こんばんワニ。
注:トイレの話があります。食事中のひとはご勘弁。
と、いうことでインターンシップも5日目。
土曜日はレポート書きに使わせてもらえるそうなので、実質週休2日。ってことで今週はおしまい。
なんだけど、まだ実になることをしていない、見ていない、聞いていない、という感じ。うーむ。。。
まぁ、おとといからの学び?をまとめます。
この間も少しふれましたがMYRADAというのはインドで自助努力グループSHG・SAGをはじめた先駆け団体のひとつです。というわけでこのSHG・SAG活動は他のNGOのものと比べると確かに進んでいるかなぁと感じます。
SHGに関してはこのへん読んでください。簡潔にまとまってます。あと宣伝も。。。
SHGを形成したあとには、同じ地域のSHGを統括するためにFederation(連合、連盟)が組織されます。SHGのリーダーと秘書または会計にあたる人が代表としてこのFederationの会合に参加し、村でこんな問題があるんですよー、グループ活動でこんなことがありましたよー、などと話し合い、時にはこのFederationとしてローンを借りることもあります。
で、このFederationはVillage Panchayatでひとつ、Blockでひとつ、Districtでひとつ形成され、それぞれPanchayat Level Federation (PLF)、Block Level Federation (BLF)、District Level Federation (DLF)と呼ばれます。場所によってはBLFがなかったりDLFがなかったりCluster Level Federation (CLF)という単位があったり、さまざまですが。
でも、MYRADAの場合、SHGの上部組織は単に「Federation」と呼ばれていて、その上はCommunity Managed Resource Centre (CMRC)というものになっています。これはSHGやその他地域で活動をしている人びとのグループ(Community Based Organizations: CBOs、たとえば農民のグループとか)の代表によって構成される取締役会(Board of Directors)があり、MYRADAのスタッフを雇ってSHGに情報提供やトレーニングを行っている「Federationから一歩進んだ」組織。
…ということになっている。
てなわけで、今週は、このCMRCについて勉強してきてね。と言われ。ざざっと資料を渡され、明日からCMRC見学してきて。と言われたわけです。
甘ったれた根性の私たちはスタッフの人が連れてってくれるのかな~とか思っていたら、「自分で行くんだよ」と言われる。。。しかもバス停は徒歩20分くらい。。。
ということで、おとといから2ヶ所でCMRCsを見学させてもらってきました。
結論:うーむ。。。
CMRCのオフィス |
勝手に、SHGの人たちがひっきりなしにやってきて困ったことを相談したりしているのかと思ったけど、ぶっちゃけ、イベントがないとヒマなんじゃね?という感じだった。
まぁ、数時間しかいなかったからあんまりわからないけれど。
ローンを受けて雇用創出するような活動をしているというのはどこのSHGでもやっていることだし、特筆するような、感動するような活動は特にしてなさそう。
でも、ミーティングだけやってるFederationと違って、固定オフィスがあるというのは、すすんでいるというか、何か困ったときにSHGメンバーが来られる場所があるというか、それはプラスだと思った。
Eco-San |
いつぞやだか、外務省の研修か何かでアフリカでEco-Sanトイレ(Ecological-Sanitationをもじっていると思われる)の普及をしてきた女性が、老若男女いる報告会でウンチがどうのこうのと力説していたのを思い出します。
で、これがインド版。まぁ、作りは一緒だと思います。
どういうものかというと、つまるところ、動物の排泄物が肥料になるのだったらヒトのも使ってエコに貢献しようぜ、みたいな感じでしょうか。
このトイレの特徴は、3つの穴があるところ。ひとつは小の方、ひとつは大の方、もうひとつは用が済んだあとに洗う水が流れるところ。(※このウェブログを読んでくださってる方たちはまさかご存じだと思いますがインドではおトイレのあとは紙を使わず、水できれいにします)
このモデルではきれいにする水はそのまま植物に、尿は肥料の材料として使われ、ウ○チは2つあるタンクのひとつにためられます。用が済んだらタンクの中に灰をまきます。これがウ○チが発酵して肥料になるのを活性化する(と思う)。ウ○チがいい感じに肥料になったらとりだす→使う。で、その間にもうひとつのタンクを使う。
と、いう仕組みです。
ロケ地 |
で、昨日の訪問のあと。
「うちに寄っていって」というSHGの方のお誘いを「バスが来るので…」と丁重にお断りしたにも関わらず、「近くに映画を撮影した場所があるのよ」というのはハイハイとみにいく私たち。。。
映画のタイトルは聞いたけど、よくわからなかった。ちょっと昔の映画だそうです。
ロケ地2 |
たぶんこのあたりの「名家」 みたいな人のうちだったようです。今はその家族はどこかへ引っ越してしまったようだけど。
ロケ地2内部 |
ステージのようなものもあって、おそらく昔は人を呼んで芸やらダンスやら鑑賞したのでしょう。
こんな田舎でロケ地に出会うなんてね~。
マット作り |
まぁ、感想も内容も似通った感じなので省略。
ここではSHGの人が雇用創出のためにやっている活動をちっとばかり見学できました。
これは、布のきれっぱし(おそらく服を作る際に余った端っこをリサイクルしている)を利用してマットを作っているところです。織り機の縦糸に布をはさんでいくような感じなので、シンプル。10分でひとつ作れるそうです。売値は20ルピー。家事などもあるだろうから、1日何個まで作れるかはわからないけど(聞けよ!って感じだよね。。。)。
ラジオ出演のときに敷物の話をした自分としては、よーやくそこいらで売ってるバスマット(私も使ってた)がどうやって作られているか見られたのはよかったかな~。。。
やっぱ、実になってない。。。
週末は、自習しよう。