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2013年5月14日火曜日

Exam Time テスト中のいい話、よくない話

こんにちワン。


今日期末テストESEの3科目目が終了。

あとひとつで、おしまーい!


と思ってウキウキしたいところですが、

なんか調子悪い。

昨日の午後あたりから
腹痛、頭痛、寒気

風邪の兆候ですよね。

テストのころだったので
まさかまた…泣
と思ったりなんかしちゃってますが、
具合悪くなってるヒマはない。

ということで、頭痛はこれで治しましょう。


今日はテストネタ。


  ●   ●   ●   


The Hinduより。


このへんで書いたように
12年生の一斉テストというのは日本でいえばセンター試験のようなもので
その後の人生がこれにかかってるよね!ってな感じ。

つい先日この12年生のテスト(Class XII Exam)の結果が出て
州のトップの生徒や、
苦労していい成績を出した生徒、
成績が悪くて自殺してしまった生徒など
たくさんの記事が出ています。

で、この記事によると、

現在19歳のJeraprabhaは
14歳のときに母方の叔父と結婚させられ
16歳のときに夫のところから逃げ出しました。

結婚に際して8年生まで通っていた学校はやめさせられたのですが
その後彼女は自分で勉強して
Private candidate(学校に籍を置かない受験者)として
10年生の一斉テスト(Class X Exam)を受験し、
今年の12年生のテストでは1136点の成績を残しました。

1136点というのはトータル1200点なので
(200点満点×6教科)
94.66パーセントです。すごいね。

で、これだけだったらふーん、って感じなんだけど
彼女の場合はさらに苦労苦労の道のりだったわけ。

というのも、夫から逃げて学校に戻りたかったのに、
校長(公立の学校みたいですけど)が
既婚の生徒は他の生徒に「悪い見本」になるから
ということで、復学を断られてしまったのです。

んなこと言ったって、彼女が望んで結婚したわけじゃねーし!

Jeyaprabhaの地域では
オンナノコが母方のおじと(多くは"叔父")結婚する
というのが習慣としてあって、
彼女の場合も母親がムリヤリ結婚させたようなもの。

母親は、
自分の娘が弟と結婚すれば
娘が親(Jeyaprabhhaの祖父母)の面倒をしっかり見てくれる
なーんて考えたようですが、

ふたをあけてみれば
この叔父は飲んだくれでどうしようもなく
こんなヤツと娘を結婚させてしまったなんて自分を呪いたいと
母も言う始末。

(※ちなみに、この母方の叔父と結婚というのは
タミルナドゥではかな~り普通の話で、
「叔父さん(Mama)が家に来る」とオンナノコが言うと
え~~~~~!!婚約の日取り決め???
っていう反応になります笑)

でも幸運なことに、彼女の話が
The Hinduに以前にのったら、
「上の人」たちが介入して、
復学が実現することになったのだとか。

メディアの力はナメられないわぁ。

まぁともかく、10年生のテストでは
500点のうち469点獲得(93.8%)、
そして晴れてまた学校に通うことになったわけ。

で、今年のテスト。

将来はお医者さんになりたいんだってー。

一方で、祖父母は息子(夫)と復縁をのぞんでいて
結婚の際に両親が送った宝石の類も返さないとか。

だけど本人は医者になるという固い決意があって、
Child marriageは違法なんだから正式に離婚の手続きをする必要もない
と言っています。

エラい!

あまり裕福ではない家庭ということですが、
こうやって強い意志を持って学問に励む
そういうオンナノコがいるというのは
大変喜ばしいことですね。


  ●   ●   ●   



と、いう人がいる一方で

カンニングなんかしちゃう人もいるわけですなー。

犯人はSちゃん、元ルームメイトです。。。

先日のテスト中、
公式を手に書いていたのがバレて
(やっかいなことに気がついたのは同じ寮の博士号の人)
怒られる。

でもその公式を使った答えはなかったので
まぁよし、そのままテストを続けなさい
ということになったのですが
(それもどーなのと思うけどさ)
彼女テスト会場で泣き出してしまったそうなのです。。。

あまりにも泣きじゃくっているので
周りは心配に。

そのうち「お水をください。。。」
試験官が水を持ってくる。

答えられません。。。」

そして試験終了の合図で
もう少し時間をください。。。」

5分余計にもらったみたいだけど、
たぶんきちんと回答できるような
心理状態ではなかったでしょうね。

あきらめて来学期受けなおせばよかったのに。

以上、隣の列で試験を受けていた
イトコちゃんからの報告でした。




2013年5月8日水曜日

Cost n Benefit 稼動しちゃうんですか?

こんばんワニ。


クロウです

実家のクロウです。

このお腹はブラックホールなので
いやなことがあるとクロウが吸い取ってくれます。

あぁ、早く吸い取ってほしい。


さて。

先日のポストはたくさんの方に読んでいただいたようで
ますますショックを受けた方も多いかと思われます。

クロウの写真を送ってくれる家族や
いや、それ、嫁入り前に送っちゃまずいだろうという変顔を送ってくれる友人

そんな皆さんに支えられています。

だけど、
本人は思ったより回復してます。
(気持ちの問題ね)

起きたことは覆せないし、
かといって許せないし、
複雑な気持ちではありますが
今はとりあえず、修士過程を終了しようというのが一番の目標です。

んで、カエル。


読んでいただいている人の中には
「落ち込んで何も手につかないんじゃ」
とかって思っている人もいるかも…

いないか。

でも、ホントそんな感じじゃないので
ネタ変えます。笑


私が学生ヴィサ更新や論文でバタバタしている間に
インドではいろいろなことが起こりました。

どっちかっていうと
ボストンの話の方が気になってたけどね。

パキスタンとは囚人問題でモメたり
中国とも緊迫状態が続いたり
いやー、ヤバいね国際関係、と思っていましたが

今朝の新聞で気になる記事が。

タミルナドゥのKudankulam原子力発電所の稼動に

あちゃー。。。

デモが起きたり
なかなか稼動にこぎつけないじゃんねと思っていたKudankulamですが
いよいよ稼動に向けて最終ステップという感じ。

とは言っても
Atomic Energy Regulatory Board (AERB)
Nuclear Power Corporation of India Ltd (NPCIL)
Department of Atomic Energy (DAE) が
稼動OKなら、という
結局最高裁判所の権限があるのかないのかよくわからない
そんな判決(?)だったのですが。

気になったのは以下です。

稼動から得られる経済的恩恵に焦点を当てるべき。
原子力発電所を稼動させることで貧困が解消され、雇用が生まれる。
発電所を運営するNPCILは環境への配慮をし、
持続可能な開発と社会的責任を果たす準備がある。
原子力開発、制御そして利用は国民と経済発展のための
国の政策である。

ふーん。。。。

で、

公益」が
「憲法21条で約束されている人権と生存権が侵害されるという不安」を
取って代わるようなことはあってはならない。

と言っているのですが

原子力発電所の「負」な事項に関しては
"minor inconveniences and minor radiological detriments"
大したことない不便さ、大したことない放射線の損害
と言っています…

結果がフクシマでも?
周辺の人びとが家も生活も思い出も全部捨てて、
仮設住宅に住まなくてはいけない、
そんなことがこの先起こっても、
大したことないって言えるんでしょうか?

原子力から得られるものが
原子力によって失われるものより
重要、
そういう見解なんですね…

でもね。

最初925メガワット発電するうち
460メガワットのみがタミルナドゥへ。
他は近辺の州に送られる。

発電量の半分はタミルナドゥが使えるんじゃんと思うけれど、
この州では1200~2200メガワット電気が足りてないんです。
400ちょっともらっても全然足りないんですよ。。。

まぁ、裁判所は、
火力発電から原子力に変わるメリットも述べていました。

特にこれと言って
特筆すべき内容ではないのですが
国の最高裁判所がどーぞと言ってしまえば
稼動はものすごく近いのではないかと思われます。

残念ですね…。。。

これに対し
地元ではさっそくデモがまた行われ
福島の発電所が燃えている写真など持った人が
通りに繰り出したようです。




2013年3月25日月曜日

Japanese Curry こくまろ

こくまろ

こんばんワニ。

お祭りでうかれていた私ですが遊んでいたばかりではなくって
ちゃんと修士論文書いてますよ。

というか、今日やっと「とりあえず終わり」まで書き終わったんですー。
あとはごちゃごちゃ見た目を手直しして
文章が変なところを直すわけですが。

過去数日間
電気があったらタイプ、
停電のときは書き終わったところをプリントしたものに訂正をペン書き
ということをしていました。

そしたらねー。

「あぁこの日眠かったんだろうな」
という個所が多々笑

イミフメイ!
ってな文章もいろいろありました。


で、今日の17時すぎに「流水域開発こうしたほうがいいですよね」
という部分を書いてとりあえずおしまい。

ひと晩寝かせて頭を整理させたいので


ひさーしぶりに苦笑、ご飯を作ることにしました。

いや、ご飯食べてなかったわけじゃないですよ。
2週間くらいちと手抜きをしていたのです。
論文で忙しかったから…

で、いつも何かと食べさせてもらっている
(よくご飯によんでもらっているのです)
マニプーリシスターズとイトコちゃんに日本カレーを作ることに。


いや、実はね。
本当はタミルの人たちに日本カレーを紹介したいと思っていたのだけど。

日本から戻る日、空港に向かう先で寄った地元のセブンイレブンで
あわてて日本食を買い込みトランクにつっこんできたのですが

戻ってから「こくまろ」のよく表示を見てみたら
牛脂」使ってやがる。。。

ヒンドゥ教の人には食べていただけない。

まぁ、私もいやなのだけれど。

そんなわけで
日本カレーはクリスチャンの彼女たちにふるまうことにしました。


大学の入り口のすぐそばにある野菜やさん。

最近表でいっつもグリーンピースをさやから出しているオトコノコがいて
(隣のスナック屋でグリーンピース使ってるからだと思う)
家族の手伝いしてるのえらいなぁと思っていました。

ちょっと年齢が高いので
学校行ってないのかなと思っていたら
話をしてみると(とは言ってもあいさつくらいだけど)
軽度の知的障がいがあるらしいことがわかりました。

だから学校行ってないのかな…と
勝手に想像。

今日の夕方ひさーしぶりにお店に行ったら
いつものようにグリーンピース作業をしている彼に
お客さんが話しかけている。

タミル語じゃない…ヒンディ語?

このお店にはうちの大学の先生もよく来るので
ヒンディ語圏から来ている先生だったのかも。

でもオトコノコもぽつぽつ答えている。

何を言っているかわからないけれど
ビハール州」
と聞こえました。

び、ビハール。。。


(Aがうち、Bがビハール。ちょっとズームアウトしないとわかりづらい)


今日たまたま英語を話さない野菜やのおばちゃんの横に
娘なのか若いオンナノコがいたので

あのオトコノコ、ビハールから来たの?」
と聞くと

「わからない、記憶がないから」
とのことでした。


確かに彼の顔立ちはタミルの人ではないとは思ったけれど
そんな遠くから、障がいのある子が何でこんなところに。

以前に読んだ新聞の記事でも

やはり知的障がいのあるオトコノコが長距離電車に乗ってしまい
遠いところにたどり着いて
障がいを持った人たちの施設で保護されていたのですが
数ヶ月だか数年後
たまたま同じ地方から来た人がそのオトコノコに会う機会があり
それもたまったまお互いに方言で話せることがわかったので
その人が親御さんを探し出し
無事にオトコノコが家に帰る

という感動的な話があったのですが。

大学の野菜やさんにこんなオトコノコがいるなんて
ありきたりの話なのだろうかと思いました。


…ってことがあったんだよ!かわいそうだよねぇ!

とカレーを持ってマニプーリルームに行ったところ

警察に連絡すれば捜査してくれるかも
と言われたのですが

今朝の新聞に
いかに警察が役立たずか
という一面丸々使った記事が出てたので

「う~ん、それはどうかなぁ」
と、思いました。


彼女たちにカレーをおすそわけして
自分は部屋に帰ってきたのですが
さっそくご飯にかけて食べたところ

おいしいんだけど、辛くない。。。

中辛ってこんなもんだっけと
しみじみ思いました。

世界一辛いとかいう唐辛子を食べる彼女たちなので
辛くなさすぎておいしいと思わないかも
と申し訳なく思っていたら

Facebookで
日本食おいしかったよ
と言ってもらえました。

厳密には日本食ではないのですが、
まぁ、いっか。





2013年3月19日火曜日

エンジンをかけられた Student Protest (2)

こんばんワニ。



大学

閉鎖



まぁ、今回はそれなりの理由があるとは思うのだけど。

このブログでも書いてます
インドのお隣スリランカ北部には
私の住むタミルナドゥのタミル人が住み
人口的には多数のシンハラ人とモメて戦争をしていました。

戦争中は両サイド共に殺戮を行い
どっちだけが悪いということはないのですが
国際社会的にはスリランカ軍(シンハラ側)の
女性子ども避難民関係なく殺したというのが
いわゆるジェノサイドだと言っている人もいて

戦争は一応落ち着いたにしても
戦時中の軍の行動、責任者を追及しない現政府など
非難がますます高まっています。

戦争中にタミル側のリーダー的存在の人(Prabakaran)の子ども(Balanchandran)が
捕虜のようにスリランカ軍に捕らえられていたのですが
その子どもを無残に殺した
その殺害直前直後の写真が公になり
タミルナドゥ各地で大規模なデモが起こりました。

2週間くらい前から学生もハンガーストライクを行っていて
先週はバタバタと病院に運ばれる人もいたので
「そのうち収まるだろう」
と私は勝手に思っていたのですが
学生デモは収まるどころか広がっていて
大学を閉鎖せざるを得ないところが増えてきたので
今日州政府が「無期限」閉鎖を決めたわけです。

ちなみにうちの大学でデモはやってないんですけどね。

ある教授いわく
「うちだけ開けているというわけにはいかないだろう」

…なんなんだよそれ。

実は昨日ニュースで
内戦当時の悲惨な殺害に関するクリップが流されたとかで
タミル人の血が煮えたぎっている
というのが今日の状況だったようです。

いつもぽけーっとしている
MBA Coordinatorでさえ
「あんなの絶対に許せない」
と声を荒げて言っていたくらいなので。

私はテレビ観ないから知らなかったけど。。。

たまたまUN Human Rights Council(国連人権理事会)が
スリランカの戦争中の責任を追及するための決議を
通すだの協議だのしている真っ最中で

なのにインド中央政府は「スリランカの国内のことだし」
と「お隣の国に対して強く言えない立場」を表明し
それがタミルの人たちの感情をますますかきたてているのは確かなのです。

気持ちはわかるんですよ。

でも私がわからないのは何で今さらということ。

スリランカの内戦は80年代からずぅっとあったし
私はあの写真集をたまたま見つけたけれど
こんなに同胞タミル人のことを思っているインドタミル人が
今まで戦争や殺戮のことを知らなかったわけがない。

スリランカタミル人の難民はインドにもたくさんいるし。

なのになんで今になって。
というかなんで今まで何も言ってこなかったのよという方が正しいかも。

こういうことがタミルの人に起こっていた
こんなことをお隣の国がしていた
というのを学ぶのに遅いということはないんですが
今までただ無知だったのか
Balanchandranの写真がそこまで衝撃的だったのか
「今」な理由がわからない。


● ● ●


まぁそんなわけで今週いっぱいはとりあえず閉鎖のようです。

前回とちがって外出はダメと言われているので
もうこれは論文今週終わらせるしかないな
エンジンがボコボコかかったような

そんな気がしていたのに。

停電でまだ寮のここだけ電気なし。。。


エンスト


手下の話いわく寮の電気回路(3本くらいあるらしい)のうち
私側の線だけ木にひっかかってんだって。

はぁ~。。。






2013年3月1日金曜日

Recycle 廃品回収

Ootyのバラ

こんばんワニ。


うちの寮には、こまごまとしたお世話をしてくれる庭師のおじいちゃん
お掃除をしているおばちゃんがいます。

このおばちゃん、決して根が悪い人ではないとは思うのですが
来たころはお金をせびられたりしてなんかなぁといつも感じていました。

朝早くに来てお掃除をして夕方まで働いている、
と言うと聞こえはいいのだけど、実際は
まっぴるまに階段の上がり口で床にごろーんと寝ていたり
夕方ひとっぷろあびて屋上への踊り場で上半身裸になって着替えていたりと
この人なんなんだ!
と思うこともあります。

でも、悪い人ではないと思うのです。

そんなおばちゃんのクセ。

寮では、それぞれの部屋の前にゴミ箱がおいてあって、
部屋で出たゴミはそこに捨てます。
それをおばちゃんが朝お掃除のときに回収しています。

でもおばちゃん不思議なことをするんですー。

プラスチックのボトルとか、金属、びんがあると
ゴミ箱から回収しないで、箱の外に出しちゃうんの。

最初は何で回収してくれないんだと思ってゴミ箱に戻したのだけど
次の日にはまた外に出ている。

何日かするとようやく回収。

これが意に介さなかったのである日手下に聞きました。
「Mさんがプラスチックとかだしっぱにするんですけど。」

すると
「あぁ、あれは業者がたまに来て買い取るのよ
と答えが。

手下いわく、たまに業者が来て
プラスチックや新聞などを回収しているとのこと。

きちんと測ってお金を払ってくれるのだそう。

つまるところ、リサイクルなんですね~。

んで、おばちゃんは、このときにお金を稼ぐために
リサイクルできるものは別にとっておいて、
まとめて渡しているのだとか。

それで、ダイニングホール側の階段の踊り場に捨てられないゴミ、
ではなくてリサイクル待ちグッズ
たくさんあるのがわかりました。

私は寮でThe Hinduという新聞を購読しているのですが
最近、読み終えた新聞が山のようになってきて
どーしたもんかと思っていました。

新聞はあとで読み返すこともあるのでゴミ箱には捨ててないんだけど、
なんかそのうち倒れそうな勢いなんで。。。

ということで業者はいつ来るんだと思っていた矢先。


今朝クラスに行こうとすると、寮の玄関に
例のリサイクル待ちグッズの山が移動している。

特に気にもとめなかったんだけど
寮に戻ってきたら新聞もたくさん運ばれてきている。

もしかして~と思って寮母に聞くと
今日業者が来るとのこと

お~。

そこで2回に分けて新聞を階下に運ぶ。
30分ほどで業者が来るとのこと。

結局1時間以上待ったと思うのだけど
やたら足が傷だらけの地味にカッコイイお兄さんがやってきて
新聞を測り始めました。

でっかい袋にどさどさ新聞を入れて、
吊り下げ式の測りで見ると
13キロ。

1キロ8ルピーなので104ルピー。

マニプールシスターズが12キロ96ルピーだったので
ふた部屋で200ルピーいただきました。

イトコちゃんいわく、
デリーでは1キロ15ルピーだそうだけど。。。

田舎だから仕方ない笑

100ルピーおこづかいやったね!

とうれしい気持ちはさておき。

プラスチックを平気でそのへんにぽいぽい捨てるこのインドで
この前の国際会議の帰りに教授がビスケットの包みを車窓から
ポイしてたのはさすがにありえねーと思ったけど)
リサイクルをしている人がいるのは知っていたけど
実際にお会いしたのは初めてだったので
もっとがんばってほしいなぁと思いました。

グルガオンの話じゃないですが
そのへんを歩いている牛さんがプラスチックを食べちゃって
死に至るというようなことも多々あり、
プラスチック回収してくれたらお金を払うというようなシステムがあると
以前に知りました。

もともと金属などゴミの山から売れるものを探してきて
それで生計を立てている人たちもいますよね。
(話が長くなるので割愛しますがいわゆるScavengerさんたちです)

だからリサイクルは概念としては新しいかもしれないけれど
実際には行われていることなので
みんなやればいいじゃんというだけの話なんだけど。

デリーでは
回収したプラスチックの袋を色ごとにリサイクルして
カラフルなバッグを作るというようなビジネスをしている人たちがいるそうです。
どっか外国の人たちだったと思うけど。

ゴミが減る
ゴミでお金がもらえる
ゴミでビジネスができる

と、いいことずくめのように思えます。

でも、普通の人はやらねーんだろうなと思います。

国際会議のワークショップでもクラスメイトが
「プラスチック利用を制限するようによびかけたらどうか」
「リサイクルをしたらどうか」
とか言ってて。

最もな話なんだけど、
プラスチックのゴミをぽいぽい捨てている彼女たちが
それってどういうことかホントにわかってるかと言うと
わかってねーだろうなと思います。

彼女たちがプラスチック洗ってリサイクル場に持っていけるか。
持ってかないだろーな。。。


蒸しケーキ

ゴミの話のあとでなんですが。


この間思い立って
ホットケーキミックスを圧力鍋で蒸してみました。

圧力鍋で蒸しパンやらケーキができるのは知っていたのだけど
牛乳やら卵やら買うのがめんどくさくって
ちょっと延期していたのですが

「なんか今日はホットケーキな日だ」

と思ってしまったので。

というか、最近妹ちゃんの誕生日があって
自分でも勝手にお祝いしたかったのです。

なーんでもなーい日おめーでとーう!

(これ分かるひといる?)

きちんとした台があるわけではなく
金属のケースを重ねて上のケースに生地を流し込んで蒸す
という怠惰な作り方

圧力でケースが動いて上のケースが傾き、
なんか水っぽくなっちゃったんですけどね。

と、いうのが右のケーキ。

左はマニプール妹が市販のケーキミックスで作ったもの。

どっちもおいしかったけどね。


それと今日は思い立って
すいとん、を作ってみました。

この間、これも思い立って
クリームシチューを作るのに買った小麦粉。

チャパティでも作ればよいのだけど
小麦粉ってどうやって消費するんだろうといろいろ考えたあげく、
すいとんなら水と小麦粉だけじゃん、
みたいな。
(作り方によっては、おいもとか入れたりするようですが)

汁にぽとぽとスプーンで落としていくのがめんどうだったので
形成していつもの圧力鍋スープに投入、
普通に調理。

もちもちのすいとん!

かと思ったけど、
そううまくはいかなかった。。。ザンネン

どうしたらおいしくできるんだろー。


無事(?)所在がわかった(ダンナの家にいる)そうです。

お父さんはまだ認められなくて
お互いに会ってないようですが。

妹の方はなんとか承認。。。かな?

と思っていたら
今度はお兄ちゃんの花嫁探しで家族は忙しいそうです

大変だねぇ。







2013年2月24日日曜日

集合した Nellai Halwa

こんばんワニ。


昨夜、TirunelveliのConferenceから帰ってきました。22時ころに帰れると思ったのに、電車がDindigulについたのが22時50分、夜ご飯を買って寮に戻ったのは0時すぎでした。疲れたー。


出発からトラブルがあったといえばあったよね…。水曜日、出発時間が夕方から昼すぎに変わったのが全員に伝わってなかったらしくて。今私たちはたいてい平日の午前中しか授業がないので、授業のあとに荷物をとりに行こうと考えてた自宅から通ってる子の中には、朝あわてて荷物をとりに帰るって人もいたみたいだし。当日になって行かないとか言い出す子もいたりとか(結局来たけど)。電車が来るギリッギリの時間まで来ない子もいたねぇ。まぁこの子はキャンパス外に行くとき(VPPとか)には必ず遅れてくるからいつものことなんだけど。。。でもたまたま電車が遅れたから乗れたけど、そうじゃなかったら取り残されてたよ。乗ったのは事前予約ナシ、席指定ナシの、いわゆるPassenger trainというものです。全員座れたけどね。

まぁなんとかTirunelveliに到着したら、迎えに来ていたのは企画団体SCADが運営する高校のバス。。。大学院生が高校のバスに乗り込んでいるとさすがに恥ずかしいものがあります。それで、駅から近いのかと思ったら1時間半ガタコト揺られ続ける。遠い。。。

到着したのはSCAD College of Engineerig and Technology。おぉ、会場のカレッジキャンパス内に泊まれるのか~と思ったら、実はこれは会場(SCAD Francis Xavier Engineering College)とは別のカレッジだったんですねぇ。いくつエンジニアカレッジ運営してるんだって感じ。


宿泊先から会場まで25キロ。。。会場は駅に近い怒


泊まったのは寮ではなくておそらくゲストハウスのようなところなのだけど、普段使わないせいか水をくみあげてなかったらしく、夜おそーくまでおトイレも使えず。窓に網戸がはってあるのにデッカい蚊がぷ~んと飛んでるし。

ご飯は寮生が食べるところ(いわゆるmess foodですな)で食べたのですが、ここの生徒があまりいない時間に…と言って夜ご飯はめっちゃ遅く、朝ごはんはめっちゃ早く食べました。男の子の食堂だったようで、クラスメイトのオンナノコたちはじろじろ見られて落ち着かなかったみたい。そうそう、ここはGandhian思想にのっとったどうのこうのなんてのはもちろんないわけで、寮のご飯といえどNon-vegアイテムがメニューにありました。夜ご飯には魚のフライとゆで卵がついていたようです。育ち盛りの男の子には必要かもね。。。(うちの大学のオトコノコたちはどうなんだって感じだけど)私はVegだけいただきました。アイスクリームもついてきて、うれしかったけど。


Conferenceの入り口

で、肝心のConferenceは…なんかイマイチだったかな。

2015年までに達成しようというミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)ってありますよね。その中のひとつに環境の持続可能性確保(Ensuring environmental sustainability)というのがあるのですが、それと並行して持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)というのが去年の国際会議Rio+20で提唱されました。

そのMDGsとSDGsを例の"Convergence"の枠組みでどうやってやるか、という話がこのConferenceのメインだったようですが、SDGsにしても、このConferenceにしても、2015年を間近にして今さら…と思ってしまいます。もちろん大事なことなのですが(こういった話をするのに遅いということは決してないとは思うけれど)、今この時期にインドでこのConferenceをやる意義がイマイチ伝わってこなかった。

インドの学生にもわかりやすくするためか、イギリスからのお客様がものすごくシンプルに物事を説明している気がして、研究者とかにはイマイチな内容だったのではないだろうかとも思います。

んで。このConferenceの開会式。


? ? ?

うちのVC(Vice Chancellor)が主賓だったんですよ。

いつもVCがうちの大学でしゃべるときはタミル語なので、英語話せるのかと思ってたけど、流暢な英語だった。当たり前か。

でも話の内容がさっぱりわからんのですよ。言ってることはわかるけど、それと会議の内容とどうからんでくるのかわからなかった。気候変動等でRajasthanなど砂漠化がすすみ、このままでは首都デリーも砂漠化の危機にさらされるらしいですよ。あと、これも環境の変化のせいで、タミルナドゥのあちこちの川の流れが変わっているという話を延々としていました。海外から来てる人(私も含め)にはどこそこの川と言われても地理感ないのでわからないですよ。あとでマニプーリ妹にそれ(川関係…)がVCの専門分野だったことを聞いたので、なんでそんなに川トークをしたかったのかはわかったけど、結局何が言いたいの?というのがわからなかった。

それと、配られた資料を見てたらVCの肩書きが「Professor」で「Dr」ではなかった。博士号持ってないのかな。

写真で一番左端に座っているのが現在の学科長です。学科長が来るのはきいてなかったので朝ビックリした。一生懸命に聞いてるように見えるけど、たぶん彼も「???」と思っていたはず。


そのあと、メインConferenceの最初のセッションで話したのがうちの大学のGandhian思想の教授だったんだけど、授業のときと同じように支離滅裂なスピーチで、VCに続きうちの大学の代表がこの人じゃ、大学のイメージが損なわれるのでは…と本気で思いました。

SCADの代表がうちで博士号とった人だから大学の人を呼ばざるを得なかった、と思ってあげたい。

まぁ、そのあと、私が興味あるrain water harvesting(雨水をためて家庭や学校、企業で使えるようにする仕組み)をわかりやすく説明してくれた人の話なんかはおもしろかったんだけど、他には特筆するようなことはないので割愛します。2日間丸々いたのになぁ。


がんばれ子どもたち

1日目のプログラムの終わりに文化プログラムがありました。SCADの運営する学校の子どもたち。

そういえば会議中、高校生くらいのオトコノコで立派に意見を述べている子がいたなぁ。いっつもシャイなGandhigramのオトコノコばかり見ているのでこういう子を見るとホントにびっくりする。(インド人はUNとか国際会議の場で黙らないとジョークで言うけれど、インドの人がみんなそうというわけではないですよ。)


木の人。

たぶんこのダンスにはストーリーがあったんだと思う。前でガサガサやってる木?が切られたり、川が汚染されたり、アルコールを飲んだりというような「よくないこと」がいくつもダンスの中に織り込まれていました。にしても、木のオンナノコには心から拍手を送りたいよ。


会場にて。髪のびたべ。

1日目が終わったあと、勝手に写真撮影。


仲良し

1年半ずっとつるんできたメンバー。今Kだけ選択科目が別なので、さみしい。

この写真を撮ったあと、夜ご飯はこの会場で食べました(ランチもここだったけど)。ケータリングがとてもよかった。うちの大学でもイベントとかによくケータリングが来るけど、あんまりおいしいなって思ったことないんだよね。Dindigulはビリヤニが有名なのでしょっちゅう出るけど、おいしくない。この日はNellai(Tirunelveliの通称)の特別料理らしいものが出ました。私の大好きなIdiyapam(ビーフンみたいな麺がIdlyのような形になっているもので、ココナッツミルクなどと一緒に食べます)に白いスープ状のソース?がかかっているもの。ニンジンが入って、なんかクリームシチューのようなのだけど、これは味気なかった。


宿泊先に戻ってKと話す。仲良しの3人はみーんなelope(駆け落ち)するかもとのこと。そうですか。。。話を聞いてみると、3人ともどうやらカーストが別の人とお付き合いをしているようです。Sの場合は実はクラスメイトのオトコノコと仲良くやっているのですが、彼とはやっぱりカーストが違うのでムリだと思っているらしい。友人のこともあるので私はフクザツな気持ちでした。

Kは私が来たばかりのときに「私のこと忘れちゃう?」と聞いてきた例の子ですが、最近よく「数ヵ月後」「卒業後」のことを話しているとこの「忘れちゃう?」が深い意味合いを持ってきたなと思います。Kと一緒にやらかしたたっくさんのことは一生忘れないけれど、疎遠になってしまう気がして、それはいやだなぁと心から思うのです。


Santhi Sweets

2日目の閉会式の前、ティータイムに「音を立てないように」との付き添い教授(写真左端に移りこんでいるイカつい人)の指令を受け、会場を抜け出し駅へ向かいました。

その途中で、出発時から「買いたい食べたいオネガイシマス」と言い続けていたTirunelveli Halwaのお店へ!

ここで書いているように先週も私はTirunelveliに来てたんですけど、その3日後、日曜日のThe HinduSunday Magazineという別紙で驚愕の事実が発覚。このMagazineでは毎週"Food Safari: In Search of..."という記事で、各地の有名な食べものや作り方を紹介しています。で、この間の日曜日の記事で紹介されていたのがNellaiのHalwaだったんです。

Halwaというのはもともと「甘いもの」という意味があるらしくて、いろんな国で食べられていて味も見た目も全然違うものだったりするのね。有名なのはトルコのいわゆるTurkish Delightsとかね。NellaiのHalwaは小麦を水につけて発酵させたものに砂糖とギー(バター)をたっっっっぷり入れて(小麦1に対し砂糖4、ギー3)作るもので、鍋でぐつぐつ煮てどろっとしたジェリー状になるまでかき回し続けるとできるそうです。オレンジのペーストのようなHalwaは超!甘い!です。

はじめて食べたのはMadurai Junctionの向かいのお菓子やさんで、葉っぱにのせられたHalwaは甘すぎてとても食べ切れないと思って、あんまりいいイメージがなかったのだけど。この記事読んでたら、そんな有名なものを食べなかったくやしさと、おいしそうな表現に誘惑されましたね。えーーーーー!知らなかった!行ったばっかなのに!悔しい!ということで、今週行ったら絶対買って帰ってこようと心に誓ったわけですよ。だって、Nellaiに行ったら必ず買って帰らなきゃいけない、というようなものらしいので。

Kいわく、Nellaiに行く人はおみやげに必ずHalwaを買ってくるそうです。おもしろいのが、Halwaにくっついているイメージ。式を挙げて数日の新婚さんは、ダンナがHalwaを奥さんにあげてあま~い関係を作り上げるのだとか。また、浮気をしている男の人は奥さんが怪しまないようにわざとやさしくして、Halwaを買って家に帰るみたいです。ともかく、女性が喜ぶHalwaは男性の武器になるってことですかね。今夜は甘い夜を過ごしたいという男性は、Halwaとジャスミンの花をセットで買っていくようだし。男性諸君、参考に!というわけで、Nellaiに行くと言うと「Halwaをおみやげに買ってきて」と言われるのと同じくらい、「ジャスミンの花も買ってこようか!」というジョークが言われるようです。

さて、写真はNellaiで有名なHalwaやさんのひとつ、Santhi Sweetsです。Nellai出身だと言うと「Iruttukadai HalwaとSanthi Sweetsとどちらがおいしいの?」と自動的に聞かれるくらい、Nellai Halwa界大御所2件のうちのひとつ、みたいです。向かいにもHalwaやさんがあったけど、だーれも並んでない。でもここにはたくさんの人が並んでる。とは言えSanthi Sweetsは登録商標をしていないので似たような名前の場所がたくさんあり、私たちの行ったとこがホンモノか怪しいところですが。500グラム70ルピー、どっしりした袋をたくさんかかえて駅へ向かいました。

イカツイ教授も1キロ買いしてました。奥さんとうまくいってないんでしょうか。


Bye Nellai!

帰りも事前予約ナシPassenger train。始発駅だったにも関わらずものすっごい人の数。私たちが待ってた女性専用車両は20しか席がなくって、座るどころか立つスペースもなし!付き添いE教授に電話すると別車両に席を確保してるのでそちらに来いと言われる。だけどひとつのcompartment(通常8人用)に16人はムリだべ。。。だけどここはインド。無理無謀なことが起こらない日はない(そういえばHyderabadでのテロの件でやたらと領事館からSMSが届いていたので、多少電車に乗るのをひかえようとか考えるべきだったかな)。ひざに乗ったり、荷物専用の棚(寝台列車ならこのスペースもヒトの席になりますが、Passengerでは荷物専用)にも乗る!


荷物になったNとB

私もなんとか座れたけど、立ってるほうがマシかもと思うくらいぎゅうぎゅうだった。お尻も腰も痛くなるし。みんなと違って若くないんだからムチ打ってという感じ苦笑

けど、こんなのひとり旅ではゼッタイしないだろうし、勉強になったしいい経験になった。こういう電車ではところかまわず人が座りねっころがるということもわかった。みんなとこうして電車に乗るのも最後だろうし。←と思うとなんだかしょげる。

なんだかあまりいいイメージがなかったイカツイ教授E。私の修士論文担当とはいえ、クラスも受け持ってもらったことがないし、あまりいい噂を聞かないので、なんとなく距離を置いていた存在。彼もそれなりに学科の生徒と過ごす時間がないことを気にしていたようで、みんなが楽しく過ごせるようにジョークを飛ばし、イジられ生徒はとことんイジり(いいんだろうか、これ)、私にも多々声をかけてくれたので、かなり「ヤなヤツ」イメージは払拭された。

と思ったけど、フレンドリーの度を越えて「メガネで5歳老けて見える」とか言わないでいいですから!余計なお世話だ、こんちくしょー!それと、インターンシップで私をSCADに送り込もうとするのは本当に勘弁してほしい。。。


Nellai Halwa


まぁ、なんとか、寮に帰ってきましたよ。0時過ぎにご飯を食べ、sinfullyに甘いHalwaを食べていいものだろうかと思ったけど、待ち切れずに食べちゃいました。以前に食べたものより断然おいしかったぁ。ちなみにカシューナッツ入りです。


食べすぎ

こんなに甘~いものをおいしいと思うようになるっていうのは、やっぱり味覚が変わってしまったということなのかしらねぇ。

ヤバいヤバい!ダイエット…は明日から!




2013年2月9日土曜日

Dress Code (2) ゾウさんへの鎮魂歌

こんばんワニ。

よれよれのお花。Ootyにて

いつだか、ドレスコードだのユニフォームだの書いたのを覚えてますか。

お金の工面ができない子がいるのに、なかば強行されたバカバカしい話。

その後結局どうなったかというと、このユニフォーム(水色の長めチュニックChuridaとグレーのパンツ、に合わない青いショール)は私の本棚(に服を保管しているんですが…)でいっちばん下ーのほうでほこりをかぶっています。

オトコノコは問題ないんですよ。同じ素材(高かったらしい)の水色ドレスシャツに、グレーのパンツ。週1で着ている子も多いと思う。

もともと、オトコノコのセットと同じ素材にしようとしたからオンナノコのユニフォームがめちゃくちゃになったんですよね。

何度かオンナノコが「今日ユニフォームの日にしよう」とか決めて着ていたけど、私はできあがったときに部屋で(こっそり)試着したまま、袖を通していません。オンナノコたちも今学期に入ってから着ていないと思う。

そうしたら。

1月に日本から帰ってきてすぐ、クラスルームでオンナノコが何やらユニフォームだのサリーだの言っている。

なんでそんな話になったのかわからないけど(12月クラスメートに会ってないから)、どうやら今度は全員でサリーをユニフォームとして買い揃えようということになったらしい。

もともと前回のサリー話が出たときに「私はサリーを買う気はないし、着る気もない」と私はきっぱり断言していたので、そのときも「勝手にしてよ。私はもう買わないから。」と言ったものの、いくらくらいするんだろーとか、ケララのサリー(白に金色のラインが入ったとてもステキなデザイン)にするっていうから気にはなっていました。サンプル見るくらいならいいかなぁと。

と思っていたら。

クラスの子たちはとっくに購入をすませ、ブラウスを縫製してもらっていたようで、なんと昨日全員(マイナス私)そのケララサリーでやってきたのです。

えー。。。

白いサリーは彼女たちの肌にはよく合うと思う

いらないと言ったものの、大好きなクジャクのモチーフが入ってるしステキ!と思いつつ、ちょっとフテくされていたら、お決まりの「なんでdullなの」と言われ「Dullじゃねーし!」と半ギレ笑

まーでも仕方ない。どうせ着られないし、ひとりじゃ。

と思っていたら。

今日の授業中にMBAコーディネーターんとこのスタッフPがずかずか教室に入ってきて教授に紙を渡す。通知を読みあげる教授。

「ドレスコードについて。月曜日にVice Chancellor(大学副総長)と写真を撮るので、ユニフォームを着てきなさい。ラップトップを持っている人はそれも持ってくるように

…さっぱり意味がわからん。

「このユニフォームっていうのはサリーのことか」とたずねる教授。そうですと言うP。



ダサChuridaの金返せ!!!!

このラップトップも、みんなで持って写真を撮ったらMBAの学生って感じで見栄えがいいからのことなんでしょうが、持ってない生徒の気持ちを考えたらどうなんだ

あーマジイラつく。

出がけにPが「強制だからね」と言い放つ。

写真が強制なのか、サリーが強制なのか。どちらでもいいけど。

ということで月曜日は講義の欠席をしようと思います。



 ●  ●  ●  ●  


ちょっと前は食べものの話ばかり、最近は新聞の記事の話ばかりしていて申し訳ない。あんまりネタがないのでね。。。

今日もThe Hinduの記事からです。しかもこれも前からよく話しているゾウさんネタです。


Rathiへの鎮魂歌というタイトル。


70年ほど前のある日、子ゾウが穴の中で必死に足ふみしているのが見つかった。群れは子ゾウを置いて去ってしまったようだ。子ゾウはひとりぼっちだった。子ゾウは救出され、Elephant Campにやってきた。愛の女神から名前をもらって、Rathiと名づけられた。 
ヒトとの生活に慣れたRathiは他のゾウたちとも仲良くなり、母となり、祖母となり、ひいおばあちゃんになった。そして、1月23日5時30分ににこの世を去った。
[...]捕獲されたアジアゾウとしては最高齢だったRathiは、特別な存在だった。
13頭もの子をもうけたRathiは、キャンプにやってきた親のいない子ゾウたちも立派に育て上げた。[...]多くのキャンプゾウにとっては、Rathiは最初の先生だったのだ。
 
Rathiは悪者ゾウMurthyの人生を変えた。Murthyはキャンプに連れてこられる前はケララとタミルナドゥで24人の命を奪ったゾウだ。RathiはMurthyを連れて放牧に出かけ、キャンプの生活リズムをMurhyに教えていった。Murhyはだんだん凶暴な性格から変わっていった。今Murthyは全く別のゾウのようだ。フレンドリーなMurthyの体にそっとふれたら、きっとMurthyはあなたの家までついてくるだろう。 
Rathiの水浴びは特別な経験だったと、20年Rathiを世話した職員は語る。Rathiの背中をこすっていて、携帯電話がなったとする。作業を中断して電話に出ると、Rathiはじぃっと待っている。通話が終わって作業を再開しようとすると、Rathiは職員に、中断したスポットを教えそこから再開するよう促したそうだ。 
Rathiがした些細なこと、例えば職員のためにバケツを持ったり、職員が笑うように水をかけたりといったことが思い出される。「Rathiを連れて放牧に行くのは楽しかった。いつも4頭か5頭友だちを連れて行くんだ。若いゾウには幹の表皮をはがすやり方を教えたり、放牧に適した場所もよくわかっていた。Rathiが食べるのをやめて歩き出したら、夕方キャンプに戻る時間だとわかった。干ばつ、洪水、ヒト、ゾウ。全て落ち着いて対処したり、接したりした。
[...]BamaとKamatchiはRathiの親友だ。MudumalaiというゾウがRathiの遺体を穴に入れようと押していると、Bamaが大きく鳴いてRathiにかけよった。何が起きているのかわからなかったのだ。 
亡くなった親友と一緒に穴に入ろうとするので、職員たちはBamaを押さえつけるしかなかった。


あ~悲しい。。。これで朝からバケツ一杯分泣けますよ。

Kumki(ヒトの仕事を手伝うために調教されたゾウ)として働かされたり、サファリでヒトを乗っけたりとやっぱ酷使されてたんだなぁと思うけど(この部分の記事はカットしました。なんとなく。)、そんなヒトとも仲良くやって、心の交流みたいなものを持てるんだなぁとしみじみ感動します。

ゾウってやっぱり頭がいい。

ちなみにこのKumkiというタイトルで去年映画が出ました。ポスターにゾウの写真が載ってたからなんだろうと思っていたけど、今日までKumkiの意味は知らなかった。

これは悲しい話みたいです。


そういや、公開されたHassan映画はどうなったんだろ。特に暴動の話は今日読まなかったけど。

2013年2月6日水曜日

A Rock Band Rocking the Nation ひとにぎりのバカ

こんばんワニ。


Ootyにて


今もうひとつ、女性とインドについて世間を騒がしているニュースがあります。

インド最北部、Jammu and Kashmir州。
カシミヤの産地で知られるカシミールですが
お隣パキスタンとの国境問題もあるという地域です。

この州では67パーセントがムスリムだといわれています。

つい最近、というか去年の12月だったそうですが、
カシミール出身の女の子3人のロックバンドPragaash
州で行われたバンドの大会で最優秀パフォーマンスを受賞しました。

オンナノコだけのバンドというのは
この州でははじめてのことで
世間も「おぉ~」となったわけですが。

この大会の直後、バンドのFacebookページなどで
脅迫の書き込みがされるようになったのだそうです。

女性のバンドなんてとんでもない!

と、考える人がまだまだ多い社会なんですね。

そんなこんなでGrand Mufti(スンニ系ムスリムの権威者)が
こんなの非イスラム的だと言い放ち
Fatwa(イスラム法による勧告)を出す始末。

これが州のムスリムたち全てからの警告だととらえられたため
身の危険を感じた彼女バンドメンバーたちは
すぐにバンドを解散
家族と共に身を隠さなければいけなくなりました。

あとになってGrand Muftiは脅しじゃなくてただの警告だった
ティーンエイジャーはむしろ勉強に励むべきだと言いなおして
(まぁ、後半は最もな話だけど)
もう少しリベラルなインド人たちからの非難を避けようとしたけれど。

これで話は終わってしまうのかと思っていたら。

今日のThe Hindu
J&K州知事のOmar Abudullahが

脅迫したひとにぎりのバカどもには厳しく対応する

言い放ったのです。

…かっこいい笑。

もともと州知事の顔を並べたら
かっこいいと思うのはAbudullah氏だけだと思っていたけど
言ってくれるねぇ。


こんなことになっちゃって、彼女たちも大変だろうけど
(州外に逃げているメンバーと家族もいるそう)
州の外でもいいから、再結成してくれないかな。


それにしても、
こういうことがムスリムコミュニティで起こると、
やっぱりイスラムの世界って女性に厳しいのかなぁと思ってしまう。

中東地域の女性がなかなか社会進出できないのは
イスラムのせいではなくてアラブの文化のせい

(そういえばこの人もいろいろ最近あったけど)

もともと女性の差別等々をイスラムのせいばかりにするのに疑問を感じていた私は
「なるほど。イスラムのせいじゃないんだ」
と妙に納得しました。

けれど、アラブ以外の地域でも
やっぱりこんなことが起こる。

宗教がからむ難しい問題なので
私はこれが悪いとは断言しないけど
大変だよね、オンナノコ。


明日公開…?

これもこの間の話の続き。

ムスリムたちの感情を害すると言われた話題のタミル映画
がやっとタミルナドゥ州でも公開されることになりました。

この間ちょっと書いたように
映画関係者とムスリムコミュニティとの話し合いを持って
どうすればいいか協議した結果、
7ヶ所くらい削ってOKもらったんだって。

ちょっとここは技術的に削れませんとか言って
本当にお互い妥協妥協だったようだけど。

ところが。

ケララで映画を観た人が抗議して
公開をやめろーと言い出したのだそうです。

しかもなんと

クリスチャンコミュニティに関する先入観を植えつけるから

という理由。。。

今度はクリスチャンかい。。。

というわけで
なんだかごたごたはまだ収まりませんが
裁判所もめんどくさくなったのか、この訴えは却下されたそうです。

この写真は
今日の新聞の広告を撮ったものですが

なんつーか、この帽子とか、ヒゲとか、
ステレオタイプなムスリムって感じで
どうなんでしょうね、そういうのも。。。

あっちなみに書き忘れたけど、
監督兼主演のKamal Hassan自らが
ムスリムの役なんですよ。

もちろん主役=ヒーロー=いい人
であって、
当初はHassanも
「この作品ではムスリムのヒーローを描いているのに…」
とか文句を言ってたんですよね。。。

さぁて明日、何人の観客を動員できるでしょうか。