃんのいるおうちに行くと、お母さんよくがんばったなぁって思う。

1年目のオンナノコに呼吸器官にもともと問題があって、なおかつ整理痛がハンパないという子がいて、ある夜に気絶して、次の日の夜はありえないペースで吐いてたのね。村のおじいちゃんが「車を手配しようか…」とすんごい心配そうな顔で見守っていたのだけど。いつものことだからと病院にも行かずに済んだけど、ホント誰か倒れたら病院行けないし、行っても夜はしまってそうだし、と不安になった。


小学校で行われた、ビンを最初にいっぱいにした人が勝ちゲーム

停電多い。多かったね。丸2日はなかったと思う。

集落には上記NGOのおかげで(未確認ですが日本のODA:政府開発援助も関わっているよう)上水施設はまぁまぁ整備されています。

私たちのゲストハウスは、モーターを回してタンクに水をくみあげる施設が別途ついていたのだけど、2日目にタンクが空になり、停電だからモーター作動せず。次の日電気がきたのを見計らって水をくんでもらう。

で、明くる日にまた水が出なくなったので「また出ないんですけど…」と言ったら、なんと今度はモーターがぶっ壊れたとのこと。

てことで、インド村ライフらしく、みんなでバケツやらプラスチックポットやらを使って水を運んでました。←これは経験として悪いことではないと思ってる。村の女性たちと同じ目線になれるから。

停電多いせいか、住居ではミキサーではなくまだまだ伝統的な石臼を使って調理をしているようすが多く見られました。政府のタダテレビはみんな持ってるようだけど、電気ないんじゃしょうがないよねぇ。


走れー

18時以降は暗くなる。確かに。まぁ山だから仕方ない。

でも時間がなくて18時以降も調査をしなくちゃいけなかったので、停電で暗い中を帰ってくるのはちょっと怖かったかな。


制服はどうした?

雨ばっかり。これも土地柄季節柄仕方ない。

私たちの場合去年(私のせいで)VPPが延期になり平地の雨季の時期に行ったのであのときも雨に降られて大変だったんだけど、今回は寒いのもあって、サンダルがちめたいーって感じだった泣

1日除いて毎日午後になると雨がしとしと降ってた。

夕方すぐ暗くなるのもそうなのだけど、何しろこの雨が毎日来るもんだから、かなり活動が制限されたね。。。まぁ、人んちで雨宿りさせてもらってお話を聞くのは楽しいのでまぁいっかと思ったけど笑

けれど、この雨のおかげで、平地のカピカピ大地とは違って雨だけで作物が育てられるとのことなので、このあたりの農業はかなり恩恵を受けています。主な作物は豆、コーヒー豆、バナナ、コショウ、みかん、などなど。ジャックフルーツもあちこちで見かけました。



まぁ、基本情報はこんなもん。と、いうような場所に7日間滞在していたわけです。

去年は日ごとに書いてましたが、今回は気づいたことを少しずつ書いていこうと思います。

あ~ちなみに、行ったのはPeriyurというところです。

District(県)としては私の住んでいるDindigul Districtと同じところなのですが、Block/Taluk(地区)は標高の高い南タミルナドゥのリゾート地Kodaikanalに属しています。Kodaikanal Blockの北部に位置するPeriyur Panchayat(インドの自治組織)の、Malligaipalaiという集落に滞在してました。

(まぁ、Google Mapでも出てこないし検索する人いないだろうけど笑)



2012年8月13日月曜日

なかば勝手にルームシェアリング(4) VPP2前夜

こんばんワニ。


もれてやがる

クラスメートにもらったプラスチック製ジャー。

ある日「2週間前にミワの前に買ったんだけど、持ってくるの忘れちゃってこんなに時間たっちゃった」とジャーごとくれた。

これね~…たまに他の子にももらうんだけど、あんまり好きじゃないんだよね~苦笑


どろり

このへんで有名なPalaniというところには丘の上に作られたムルガン神のお寺があり、そこにお参りに行くと必ずと言っていいほどこれをみんな買ってくるんだよね。

この日もらったのは他のお寺のみたいだけど。

何でできてるのか知らないんだけど、味から察すると黒砂糖…と何か笑 独特の味がするから何かスパイスとか果物が入ってるんだと思う。

ひと口なら、そうね、まぁおいしいかなって思うけど。何たって甘いからね。

クラスメートたちはこれが大好きなのですよ。

これを誰かが買ってくると「ちょうだい!」と手を出す。買ってきた人はこのどろどろを手のひらにぽとっとのせてくる(このため買ってくる人はたいていスプーン持参)。

そしてお下品なクラスメートたちはこのペーストを手のひらからべろっとなめるわけですな。



  ●  



オリンピックを観ることもなくもう閉会セレモニー泣

思えば北京のときは日本にいて時差もなく楽しんでいたはずなのに、なんか記憶がない…

なんでだろう。。。

その前はケーブルテレビがなかったしアテネとの時差もあったから観た記憶がない。

その前、シドニーはやたら覚えてる。高校生のとき。なんでかって、ソープくんに恋してたからね~笑 あの水着にあまりにも衝撃を受けて、次の年博多の世界水泳まで観に行っちゃったから!

最近Facebookで発見したんですよ。けっこ早く引退しちゃったから何してんのかと思ってたけど、フケたね~泣 なんでこんなに黒いんだろう。外で泳いでんのかな。

まぁともかく、サッカーとか陸上とかすっごく観たかったけど、終わり。

さっきNHKラジオで日本選手団のメダルの獲得数が過去最高って言ってたから、全体的にはよかったんでしょうか。サッカーは残念だったけどねー(試合後の韓国選手の行動が笑)




  ●  


そんな私は明日から2回目のVPP

去年と同様私は1年目の生徒と一緒に行きたくない理由があるのだけど、ここは大人になって参加するしかない。

VPP: Village Placement Programmeというのは我が大学特有のプログラムで、学士・修士の学生が1週間村に滞在し、村の問題を分析したり、可能であれば解決の糸口を見つけようという趣旨のもの。まぁ以前にも説明してるので過去のポスト見てください。。。

去年は私は個人的にRaggingで延期だの抜歯だのあって、ホントめいっていたのだけど、今回はまぁ何とかなるっしょみたいに思っています。


少し前に学科長が「VPPの村はHill areaPlain areaとどっちがいい?」と聞いてきたのね。

クソ暑い南インドの地では"Hill area"はたいてい避暑地のこと。植民地時代にイギリス人などが休暇を楽しむため(だと思う)こうした低めの山に電車の駅を作ったのでHill areaはHill stationとも呼ばれます。

ということで「Hill area = 涼しくて快適」の図式がクラスメートの頭にできているらしく、みんな口をそろえてHill areaがいいですと答えたわけ。

で、Kodaikanal地区で村が見つかったっていうからどんなとこなんですかと聞いてみたら

寒い。
バス通ってない。
病院ない。
停電たぶん多い。
18時以降は暗いから外出禁止。
雨ばっかり。



なんてこったい。

毛布持参だってよ。。。


…という心配はあるものの、去年も雨降ってたことは降ってたし、何とかなるよねと思っているのです。Summer Programmeでも村に泊まったし、知らない村に泊まるのも慣れてきたかな~なんて。

でもたぶん一番の要素は「定期テスト期末テストの直前じゃない」からだと思うんだよね。あまり直後のことを考えなくて済む。思いっきりプログラムに専念できる、と思う。




  ●  




まぁ、そんなわけで明日から私はVPPに行くんだけど、明日行くのは文系の学科なのね。

私の(仮)ルームメイトSちゃんは理系なので来月。

ぶっちゃけ、私がいない間に彼女が部屋をひとりで使うのに不安があります

ということで、昨日寮母手下んとこ行って「申し訳ないけどVPPから帰ってくるまでに移動してもらってください」と懇願してきました。

すると、

先日この寮母手下と廊下で大ゲンカした博士号がひとり追い出されるのでその部屋に移す

だそうです苦笑

この博士号の子もね~。ウソは言ってないのよ。

お金払ってないのにアンタ(手下)はMessのご飯食べてる。お金払ってる私たちがどうして部屋で食べちゃいけないのよ」

そうなのよね~。最近、バスルームでお皿を洗うから食べ残しが詰まっちゃってーとか、人の部屋のごみ箱に食べ残しを捨てる人がいるーとか、くっだらない事件がたくさんあって、手下がブチ切れた日だったんだよねー(部屋で食べるのは禁止!とか言っちゃって)。それに感化されてこの子も前から言いたかったことが爆発したって感じだと思う。

最近手下なんかカリカリして変なのよ。個人的に話すときは問題ないんだけどね。


あぁ、まぁ、そういうことで、日曜日に帰ってくるまでには移動が完了しているはずです。

と思うから心も軽いのかな。

では、明日からいってきます。


2012年7月9日月曜日

Go Get It Yourself またまた病院

こんばんワニ。




決闘…?

昨日部屋でじっと対峙していた2匹のヤモリ(だかイモリ)。ラブアタックかと思ったけど双方動きがない。


巌流島?


で、その後私が写真を撮ったら一匹壁からずり落ちました。ごめん、ビックリさせたね。




 ●  ●  ●  ●  ●  




今日は狂犬病のワクチン接種に行きました。


初回が7月1日だったかな。そのあと1週間後、3週間後に打って、今日が1年後、ってわけ。計4回。それでも狂犬病キャリアの犬に噛まれたらまた打たなくちゃいけないので狂犬病は厄介です。


で、いつもならNilakottaiお茶目ドクターのとこで受けるのだけど、先週学科長が不在で外出許可をもらえなかったので(大学から離れたところに行くときは必ず書面で学科長に許可をもらわなくてはいけないのです←バカバカしいけど慣れてしまった自分がかわいそうに思う)、近くの病院でできないかなぁと模索。


で、思いついたのはChinnalapattiにあるKasturba Hospitalうちの生徒がぶっ倒れると連れて行かれる、大学のアフィリエイトのようなところです。


そういえばBさんとMさんのお友だちSくん(うちの寮のすぐ裏に住んでる)のお姉さんと奥さんは病院で働いてたよなぁ。Kasturbaだったかなぁ。と、思ってSくんに聞いてみた。


すると「日曜の朝に来れば奥さんとお姉さんがいるから安心だよ。まずドクターと話をして、それから接種」と言ってくれたので、今日行ってきました。


いやぁ、朝の10時にChinnalapattiまで行くもんじゃないね。暑い。。。




汗をかきかき、ようやく到着。奥さんSさんが受付でお仕事をしている…にも関わらず、列で待っている人を待たせてドクターのところまで連れて行ってもらいました(ゴメンナサイ)。


例の超有名おばあちゃんドクターと話をするのかと思ったけど今日は違う先生。でも女性です。白衣も着てないので患者かと思った。


一通り「狂犬病のワクチンの4回目を打ちたい」の話を終えると、「出身はどこなの」というお決まりの質問。


「日本です」


寮に住んでるのね


「はい、そうです」


週末は何してるの?お勉強かしら


「そうですね…たいていは勉強してますけど、MaduraiDindigul、Nilakottaiに遊びに行くときもあります」


Ootyには行ったことある?


「いえ…ないですね」


OotyというのはKodaikanalのようにタミルナドゥの避暑地(いわゆる"Hill Station")で、山道を登る列車が有名。一度行きたいと思っているのだけどなかなかチャンスがないんだよね。


「でもいっぺん行きたいと思ってます」


私のシスターがいるのよ。電話番号をあげるから、行くときは彼女に連絡しなさい


…イヤイヤイヤイヤ。


なんで見ず知らずの私にシスターの電話番号あげちゃうのよ苦笑。私がサイコとか、シリアルキラーとか人食いだったらどうするのよ。


こういうつながり、南インドではよくあります。これに乗っかっちゃうのも悪くないときがある。


だけど、社交辞令で言っているときもあるので注意が必要。


OotyにはCoimbatoreから行くのだけど、Coimbatoreには私の父がいるから、父にも連絡するといいわ


お父さんまで私の犠牲に。


「はぁ…」


とりあえずドクターとシスターの電話番号をいただく。


そういえば、前にRが働いてた寺院のオーナーもCoimbatoreにおうちがあるとかで、いっぺん来いって言われたっけ。結局、行ってないなぁ。Coimbatoreにはすっごいいいモールもあるって聞いたけど。


とか思っていると、


じゃぁ、ワクチン買ってきてね


??????なんですと?


ワクチンを買うところがあるから、そこで買って持ってきて


…なんじゃそりゃ。


お茶目ドクターのとこは診察室の横にすぐ冷蔵庫があって、ワクチン出して看護婦さんが接種してくれるというのが常なのだけど、ここのように大きな病院だと離れてるのね。持ってきてくれればいいのにと思うけど、前払いがルールなのかもね。




と、いうことでワクチンを買いに薬局窓口のようなところへ。お金を先に払って、ワクチンをもらう仕組み。


会計のおばちゃんが私を見てニッコリ。


どこから来たの?


またですか


ということでMBAをやっていることなどぽつぽつ話す。


Dog biteね?


「いや、Pre exposure(噛まれたあとじゃなくて、噛まれる前の予防接種)なんですけど」


と言ったけどなんだか通じなかったのでめんどくさくなり


「そうそう…Dog biteです…」


すると奥からワクチンが出てきた。箱がヒヤっとしてる。冷蔵庫に入ってたんだろう。


毎回思うけど狂犬病のワクチンはやっぱり高い。他のやつの2倍近くする。(って言っても700円くらいだけど)お金多めに持っててよかった。


ドクターのところに戻って箱を渡す。ここでも打ってくれるのは看護婦さん。


おそらくこの病院は看護婦のトレーニングをしているので、研修生のような若いオンナノコたちが先輩がワクチンの準備をするのを熱心に見てました。


ささっと打って、はいおしまい。注射打ったあと普通ガーゼとかコットンとかで「もみもみ」するけど、それもなかった。


ドクターに一言伝えて帰ろうと


「終わったので帰ります。ありがとうございました」


と言うと、口が滑ったのか


ティーは飲んだ…注射は終わった?


だって笑


Sさんにもお礼を言って、果物を買って、寮に帰りました。



真っ赤


帰りに撮った、この間の花の写真。去年もこの花の話を書いてますね


ぱっと見、もみじとか、秋カラーだよね。しかしこのときの暑さったら、たまらなかった泣 まだ夏の終わりだもんね。。。


2ヶ月すると雨季に入るそうです。