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2013年6月26日水曜日

Internship Day 30 お姉さんちの事情

こんばんワニ。


長かったような短かったような、インターン生活も明日で終わり。今日修了証明書もらっちゃったので明日の朝帰るのみ。今日学科に電話したらレポートの提出は7月8日とのこと。

私7月4日にもう行かなくちゃいけないんですけど(どことは言ってない)と伝えたら、じゃぁ今週金曜に来てくれとのこと。もうレポートはここで作成済みなのでプリントして出すだけ。

そのあと大学に行くことはもうない気がする。


さて。

今日が実質最終日だったわけです。

Producer Companyに関する資料作成は自分のやる部分は土曜に終わらせていて、あとひとりがファイル更新するのを待ってたのですが、今日になってパワポが事務所のパソコンにインストールされてないだの自分のUSBドライブが使えないなどうだうだ言っているので、もういいから…とパワポだけ私が作り、即提出。

1ヶ月のまとめのレポートも今日提出しました。

ってことでプリンタと部屋といったりきたりしているうちに、ある女性スタッフがKに話しかけました。

「明日帰るのね?」

私はパソコンで作業したかったのでその場を離れましたが、スタッフがKに何か聞いているのはきこえました。

そのあとKが私のところにやってきて、

「ふりかえりの会をやりなさいって言われたの」

と。何でも、「あなたたちは私たちスタッフと話すこともあまりなくて名前だって知らないくらいだったわよ。去年の子たちは最終日にティーをスタッフにもてなしてふりかえりの会をやってたわよ」と、明らかに、生徒たちが自主的にやりそうなことをやれと言っているわけです。つまるところ、感謝の気持ちを表するためにおやつを買ってこいと(いう風に私には聞こえた)。

あの~。。。

第一、去年うちの大学の生徒はここに来てない(Arepalayamにずっといた)はずなんですけど。それに、あちこちの事業地を回って担当のスタッフにはお世話になったけれど、事務所のスタッフとは全然話をしてないし、お礼って言われても2~3人くらいしかお世話になった気がしない。

でもまぁ、そんなこと言われて何も準備しないのも気分が悪いし、一応来年もここに生徒が来るかもしれないので悪い前例は作るべきじゃない。ということで重い腰をあげておやつを買いに行くことにしました。本来はティーとおやつを準備するべきなのだろうけど、もともと事務所で午後にティーは用意するし、ソフトドリンクとおやつということにしました。


ってことでGobichettipalayamまで行って買い物。ささっとランチを食べ(最近はめんどくさくて朝とかもビスケットだけで済ませちゃうので、ランチも食べる機会があれば食べてます苦笑)、揚げ物系スナックを15人分ご購入。わざわざ15の子袋に分けてもらったせいか、かなりぼったくられた気がする。

そのあと、紙皿と紙コップを求めてうろうろ。文房具やっていうか紙製品の店でやっと皿を発見。コップはなし。

バスに乗ってオフィスの近くまで戻る。このバス停留所にある小さなお店にはここ2週間ぐらい通いづめでした。夕方ご飯を買いに行くときにここに立ち寄って、おやつをよく買ってたから。今日はここでソフトドリンクを買って帰るつもりだったけど、お店を切り盛りしているお姉さん(と言っても40代後半か50代かなって感じだけど)がいなくて、シャッターも閉まっている。

同様に待っているおっさんが、今家に帰ったけど5分で戻るよと。

5分待てってのは10分だよねと言って待ってみる。待つ。待つ。こなーい。

私たちの買い物であれば待っていてもよいけれど、今日はスタッフさんたちのティータイムにあわせておやつを出したかったので、ちとあせる。15時半回ってたから。

しばらく待って、Kが「おうちに行って聞こう」と言う。

てっきりお店の裏がおうちなのかと思ってたけど、Kがずんずんと別のの家に向かっている。あぁおうちの場所知ってるのかなと思ったら、その家の人にお店のお姉さんの家はあっちだよと教えてもらう。「お姉さん!」とその人が呼ぶのに答えて、「おいで!」と聞きなれた声が。

おうちに行ってみると、お姉さんがCurd rice(ヨーグルトライス)のようなものを手で丸めて、誰かに食べさせているところでした。

私たちは入り口にすぐ外に立っていて、私たちに背を向けて椅子に座っているその人の顔を見ることはできなかったけど、白髪がまじったその人はかなり高齢に見えました。服を着ていなくて、古いシャツのようなもので体の一部をわずかにおおっているだけ。

お姉さんがご飯を食べさせている間に、「あぁ、あぁ」と声をあげています。

私はてっきり、お姉さんはお父さんの介護をしているのかなと思いました。

実はその人はお姉さんの姉にあたる人なのだそうです。

財産争いで夫が親戚に殺されてしまったというその人は、この事件のせいなのか20年前に生活に支障をきたすようになって、知能障がいの症状が出るようになってしまったそう。痴呆のことなのかもしれません。それ以来お姉さんはずっとこうやって面倒を見ているのだとか。

ご飯が終わって、ご飯つぶがたくさんついた顔を洗ってあげて、そのままシャツをどかして全身水あび。きれいにしたあと、お姉さんはその人をひょいと持ち上げて、ベッドに運びました。お姉さんはきちんと食べさせてあげているようだけど、かなりやせ細っているようでした。姉妹だとは思えないくらい。

座っていた椅子には穴があけてあって、もしかしたらおトイレの類はここでそのまましてもらっているのだろうと思いました(下におけとか置いてね)。

こんな介護の作業をてきぱきとこなし、家族の大変な状況を話し、でも悲しそうな顔をひとつも見せないお姉さん。他にもまだ家族の問題があるそうです。そして家を出てまたお店を開ける。何事もなかったかのようにソフトドリンクの値段をささっと言っている。

インドの高齢者や介護についての話を聞いたようなこともあり、インドでも高齢者のケアは大きな問題となりつつあると意識し始めていた私。そんな中で、政府にも施設にも頼らず、自分のお店を持ちながら20年介護をしているお姉さん。

NGOもすごいけど、個人でがんばっているお姉さんもすごい。よね

インターンシップの最後に毎日のように会っていたお姉さんちの事情を知って、なんだか気まずいような、不思議な気持ちになりました。


で、そのあと帰っておやつを配布しました。あからさまに残して帰る人もいたけど、ニコニコうれしそうに食べている人ばかりでした。特に例の女性スタッフはね。「もう買ってきたの」と
わざとらしそうでした。



2013年6月15日土曜日

Internship Day 19 トラの山からKaraikudi

こんばんワニ。

ネットがつながらない山奥に行ってました。以下ここ数日の記録です:


Internship Day 17: 6月12日(水)

GobiMYRADAからArepalayamのトレーニングセンターに引っ越して3日目。

いろいろあったような、なかったような。

あいかわらず、意思疎通がうまくいっていないというか、何をすればいいのかよくわからないというか、めんどくせーと思うことが続いています。初日(月曜日)なんか責任者が「土曜まで君たちが来るのを知らなかった」とか言って6時まで来ないんだよ?おかしいべ。土曜にはわかってたんじゃんね?笑

メンバー(私のクラスメイトとチェンナイからの生徒)同士でコミュニケーションがなってないというのも問題で、毎日プチけんかみたいなことになっていて、私は高見の見物をしています。といってもメンバーの一員なので誰かモメてると災いはバラバラと降ってくるわけだけど。

まーともかく。

おとといこの山間のトレーニングセンターにやってきました。

上記の理由で責任者と話をもてたのが夜の30分ほどなので、はっきり言ってここで何のトレーニングをしているのかよくわかりません。そこそこの敷地面積であるのはわかるのだけど。ここにはたくさんビニールハウスならぬ網ハウスみたいなのがあって、たぶん学校行ってないんだろうなというような若い子(オンナノコメイン)がたくさん働いています。学校行ってないというのは私の憶測ですが、若いオンナノコに学問を続けることをすすめるかわりに雇用するなんてまさかNGOがするわけない(と思いたい)ので、若いうちに結婚させられた子に雇用の機会を~とか、extraで憶測がむくむくとわいています。

で、何を作っているかというと、菊とか、花です。




日本人の感覚だと菊→葬式とか思っちゃうんですけど、菊はお寺で神様にささげたりするようなので、需要は高そうです。チェンナイとかバンガロールで販売しているそうな。

もともと私は切花反対主義なので(鉢植えは可)特に興味がありませんが、Kはかなり興奮してました。

私たちのいる地域は森林保護地域に入ってるんだか入ってないんだかのぐらいのエリアなので、野生の動物がそこらへんを通ったりするそうです。例の責任者も月曜日にはじめてトラを見たと言っていました。あと、CMRCのアシスタントのおっちゃんは、毎日ゾウがジャックフルーツを食べに来るって言ってた。トレーニングセンターの敷地にもサルがいっぱいいて、向かいのお店からヒトの食べ残しをパクっているようです。でもココナッツチャツネの袋にむしゃぶりついているのを見ると、サルでもインドにいたら辛いものOKになっちゃうのかねとしみじみ思いました。

で、肝心のインターンシップ。

先日、ここで「新しく」Kitchen gardenの事業をするからうんぬんかんぬんと書いたと思うのですが、ここに来て実はもうこの事業去年はじめていたということがわかりました。はじめたと言っても7月の15日間でKitchen gardenを各家庭で作って点滴感慨を整備し、種配っておしまいみたいな感じだったみたいだけど。

ということで、その際(始める前)120人の受益者(8ヶ村)に直接聞き取り調査をしていて、その質問表を見せてもらったら、なんと私たちが先週準備した質問とまるで同じ。調査が去年だったので、今年新しい受益者を対象に同じような調査をしても結果は似通ってくるだろうからやる意味がまるでなし、だと思うんだよね。「どの種がほしいですか」みたいな質問は個々で変わるからやってもいいかもしれないけど。

しかも、こういう地域で交通機関も限られてるので、責任者(トレーニングセンターの主任)はここから離れた村には朝5時半のバスに乗って行けと言うわけ。で、聞き取りして8時のバスで帰ってこいと。おかしいべ。村には30分くらいでつくらしいのだけど、それって6時台でしょ。この時間帯農家は農作業してるし、お母さんはご飯作ってるし、ガキは(当然学校も遠いので)早い時間に家を出る。(前提は調査をする前に村の人たちと顔見知りになっていることだとしても)そんな忙しい時間に「裏の畑のことなんですけどね」なんて聞けないでしょ?

で、村の人たちがどちらかというともうちょっとリラックスしている時間帯には交通機関の関係で行けないか、夕方6時以降は動物がぞろぞろ出てくるので私たちがほっつき歩いているのはよろしくないというわけです。

つまり…交通機関で村をまわるのはものすごくむずかしい。かといっていくつかの村はトラの保護地域に入ってるので(個人的には恐ろしくて行きたくない)公共交通機関(バス)以外の車は入れない。←事前に許可が必要。まぁ、もともとMYRADAが私たちのために車出してくれるってこともないんだけど、こういう事情でお金払ってタクシーで数日かけてまわるってのもむずかしいわけなのです。

こういうとこで事業をしているというのはとても尊敬に値することだし、ぜひそういった地域も訪れてみたいけれど、私たちにもできることって限られてるので…

だからぶっちゃけ、何をしていいのかわからなくなった。やろうとしていた調査は終わってるし、やろうとしてもlogisticsがかなり難題だし、サポート体制もない(勝手にやってね状態)。なのでGobiの責任者に電話して「何が求められているのかわからないんですけど」と言ったら、この人も去年の調査のことは知らなかったようす。「誰がこの調査結果見せてくれたの?」なんて言ってる始末。だから質問表作ったときにこれでいいねなんて言ったんだろうね…。。。なので、「1年たってるし評価ならできるんじゃないですかね」と伝える。「それはいいね!私もどうなったか知りたいし」だそうです。評価、やってなかったんだろうか。

で、グループメンバーに「こうこうこういう評価はどうかな」と言うと、沈黙。「私はこう思うけど、結局(タミル語で)質問するのはみんなだからみんなが賛成してくれないとできないじゃん」と言ったのだけど、沈黙。結局、どうでもいいんでしょうね。「評価なんてやったことないから何をしていいかわからない」などぐちゃぐちゃ言い訳を並べるチェンナイボーイ。女々しくて泣けてくる。幸い私たちは先学期評価のクラスやって、実際に開発事業の評価をやってるので、なんとなくはわかる。うだうだ言わないで、何かやれば責任者も努力は認めてくれるでしょう。

つーことで質問表を作成しなおし。

トレーニングセンターはちーさな村にあり、これまた中距離バスが止まって運転手や乗客が休憩をとるところなのでちーさな食堂が3つくらいあり、朝早くから10時までやっているそう。でも他にはなーんもない、そんなところです。ご飯食べるところが目の前にあるのは幸いだけれど、バリエーションもないしね。。。まぁ、お店の人にも顔を覚えてもらったのでニコニコ対応してもらうとホっとするけれど。私のRelianceもつながらないし(Vodafoneのモデムは使用可)、初日は泣きたいと思った。2回目のVPPほどじゃないけど寒いしねー

と、ここまで書いたのが今朝。

このあとCMRCに行ってマネージャーに会い、こうこうこうしたいんですけどと伝え、結局去年の事業の評価をすることに。8ヶ村のうち最寄の3ヶ村、43名の受益者のうち24か25くらい質問をしようということになりました。アバウトにしてあるのは行っても受益者の人に会えない可能性もあるからです(農家は畑にいないかもしれないから)。でもGobiの責任者が受益者全体(120名)の15%(18名)か20%(24名)くらい調べればと言ったので24名はおさえたいところ。

で、朝ちょっとミーティングしたあと3ヶ村に行きました。最寄とはいえ…1キロくらいって言ってたけどもっとあったと思う。まぁ、高地で涼しいので平地の太陽の下ヒーヒー言いながら歩くのとはちがう(けど陽射しは強いわ)。途中このへんの地域の作物などについてCMRCのアシスタントさんに聞きながらのんびり歩く。





Kitchen gardenですが…。まぁ、きちんと世話をしている人もいれば、あれっ?みたいな人も多かったかな。「ちょうど作物の植え替え時期で」と横ヤリを入れてくるマネージャー氏を疑うわけではないけれど、きちんとやってねぇなって人は確かにいます。「世話は大変」って言ってる人もいるし。高齢の人は買った方が楽チンって思っちゃうかもしれないし。けれど、MYRADAのトレーニングセンターがあるArepalayamに住んでる人たちはけっこうきちっとやってたかな。サポート体制もここはしっかりしているのかもしれない。農家の人が多くて植物の世話に慣れている人が多いせいか多くの家できれいな花を植えている人が多いです。バラとか、こんな寒いところでも育つんだと思ったジャスミン、その他もろもろ。

とちゅう、きれいな花をたくさん植えているおうちでティーをご馳走になりました。先日読んだMYRADAの「地域で地元住民のグループをもりあげるには」みたいなマニュアルを読んだときに、こういった際ティーを断るのはあまりよろしくないと書いてあったのを思い出してしめしめと思う。このあたりでは通常ティーには白い砂糖じゃなくてjaggeryを使うのだそうです。でもお客さんが来たときは普通の砂糖。Jaggeryの方が体にいいのにね。




また、最初に行った2ヶ村ではヴェジタリアンの人が多いと聞きました。ある一定のCommnityの人たちで構成される村だからだそうです。食事にもコメを使うところにRagiを取り入れていて(Ragi dosaiなど)、それも健康にとってはプラス。んじゃー伝統的に健康的な人たちなんじゃ…じゃぁ事業やる意味あったの?とか思っちゃうけど、やっぱり野菜不足のため貧血の人がけっこういるんだってさ。ほうれん草食おう。


今日長々と歩いてこのあたりの人たち(特に男性)が平地のぶよぶよおっさんたちと違う理由がわかってきた気がする。伝統的にちょっと健康的な食生活をし、よく歩き(坂道も多い)、よく農作業をする。だから平地の人よりは体つきが健康的に見える。実際はどうかわからないけれどそれが私のimpressionかなぁ。


空き地じゃなくてKitchen gardenですよ

しつもん中


まぁそんなわけで25名の聞き取りを終えたわけなのですが、「明日Gobiに帰りたいんですが」と言ったら、朝5時半バスの主任に会ってから帰ってきなと言うわけ。でもこの人あさってまでここに来ないのよ。明日何すりゃいいんでしょ。

夜。電気のつかないバスルームで顔を洗っていたKが「大変!ちょっと来て!」と大慌て。また何やらかしたんだと思って行ってみたら、なんと小鳥がバタバタしている。

来た日から鳥がぴーちくぱーちくと朝から夕方くらいまで鳴いてるので屋根裏(といってもトタン屋根なんだが)にでもいるんだろうと思っていたんです。しばらく使ってなさそうだった部屋には鳥のふんがたくさんあるし笑。でも小鳥がおっこちてるなんて何事!

日本人の感覚として「おっこちてる小鳥に手を出したら親鳥は世話をやめてしまう」って思うので「手でさわっちゃだめ!!!」と言ったのだけど、Kはエサをやるわ(ビスケット)水をたらして「飲んでる」と大騒ぎ。さわっちゃだめなんだってばと何度も言ったのだけど。

で、ベッドフレームを立てて、巣があるらしい屋根と梁のすき間に鳥を返せと「叔父さん(のちほど登場)」が言うので、夜中にベッドをぎーぎー動かしていると、部屋のすみに黒い影がふたつ。よく見てみるとそこにも小鳥が2羽。でもこの2羽はもう羽をぱたぱたして多少は飛べる感じ。捕獲しようとすると逃げる。とかってぎゃーぎゃーやってるのに親鳥がどこにも見当たらないので、私たちがこの部屋に来たことで逃げてしまったんじゃないだろうかと思う。

戻すのは待って様子見をすることに。鳥が寒いかなと言って葉っぱやら綿のようなもの(カポックというらしい)をかき集めてベッドを作り、そこでとりあえず寝てもらう。3羽ともねむそーにして、ピィとも言わず寝る。

Internship Day 18: 6月13日(木)

ブラブラ過ごせばいいよねと思っていた木曜日は大変な1日になりました。

朝イチで親鳥のような鳥が戻ってきているのを確認。遠目に観察していると、私たちがさわったにも関わらずまだちゃんとご飯をやっているようす。よかったぁと思うものの、最初に見つけた飛べない鳥はやっぱり動きづらそうな感じ。親鳥がいないのを見計らってよく見てみると、折れているんだかまだ生まれたばかりだからか、この子の足はまだまっすぐ立たないみたいでした。動き回るのもままならないようですが、親鳥がくると一生懸命そっちの方に動こうとしています。だけどうまくいかない。見ていて涙が出そうでした…

と、親鳥が戻って世話を再開したにも関わらず「小さいやつはほかの2羽よりご飯をもらってない」とまたビスケットをやっているK。「あのさぁ、あんたが世話すれば世話するほど親は世話しなくなる可能性があるよ」と言うとだまって小鳥を戻す。

そんなこんなで朝から鳥の世話をしたり、昨日の聞き取り調査の項目と去年のを照らし合わせたり、あんまりダラダラせずに夕方になったなぁ~。主任はいつ来るんだろうと思っていた16時ごろ。

クラスメイトSが泣きながら電話をしてきました。なんと別のクラスメイトDのお母さんが亡くなったとのこと。すぐにDの家にみんな来て!ということでした。

とは言え、インターンシップ中にだまってここを出て行くわけにもいかないしということで、学科長やGobiの責任者に電話をして許可をいただき、彼女の家に向かうことになりました。どこにあるのと聞くと、Karaikudiという私は聞いたとこのない場所。Maduraiから2時間くらいの場所と言われても、あいまい。。。。

ということで地図にしてみました。




17時半ころあわてて荷物をまとめるとなんとバスが今!トレーニングセンターの前に止まってるとのこと。お世話になったスタッフやお店の人たちにお礼を言うヒマもなく、半ば夜逃げ状態でバスに飛び乗る。小鳥たちのことが気になり、後ろ髪をぐいぐい引かれながらArepalayamをあとにする。どうぞ、親鳥さんたちががんばって子育てを続けますように。

下りヘアピンカーブは速いけど、気持ち悪くもなりますね。。。

どうやら22時台にTirupurから直接Karaikudiに出るバスがあると叔父さん情報なので、それまでに間に合うようにと急ぐ、急ぐ。途中GobiのMYRADAで荷物をおろし、またあわてて飛び出す。22時くらいにTirupurにつかないと席が確保できないかもと言われあせるけれど、MYRADAからGobiのバス停まで行くためのバスがなかなか来ない。次の停留所まで歩いてようやくバスに乗りGobiバス停へ。ここでも出発ぎりぎりだったTirupur行きに乗るとTirupur到着は乗り換えバスの出発時間の22時45分といわれ、またあせる。しかし案外早くついたので(それもどうかと思うけど)ようやく夜ご飯。食べてすぐ23時にバス出発。

なんていうか、普通の乗り合いバスみたいなバスなのに夜行、っていうのは初めてでした。前にACつきのデラックスバスみたいなのには乗ってるけど、これはフツーの車両の席を多少改良したくらいの感じで、気分はちょっとそのへんに行くような気分のバス。リクライニングなんてもちろんないわけで、そんな中で眠るのはちとキツいものが。幸い涼しかったというかぶっちゃけ寒かったので汗だくとかじゃないけどね。

Internship Day 19: 6月14日(金)

7時間くらいかかったかな。ようやくKaraikudiへ。Arepalayamからは12時間経過済。

こちらに来てやたらと結婚式にはおよばれするけれど、葬儀は2度目。何を言っていいのかさっぱりわからないままDのおうちへ。数時間前に到着していたクラスメイトたちに囲まれて、Dがさめざめと泣いていました。事情は詳しく聞きませんでしたが、お母さまは呼吸系の病気を患っていたのだそう。彼女も呆然として疲れきっているようでしたが、長女としててきぱきと親戚に指示を出したり、弟に頼んで仕事をしてもらったり。お母さまも生前は家のことをてきぱきとやってお父さんをひっぱるタイプだったそうです。

明日ちょうどタミル暦の月が変わるのですが、葬儀(3日かかるそう)が月をまたいでしまうと家族にまた不幸があるのだそうです。だからDは2日で全て終わらせなければならないとお父さまに伝えているようでしたが、お父さまは3日やりたいと考えているようで、それでモメているうちに時間がすぎる。そのうちようやく、私たちは別に葬儀に参加するために来ているのではなくて彼女に会うために来ているというのがわかりました。話を聞いて、気分をやわらげてあげるということなのでしょうか。私はてっきり葬儀までいるのかと思っていたので、朝ごはんを食べてあっさり「じゃぁそろそろ戻りますか」というのは変な気分がしました。

でもみんなインターン先からあわてて来ているわけで(許可が出なかった子たちは週末に来る)、しかも一番遠隔から来ている私たちはいっそいで帰らないと今日中にたどり着けなくなってしまうのです。そんなわけで10時ごろDのおうちをあとにしました。

それにしても、こんな若いうちに母が亡くなるなんて、Dはさぞかし辛いだろうなと思います。しかも、ご両親は異コミュニティ間の恋愛結婚だったそうで、お母さまの葬儀だというのにお母さまの家族親戚はDの家に入るのを拒否して外にいるという始末…あぁ、インドって複雑だ。めんどくさい。

Mが月曜日に企業の面接があるからと実家に帰ったので、帰りは私とKのみ。陽射しの強くなってきた窓側の席で、Gobiまで戻る。Tirupurに直接行くバスがないのでTrichy経由で帰る。←これだと1時間半くらい時間が長くなる。。。Trichyまでは3時間。30分ほど乗り換え待ちでTirupurまではまた5時間乗車。

Tirupur行きのバスで途中、Kの「叔父さん」が乗車。叔父さんというのは呼称のようなもので、実際はKのカレシでした。まぁいっつもKが電話口で怒鳴り散らしているのはこの人かくらいの感覚だったけれど、辛くあたられても笑Kをやさしく見守ってくれる男性という感じでいい人なんじゃないかと思いました。そんな叔父さんとTirupurで夜ご飯を食べて、Gobiについたのは22時近くでしょうか。あぁ、疲れた。お尻が痛い。


お葬式の花とか私が思ったからバチが当たったんだろうか。と今ふと気がつきました。


2013年5月31日金曜日

Internship Day 5 ロケ地

こんばんワニ。


注:トイレの話があります。食事中のひとはご勘弁。


と、いうことでインターンシップも5日目。

土曜日はレポート書きに使わせてもらえるそうなので、実質週休2日。ってことで今週はおしまい。

なんだけど、まだ実になることをしていない、見ていない、聞いていない、という感じ。うーむ。。。

まぁ、おとといからの学び?をまとめます。


この間も少しふれましたがMYRADAというのはインドで自助努力グループSHG・SAGをはじめた先駆け団体のひとつです。というわけでこのSHG・SAG活動は他のNGOのものと比べると確かに進んでいるかなぁと感じます。

SHGに関してはこのへん読んでください。簡潔にまとまってます。あと宣伝も。。。

SHGを形成したあとには、同じ地域のSHGを統括するためにFederation(連合、連盟)が組織されます。SHGのリーダーと秘書または会計にあたる人が代表としてこのFederationの会合に参加し、村でこんな問題があるんですよー、グループ活動でこんなことがありましたよー、などと話し合い、時にはこのFederationとしてローンを借りることもあります。

で、このFederationはVillage Panchayatでひとつ、Blockでひとつ、Districtでひとつ形成され、それぞれPanchayat Level Federation (PLF)Block Level Federation (BLF)District Level Federation (DLF)と呼ばれます。場所によってはBLFがなかったりDLFがなかったりCluster Level Federation (CLF)という単位があったり、さまざまですが。

でも、MYRADAの場合、SHGの上部組織は単に「Federation」と呼ばれていて、その上はCommunity Managed Resource Centre (CMRC)というものになっています。これはSHGやその他地域で活動をしている人びとのグループ(Community Based Organizations: CBOs、たとえば農民のグループとか)の代表によって構成される取締役会(Board of Directors)があり、MYRADAのスタッフを雇ってSHGに情報提供やトレーニングを行っている「Federationから一歩進んだ」組織。

…ということになっている。

てなわけで、今週は、このCMRCについて勉強してきてね。と言われ。ざざっと資料を渡され、明日からCMRC見学してきて。と言われたわけです。

甘ったれた根性の私たちはスタッフの人が連れてってくれるのかな~とか思っていたら、「自分で行くんだよ」と言われる。。。しかもバス停は徒歩20分くらい。。。

ということで、おとといから2ヶ所でCMRCsを見学させてもらってきました。

結論:うーむ。。。


CMRCのオフィス

勝手に、SHGの人たちがひっきりなしにやってきて困ったことを相談したりしているのかと思ったけど、ぶっちゃけ、イベントがないとヒマなんじゃね?という感じだった。

まぁ、数時間しかいなかったからあんまりわからないけれど。

ローンを受けて雇用創出するような活動をしているというのはどこのSHGでもやっていることだし、特筆するような、感動するような活動は特にしてなさそう。

でも、ミーティングだけやってるFederationと違って、固定オフィスがあるというのは、すすんでいるというか、何か困ったときにSHGメンバーが来られる場所があるというか、それはプラスだと思った。


Eco-San

いつぞやだか、外務省の研修か何かでアフリカでEco-Sanトイレ(Ecological-Sanitationをもじっていると思われる)の普及をしてきた女性が、老若男女いる報告会でウンチがどうのこうのと力説していたのを思い出します。

で、これがインド版。まぁ、作りは一緒だと思います。

どういうものかというと、つまるところ、動物の排泄物が肥料になるのだったらヒトのも使ってエコに貢献しようぜ、みたいな感じでしょうか。

このトイレの特徴は、3つの穴があるところ。ひとつは小の方、ひとつは大の方、もうひとつは用が済んだあとに洗う水が流れるところ。(※このウェブログを読んでくださってる方たちはまさかご存じだと思いますがインドではおトイレのあとは紙を使わず、水できれいにします)

このモデルではきれいにする水はそのまま植物に、尿は肥料の材料として使われ、ウ○チは2つあるタンクのひとつにためられます。用が済んだらタンクの中に灰をまきます。これがウ○チが発酵して肥料になるのを活性化する(と思う)。ウ○チがいい感じに肥料になったらとりだす→使う。で、その間にもうひとつのタンクを使う。

と、いう仕組みです。



ロケ地

で、昨日の訪問のあと。

「うちに寄っていって」というSHGの方のお誘いを「バスが来るので…」と丁重にお断りしたにも関わらず、「近くに映画を撮影した場所があるのよ」というのはハイハイとみにいく私たち。。。

映画のタイトルは聞いたけど、よくわからなかった。ちょっと昔の映画だそうです。


ロケ地2

たぶんこのあたりの「名家」 みたいな人のうちだったようです。今はその家族はどこかへ引っ越してしまったようだけど。


ロケ地2内部

ステージのようなものもあって、おそらく昔は人を呼んで芸やらダンスやら鑑賞したのでしょう。

こんな田舎でロケ地に出会うなんてね~。


マット作り
今日は別のCMRCに行きました。

まぁ、感想も内容も似通った感じなので省略。

ここではSHGの人が雇用創出のためにやっている活動をちっとばかり見学できました。

これは、布のきれっぱし(おそらく服を作る際に余った端っこをリサイクルしている)を利用してマットを作っているところです。織り機の縦糸に布をはさんでいくような感じなので、シンプル。10分でひとつ作れるそうです。売値は20ルピー。家事などもあるだろうから、1日何個まで作れるかはわからないけど(聞けよ!って感じだよね。。。)。

ラジオ出演のときに敷物の話をした自分としては、よーやくそこいらで売ってるバスマット(私も使ってた)がどうやって作られているか見られたのはよかったかな~。。。

やっぱ、実になってない。。。

週末は、自習しよう。



2013年2月6日水曜日

A Rock Band Rocking the Nation ひとにぎりのバカ

こんばんワニ。


Ootyにて


今もうひとつ、女性とインドについて世間を騒がしているニュースがあります。

インド最北部、Jammu and Kashmir州。
カシミヤの産地で知られるカシミールですが
お隣パキスタンとの国境問題もあるという地域です。

この州では67パーセントがムスリムだといわれています。

つい最近、というか去年の12月だったそうですが、
カシミール出身の女の子3人のロックバンドPragaash
州で行われたバンドの大会で最優秀パフォーマンスを受賞しました。

オンナノコだけのバンドというのは
この州でははじめてのことで
世間も「おぉ~」となったわけですが。

この大会の直後、バンドのFacebookページなどで
脅迫の書き込みがされるようになったのだそうです。

女性のバンドなんてとんでもない!

と、考える人がまだまだ多い社会なんですね。

そんなこんなでGrand Mufti(スンニ系ムスリムの権威者)が
こんなの非イスラム的だと言い放ち
Fatwa(イスラム法による勧告)を出す始末。

これが州のムスリムたち全てからの警告だととらえられたため
身の危険を感じた彼女バンドメンバーたちは
すぐにバンドを解散
家族と共に身を隠さなければいけなくなりました。

あとになってGrand Muftiは脅しじゃなくてただの警告だった
ティーンエイジャーはむしろ勉強に励むべきだと言いなおして
(まぁ、後半は最もな話だけど)
もう少しリベラルなインド人たちからの非難を避けようとしたけれど。

これで話は終わってしまうのかと思っていたら。

今日のThe Hindu
J&K州知事のOmar Abudullahが

脅迫したひとにぎりのバカどもには厳しく対応する

言い放ったのです。

…かっこいい笑。

もともと州知事の顔を並べたら
かっこいいと思うのはAbudullah氏だけだと思っていたけど
言ってくれるねぇ。


こんなことになっちゃって、彼女たちも大変だろうけど
(州外に逃げているメンバーと家族もいるそう)
州の外でもいいから、再結成してくれないかな。


それにしても、
こういうことがムスリムコミュニティで起こると、
やっぱりイスラムの世界って女性に厳しいのかなぁと思ってしまう。

中東地域の女性がなかなか社会進出できないのは
イスラムのせいではなくてアラブの文化のせい

(そういえばこの人もいろいろ最近あったけど)

もともと女性の差別等々をイスラムのせいばかりにするのに疑問を感じていた私は
「なるほど。イスラムのせいじゃないんだ」
と妙に納得しました。

けれど、アラブ以外の地域でも
やっぱりこんなことが起こる。

宗教がからむ難しい問題なので
私はこれが悪いとは断言しないけど
大変だよね、オンナノコ。


明日公開…?

これもこの間の話の続き。

ムスリムたちの感情を害すると言われた話題のタミル映画
がやっとタミルナドゥ州でも公開されることになりました。

この間ちょっと書いたように
映画関係者とムスリムコミュニティとの話し合いを持って
どうすればいいか協議した結果、
7ヶ所くらい削ってOKもらったんだって。

ちょっとここは技術的に削れませんとか言って
本当にお互い妥協妥協だったようだけど。

ところが。

ケララで映画を観た人が抗議して
公開をやめろーと言い出したのだそうです。

しかもなんと

クリスチャンコミュニティに関する先入観を植えつけるから

という理由。。。

今度はクリスチャンかい。。。

というわけで
なんだかごたごたはまだ収まりませんが
裁判所もめんどくさくなったのか、この訴えは却下されたそうです。

この写真は
今日の新聞の広告を撮ったものですが

なんつーか、この帽子とか、ヒゲとか、
ステレオタイプなムスリムって感じで
どうなんでしょうね、そういうのも。。。

あっちなみに書き忘れたけど、
監督兼主演のKamal Hassan自らが
ムスリムの役なんですよ。

もちろん主役=ヒーロー=いい人
であって、
当初はHassanも
「この作品ではムスリムのヒーローを描いているのに…」
とか文句を言ってたんですよね。。。

さぁて明日、何人の観客を動員できるでしょうか。




2013年2月4日月曜日

Provoked インド、イラン、女性

こんばんワニ。

Ootyにて

2月2日The Hinduより


これまで…これだけSneha Verghese

強盗が銀行に押し入って、あまりにもたくさんのお金に"Provoked"(刺激される、扇動される、引き起こされる)されたからと言う。これが強盗をする正当な理由として受け入れられるだろうか。いや、そんなことはない。 
誰かが殺されて、殺人犯が"Provoked"されたからと言う。許されるか?いや。
体罰は許されないし、人道に外れた処罰を行う教師の話は多い。それで彼らが生徒の態度に"Provoked"されたからと言ったら、許されるか?ありえない。

それでは、なぜ、男たちは、レイプに関してはこれが許されると考えるのだろうか。しかし、これがまさに、デリーで23歳の女性がレイプされたときの男たちの反応だったのだ。特に、警察官である。驚くべきことに、女性たちの多くも、レイプや性的いたずらの被害者は彼女たちのせいで事件に巻き込まれたと考えているのだ。
こういった考え方は私たちのpatriarchal(男系社会)の仕組みと深く関わっている
  
男性が全ての決定権を持ち、女性たちはそれに従わなければならない。または女性たちは「自分たちの生活を自分たちの望むように、自分たちで生きるという権利」がないということを信じなければならない。そんな社会である。これを破ったらトラブルになる。それにこの仕組みに従って生きている女性たちは、他の女性たちにもそれを押しつけていく。
 
この考え方は家庭で植えつけられる。息子は娘より大切にされ、自由に生きる。息子が何か悪いことをしても「男の子はそういうものだから」と許される。私たちが同じことをしたら?何をしたって、自分は男だからいいんだという人間がやってくる。暴力だって許されると考えている。女性たちは自分たちが越えてはいけないラインがあることを知らなければいけない、と彼らは考えているのだ。これが家庭内に存在する考え方だ。女性のみが非難され、女性暴行を助長している。
性的暴行が家庭内で起きたら、被害者の近親者まで、責任は被害者だけにあるような態度をとる。罪悪感、憂鬱感、絶望感が彼女を襲う。誰も助けてくれない、母親だって犯人を捕まえようとしない。 
[以下省略]


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映画"Stoning of Soraya M."(2008年)より


Ebrahim「男が妻の浮気を告発するなら、妻は無実を証明しなければいけない。それが法なんだ。だが、妻が夫の浮気を告発するなら、妻は浮気を証明しなければいけない。わかるか。」
Zahra「わかるわ。よくわかる。女はみんな有罪。男はみんな無罪。そうでしょ。」  


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唐突なはじまりですが。

上の新聞記事は今日のもの。12月にデリーで起きた23歳の大学生のレイプに対する社会の反応、これに関するものです。日本でも報道されていますよね。

下のセリフは昨日観た映画、Stoning of Soraya M.からのものです。


この映画、インド映画じゃないです。イラン映画です。革命後の1986年が舞台となっているそうです。

これを昨日観て今日この記事を読んだので、なんだかイランの話だったんだかインドの話だったんだか、一瞬ごっちゃになりましたよ。


私はもともと、女性が社会的に低い位置にいるというのは文化の一部だと思っているので、多少男女で扱いが違うのはある程度は仕方のないことだと考えている人間です。

とか女性権利活動家に言うと怒られそうですが、本当にそう思わざるをえない世界じゃないですか。

世界を見回せば、女性だけが遺産を相続するような国もあるようだし(たしか西インドとか太平洋のどっか。あいまいですけど)、どの国でも、いっつも男性だけが優位というわけではない。文化によっては、本当に男女平等なところもあるのかもしれない。

だけどね…。

憲法で男女が平等だと言っているんだったら、平等に扱わ(れ)なくてはダメですよ

まぁ、これはインドの話であって、イランはどうだか知らないですけど。イランの女性は不平等がしっかり約束されているのでしょうか。


デリーでの事件があってから、新聞はレイプ事件の話ばかりです。地域のニュースでも、国全体のニュースでも、レイプの話がない日がない。

12月の事件から件数が増えてきたのかと言うとそんなことがあるわけないんです。

今まで、メディアだって取り扱ってこなかった、たくさんの、いたたまれない事件

それが今になって騒ぎ立てられているだけのこと。

たくさんの事件が記事になっているってことは、記事になってない、被害者しか知らない事件は5倍も10倍もあるってことでしょう、きっと。

それに、本当に悲惨な話ばかりなんですよ。朝新聞読んでると、本当に気分が悪くなるような話ばかりですよ。何って、書かないけどさ。。。

こういうのを毎日読んでいて、これがインドなんだと思い始めて、そのうちそれが当たり前なんだと思うようになるのが恐ろしいんです。感覚がおかしくなりそうなんです。


デリー事件の後、国のあちこちでデモがあり、「警察は何をしてたんだ」「法律が守られていない」「処罰を重くすべき」と声があがったので、政府も特別に協議会のようなものを作って、これからどういった対応をしていくべきか話し合いをしたようです。

それで結果が出てこうこうこうしたらどうですかと専門家が言えば、活動家たちがそれはちょっと違うと言って法令化を阻止するように大統領に言ってきたり、ともかくゴタゴタしてるんですよ。

私はこんな悲惨なことをするような人間はすぐに死刑になればいいと考えていたのだけど、「自分が死刑になるかもしれない」とわかっていたら、犯人が被害者を殺める理由になるのでそれはヤメた方がいいと言う活動家がいて、それは確かにねーと思った。

あと、犯人に手術をして、一生性的衝動にかられないようにするなんてことを言っている人もいたな。まぁ、悪くないかも。。。


まぁともかく。。。デリー事件が、女性運動をProvokeしたのは確か。

彼女のご冥福をお祈りするとともに、彼女の死が、インドの女性たちの権利や社会的地位の向上につながっていくことを願ってやみません。



2012年8月25日土曜日

インドナプ事情(4) Kolaveri映画を観た

こんばんワニ。


タイトル通りまたナプ話です。

新しくラベルつけしました。投稿のいちばん下のボックスの「ラベル」でSanitary Napkinをクリックしていただくと以前のナプ話も読めます。


前回のポスト以降特に新しい製品を試したわけではないのだけどね。

紹介したSofyは買って速攻ポストしたのでまだ使ってなかったのですが、使い心地、かなりいいです。他のナプキンと違って肌触りが格段に上。最初に肌に触れる瞬間に「お~」と思うくらい。吸収体もがんばってる(?笑)ようだし。またKannanに行ったら買ってこよう。


それと、最近Facebookの右側の広告に出るようになって気がついたんだけど、インドナプはオンラインでも買えるんですね。

例えばこのサイト。ここはあんまり品数ないけど、大手と「聞いたことない。。。」という会社とどちらも取り揃えてる。タンポンまである。

ということで、Kannnanに行かなくってもいろんな種類を購入して試すことができる。新しいのとか、このへんで売ってないのとか、見つけたらオンライン購入してみようかなと思ってます。

けっこうありがたいのが、こんな田舎でもデリバリーしてくれるってところ。もちろん配送会社によるんだけど。で、たいてい送料はナシ!


あらま

そして先日「おっ!」と思った件。

以前に紹介してるStayfreeのパッケージがちょっと変わってる。よく見たらUNICEFを支援してるよという記載が。


この製品の売り上げの一部はJohnson & Johnson LtdからUNICEFのアジアの少女たちの保健衛生プログラムに寄付されます。


だって。いいね!CSRCorporate Social Responsibility:企業の社会的責任)!


UNICEFのインド支部にはこんな記事が:

Johnson & Johnson LimitedとUNICEFは女性の保健衛生プログラムを開始します
2012年3月21日(ニューデリー):J&JインドとUNICEFはインドの少女たちの保健衛生を推進するプログラムの資金提供のためパートナーシップを結んだ。3年間で50万人の少女たちがプログラムに参加する予定である。 
[...] J&Jグループアジア太平洋地域担当のCastanoさんはこう語る。「インドでは少女たちが保健衛生の知識を持ち合わせておらず、この分野のサービスが十分に提供されていない。これが原因となってティーンの間に学校ドロップアウトしてしまうケースが多い。また、女性たちは生理中にきちんとしたケアをしないため感染症にかかり、体調を崩し、家計に負担をかけ、また仕事を休みがちになるので解雇されてしまう。」
「私たちはこういった状況を打開していきたいと思っています。The Stayfree Women for Change運動は、健康で衛生的な生活を送ることは少女と女性たちの権利だという、私たちの思いから生まれました」
UNICEFとJ&Jはこの運動からの支援をもとにCause Related Marketing CRM:社会的な問題の解決を組み入れたマーケティング戦略のこと] キャンペーンを行う。2012年4月から6ヶ月Stayfreeのナプキン売上の一部がUNICEFに寄付される。これを試験的な事業として、少女を対象とした衛生プログラムをビハール州とジャールカンド州で行う。 
また、プログラムの一環として、教師やSHG Self-Help Group:女性の自助努力グループ ]メンバー、幼稚園スタッフ等少女と接する機会のある人びとを対象にしたプログラムも開催予定だ。 
[...] インドでは10-19歳に当たるティーンが人口の4分の1を占める。この若い世代がこの10代という大切な時期に適切な教育や指導を受けることは、社会の将来を左右する重要なステップと言えるだろう。少女たちの成長はコミュニティの成長に直接つながっている。少年少女が将来への機会をつかみ成長することは私たち大人全員の責任なのだ。

いいですね~。具体的に何するのかちっともわかんないけど笑、いいことですよ。私のクラスメートみたいに、田舎大学とは言え大学院に通っているような子たちでもナプの使い方あんまりわかってなかったりするんだからね。

6ヶ月というのがちと気になるが(ずっとやれよ)、10月まではStayfree買おう。うん。


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前にもトレイラー掲載したけど、同じやつかな(接続遅いので自分では確認してない笑)?

映画より挿入歌"Why This Kolaveri, Di"が有名になってしまったタミル映画"3"を入手したのでさっそく今日観てみました。

みんな映画はあんまりおもしろくないって言ってたけど(レビューも悪い)、私はとてもよかったと思う。


話をざっくりまとめると

映画冒頭は主役のRamのお葬式。妻Jananiは悲しみつつ、一緒に過ごした日々を思い返す。Ramが自殺する前に書き残したメモを見つけたJananiは彼の友人を呼び、自殺に至った経緯を聞き出す。

12年生のときに出会った二人。最初はRamの片思いだったけど、次第にJananiも心を開くようになり二人は恋人に。障害を乗り越え二人は結婚する。何もかもうまくいっているようだったけれど、実はRamは多重人格障害に苦しむようになり、Jananiに秘密で治療をすることになるが…

ってとこでしょうか。


まぁ、冒頭が葬儀なので結局Ramは自分の抱えている問題を解決できずに自殺しちゃったんだなーってのがわかるんですが、その描写がそこそこていねいなので私はいい映画じゃん、と思った。

Ramを演じるのはKolaveriソングも歌っているDhanush私は顔がキライ笑。だけど演技はとてもいいと思っています。

この映画の監督は彼の奥さんAishwarya Dhanush。彼女はタミル映画界スーパースター・日本でもおなじみのRajinikanthの娘。タミル映画界でいちばん有名な義理の息子ってとこでしょうか。

ラジニカントもおっさんくさく、ヒーローっぽくないところがウケて人気になったそうですが、Dhanushもそのへんほっつき歩いてそうな顔立ちなのでウマが合うのかもしれない、と凡人の私は勝手に思っています。

対するJananiはShruti K. Hassanというこれまたタミル映画界ファミリーの女優さん。肌と目がきれいだった。最初は私の大好きなAmala Paulちゃんに声がかかってたみたいなんだけど。

で。。。
Dhanushは1978年生まれ、Shrutiは1986年生まれ。
子役を使わず12年生を演じている。。。ありえない。。。笑 

Dhanushくんはいつもボーボー生えてるヒゲをそり落としているのでいつもとは違うという意味でまぁ許せるんだけど(34歳のおっさんだけど?)、Shrutiちゃんは三つあみしても、制服着ても、チャリンコこいでても、顔が大人なのでムリだった

そのくせこの12年生の美しい思い出の日々が30-40分くらい続くので、若干苦痛

でもその点に目をつぶって、3歩妥協して、この12年生の日々、すごくいいのです。子役だったら逆にできないのかもしれないけど、ティーンエイジャーのもどかしい感じとか、それでもI love youとか言っちゃってるマセた感じとか、とてもかわいらしく、「私もあのころは~…!」とか思っちゃうのです笑

そのあと、年齢設定はわかりませんが、ヒゲも生えクラブに行くような年になって、結婚しても、二人のラブラブぶりがとてもかわいらしく、そして美しく描かれていて、初監督のわりにラジニ娘やるなぁ、と思った。

なのでこの前半部分が終わり、後半部分がドロドロダークになるメリハリが感覚としてはいい、のですが。なんだか後半は描写がちょっと雑だった気がする。もちろん人格障害という難しいテーマだし、あえてRamやJananiの気持ちをわかりづらくしているのかもしれないけど。例えばなんでRamがこんなことになっちゃったのかとか、父親との微妙な関係とか、Ramが苦しんでる間Jananiは何してたんだとか、ちょっとわかりづらかった。あと20分長かったらもうちょっとわかりやすかったんじゃないかな~。。。

(ちなみに私前編字幕なし、ストーリーもWikipedia読みしてるだけなので、理解できないのは当然なんだけど)

あと、Kolaveriソングが入るところが「実はRamに障害があるらしいことがわかる」重要なシーンなんですが、こんな大切なシーンでこの気の抜けたソングでいいんですか!みたいな。。。

でも、こんな障害と戦いつつ、妻には内緒で治療を受け、妻のことを思って日々を過ごすRamの愛情が切ないほど伝わってくるのです。やっぱDhanushくんは顔じゃないね、演技!すばらしい。Jananiを愛してるRamの気持ちがすっごい伝わってきて、何言ってんのかわかんないけど泣けてきたよ。

ソングのヒットで日本でも公開、なんてことはないですかねー。。。


この映画は私の好きなタミル映画Mynaa7/G Rainbow Colonyに負けない作品だと思った。

で、よく考えてみたら3作品とも「純愛→悲劇」図式。。。私ハッピーエンドキライなのかなぁ。。。



2012年8月11日土曜日

No Burqa? インド大学ドレスコード事情(2)


こんばんワニ。


先日タミルナドゥのカレッジでのドレスコード事情について書いたばかりですが、翌日の新聞にこんな記事が載っていたのでご紹介。

…の前に、いくつか紹介されている単語の説明を。

Tilak:体につける白や赤のラインや点。たいていはおでこですね。カーストによって種類がちがうらしい。参考写真

Bindi:眉間につける赤の点もしくはジュエリー、それをマネたシールの類。参考写真

Bangles:バングル、ブレスレット。細いガラスや金属製のものをいくつもつけるのが南アジア流。参考写真

Hijab:ムスリム女性が髪の毛をおおうのに使うヴェール。参考写真

Burqa:頭全体と顔をおおうムスリム女性のヴェール。参考写真

Mangalsutra:既婚女性が身につける聖なるひも。参考写真


Tilak、Bindis、Banglesの着用をアドバイス
カルナータカカレッジがHijab、Burqa、スカーフの頭着用を禁止
 
カルナータカのDakshna Kannada地区、Putturの教育機関運営者がTilak、Bindis、そしてバングルの着用を奨励するガイドラインを発表した。 
Vivekananda Vidyardaka Sangha(VVS)に属する41機関が生徒そして講師向けにこのガイドラインを制定した。これによると、キャンパスでHijab、Burqa、スカーフの頭着用は禁止、男子生徒はTilakを、女子生徒はバングルとBindiをつけるよう推奨している。バングルとBindiについては講師にも適用される。 
とは言え関係者は「強制ではない」と語る。守らなくても罰則はない。
このガイドラインは1965年からずっと使われていて、今まで特に不満や抗議の声はあがっていないそうだ。 
しかし、41機関の15,200名の生徒のうち、ムスリムやクリスチャンは100名ほどである。 
機関から指名されテレビのインタビューに答えた生徒によれば「バングルとBindisを身につけるのには科学的な根拠もあるんです。私たちの文化を守るのは当然でしょう。」この間彼女のうしろには3名の講師が立っていたそうだ。[...]
あいまいさはなし
ドレスコードについてはあいまいな説明ばかりだが、Hijab、Burqaそしてヘッドスカーフの禁止に関しては議論の余地なしだ。「キャンパス内では禁止だから、カレッジの入り口までしかHijabはつけていません。入り口に女性専用の部屋があってそこで着替えられますから」 と生徒は語る。
しつけは制服から
「制服で規律を守るのは大切なことですよ。だからHijabとBurqaを禁止してるんです。何千年もBindi、[ピアス]、バングル、トーリング、Mangalsutraはインドの文化の中で重要な位置を占めてきました。Tilak、Bindi、バングルは特定の宗教に特化したものではないですし。ヒンドゥ教は宗教のモデルとして守っていかなくてはいけないですね。」


いやー、強制でないと言ってるけど、こんなアドバイス受けたら周りにやぱりプレッシャーかかるよねぇ。

にしてもBurqa禁止なんてびっくり。フランスじゃないんだから。。。反対のデモとか起きそう。

ドレスコードの設定は大学の勝手。でも宗教的な理由で身につけているものを脱ぎなさいと言われるのはおかしいと私は思うのです。

つい最近もHijabをつけてサウジの女性がオリンピックに出場しましたよね。彼女はあれなしでは出場させてもらえないと国で言われ、でも競技にあぶないからとオリンピック委員会から着用参加は無理だと言われる可能性もあったんです。彼女の実力とはなーんにも関係ないのに。

こういう動きがあるのに宗教寛容とは反対に向かってるってどーいうことなのよ。

まぁともかく、大学生レベルで服装どうのこうのと決められていたら、社会に出て「何着よう」と自分で考えられるのでしょうか。学生のうちにいろいろ失敗しておく方がいいんじゃないかなぁ。


あぁ、眠い。。。


2012年7月1日日曜日

2nd Half of Short and Sweet Summer Break Day 24 - 光り輝く島

こんばんワニ。




Himalaya Herbals


最近使いまくっているHimalaya Herbalsの商品。日本から持ってきたシャンプー等がなくなり、こちらで買うことになったときに、「どうせなんだからインドのアーユルヴェディックとかの製品使いたいなぁ」と思い、DoveL'Orealなど見慣れた製品もあるのだけど、このHimalayaをセレクトしています。


理由は…名前?笑


でもアーユルヴェディックと普通の化粧製品のアイディアを組み合わせて作っているようだし、なんとなく肌にいいかもとか思ってしまうのよね。(中途半端健康志向だから。)


創始者が当時のビルマで像をなだめるために根っこを食べさせているのをみて「これは!」と研究を始めたのがきっかけで…という「ヒマラヤじゃねーじゃん」という会社創設の歴史はウケるしね。


最初に買ったのはAnti Hair Fall Shampoo。抜け毛が多くて、ホントハゲるかと思ったから。その後、フェースパックや洗顔フォーム、ローションやトナーと買いだめ、なんだかバスルームがHimalayaに占領されてきた。


使い心地は悪くないですよ。肌荒れはあいかわらずお天気任せって感じですが(暑いとすぐ吹き出物が泣)、パックすると落ち着くし。そしてインドの会社、国内製品だから安い。学生にはありがたい。




□ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ 




突然ですが。


私ができれば優先的に行ってみたいと思っている国リスト(人生でいっぺん行ってみたい場所は多すぎるので書きません)は、


ラオスタイヴェトナム。それにスリランカです。


まぁぱっと見、全部アジア。意識してるのは仏教国ということ。と言ったらブータンやチベットなんかも入るんだけど、ブータンは行くとガイドを雇わなくちゃいけないらしいし(日当1万円)チベットは中国国内だから代わりにチベット仏教を信仰しているインド国内のLadakhに行ければいいやって感じ。韓国も食べもの以外興味ありません。


なんでっつったらただ仏教遺跡やお寺に行って、仏様を眺めて仏教建築にうっとりしたい、ってだけなんだけど。




で、今いるところにいっちばん近いのは、Delhiに行くより断然近い、スリランカ。


大学に入りたてのころの私はスリランカがどんな国なのかもよく知らなくて、スリランカ出身クラスメートのおうちに行って仏様の絵がかけてあるのを見て、初めて「仏教国」だと知ったのです。


数年後、ネットのミュージックヴィデオを観て衝撃を受け、聴いていたスリランカ系UKシンガーM.I.A.


そして、大学の南・東南アジア国際関係のクラスではスリランカ国内の紛争がどうして起こったのか真っ向から対決する2つの論文を探して比較するというなんともめんどくさい課題をやりました。


なんでこんな「私とスリランカ」の接点でもない接点を書いているかと言うと。


先週農園を訪問した際に、ふと手に取った英語の写真集。これがいろいろとまた考えるきっかけになったんですよね。




接点についてもう一度。


先述のクラスメートと仲良くなったときはスリランカという国ではシンハラ語が話されていて、主な宗教は仏教だと思った。(シンハラ語でこんちくしょうの言い方も教わった。)


M.I.A.のお父さんはスリランカのタミル系で、どうやら政府に狙われていたため彼女は英国に亡命したらしいとネットで読む。(スリランカにはシンハラ人じゃない人もいるのねぇ)


そして論文を読んでいて、どうやらスリランカにはタミル人グループのLTTE: Liberation Tigers of Tamil Eelamという「テロリスト集団」があると知る。(あぁ、M.I.A.のお父さんはこれに関わっていたのね、きっと)


そして数年後の私。インドに来てタミルの人と交流する。そのころにはスリランカのタミル人のことなんて忘れていたと思うけれど。のちのちあのクラスのことを思い出したけれど、まさか「大学でタミル人はテロリスト集団作ってるって勉強したよ!」なんて言うわけもなく。


そのまた数年後の私。インドで大学院生するようになって地元の新聞を読み始める。やたらと国際面じゃないところにスリランカの話題が書いてあって、「戦後の和解プロセス」「タミル人への補償」が目につくようになる。


先週。「こんなことが起きたなんて信じられますか」のような題名の分厚い本を、農園の本棚で見つけて手に取る。表紙は女性が手を上げ、しゃがみこんで泣いている写真。うしろには戦車。


どこかの戦争の写真かなと思ってページをめくる。


そう。これはスリランカ内戦の際甚大な被害を受けたタミル系スリランカ人の写真集だったのです。




回りくどい書き方を何度もして申し訳ないですが。何を言いたいかと言うと、私はスリランカのことを全然わかっていなかったんですね。


スリランカには大きく分けて2つの民族が住んでいて、シンハラ系とタミル系がいること。


タミル系はヒンドゥ教やキリスト教を信仰していて、スリランカを仏教国と断言するのには多少問題があること。


イギリス統治下のスリランカ(セイロン)で植民地政府が少数派のタミル人を優遇した結果、多数派のシンハラ系のイライラが高まったこと。そして独立後はシンハラ系が政府をコントロールし、国語をシンハラ語にしようとするなど衝突の種が生まれたこと。そして1980年代に内戦勃発


私が例のクラスを受けていたときは各国の仲介のもとスリランカ政府とLTTEは停戦の話し合いをしている最中でした。…のはずなのにぽつぽつ衝突が起こっていて、という状況だったと思います。


インドも平和維持軍を送って仲介しようとしていますが、それがタミル人の反感を買い、首相Rajiv GandhiはLTTEメンバーに暗殺されます。…という話をきいたのはホント最近、こっちでクラスを受けるようになってから。




そして、この内戦中にスリランカ(輝く島という意味)のタミル人に何が起こっていたか、それはこの写真集を手に取るまで「知ろうとしていなかった」こと。


もちろん、論文比較の際に「政府がタミルの人権を迫害している」「国外難民、国内避難民のタミル人がたくさんいる」というのはもちろん読んでいたし、新聞で「人権擁護団体が内戦中の政府軍の戦法を非難して」なんて記事は何度も読んだし、国連やアメリカがスリランカ政府に「何とかしろよ」と圧力をかけているのも知ってる。


でも、じゃぁ戦争中にどんなことしてたのさ?


というのは、怖くて見られない部分。だったんですね。だから無意識に避けてた。


日本は2つの世界大戦を経て、「もうこりごり」と戦力を放棄した。(すぐ「自衛隊」という形で勢力盛り返したようなもんだけど)40年後の世界で、まだこんなヒドいことが起こっていたなんて信じられないと、平和大好き日本人の私は自分の感性で素直に思ってしまうのです。もちろん60年たった今でも世界ではバカバカしい理由(じゃないのもあるけど)で紛争がたくさん起こっている。


まぁどんな写真が掲載されていたかはご想像にお任せしますが、これはどの戦争にも当てはまるものだと思うんです。実際、ヴェトナム戦争の写真と比べてるページとかあったし。一番被害を受けるのは戦ってる人たちじゃなくて、女性、子ども、老人、戦争とは関係ないひとたち。病院が政府軍に爆撃されたケースも多くあったようです。それに激怒して応戦する。向こうも応戦。意味のないループ。


いろいろな写真を見ていると、「こんなことされたらテロリストになるかもね」と正直思ってしまうけれど、LTTEだってブラジャーに爆弾を仕込む女性用自爆装置を開発したと言われているくらいで、テロリストのレッテルをはられても仕方ないことをしていたのは確か。


だから結局、どちらも悪かったと思うんです。もともとはイギリスの統治の仕方が悪かったのだけど。。。戦争ってそういうもの。どちらが先にやったとかじゃなくって、どちらも悪い。でしょ?


外務省が内戦についてかなりコンパクトにまとめているのでご参考に。中立に書いていると思います。




結局のところ、内戦やこの写真が私の「スリランカのシギリヤロックに登りたい」という希望を打ち砕いたかというと、そんなことはありません


むしろNGOのつてでスリランカタミルの団体にコネクションができたし、そこに行ってみたいなと思っているくらい。


だけど、シンハラ系とタミル系とどちらにもつながりと思い入れができた今、スリランカについてはもっと勉強してから行った方がいいかなと思っています。近いけど、まだ行ない国。それがスリランカなんです。



□ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ 




そんなことをBlogに書こうかなと思っていた矢先、世界で起きている別の紛争に関して考えるきっかけが。

それが今日観た映画、"Language of the Enemy"(または"A House Divided")というパレスチナ紛争を扱った作品。

実際にあった話が元になっていると書いてあったのですがあまりネットで情報がないので詳しいことはわからないです。以前にユーゴ紛争中にもボスニア系とセルビア系のカップルの悲劇みたいな実話をきいたことあるけど、そんな感じ。許されない恋、みたいな。でもこの話はロミオとジュリエットな要素も入っているんです。死んだと思ってたヒロインが実は…!みたいな(これがホントの話だったらスゴい)。

展開がいちいち早いのでビックリするけれど、パレスチナの子どもがイスラエル軍に対して投石するというのはおそらくホントに日常茶飯事なんだろうと思われる。イスラエルの入植ファミリーに対して笑うのとかも。

この、いちいち早い展開に"Gosh, come ON..."と中盤までイラっとしていたけれど、最後のどんでん返しと(もうネタバレしてるからいいよね)お葬式のシーンでまたさめざめと泣いてしまいました。

テーマがテーマだけに、「いい映画だった」とは言えない。悲しい話だった。


大学で生粋のイスラエルっ子はひとりしかいなかったけど、ユダヤ系アメリカ人は周りに多くいたようです。パレスチナ系学生を含めてパレスチナを支持する学生グループはキャンパス内にテーブルを並べてイスラエル政府と軍を非難しまくってました。たまにユダヤ系もテーブル置いてたけど、うちの大学の気質上あまり受け入れられていない感じでした。

今思うと、なんでスリランカタミルを応援するテーブルはなかったんだろう。タミル人は各国に移民がいるし、たくさんいたインド人生徒にもタミル系はいたはず。なのになんでだろう。イラク戦争が始まったときはイラクの写真もたくさんキャンパスで見たし。。。

きっと、メディアの取り上げ方の違いで、「世界で起きてる大変なこと」にランク付けがされてしまうんだろうな、と残念に思います。








2012年5月29日火曜日

インドナプ事情(3) Sofy

こんばんワニ。




Summer Programmeの2週目です。


今週はここからNilakottaiに行く途中にあるSempattiという町にある、Block Development OfficeUnion Panchayat Office)に5日間通って、この機関がどのような役割を果たしているかうんぬんかんぬんを勉強します。


で、いろいろ今日あったことを書こうかと思ったんだけど、先週聞いたことを再度繰り返して聞いているようでなんだかイラっとしたので、また今度にします笑


今日ランチタイムに「すぐそばにいいベーカリーがある」と言われ、暑くて動きたくなかったけど偵察しに行ってみた。なんかうちの学科の教授の親戚がやってるとか言ってました。(だから引率スタッフがベタ褒めしてたのかも



食べたマッシュルームパフ(デニッシュのようなもの)はまぁまぁおいしかった。と思っていたら中から油がしたたりでてきたので(ひぃぃ)星は2つくらい。


え?もちろんマッシュルームはカレー味ですよ。


え?写真?笑




Pottu Kadalai

代わりと言ってはなんですが、今日Kannanにアクシデントで行って(Sempattiから帰るバスが大学を通りこしてDindigulまで行ってしまったため) 買ってきたおやつ。


Pottu Kadalaiというもので、英語ではBengal Gram。ヒヨコマメって訳を見たんだけど、ホントかな?ヒヨコマメはGarbanzo beansじゃないの?


まぁ、いいや。豆トークは。


これ、なんかハマります。たぶんお酒の好きな人は好きだと思う笑


なんかぱさぱさしてて、味気もないんだけど、止まらなくなる。


もともと料理に使うものだと思うのだけど、スパイスつきでスナックって感じのも売ってます。




で、別にKannanで買ったもの。そうです。表題の笑




ソフィー!



いやぁ、ユニチャームさん、やるじゃないですか。インド進出してたんですね。


この間の2社よりパッケージにも気を使ってるような気が。


8個65ルピーなり。ちと高いな。




では、コピーチェック、いってみましょうか笑




ソフィーサイドウォールズ ソフト ウルトラスリム


当社独自の伸縮サイドウォール+ウィング!横モレをしっかり防いでくれるサイドウォール、ウィングを長時間キレイに保ちます


ジェルスーパー吸収体!多い日もサラサラに


ソフトカバー!肌にやさしい超ソフト、ドライ、そして快適なつけ心地 


って、とこですかね笑


インドでこのサイドギャザーは初めて見た。


これは「ソフトシリーズ」だけど、同じ長さでドライ感をアップさせた「ドライシリーズ」もあるようです。



ちゃっかり


ユニチャームって、日本のナプキンシェア1番なんでしょうか。


この小さい「*」が気になるので確認したところ、


ユニチャームは日本のトップナプキンブランドです(2008年4月-2010年12月Intage社の日本国内調査による)


なんかウソくさい!笑


と思ったけど株式会社インテージはちゃんと実在する会社だった。笑




はいっ、ナプ話がやたらと読者数多いからってまたナプネタ書いてしまいました。すみません。


でも正直、たぶん誰かの役に立つ気がするからまた書こうと思う。


使い心地ももっと書いておきたいし、他の会社もいろいろあるしさ。