2012年8月29日水曜日

Yoga n India アスベストとフランス製

こんばんワニ。


日本からお客さまがいらしてるときに限って夜停電2時間目~。

ここ数日風力発電ががんばったとかで停電少なくなったよね、でもこれに慣れちゃだめだよとかって州政府が言ってたので、まぁ普段どおりの電力供給量に戻ったんでしょう。。。

皆さんびっくりしてるでしょうね。。。


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さて。昨日今日と荷物が届きました。

今日届いたのは母にお願いしていた日本セット。80パーセント食料

でも修士論文に必要なんだけど重くて自分では持ってこなかった資料も送ってもらったので、これからがんばらないとね。


昨日届いたのがこれ。


立派な箱

Urban Touchという、インターネットで化粧品、アクセサリーその他もろもろを販売している会社です。オリジナルの商品販売というわけではなくて、そこらへんのお店で買えるものをネット販売しています。日本でいうとなんだろ。楽天とも違うし。

先日のナプ話でもふれましたが、

私のように田舎に住んでいる人にとっては「そこらへんのお店で買えるもの」がそう簡単に手に入らないので(付近のお店にない、あるお店に行くために許可をとらなければいけない、っていうか石鹸のためにわざわざ暑い中出かけたくない等理由はたくさん)、このようなお店は本当にありがたい

注文して数日でデリーあたりの住所からさっそく届いたと思ったらこのゴーセイな箱。

まるで高級化粧品でも買ってるような気分になるけれど、



これだけなのに立派な箱だね

買ったのは、なーんてことない3点。

シャンプー、リップクリーム、それにタルクパウダー

そう、私タルクパウダーを使ってます。

インターンシップ中、こちらの人がよく朝なんか白い粉をやったら使っているので何なのと聞いたら、これはタルクtalcだよと教えてくれました。

なんでもお肌の脂分をすいとって、なおかつ自然のサンスクリーン効果もあるそう。。。

で、こちらの人は少しでも肌を白く見せるためか5トーンくらい色が変わるまで粉をぱたぱたはたいています。

タルクっちゃなんね。ということなのだけど、これは滑石というのだそうです。

んでこれ。。。。発がん性物質だと言われています。

昨日もNHKラジオでタルクを使った仕事をしてた人がアスベストを吸ったのと同じような症状になってどうのこうのみたいな話をしていました(たぶん。うろ覚え)

でもそんなにめちゃくちゃ危険な物質を超大手Johnson & Johnson(ベビーパウダーに使ってる)とかPOND’S(ユニリーバ)がおおっぴらに使うんだろうか、使わないですよね?と思うので、エセ健康志向の自分はタルクを使い続けています。やめたほうがいいか。。。

こんなこと言うのもなんですがこちらではお化粧かなりサボっているので、ファンデーションとか使わないんです(使ってもどうせ汗で流れるし)。せめて油分はコントロールしようと(もともとオイリー肌だから)タルクを使っています。


右が今回購入したもの

いやはや、サイズを間違えた。この差を見てください。


比較

と言ってもわかりづらいと思うのでマッチ箱ではなくリップクリーム(日本と同じようなサイズ)で比較

小さいのだとひっくり返してさっと使えるのですが、このデカ容器はひっくり返したらどばーっと出てきそう。重いし。

消費期限2年の間に使えるでしょうか。


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Token of appreciation

以前から文句たれたり講師をほめたりしているカウンセリングのクラス。

自分の性格や性分についてディープに考える宿題が毎週金曜日に出て、月曜日に提出。

金曜日に宿題ノートが返される際、よく書けた生徒にはtoken of appreciation(日本語では寸志とか薄志とかいうらしい)が配られるという

小学生ですか?

と聞きたくなるようなことをやっています。

昨今ではひいきしちゃダメとか言ってこういうご褒美も小学校では配らない気がするけど。。。

しかも、まだこの人博士号とってなくって教授っていうか講師なんだから、奥さんと子どものためにも少ない(であろう)お給料はムダにしない方がいいわよ!と思うわけ。←余計なお世話

まぁ、でも、よくできたねと言って使えるものをいただくのは気持ちが悪いものではない。写真は今までの私の戦利品です

最初はクラスでもらったものなんか恥ずかしくて使えないと思ったけど、今はコップなんかガッツリ使ってます(マグカップが壊れてこれまたネット購入したやつ待ってるから)。

このお皿が今週もらったやつなんだけど。ついてたシールが以下:


ふ、ふらんす

フランス製って、絶対ウソだろ!!!!



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さて。

表題の通りヨガはじめました。。。たぶん

本当は去年とりたかったカリキュラム外のCertificate(修了書がもらえる)コース。

ヨガには興味があった。でも日本では勉強する時間もお金もなかったんだよね~。。。今はせっかくインドにいるんだし、ちょっとでもかじってみたい。

でも去年は朝早いってのがどうしてもムリだったのね。まだ生活に慣れてなかったし、朝も起きられなかったから。でも今年は腹をくくって登録。

3ヶ月のみ、実技週6+セオリー週1でがんばります。

でもね~ここにたどりつくまでがめんどくさかった。

レギュラーなコースではないので、申し込むタイミングもよくわからなかったし、8月1週目に始まると聞いていたのに先々週VPPが入ったので開始は先週。

で、先週火曜日17時にオリエンテーションに来てくださいと言われたので行ったら「明日5時に来て」と言われる。

ご、5時?

去年詳細聞いたときは確か朝6時から8時って言ってたけど。。。
今年は違うのかも。。。

「明日は実技なし、話やスケジュールのみ」と言うのでこの日だけなんだろう、と気を取り直す。

ところがその日寮に戻って念のため寮母に「明日5時に寮を出たいんですけど」と言ったら

寮長に許可を取らなくちゃダメよ

出ました、お決まりの許可、許可、許可。クラスなんだから勘弁してよ。

と言ってもその日寮長には会えないので明くる日は30分遅刻することにする。というのも、寮の正面玄関が開けられるのは5時半だから。


次の日水曜日。朝はやーーーーーーーーく起きて、準備をし、5時半に体育館(Multipurpose auditorium)へ。

く、くらい。

玄関前に野良犬さんがたくさん寝ている。こわい。。。

こんなに早いのにオトコノコたちはジョギングしたりバスケットボールしてる。へぇと思って眺める。

。。。眠い。。。

ぼーっと待っているとたくさんのオトコノコたちがあっちへ行ったりこっちへ行ったり。

。。。講師こない。。。

。。。こない。。。

。。。かゆい(蚊)。。。

ようやく、6時20分、講師(♂)登場。私を見て半ば驚いたようす。私に5時に来るように言ったのは別の人(♀)なのね。

5時に来てって言われたんですケド

と言うと、特に何も言わずに準備をはじめる講師。きったないカーペットをひっぱりだし、朝日に向かって座る。

呼吸法の基礎みたいなのをひと通りやってもらってはじめて、「今日やるのは私も聞いてなかった」とのこと。

で、「今日5時に来て」とぼそり。



夕方5時かよ!

あぁ、私の勘違いだったのね。。。睡眠時間返せ。。。


で、その日の午後また5時に行って、今週月曜日(27日)から本格的に開始だと告げられる。また、私の他に4名生徒が登録したとのこと。


そして昨日、第1日目

6時前にはりきって部屋を出て体育館の前で待つ。

電車が通ってる音がするので、踏切があいたら講師も来るだろうなと思う。

。。。こない。。。

(中略)

7時過ぎまで待っている私。もう、やめようかこんなコース

すると、ジョギングをしているオトコノコのひとりが私のところにやってきて。

お姉さん、今日先生はお休みですよ



あぁ、もうやめてやる!コンチクショー!


昨日午後、腹が立ってわざわざ行く気がしないので体育館に内線電話。

私「もしもしミワですけど。ヨガのコース受けてる」

♀講師「あぁ、今日先生お休みだったのよね」

私「(カチン)明日は来るんですかねぇ?」

♀講師「明日はあるわよ」

私「時間は変わらず朝6時なんですね?

♀講師「そうよ」




そしてそしてそして。本日。第2日目改め第1日目

6時に到着。どうせ来ないんでしょと思いつつ。

しかし6時15分ころ講師♂登場。


(ヨガ部分割愛笑)


てなわけで、ここにたどりつくまでに時間と労力をかなりかけましたが(お金はぜーんぜんかからない。3ヶ月で180ルピーのみ)、なんとかヨガコース、はじまりました。

今日は始める前のウォームアップとストレッチ、呼吸法をちとかじっておしまい。

ぶっちゃけ体のあちこちがすでに痛くて苦笑いって感じですが、心地よい痛みです。

明日はちと早め5時50分からだそうです。どうせ講師が遅刻するんだろうと思ってます

ちゃんと続けられるかな。




あっ、そうそう。他の4名、まだいっぺんも来てません。プライベートレッスン状態よ。

2012年8月27日月曜日

VPP2 (3) コーヒー栽培


こんばんワニ。


今日はVeelinayakenpattiに行きました。


完成前にやってしまった完成式。

そして2012年8月

じゃじゃーん

Cのおうちがついに完成


…でもなかった笑

外観は終了しており、
中も居住可能って感じですが、
まだ作り付けの棚など、作業が入るようです。

まぁ、なんとか家族が戻って生活できるようになったよ。

最初は「2ヶ月って言ってるってことは6ヶ月かかるね」とか言ってたのに。
8月に確か取り壊したので、ホーントまん丸1年。

新しいおうちができたのは喜ばしいのだけど、
前のおうちも懐かしいなぁとすでに思っています。


今日は新しいおうちでPが腕をふるい
おいしいごはんをいただきました。

は、吐く
と思うくらい食べたのは生まれてはじめてかもしれない苦笑
あまりにもお腹がいっぱいすぎて昼寝することしかできなかった


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さて、VPP話です

眠いので短く。


ころころころころ

調査中に見つけたころころ物体。

鹿のふん。。。

ではなくてコーヒーでした。


豆を干していたおばあちゃん

コーヒーってネシアとかブラジルとか熱帯地域で作ってそうだけど

この山の中でせっせとコーヒーを作っている人は多いらしい。
最初のポストに書いたけど。

昼間はあったかいし、雨が豊富だからかな?

よくCMで見るような赤い実をつけるのは
ちと季節が先のようなので見なかったです。

でもおばあちゃんみたいに家の庭で栽培して、
自分でローストして
乾かしてる人も多いのかもね。

うちの庭でコーヒー作りなんて
コーヒー中毒にとってはうらやましい限り



Coffee Processing Unit

てなわけで、某NGO日本支部はコーヒーの粉を製造する
プチ工場を作ったわけ。
(注:これも日本支部のプロジェクトだと思うけど未確認)


皮むき機

まずは豆の皮をむく。


ロースト機

乾かした豆を焙煎する。 


グラインダー

最後にごりごり粉にして完成。

チコリーなし。都市部で売ってるそうです。


この作業場をつくることで
雇用を生み出し
地元のコーヒーを都市部に持ち込み

とアイディアはよいと思うのだけど、

いまいち利益がどこに行ってるのか明確ではなく
農業組合長がいただいているのではないかと疑惑が)

働けるのはひとりで
日給200ルピー、400円ほど)

なおかつ電気ないと作業できないよね。

みたいな。。。

しかもこの地域にはせっかく有機農法でコーヒー栽培してる人がいるのに
ひと組しか機械がなかったら
有機も有機じゃないコーヒーもまぜこぜで製造するんじゃんね、みたいな。


…とか思うのは私がひねくれてるからかもしれない。


建物は立派でしたよ。

なんか泊まれちゃうんじゃないのみたいなスペースあり。

コーヒーたくさんストックできるんじゃないのみたいなスペースあり。

でもだーれもいなかった

コーヒーもひと袋見ただけ。


見学中は停電中で作業見られず。

別の場所に行って戻ってきたら電気が復旧してたので
村の担当職員が「見ていって」と言ったのだけど、

なんだかそれまでには生徒の感心も他にうつっていて
結局ロースト作業は見ませんでした。




2012年8月25日土曜日

インドナプ事情(4) Kolaveri映画を観た

こんばんワニ。


タイトル通りまたナプ話です。

新しくラベルつけしました。投稿のいちばん下のボックスの「ラベル」でSanitary Napkinをクリックしていただくと以前のナプ話も読めます。


前回のポスト以降特に新しい製品を試したわけではないのだけどね。

紹介したSofyは買って速攻ポストしたのでまだ使ってなかったのですが、使い心地、かなりいいです。他のナプキンと違って肌触りが格段に上。最初に肌に触れる瞬間に「お~」と思うくらい。吸収体もがんばってる(?笑)ようだし。またKannanに行ったら買ってこよう。


それと、最近Facebookの右側の広告に出るようになって気がついたんだけど、インドナプはオンラインでも買えるんですね。

例えばこのサイト。ここはあんまり品数ないけど、大手と「聞いたことない。。。」という会社とどちらも取り揃えてる。タンポンまである。

ということで、Kannnanに行かなくってもいろんな種類を購入して試すことができる。新しいのとか、このへんで売ってないのとか、見つけたらオンライン購入してみようかなと思ってます。

けっこうありがたいのが、こんな田舎でもデリバリーしてくれるってところ。もちろん配送会社によるんだけど。で、たいてい送料はナシ!


あらま

そして先日「おっ!」と思った件。

以前に紹介してるStayfreeのパッケージがちょっと変わってる。よく見たらUNICEFを支援してるよという記載が。


この製品の売り上げの一部はJohnson & Johnson LtdからUNICEFのアジアの少女たちの保健衛生プログラムに寄付されます。


だって。いいね!CSRCorporate Social Responsibility:企業の社会的責任)!


UNICEFのインド支部にはこんな記事が:

Johnson & Johnson LimitedとUNICEFは女性の保健衛生プログラムを開始します
2012年3月21日(ニューデリー):J&JインドとUNICEFはインドの少女たちの保健衛生を推進するプログラムの資金提供のためパートナーシップを結んだ。3年間で50万人の少女たちがプログラムに参加する予定である。 
[...] J&Jグループアジア太平洋地域担当のCastanoさんはこう語る。「インドでは少女たちが保健衛生の知識を持ち合わせておらず、この分野のサービスが十分に提供されていない。これが原因となってティーンの間に学校ドロップアウトしてしまうケースが多い。また、女性たちは生理中にきちんとしたケアをしないため感染症にかかり、体調を崩し、家計に負担をかけ、また仕事を休みがちになるので解雇されてしまう。」
「私たちはこういった状況を打開していきたいと思っています。The Stayfree Women for Change運動は、健康で衛生的な生活を送ることは少女と女性たちの権利だという、私たちの思いから生まれました」
UNICEFとJ&Jはこの運動からの支援をもとにCause Related Marketing CRM:社会的な問題の解決を組み入れたマーケティング戦略のこと] キャンペーンを行う。2012年4月から6ヶ月Stayfreeのナプキン売上の一部がUNICEFに寄付される。これを試験的な事業として、少女を対象とした衛生プログラムをビハール州とジャールカンド州で行う。 
また、プログラムの一環として、教師やSHG Self-Help Group:女性の自助努力グループ ]メンバー、幼稚園スタッフ等少女と接する機会のある人びとを対象にしたプログラムも開催予定だ。 
[...] インドでは10-19歳に当たるティーンが人口の4分の1を占める。この若い世代がこの10代という大切な時期に適切な教育や指導を受けることは、社会の将来を左右する重要なステップと言えるだろう。少女たちの成長はコミュニティの成長に直接つながっている。少年少女が将来への機会をつかみ成長することは私たち大人全員の責任なのだ。

いいですね~。具体的に何するのかちっともわかんないけど笑、いいことですよ。私のクラスメートみたいに、田舎大学とは言え大学院に通っているような子たちでもナプの使い方あんまりわかってなかったりするんだからね。

6ヶ月というのがちと気になるが(ずっとやれよ)、10月まではStayfree買おう。うん。


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前にもトレイラー掲載したけど、同じやつかな(接続遅いので自分では確認してない笑)?

映画より挿入歌"Why This Kolaveri, Di"が有名になってしまったタミル映画"3"を入手したのでさっそく今日観てみました。

みんな映画はあんまりおもしろくないって言ってたけど(レビューも悪い)、私はとてもよかったと思う。


話をざっくりまとめると

映画冒頭は主役のRamのお葬式。妻Jananiは悲しみつつ、一緒に過ごした日々を思い返す。Ramが自殺する前に書き残したメモを見つけたJananiは彼の友人を呼び、自殺に至った経緯を聞き出す。

12年生のときに出会った二人。最初はRamの片思いだったけど、次第にJananiも心を開くようになり二人は恋人に。障害を乗り越え二人は結婚する。何もかもうまくいっているようだったけれど、実はRamは多重人格障害に苦しむようになり、Jananiに秘密で治療をすることになるが…

ってとこでしょうか。


まぁ、冒頭が葬儀なので結局Ramは自分の抱えている問題を解決できずに自殺しちゃったんだなーってのがわかるんですが、その描写がそこそこていねいなので私はいい映画じゃん、と思った。

Ramを演じるのはKolaveriソングも歌っているDhanush私は顔がキライ笑。だけど演技はとてもいいと思っています。

この映画の監督は彼の奥さんAishwarya Dhanush。彼女はタミル映画界スーパースター・日本でもおなじみのRajinikanthの娘。タミル映画界でいちばん有名な義理の息子ってとこでしょうか。

ラジニカントもおっさんくさく、ヒーローっぽくないところがウケて人気になったそうですが、Dhanushもそのへんほっつき歩いてそうな顔立ちなのでウマが合うのかもしれない、と凡人の私は勝手に思っています。

対するJananiはShruti K. Hassanというこれまたタミル映画界ファミリーの女優さん。肌と目がきれいだった。最初は私の大好きなAmala Paulちゃんに声がかかってたみたいなんだけど。

で。。。
Dhanushは1978年生まれ、Shrutiは1986年生まれ。
子役を使わず12年生を演じている。。。ありえない。。。笑 

Dhanushくんはいつもボーボー生えてるヒゲをそり落としているのでいつもとは違うという意味でまぁ許せるんだけど(34歳のおっさんだけど?)、Shrutiちゃんは三つあみしても、制服着ても、チャリンコこいでても、顔が大人なのでムリだった

そのくせこの12年生の美しい思い出の日々が30-40分くらい続くので、若干苦痛

でもその点に目をつぶって、3歩妥協して、この12年生の日々、すごくいいのです。子役だったら逆にできないのかもしれないけど、ティーンエイジャーのもどかしい感じとか、それでもI love youとか言っちゃってるマセた感じとか、とてもかわいらしく、「私もあのころは~…!」とか思っちゃうのです笑

そのあと、年齢設定はわかりませんが、ヒゲも生えクラブに行くような年になって、結婚しても、二人のラブラブぶりがとてもかわいらしく、そして美しく描かれていて、初監督のわりにラジニ娘やるなぁ、と思った。

なのでこの前半部分が終わり、後半部分がドロドロダークになるメリハリが感覚としてはいい、のですが。なんだか後半は描写がちょっと雑だった気がする。もちろん人格障害という難しいテーマだし、あえてRamやJananiの気持ちをわかりづらくしているのかもしれないけど。例えばなんでRamがこんなことになっちゃったのかとか、父親との微妙な関係とか、Ramが苦しんでる間Jananiは何してたんだとか、ちょっとわかりづらかった。あと20分長かったらもうちょっとわかりやすかったんじゃないかな~。。。

(ちなみに私前編字幕なし、ストーリーもWikipedia読みしてるだけなので、理解できないのは当然なんだけど)

あと、Kolaveriソングが入るところが「実はRamに障害があるらしいことがわかる」重要なシーンなんですが、こんな大切なシーンでこの気の抜けたソングでいいんですか!みたいな。。。

でも、こんな障害と戦いつつ、妻には内緒で治療を受け、妻のことを思って日々を過ごすRamの愛情が切ないほど伝わってくるのです。やっぱDhanushくんは顔じゃないね、演技!すばらしい。Jananiを愛してるRamの気持ちがすっごい伝わってきて、何言ってんのかわかんないけど泣けてきたよ。

ソングのヒットで日本でも公開、なんてことはないですかねー。。。


この映画は私の好きなタミル映画Mynaa7/G Rainbow Colonyに負けない作品だと思った。

で、よく考えてみたら3作品とも「純愛→悲劇」図式。。。私ハッピーエンドキライなのかなぁ。。。



VPP2 (2)  イベント目白押し

こんばんワニ。


なんだか日曜にVPPから帰ってきて何日もたつのに、疲れがとれません。

いつもは夜に紅茶をいれるとカフェインで眠れなくなるくらいなのに、グーグー寝てしまう。

そのくせ、朝4時とか5時に起きちゃう。

カンペキに、VPPに体内時計をぶっ壊された感じ。

でも朝早起きになるのはありがたい。というのも…

この続きは来週書きます。


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さて、今日も写真をのせつつVPPの話です。

VPPの週、7日間のうち、1日は祝日でした。なんで祝日はさんでやるかねぇ?と思うし、こちらでは基本的に振り替え休日ってないので、怒り倍増。

でもこの日でなければ参加できない村イベントに参加できたので、よしとする。

さて、この祝日とはなんでしょう?



たくさんの花でかざりつけ

そうです。日本の終戦記念日はインドの独立記念日、8月15日です。

1947年8月15日が独立記念、てことで今年は66回目だったそうです。

この日に小学校にPanchayat(自治組織)のプレジデントが来るのでセレモニーに参加しましょうとみんなで坂の上の小学校に行ったのだけど。



中央に立ってる大人のいちばん右がプレジデント

Summer ProgrammeのときのはPanchayatが政府のお金もらってやってる事業の名前をプレジデントが知らなかったりして、なんでこんな人が…と思ったけど(いい人なんだけど爪が甘い)ここのPanchayatもMBAのことをMaster of Business Aナントカとおおっぴらに間違えて言っていて(Associationだったかな)、なんなんだろうと思った。

そしてこの人はなんか見た目が悪者っぽい感じがする。




やっぱし

やはり去年同様、メインイベントは 国旗掲揚。

国旗あげる前にお祈りの歌が2曲ほど歌われ、やっぱし掲揚の間は国歌だろうと勝手に思ったけど、旗揚げ中は歌なし。終わった後に「国旗の歌」のようなものが歌われました。

国旗もこの類のセレモニーには欠かせないそうですが、この日はなぜか歌わず。なんでだ。。。



クソデブに見える

国旗掲揚のあとは子どもにチョコレートが配られ、MBAたちにも配られ、包み紙はみんなそのへんにポイポイ捨て、なんだかなぁと思いながらセレモニー終了。



みんなチョコレートを食っている

そうそう、余談ですが、この「チョコレート」と呼ばれるキャラメル、誕生日だけじゃなくて用途がいろいろあるんですよね。

いい成績をとったらTreat(お祝い、ごほうび)
いいことがあったらTreat
おんなじ色の服を着てたらTreat

って感じ。つか、いつでもいいんでしょって感じ。

たとえば今週なんか、「ルームメイトが出ていったんだからTreatのお祝いちょうだいよ」と言われました。

なんにしろ、チョコレートを購入するのはいっつも、お祝いされるべきはずの人。数日前もクラスメートが誕生日でなぜか彼女がクラスメート全員にジュースをおごってました。なんでだ。。。



クラスメートKと1年目の生徒

仲良くなる必要もねーだろうと思って今年のVPPでは特に1年目の生徒に声をかけようとは思わなかったのだけど。

私のクラスメートがある1年目の生徒に恋をしてしまい、「なんとか取り持ってよ」と言うのでどうしたもんかなぁと思っていたら、なんとクラス全員がキューピッドとして活動していました笑

でも私の7日間の観察から推測するとこの子は別の生徒にちょっと惹かれているのではないかなと。

どうしたもんかねぇ。

ちなみに私の代には私と西ベンガル出身のNがいて2名の州外出身者がいますが、1年目の生徒はビハール州のオトコノコのみ。

このオトコノコがクセのある子でねぇ。でっかいし、細いし、メガネくんで(たぶん)寒がりだし、頭もよくて知識もあり、何よりも、率先的である。「自分が発表します!」「自分が歌います!」みたいな。うちの大学にはものすごくまれなタイプだと思う。

最初に会ったときに「Hi」とかものすごくなれなれしい印象を受けたので「ケッ」と思ってしばらく半ばシカト状態を続けていたのですが。

VPP後半具合が悪そうだったことと、7日間のまとめレポートを書くのを(自主的なのか押しつけられたのかわかんないけど)担当してるわりになんかよくわかってなさそうだったので(去年私もやって大変だった)「どんな感じなの」と聞いてみたら「意見とかアイディアを聞きたいから明日(VPP最終日)時間とってもらえる?」と言われ、正直

キモい

と思ってしまったので州外同士先輩Nに押しつけて私は逃亡した



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ヤギよ何をみている?

同日15日には去年もやったVeterinary Campが行われました。当日呼びかけだったにも関わらず40名ほどの住民が参加、160以上の家畜の健康状態をチェック。



ヤギさんたくさん

動物が何匹来たのかチェックしていたのがクラスメートS。

最後に集計を手伝ったのだけど、動物の種類に「Lamb」とある。

こちらで羊を見たことがなかったのであれと思って聞いてみると

Goat(ヤギ)の子どもはLamb(子羊)っていうのよ」



ちがくね?

まぁ、こっちって通常は羊肉のことを指す「マトン」がヤギ肉のことなのでちゃんぽんになっちゃうのはわかるけど。。。羊は大きくなってもヤギにならないよねぇ



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女性もたくさん

また、8月15日はPanchayatが年に4回行う村の会議(寄合?)Gram Sabhaが開催される日でもあります。

他の開催日は1月26日(Republic Day)、5月1日(メーデー)、10月2日(ガンディ誕生日)。

以前からGram Sabhaの問題点は人がぜーんぜんこないことだと聞いてました。村の重要事項を投票して決めるというような役割があるはずなのに、なんせ参加率が悪い、と。

まぁ、でも当日この状況をみたらそんなもんかなって思っちゃったよね。

小学校の脇の木の下、シートをひいてみんなぎゅうぎゅうに座っている。

1時間の会議のうち半分は就任から今までプレジデントがどんな活動を行ってきたかの報告だったらしい。あとは政府の事業の宣伝チラシが配られてたな。

この間、何か投票していた気配なし。雨がぽつぽつ降り出したので、ビスケットとティーを消費してみんな退散

まぁ、そんなもんだろうとは思ってたけど。

ぱっと見、女性が多いのは感心した。参加者の女性は「いっつも来てるわよ」と言ってたし。でもこれってただ単に男性の参加率が悪いだけかもしれない。

第一、上記Vet CampをGram Sabhaに合わせてやるっていうのはうちの大学のミスプランニングだと思う。動物のケアするから(大事な)村の寄り合いには行かないでねって言ってるようなもん。民主主義国家なんだから、こういう行事は大切にしていただかないとね。



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まぁ、そんなこんなで、8月15日はイベントが目白押しでした。


2012年8月23日木曜日

VPP2 (1) クルル

こんばんワニ。


こんなとこに泊まってました

みなさんお待ちかねの、私の村滞在プログラムVPP報告をしたいと思います。

え?待ってないって?笑

まぁ、いろいろ思うことがあったのですよ。つきあってやってください。


今日は出発前に書いたこと

寒い。
バス通ってない。
病院ない。
停電たぶん多い。
18時以降は暗いから外出禁止。
雨ばっかり。

について書きます。


ほかほかのティーがどれだけありがたかったか

まず、寒かった。寒さはタミル語でクルルと言います。まいんちクルルクルル言ってたね。

南インドとはいえ、山の上は日本の山と同じように気温が下がるわけですよ。
雨も多いし。

12月に行ったときはヒーターなんか使って「寒い!」と思ったけど、まさか8月で寒いと感じるとは思わなかった。これは完全に事前の勉強不足ね。

私たちが宿泊していたのは某超大手国際NGOの日本支部がインド支部を通じて事業を行っていた際に建てたと思われるゲストハウス。男性陣はすぐ近くのインフォメーションセンターと書かれた建物に泊まってました。

ゲストハウスには二つベッドがあるのだけど、22人もいるので(オンナノコ)ベッドルームではなく併設されたオフィスのようなスペースに雑魚寝することに。

ここで、学科から持ってきたきったないカーペット状の敷物をしいて…ということだったらしいのだけど、知らないうちにこの敷物がみんなに占領され、私を含め6名ほどは敷物なしで、コンクリ(?)床に寝ることに泣

底冷えってこういうことを言うのねと思った。毛布は持っていたので包まって寝たけれど、朝4時くらいにかなり冷え込むので、眠れなくて起きちゃったもん。。。(毎日!)

太陽が出て「ありがたい」と思ったのは久しぶり。

あっ、日中は気温そこそこ上がりますよ。でも関東の5月みたいな感じ。
うっかりして日焼け対策を怠っていたら7日後肌が真っ赤になってました泣


裏山(つか

バス通ってない。 というのはちょい誇張だったよう。

政府運営のバスは1時間に一本は通っていたようです。

でも、宿泊していた集落から別のところに移動しようとしたとき、バスを逃してしまって次は1時間後ってことだったのであきらめて歩くことになりました。目的地についたら帰りのバスがちょうど出発したところだったし苦笑


コーヒーを生産しています

病院ない。というのはホントだった。

最寄の病院は10キロはなれたところかな。

村で車を持っている人は多くない。バスは数が少ない。オートなんかない。ということで、病院に向かう途中で亡くなる人も少なくないのだとか。

だから伝統的な治療方法が普及してるのかもとか言ってたんだけど、そういうわけでもなさそう。

一応村にはそれぞれ看護婦さんがいるようなのだけど、緊急の治療なんかできないしね。赤ちゃんのいるおうちに行くと、お母さんよくがんばったなぁって思う。

1年目のオンナノコに呼吸器官にもともと問題があって、なおかつ整理痛がハンパないという子がいて、ある夜に気絶して、次の日の夜はありえないペースで吐いてたのね。村のおじいちゃんが「車を手配しようか…」とすんごい心配そうな顔で見守っていたのだけど。いつものことだからと病院にも行かずに済んだけど、ホント誰か倒れたら病院行けないし、行っても夜はしまってそうだし、と不安になった。


小学校で行われた、ビンを最初にいっぱいにした人が勝ちゲーム

停電多い。多かったね。丸2日はなかったと思う。

集落には上記NGOのおかげで(未確認ですが日本のODA:政府開発援助も関わっているよう)上水施設はまぁまぁ整備されています。

私たちのゲストハウスは、モーターを回してタンクに水をくみあげる施設が別途ついていたのだけど、2日目にタンクが空になり、停電だからモーター作動せず。次の日電気がきたのを見計らって水をくんでもらう。

で、明くる日にまた水が出なくなったので「また出ないんですけど…」と言ったら、なんと今度はモーターがぶっ壊れたとのこと。

てことで、インド村ライフらしく、みんなでバケツやらプラスチックポットやらを使って水を運んでました。←これは経験として悪いことではないと思ってる。村の女性たちと同じ目線になれるから。

停電多いせいか、住居ではミキサーではなくまだまだ伝統的な石臼を使って調理をしているようすが多く見られました。政府のタダテレビはみんな持ってるようだけど、電気ないんじゃしょうがないよねぇ。


走れー

18時以降は暗くなる。確かに。まぁ山だから仕方ない。

でも時間がなくて18時以降も調査をしなくちゃいけなかったので、停電で暗い中を帰ってくるのはちょっと怖かったかな。


制服はどうした?

雨ばっかり。これも土地柄季節柄仕方ない。

私たちの場合去年(私のせいで)VPPが延期になり平地の雨季の時期に行ったのであのときも雨に降られて大変だったんだけど、今回は寒いのもあって、サンダルがちめたいーって感じだった泣

1日除いて毎日午後になると雨がしとしと降ってた。

夕方すぐ暗くなるのもそうなのだけど、何しろこの雨が毎日来るもんだから、かなり活動が制限されたね。。。まぁ、人んちで雨宿りさせてもらってお話を聞くのは楽しいのでまぁいっかと思ったけど笑

けれど、この雨のおかげで、平地のカピカピ大地とは違って雨だけで作物が育てられるとのことなので、このあたりの農業はかなり恩恵を受けています。主な作物は豆、コーヒー豆、バナナ、コショウ、みかん、などなど。ジャックフルーツもあちこちで見かけました。



まぁ、基本情報はこんなもん。と、いうような場所に7日間滞在していたわけです。

去年は日ごとに書いてましたが、今回は気づいたことを少しずつ書いていこうと思います。

あ~ちなみに、行ったのはPeriyurというところです。

District(県)としては私の住んでいるDindigul Districtと同じところなのですが、Block/Taluk(地区)は標高の高い南タミルナドゥのリゾート地Kodaikanalに属しています。Kodaikanal Blockの北部に位置するPeriyur Panchayat(インドの自治組織)の、Malligaipalaiという集落に滞在してました。

(まぁ、Google Mapでも出てこないし検索する人いないだろうけど笑)



2012年8月21日火曜日

なかば勝手にルームシェアリング(完) VPP2終わったよ

こんばんワニ。


おもいで


いやはや、終わった終わった。Gandhigram Rural Instituteの生徒が毎年参加しなければならない「山」、Village Placement Programme(VPP)が昨日終了。


写真は終盤に最後の調査をしていたときに私の手にあったもの。クラスメートがつんだ花(私は花をつむのは反対してるので)とクラスメートが村の人にもらったざくろ、そして7日間共にしたペン。


前回のポストで今回はなんとかなるんじゃね?と書いたのだけど、けっこう、なんとかならなかった

大変だったのよ、ホント。

まぁ詳細は別の日に書きますね。

と、いうのもうだうだと書き続けてきたルームメイトの話が昨日VPPと共に終了したんですよ。


さかのぼって先週の月曜日。

その前の日に「VPPが終わるまでに出ていってもらいたい」と寮母手下にお願いし、約束してもらっていた私。

とは言え、自分から「あなた今週出てくみたいよ」と言うのもなんかイヤなので、VPPから帰ってきたら「私がいない間に移動したんだね」と知らなかったフリでもしようとか思ってました笑

なのでルームメイトSちゃんとこの件に関して話をする余地はないと思っていた。のに。

月曜の朝、ドアをしめて「お願いがあるんだけど」と言うSちゃん。

いやな予感。。。

私「な、なに?」

S「あのね、この部屋の家賃を折半できないかと思って

いや、きましたな苦笑

私「どういうこと?この部屋にずっといたいってこと?」

S「そうなの…」

そんな捨てられそうな子犬のような顔をしたって私には通用しませんよ。

S「副寮長(手下)が来週私が部屋を移動するって言ったからその前に話がしたくって」

…来週じゃなくて、今日かもしれませんけど?

私「いや、申し訳ないけど、もともと20日間って決まってたし。それに同じ州から来た子と同室の方がいいと思わない?」

S「他の二人と同室っていうのに問題があるわけじゃないの」

私「じゃぁどうして?」

S「私わかったの。誰かと一緒じゃ勉強できないの



はぁ?

いや。

私もなるべく自分の勉強だけに集中しようとテスト中はあなたと話さないようにしたけれど。

読経のような教科書読みが聴こえないように普段テスト中は聴かない音楽もウォークマンでガンガンにかけてたけど。

あなたとオトモダチが部屋でくっちゃべってるのもなるべくシカトしたけど。

だけど私が部屋にいなかったわけじゃないでしょ

私は「誰か」以下の存在ですか?私は部屋にいないのと同じなわけ

かちんときましたね。

私「いや、あのね。ホント言うと私も誰かいると勉強できないし

S「じゃぁ、テスト勉強のときだけここにきて勉強していい?」

…もう、なんなのよ。ここは勉強室じゃなくて私の個室なの。こしつ!!!!

私「いや、そういうのルールの問題でダメかもしれないし(デタラメ)…あぁ、こんな時間。ご飯食べなくちゃ」

とその場を去ったのでした。

VPPに出かける際にはこれまたしらじらしく

「じゃぁ、1週間後にまたねー」

とか言っちゃったりしたけど。


で、ね。

去年のVPPのときはこういう研修時に村から不必要な電気をいただくのが申し訳ないと思ったので携帯電話の電源切ってたの。

でも今年は「あの子出てったよ!」というマニプールシスターズからの報告がききたかったので笑、携帯電話の充電器も持参。

ところが、村についてみたら電波なし!宿泊していた建物の屋上(集落のいちばん上)に上がってよーやく1本か2本って感じ。私のVodafoneは電波があるからまだマシな方。

まぁともかく、こんな状況なのでシスターズに電話しても「きこえないよー」という応答のみ。なので報告はあきらめて、日曜日にがらんとした部屋に帰るのを励みにしていました。(結局携帯電話の電源切った)


そして土曜日の夜。明日帰るの楽しみだなー、時間あるしまたシスターズに電話かけてみようかなと屋上にあがる。電源を入れて、SMS受信。

シスターズ妹「ねぇまだあなたのルームメイト部屋にいるわよ。また明日ね:-)



なんですと!!!???

わ、私明日帰るんだけど!!!???

:-) とかニコニコしてる場合じゃないよ!なんてこった

あわててどっちかっていうとSMSより電話派のシスターズ姉に電話。

私「ど、ど、どういうことなの。。。約束したのに。。。」

シスターズ姉「わかんないよー!副寮長に言った方がいいよ!」

私「わかった、電話する!」

と言ったものの電波はひどいし夜も遅くなっちゃったので日曜の朝かけることに。


VPP最終日。朝宿泊先の裏の山(つか岩)にのぼって電話をかける。つながるんだけど相手は聞こえないようす。

「もしもーし!!!」

こんなことで時間をムダにしてる場合じゃないのに泣

場所を変えて3回目にやっと通話可能に。

私「もしもし、ミワですけど。部屋の状況を知りたくて。なんだかまだルームメイトがいるって聞いたので」

手下「あ、彼女ね。今日移動させるわ



忘れてたな、コイツ。

手下「例の博士号が出て行ったから部屋のアレンジができるはず。ちょっとずつ荷物を動かすかもしれないけどそれはかまわないわよね?」

私「えーと、出てってくれるなら。」

手下「今日、あなたは夕方に戻るのよね?」

なんか帰る時間を聞いてくるのがしらじらしい。朝のうちに移動してくれ

私「はぁ、夕方までには帰ると思いますけど」



と、いうことで結局私の要望はぜーんぜん組み入れてもらえてなかったわけ。

でもまさか朝約束したことをその日の夕方また破るってことはねーだろと思ってVPPに集中。


昼、大学の車が到着して村を出発。ドライバー氏が他の学科の生徒も迎えに行かなくちゃいけないのでとばすとばす。Uピンカーブも遠心力でふっとぶかと思うくらいけっこうとばす

そんなわけで16時には大学に戻ってきました。


ドアをあけたら私ひとりー!とワクワクしながら寮に向かう。

階段をのぼると、Sちゃんの同郷の子が大きなトランクを階段で運んでいる。

…まさか。。。

…やっぱし。。。

私が帰ってきたときちょーーーーーど、引越ししてました。

私「あっ、今移動してるの?(しらじらしい)」

もともと移動の時には手伝うつもりをしていたのだけど、自分も早く水浴びしてリフレッシュしたかったのでバスルームに直行。彼女のものがまだバスルームにあって、それも取りにくるだろうと思いつつささっと水浴び。

そのあと洗濯開始。Sちゃんはその間行ったり来たり。

最後に、バスルームへやってきてバケツやら石鹸やらを回収。

S「じゃぁ、バイバイ」

と部屋を出ていく。。。



掃除してけ、クソガキ!!!!!


彼女がマットレスを買ったときに使われたであろう梱包テープはベッドの上に放りっぱなし。

ベッドの下にはビニール袋。

床はほこりだらけ。髪の毛だらけ。もちろんマッチ棒も散乱

棚にはロウソクのロウかすがべっとりつき、灰だらけ。

つか、私のベッドの上もなんかお菓子のカスとかいっぱいなんですけど、どういうこと?


もちろん帰ってきて掃除するかと思ってましたよ。なので数時間そのまま放置。

でも帰ってこない。

怒りとむなしさで掃除しました。

棚、彼女が使う前はぴっかぴかだったのに。次使う人がかわいそう。


もう、こんりんざい(金輪際って書くのね、初めて知った)、どんなに良心にアピールされてもゼッッッッッッッタイ、部屋はシェアしない。決めた!!!!!


つか、来る前に

彼女が使う机はそのあとキープしてもいいわよ

って言われてたのに、机どころか私がもともと持ってた2脚目のイスまで移動するってどういうことなのよ。。。

もう手下と交渉するのがめんどくさいので寮母に

「イス、私のだったんですけど」

と言ったら、寮母の部屋から新しくペンキが塗りたくられたイスが贈呈されました。座りたくない。。。



~ルームシェアリングの話 完~
(じゃなかったらどうしよう)


2012年8月13日月曜日

なかば勝手にルームシェアリング(4) VPP2前夜

こんばんワニ。


もれてやがる

クラスメートにもらったプラスチック製ジャー。

ある日「2週間前にミワの前に買ったんだけど、持ってくるの忘れちゃってこんなに時間たっちゃった」とジャーごとくれた。

これね~…たまに他の子にももらうんだけど、あんまり好きじゃないんだよね~苦笑


どろり

このへんで有名なPalaniというところには丘の上に作られたムルガン神のお寺があり、そこにお参りに行くと必ずと言っていいほどこれをみんな買ってくるんだよね。

この日もらったのは他のお寺のみたいだけど。

何でできてるのか知らないんだけど、味から察すると黒砂糖…と何か笑 独特の味がするから何かスパイスとか果物が入ってるんだと思う。

ひと口なら、そうね、まぁおいしいかなって思うけど。何たって甘いからね。

クラスメートたちはこれが大好きなのですよ。

これを誰かが買ってくると「ちょうだい!」と手を出す。買ってきた人はこのどろどろを手のひらにぽとっとのせてくる(このため買ってくる人はたいていスプーン持参)。

そしてお下品なクラスメートたちはこのペーストを手のひらからべろっとなめるわけですな。



  ●  



オリンピックを観ることもなくもう閉会セレモニー泣

思えば北京のときは日本にいて時差もなく楽しんでいたはずなのに、なんか記憶がない…

なんでだろう。。。

その前はケーブルテレビがなかったしアテネとの時差もあったから観た記憶がない。

その前、シドニーはやたら覚えてる。高校生のとき。なんでかって、ソープくんに恋してたからね~笑 あの水着にあまりにも衝撃を受けて、次の年博多の世界水泳まで観に行っちゃったから!

最近Facebookで発見したんですよ。けっこ早く引退しちゃったから何してんのかと思ってたけど、フケたね~泣 なんでこんなに黒いんだろう。外で泳いでんのかな。

まぁともかく、サッカーとか陸上とかすっごく観たかったけど、終わり。

さっきNHKラジオで日本選手団のメダルの獲得数が過去最高って言ってたから、全体的にはよかったんでしょうか。サッカーは残念だったけどねー(試合後の韓国選手の行動が笑)




  ●  


そんな私は明日から2回目のVPP

去年と同様私は1年目の生徒と一緒に行きたくない理由があるのだけど、ここは大人になって参加するしかない。

VPP: Village Placement Programmeというのは我が大学特有のプログラムで、学士・修士の学生が1週間村に滞在し、村の問題を分析したり、可能であれば解決の糸口を見つけようという趣旨のもの。まぁ以前にも説明してるので過去のポスト見てください。。。

去年は私は個人的にRaggingで延期だの抜歯だのあって、ホントめいっていたのだけど、今回はまぁ何とかなるっしょみたいに思っています。


少し前に学科長が「VPPの村はHill areaPlain areaとどっちがいい?」と聞いてきたのね。

クソ暑い南インドの地では"Hill area"はたいてい避暑地のこと。植民地時代にイギリス人などが休暇を楽しむため(だと思う)こうした低めの山に電車の駅を作ったのでHill areaはHill stationとも呼ばれます。

ということで「Hill area = 涼しくて快適」の図式がクラスメートの頭にできているらしく、みんな口をそろえてHill areaがいいですと答えたわけ。

で、Kodaikanal地区で村が見つかったっていうからどんなとこなんですかと聞いてみたら

寒い。
バス通ってない。
病院ない。
停電たぶん多い。
18時以降は暗いから外出禁止。
雨ばっかり。



なんてこったい。

毛布持参だってよ。。。


…という心配はあるものの、去年も雨降ってたことは降ってたし、何とかなるよねと思っているのです。Summer Programmeでも村に泊まったし、知らない村に泊まるのも慣れてきたかな~なんて。

でもたぶん一番の要素は「定期テスト期末テストの直前じゃない」からだと思うんだよね。あまり直後のことを考えなくて済む。思いっきりプログラムに専念できる、と思う。




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まぁ、そんなわけで明日から私はVPPに行くんだけど、明日行くのは文系の学科なのね。

私の(仮)ルームメイトSちゃんは理系なので来月。

ぶっちゃけ、私がいない間に彼女が部屋をひとりで使うのに不安があります

ということで、昨日寮母手下んとこ行って「申し訳ないけどVPPから帰ってくるまでに移動してもらってください」と懇願してきました。

すると、

先日この寮母手下と廊下で大ゲンカした博士号がひとり追い出されるのでその部屋に移す

だそうです苦笑

この博士号の子もね~。ウソは言ってないのよ。

お金払ってないのにアンタ(手下)はMessのご飯食べてる。お金払ってる私たちがどうして部屋で食べちゃいけないのよ」

そうなのよね~。最近、バスルームでお皿を洗うから食べ残しが詰まっちゃってーとか、人の部屋のごみ箱に食べ残しを捨てる人がいるーとか、くっだらない事件がたくさんあって、手下がブチ切れた日だったんだよねー(部屋で食べるのは禁止!とか言っちゃって)。それに感化されてこの子も前から言いたかったことが爆発したって感じだと思う。

最近手下なんかカリカリして変なのよ。個人的に話すときは問題ないんだけどね。


あぁ、まぁ、そういうことで、日曜日に帰ってくるまでには移動が完了しているはずです。

と思うから心も軽いのかな。

では、明日からいってきます。


2012年8月11日土曜日

No Burqa? インド大学ドレスコード事情(2)


こんばんワニ。


先日タミルナドゥのカレッジでのドレスコード事情について書いたばかりですが、翌日の新聞にこんな記事が載っていたのでご紹介。

…の前に、いくつか紹介されている単語の説明を。

Tilak:体につける白や赤のラインや点。たいていはおでこですね。カーストによって種類がちがうらしい。参考写真

Bindi:眉間につける赤の点もしくはジュエリー、それをマネたシールの類。参考写真

Bangles:バングル、ブレスレット。細いガラスや金属製のものをいくつもつけるのが南アジア流。参考写真

Hijab:ムスリム女性が髪の毛をおおうのに使うヴェール。参考写真

Burqa:頭全体と顔をおおうムスリム女性のヴェール。参考写真

Mangalsutra:既婚女性が身につける聖なるひも。参考写真


Tilak、Bindis、Banglesの着用をアドバイス
カルナータカカレッジがHijab、Burqa、スカーフの頭着用を禁止
 
カルナータカのDakshna Kannada地区、Putturの教育機関運営者がTilak、Bindis、そしてバングルの着用を奨励するガイドラインを発表した。 
Vivekananda Vidyardaka Sangha(VVS)に属する41機関が生徒そして講師向けにこのガイドラインを制定した。これによると、キャンパスでHijab、Burqa、スカーフの頭着用は禁止、男子生徒はTilakを、女子生徒はバングルとBindiをつけるよう推奨している。バングルとBindiについては講師にも適用される。 
とは言え関係者は「強制ではない」と語る。守らなくても罰則はない。
このガイドラインは1965年からずっと使われていて、今まで特に不満や抗議の声はあがっていないそうだ。 
しかし、41機関の15,200名の生徒のうち、ムスリムやクリスチャンは100名ほどである。 
機関から指名されテレビのインタビューに答えた生徒によれば「バングルとBindisを身につけるのには科学的な根拠もあるんです。私たちの文化を守るのは当然でしょう。」この間彼女のうしろには3名の講師が立っていたそうだ。[...]
あいまいさはなし
ドレスコードについてはあいまいな説明ばかりだが、Hijab、Burqaそしてヘッドスカーフの禁止に関しては議論の余地なしだ。「キャンパス内では禁止だから、カレッジの入り口までしかHijabはつけていません。入り口に女性専用の部屋があってそこで着替えられますから」 と生徒は語る。
しつけは制服から
「制服で規律を守るのは大切なことですよ。だからHijabとBurqaを禁止してるんです。何千年もBindi、[ピアス]、バングル、トーリング、Mangalsutraはインドの文化の中で重要な位置を占めてきました。Tilak、Bindi、バングルは特定の宗教に特化したものではないですし。ヒンドゥ教は宗教のモデルとして守っていかなくてはいけないですね。」


いやー、強制でないと言ってるけど、こんなアドバイス受けたら周りにやぱりプレッシャーかかるよねぇ。

にしてもBurqa禁止なんてびっくり。フランスじゃないんだから。。。反対のデモとか起きそう。

ドレスコードの設定は大学の勝手。でも宗教的な理由で身につけているものを脱ぎなさいと言われるのはおかしいと私は思うのです。

つい最近もHijabをつけてサウジの女性がオリンピックに出場しましたよね。彼女はあれなしでは出場させてもらえないと国で言われ、でも競技にあぶないからとオリンピック委員会から着用参加は無理だと言われる可能性もあったんです。彼女の実力とはなーんにも関係ないのに。

こういう動きがあるのに宗教寛容とは反対に向かってるってどーいうことなのよ。

まぁともかく、大学生レベルで服装どうのこうのと決められていたら、社会に出て「何着よう」と自分で考えられるのでしょうか。学生のうちにいろいろ失敗しておく方がいいんじゃないかなぁ。


あぁ、眠い。。。