2011年12月31日土曜日

Christmas in Kerala (3) Fort Cochin 出会いと発見


こんばんワニ


だるい…カゼだ…(バカなのに!!!)




 ★  ★  ★  ★  ★   




引き続きケララ旅行について。最後はFort Cochin/Fort Kochiです。


Fort Cochinはその名の通り砦、要塞があったところです。Ernakulamの西側の半島もともと漁村だったところにポルトガル人が要塞を作ったみたいです。その後オランダ、イギリスが占領し、インド独立の際に返還。


そんなわけでインドだけどインドっぽくない建物がたくさんあるわけね。


Mumbaiでも思いましたが、自分は「インドなのにインドっぽくなーい!」という場所に弱い気がする。有名なCST(駅)なんて一日見てても飽きないと思ったもんね…


そんなわけでツレのAには悪いけど、見たい建物めぐりしました。




12月25日クリスマス、朝遅めに起きて出発。Ernakulam Junction付近からFort Cochinに行くにはMG Roadからのバスが便利だとホテルで聞いたのだけど、めんどくさいのでオートで行くことに。


前日この辺のオートドライバーはそんなにダマさないということがわかったのだけど、交渉失敗の可能性もあるのでPre-Paidオートを使うことに。このサービス利用するとぼったくられることはないです。安くもならないけど。Ernakulam Junctionから130ルピーでFort Cochinへ。




降り立ったのは半島の北端。降りたとたんクルーズへの勧誘がざわざわざわと寄ってくる。ふと左を見ると有名なChinese Fishing Netsが!






ホントに漁をしてるところもあるようですが、これは観光客向けね。真っ黒に日焼けした地元のおっちゃんと観光客が一緒にひっぱってました。


Chinese fishing netsとは呼ばれているものの現在中国でまだ使ってるのかは不明。


この網でとったのかわからないけどプチ魚市場もあります。自分で魚を選んでその場で調理してくれるサービスもあるらしい。






St Francis Churchは16世紀にポルトガルが建築した教会。かわいそうなくらいオンボロだけど、「歴史を感じる」ということにしておこう。






インドっぽくない建物!たぶんおしゃれなお店なんだろうけどまだ開いてなかった。クリスマスだから終日休みだったかも。








そして最初にオートで降りたところに戻る。私は船嫌いなので(Kannyakumariで苦い思いでもあり若干恐怖症)いやだったのだけど、Aの希望でクルーズを探すことに。


注意:もしCochinに行くことがあったら、クルーズの内容しっかり確認してから乗船したほうがいいです…というのも


バス停留所すぐそばガソリンスタンドの左側に建物があり、そのまた左隣に小さなクルーズオフィスがあります。ここで値段と内容を聞くと、


ふたりで1800ルピー、2時間、漁村やイルカなんとか、古い教会などなどをめぐるというもの。1800ルピーはちょっと高いなぁと言うと、他に人が来ればひとり1000ルピーになるとのこと(しかし内容が若干変わる)。


それでもちょっと高いと思ったので他を探すことに。ぐるぐる回って、たくさん船があるのはわかったけど、ちょうどランチタイムにかかりどの船も出発はまだ先とのこと。


結局すぐに出発しそうなのはガソリンスタンドの奥に停泊していた船。あわてて戻るとなにやら客がスタッフを怒鳴りつけている。スタッフは客をなだめて乗船をうながしている。んで、先ほど対応してくれた男性がいる。


これはいくらなの?と聞くと、ひとり300ルピーで1時間、だって。乗る?乗る?乗っちゃえ、みたいな感じで600ルピーを差し出すと、なかばsnatchな感じでお金をぶんどり、乗れ、と言う。


で、乗ってみると。ゆらゆらーっと移動し、漁村?の近くをゆらゆらー。橋にむかってゆらゆらー。他の島にある教会を遠くから眺めつつ、ゆらゆらー。







止まんないのかよ!!!


そうこうするうちに、先ほどスタッフを怒鳴りつけていた女性が家族会議を開始する。なんかおかしいねと言って私たちも話に参加する。


スタッフはこの家族に対して、1800ルピーはグループ料金で、これを払えば貸切になると言ったそう。つまりグループの人数が多ければひとり当たりの料金は減るってわけ。でも自分たちで他の人を誘ってグループを作ってはいけないとも言われたそう。なんじゃそりゃ。


私たちが聞いてたのと全然ちがうしね。。。


結局ひとり300ルピー払って乗ったけど、ただゆらゆら漂っているだけだし、どういうことよ!とこの家族が船員に怒鳴りつける。最初は英語だったけどそのうちヒンディ語になり、船長氏もタジタジ。


彼女たちが説明を受けたときは2時間と言われたそうで、私たちには1時間って言ったけどね…というと唖然。


けっきょく船長氏がテキトーな(たぶん)各スポットの説明をし、なんとなく遊覧船ムードに。しかし暑かった。




船がついて、不満たらたらの家族とお別れ。ランチの場所を探さねば。


River Roadを少し歩いて、シーフードを提供するお店がたくさんあることがわかったのでひとつに入店。観光客ばっかり(自分もだけど)。座ったとたんビールはいかがですかなんて聞かれるのもインドっぽくなくてちょっとね。。。


バナナの葉っぱにくるんで調理するpollichathuを賞味してみたかったのでどんな魚なの?と聞くと、好きなのを選んでいいとのこと。大きさによって値段も変わるというのでおそるおそる聞いてみると、ちっちゃい魚でも500ルピーだって。日本だってそんなに高くないだろ。←けっきょく何の魚か忘れた。


おそらくクレイムが来ないように「調理には30-40分かかります」とメニューに明記してあるように、ホント時間はかかったね。ワインでも飲んで待ってればよかったかな。私はおいしい食事のために待つのはいとわないけど、そうでない人たちのフラストレーションが感じられ、なんか険悪なムードでした。


で、これがその魚。






サーバー君が持ってきて包みを開けるなり「shit」と一言。そして奥に持ち帰る。


生焼けかい…。


おいしかったけど、ちょっと味が薄かったかも。まぁ、いっか。




ランチのあと、同じ半島のMattancherryにあるJew Townへ。ユダヤ人の人たちはこんなとこにも入植してたのねー。


元英国占領下にあった国ぐににあるユダヤコミュニティの中で、現在でも使われているシナゴーグ(ユダヤ教の教会にあたる施設)では一番古いもの、がここFort CochinのJew Townにあるわけです。


で、Paradesi Synagogueへ向かってみたのですが、途中にある(これも見たかった)スパイスのお店はぜーーーーんぶ閉まってる。んで、肝心のシナゴーグもHanukkah(ユダヤ教のお祭)のため休館←クリスマスと同時期なのです






まぁ、でも、ユダヤコミュニティの街を見るのは初めてだったし、これまたインドっぽくない感じだったのでまぁよしとする。アンティークとか言って普通のインド人のオトコノコが客寄せをしてるのにはげんなり。




ネコ<3



で、アイスを食べたあと、来る途中にちらりと見たMattancherry Palace/Dutch Palaceに行ってみることに。


もともとポルトガル人が16世紀にその当時の王様にプレゼントしたものだったけど、その後オランダ人が改装して今の名前に。


いやー、これは思わぬ発見でした


5ルピー払って入ったとたん、すっばらしいムラル(壁画)が!!!!


ラーマーヤナやマハーバラタの伝説にちなんだ壁画が、なんで西洋建築の中に…涙 保存も大変よく、色もあざやか。出口付近のものは描きかけで止まっていて、残念だけど「やりかけ」の状態を見ることができこれも感動。


残念ながら写真NGだし、ポストカードも販売してないので「お持ち帰り」できなかったのが大変残念。参考


個人的には真っ暗でよく見えなかったAjantaより感動したかも苦笑 


仏像も、変わった建築も好きだけど、こういう壁画も好きかなーと思う。


建物はこんな感じ




旅って、ぎっちり予定立てていく人と、なーんも考えないで行って気の向くままに行動する人といるじゃない?


私はその真ん中くらいなんだけど、もっと予定ナシな旅ができたらなぁって思う。そうすればこのPalaceのようなうれしい発見にもっと出会えると思うのね。


いやーでも、誰かと一緒だとそうもいかないよね泣 できればこのムラルの前でぼーっと2時間ぐらい過ごしたかったわぁ。


まっ、そんな感じで最後に思わぬ発見があり、Fort Cochin散策終了。


帰りはDutch Palaceの前から出ているバスでErnakulamに戻る。9ルピーなり。この帰り道でKFCも発見しちゃったわけで。やっぱり旅はいいなぁと思うのです




はいっ、これにてケララ旅行記終了。自己満でスミマセン。





 ★  ★  ★  ★  ★   


もう年の瀬だー。。。


お隣の寮はみんな出払っちゃってるからか、塗装してるみたい。夜0時過ぎに男の人が部屋の中にいるのが見えてギョっとしたヨ。















2011年12月30日金曜日

Christmas in Kerala (2) Ernakulam 激ウマフィッシュカレー


こんばんワニ。


のどが痛い。ケララ帰りの電車が恐ろしく寒かったのでカゼひきかけてる…かな




 □  □  □  □  □  




さて、そんなケララ旅行の続き。今日はCochinのErnakulamについて。




ErnakulamはCochinのダウンタウンに当たる部分です。


Cochinはいくつものちっちゃい島や半島から形成されていて、Ernakulamは本土(っていうの?陸)部分に当たります。ケララのビジネス・商業の中心で、株式市場もあったりする。


12月24日クリスマスイブ、アサイチ5時台の電車でTrivandrumを出発。よく起きられたなー。電車によって時間は変わるけど、4時間くらいでつくかな。


インドでは初めて寝台ではないフツーのイス席に乗車しました。寝台列車と一緒で、なんかオンボロ、さみしい感じ
新幹線みたいな席を想像しちゃってた?


朝の太陽がまぶしいErnakulam Junctionに到着し、さてホテル探し。Lonely PlanetによるとCochinのお手ごろなホテルはErnakulam周辺にあるみたいだし、また電車での移動もあるから駅周辺で探すことに。Trivandrumの経験もあるのできちんと自分たちで探す!


Fort Cochinのいいホテルまで20ルピーで連れてってくれるというドライバーを完全に無視し、駅前の通りをずんずん進む。ホテルたくさんありますね~。


ちなみに、こっちでHotelっていうとレストランのことが多いです。いまだに私は慣れなくてHotelでご飯食べるって言いづらいんだけど。泊まるホテルもホテルって言うんだけどLodgeとかって言い分けたりする。


そんなわけで、「ホテル」は駅前にたくさんあるんだけど、泊まるとこかどうかはきちんと見分けなくっちゃダメ。汚くて安そうなDormitory(たいてい4-6人部屋で他の人とシェアするタイプ)もあったけど、奥まったところにPiazza Residencyという看板を見つけ、恐る恐る入ってみる。


実は駅前の通りから入るのは裏口で、正面口はまぁまぁのホテル。値段を聞くと675ルピー。ケーブルテレビつき、お湯シャワーつき、駅から徒歩1分でこれならまぁ文句なし。今回はしっかり事前に部屋も見て納得、2 nightsチェックイン。




例によってちょっと休憩して観光に出かける。




まずはこれまたLonely Planetで確認済みのレストランでランチ。シーフードを出すというFrys Village Reutaurantは「レストラン」名称。


しかーし。Lonely Planetに書いてなかったのはランチはMealsかビリヤニのみ!ということ。Mealsっていうのは定食みたいなもの。ご飯がついて、さまざまなカレー(状のもの)や野菜のおかず、ピクルスなどがつきます。たいていご飯はおかわり自由。


タミルナドゥで私が食べ慣れてるのはヴェジタリアンのMealsなので、シーフードないのかよ!と思ったら、Kerala Mealsというセット(70ルピー)にはフィッシュカレーがついてくるとのこと。さっそくオーダー。こりずにFish fryも追加オーダー(Meals以外も作れるんじゃん…)


マジ、うまかった<3




ていねいな味つけ、あっさりした野菜、タミルナドゥとは違うサンバル(さらさらの汁状カレー)。どれもホントおいしかった。お米も変わった種類で食べ応え十分。調子に乗ってご飯おかわり。レストランもちょっと内装にこだわってる感じだし。すばらしい。




お腹がいっぱいになったところで、さてどーする?


レストランに来る途中通ったMG Road(Trivandrumだけでなくたいていの町にはこの名前の道があります。MG=Mahatma Gandhiのことです)はにぎやかな通りだったので、ちょっと買い物。っていうか暑くてお腹一杯だったからACあるところに行きたかったのね笑


んで、ケララに来てまでThe Chennai Silks(服のチェーン店)へ。


前から思ってたのですが、インドにはたーくさんのまがいものがあります。なんだかダサい「Diesel」のバッグだったりホントかよみたいな「Puma」グッズを持ってたりする人が多い。そこらへんの路上店でもいろいろなアヤしいものが販売されています。


でもチェーン店で惜しげもなくアバクロのパンツが600ルピーで売ってたりすると、インドの工場で作ったホンモノのうち品質がよくないものを卸してる=いわばアウトレット、なのではないかと思ってしまうのです。


この日もヴェルサーチ?のTシャツやらラコステのシャツを発見。そして私の行きつけのZaraのTシャツが250ルピーで販売されている!!


→買っちゃった。笑


そのあと階下でちっちゃな化粧品コーナーに行くと、(日本の化粧品コーナーにいるカンペキメイクのお姉さんとはちがって午後くずれかけメイクな感じのお姉さんが笑)手に20本ほどアイライナーをためし書きしてくれたので申し訳なくなって購入。


結論:輸入化粧品はインドでも安くない泣






このあと、地元の「バザール」な雰囲気を体験できるというBroadwayへ。NYCのBroadwayよりかはNarrowwayですが、人の多さは負けてないかも!


クリスマス前、夕方にさしかかってたのでお店は閉まってるけど露天がずらっと並び、クリスマス関連商品から果物まで、めちゃくちゃな人の多さ。




こっちのオトコノコはフツーに手をつないで歩きます。オンナノコもだけど。かわいらしくて大学でいっつも写真を撮ろうと思うのだけど、見られたら気まずいので毎回断念。しかしこの人の多さならバレない!


90ルピーのチュニックから600ルピーのクリスマスツリー、これまたブランド名がついたYシャツなど、ごちゃごちゃごちゃごちゃ。




おっちゃんから買ったオレンジ(みかん状)は見た目はあんまりよくないけど甘くておいしい。


人ごみは大嫌いだけど、こういう活気があるのは好きです。


人疲れしたあと、夕陽が見えるMarine Walkへ。アラビア海につながってるVembanad Lakeを眺める橋に人がごちゃごちゃごちゃごちゃ。夕陽クルーズに乗れとおっちゃんがたくさん人寄せをしている。




陽が落ちたあと、またBroadwayをちょっと歩いて、ホテルに戻る。オートからクリスマスイルミネーションで彩られた街を鑑賞。感傷。やっぱ教会は多いかも。




ヘビーなMealsランチだったので、夜ご飯はパス。その代わりケララで有名なバナナチップスとジャックフルーツチップスを購入。おいしかったらおみやげに買おうって言ったんだけど、観光客プライスのせいかタミルナドゥより高い…。


0時にクリスマスケーキを切る習慣があるというAのためにクリスマスケーキ(ブラックフォレストが好きらしい)を探すも、見つからず。クリスマスケーキありますかと聞くとこれ、といわれるのはどこのベーカリーもPlum cake。これがたぶん伝統なのね。
参考


飾りのないシンプルなケーキではつまらないのでデコレーションしたものを購入。


これが間違ってた…


たぶんみんなシンプルなのを購入するから、デコレーションケーキは誰も買わない→売れ残る→何も知らない観光客が購入する


という図式だったのだと思う。古くてぱっさぱさのケーキはおいしくなかった。。。


メリークリスマス苦笑




翌日のクリスマスは朝からFort Cochinに行ったのだけど、夕方にはErnakulamに帰ってきました。移動途中に発見したPizza Hutでクリスマスディナー、KFCで翌日(26日)ランチしました。


Pizza Hut


ひとりぶんで作ってくれてありがたい。でもこちらのピザの多くにはCapsicum(青唐辛子)がのってるので注意です


平日は99ルピーでピザとサイド、ドリンクがついた超お得なセットがあるようです。


KFC


ポップコーンチキンもやっぱりちょっと辛い。


KFCで気がついたのが、KF CHICKENに関わらずヴェジタリアン顧客も来られるようになっているということ…。キッチンの中が二つに分かれていてヴェジタリアン部門で働くスタッフはチキンを触らないようになっているらしい。というのも、ヴェジタリアンの人たちは肉魚と同じ場所で調理したものは食べられないからです。そんなわけで野菜フライみたいなものがメニューには記載されてました。マックでもVegメニューがあります。


まぁ、ヴェジタリアンの人って肉のニオイだけで気持ち悪くなっちゃうみたいなので、こういう商戦が通用するのかはわかんないけど。(宗教的理由、動物愛護的理由でヴェジタリアンな人がチキン屋さんに来るわけないもんね




おっちゃんのオレンジがまた食べたくて26日にまたBroadwayに行ったけど、この日はバナナデーだったらしい。いろんな種類のバナナがずらり。おっちゃん、どこ行っちゃったの…。






後ろ髪ひかれる思いでErnakulamをあとにしたのはこの日の午後です。(→Trivandrum→マドゥライ)


Ernakulamはいろんな出会いとショッピング、食の宝庫でした。


次回はFort Cochinについて書きます。




おやすみなサイ。





2011年12月29日木曜日

Christmas in Kerala (1) Trivandrum ココナッツ州都

こんばんワニ。


短い年末年始休みもなんだかんだで半分終わっちゃった感じです。三が日休みたいところだけど、授業は2日から…やだなぁ。

ケララ旅行について書きます。日ごとに追うとめんどくさいので、エリア別。


おっと、この旅行に至る経緯も書かなくちゃね…。

この間ちょっと言及しましたが、このお休みの間に奨学金のスポンサーICCRが旅行プランをいくつか提案してきたのね。北インドか南インドで、それぞれいくつかプランがあって。北インドはぜーんぜん旅行したことないし、参加費が2,000ルピーってのにかなり惹かれた。

けど、結局北まではフライト使わなくちゃいけないし(電車で行けなくもないけど)、私のお休みはめちゃくちゃ短いのでもし参加するとゆっくり休む間もなく授業再開になっちゃう。

ICCR旅行は今回はあきらめ、どこか近場で行けるところを検討。ケララ行ったことないし、フィッシュカレーは是が非でも食べたい。そんなわけでケララ行こうかな?と思ったわけです。

んで、マニプールシスターズのお姉ちゃんの方に「もし研究に差し支えなければ」と提案したら快く来てくれることになったので、二人で行くことに。(ひとりでもいいんだけど、たぶんひとりで行くって言ったら大学側が許可くれないと思う…)

私が行きたかったのは大学時代の親友のJの出身地Cochinステキなところだって聞いてたし、クリスチャンが多いらしいのでクリスマスムード高めかもとか勝手に想像したわけ。でも私のいるとこからCochinまでの直行便電車は満席で、空席待ちもちょっとむずかしそうな感じだったのね。

そんなわけで、ちょいと遠回りなのですがマドゥライからTrivandrumへ南下し、Cochinに北上、帰りも同じコース、というプランを立てました。




今日はTrivandrumについて書きます。

Trivandrumケララの州都茨城で言えば水戸。でもケララで一番活気があるのはCochinの気がする。水戸とつくばのような関係…?(水戸出身の人が読んでたらゴメンナサイ)あっもしくはサクラメントとサンフランシスコかLAって感じ?

脱線した

Trivandrumっていうのは昔の名前。今は正式にはThiruvananthapuramと言います。でも私はこんな長い名前覚えられません。地元の人もTrivandrumって呼ぶみたいです。

これはMumbaiBombay(旧)って言ったり、BengaluruBangalore(旧)って言ったり、ChennaiMadras(旧)って言うようなものですね。植民地時代の名残でも、名前に愛着があるのかも。

(ちなみに私もChennaiって言うよりMadrasって言うほうがなんかちょっとカッコイイと思ってたりする。)

脱線した


ついたときに思ったけど、Trivandrumココナッツが生い茂ってるとこに急に現れた街って感じがする。電車が駅につくギリギリまで田舎~な眺めだったし。イキナリでっかいマンション(建築中)が現れて、町並みが出現。

なので駅の周りも、まぁ開発はすすんでるんだろうけど、Chennaiのようなゴチャゴチャ感Mumbaiのようなメトロポリタンな雰囲気はゼロ。それがいいところなのかもしれないけどね。


移動の関係で駅の近くに宿泊したかったので、まず足で探すことに。さっそく群がってくるオートリキシャドライバーたち。シカトしてたんだけど、500ルピーでいいところがあるからとしつこく追いかけてくるドライバー一名。

「歩いていける距離」と言うクセに乗れ乗れとうるさい。こっちも夜行列車で疲れてるので、連れてってもらうことに。

これが間違ってた。。。

まず800だか2,000ルピーだかのところに止まろうとする500って言ったでしょ!と言うとしぶしぶ移動。

なんだか怪しいホテルに到着すると、すでに(同様に)オートドライバーに連れてこられた顧客がチェックインしている。私たちを見て、先に来ていたドライバーが部屋はないと言う。

私たちのドライバーと先に来ていたドライバーが何やら話し込んでいる。どーやら、別のところに連れて行ってくれるらしい。

そこで私のツレAが「ガイコクジンだから高いところに連れて行こうとしてる!」とブチ切れてホテルフロントに出向く。

どうやらこのホテルでは「ガイコクジン枠」と「インド人枠」があり、ガイコクジン枠は満室だったらしい。私は外国人だから間違ってはないんだけど、何で海外から来てるからって別枠なのよ。。。んでもって、彼女はインド出身なんだから外国人枠に泊まる必要もない。

ってことで、「私たちインド国内から来てる学生なのよ!」と彼女がホテルと交渉し、450ルピーの部屋をゲット。このご時勢、安い方だとは思うけど、テレビなし、裏はお寺で朝から夜までお祈りの太鼓が鳴り響く、お部屋でした。。。

基本的に、インドでは部屋は「見てから」決めましょう。水(お湯)が出るか、ファンがきちんと動くか、などなど、実際に見てからのほうがいいです。あと、料金ね。料金表にきちんと書いてあっても高い!と言って立ち去ろうとすると安くしてくれたりするので、ガメツい根性は必須です。

ここで気がついたのがケララではヒンディ語が通じるということ。

っていうか、ヒンディ語が通じないのはおそらくタミルナドゥだけなんですよね。タミル人は自分たちの文化に誇りを持っている気高い人たち(?)なんです。。。他の州に行くと、「私は英語話せない、なんであなたはヒンディ語話せないの」みたいな人もいて、完全に英語<ヒンディ語っていう感じです。Aもヒンディ語ぺらぺらだしさ。

彼女がヒンディ語ですらすらと交渉し、うらやましいなぁと思ってしまいました。

あっちなみに、ドライバーたちは地元の言葉マラヤラム語で話してました。でもAは5年くらいタミルナドゥにいて、マラヤラム語に近いタミル語がだいたいわかるので、ドライバーたちの思惑がわかったとのこと。これもうらやましい。


水浴びをしてちょっと休んで、さぁ出発。

ホテルのすぐ近くに映画館があって、アサイチ(6時)からオトコノコたちがずらりと並んでいる。どうやら新しい映画2本、解禁日だったみたい。

たぶんTrivandrumで一番活気があると思われるMG Roadを散策。

食品、化粧品、衣料品などなど取り揃えるショッピングモールBig Bazaarで買い物。ジーンズは衝動買いだけど安い。790ルピーなり。ピスタチオフレーバーの豆乳に感動。


有名なKovalam BeachへはEast Fort Bus StandからACバスが出ています。30分、快適なバスライド。Municipal Bus Standからちょっと南よりで、たくさんバスがあるからわかりづらいけど、そのへんにいる人に聞けばわかると思う。

リゾート!って感じのホテルもたくさんあるKovalam大晦日にはハデなパーティーがあるらしい。外国人観光客でごったがえしてるのかと思ったけど、地元の人もたくさん来てました。

バスを降りてどっちに行くのかわからなかったのでとりあえず他の人についていくことに。ついたのは北側のビーチ。モスクがあってちょうどお祈りの時間だったのでなんだか申し訳ない気持ちで写真を撮る。さすがにこっち側で水着の人たちはいないです。でもそばにでっかいホテルがあってプライベートビーチには観光客がずらりと寝そべってました。

きみどりのモスク。

もう片側も見たかったのでオートを探すも、なぜか駐車しっぱなしでドライバーがいない…。仕方なく歩いてバス停まで戻る。途中でココナッツ休憩。



ケララはココナッツの名産地。雨もたくさん降るのでココナッツとバナナには最適な環境なんだと思う。

ココナッツひとつ20ルピー(たぶん観光客プライス)、透明なジュースを飲んで、果肉を切ってもらって食べます。ジュースは体温を下げるらしいので暑い日の観光には最適。果肉はやわらかくって最高。ココナッツ好きにはたまらん<3

前から思ってるけど、果肉に醤油たらしたらうまいと思う。

もう片側のビーチに到着。パラソルとリクライニングチェアでいいビジネスしてるオッサン発見。夕方5時までなら200ルピー、1時間なら100ルピー。

インド来てまでビキニなんか着なきゃいいのに、肌の露出度高い観光客はインド人男性の注目の的。

いつまでも飽きずに眺めているメンズ

地元ガールズはというと、サリーでそのまま海にどっぷーん。サリーをぐるぐる巻いてその中で着替えられるから、着替えはラクなのかも。


Trivandrumへ戻り、Sri Padmanabhaswamy Templeへ。250年以上前に作られたものだそう。ヒンディ教徒しか入れないので外から眺めるのみですが、立派なゴプラム(入り口に当たる塔)にうっとり。横では聖なる水?で人びとが体を「清めて」(ここはお風呂場ですか?)いました。



お寺の手前にあるPuthe Maliga Palace Museumへ。入場料金60ルピーだったかな。建物を外から撮るのみだけどカメラ料金別途25ルピー。←インドではよくある料金体系。

200年前このへんがTravancoreという国だったころマハラジャが作った住居60以上も部屋があるそう。メインの中庭のところはすごくステキなんだけど、他のところは瓦が落っこちてたりでなんか残念な感じだった。もっときちんとメンテして宿泊施設とかにすればいいのに。屋根の下は馬の形をした彫刻がずらりと並んでいるし、中の天井の細工は部屋ごとにちがっていて同じものがないんだって。マハラジャがお寺を眺めながら詩を書いたという窓もステキ。ここを出ることを許されなかった女性たちが外を眺めるのに使った窓も歴史を感じる(外から中は見えないんだってー!)。

で、中の展示物はあんまりおもしろくないです。ヨーロッパから送られたとかいうシャンデリアはボロボロ、鏡も汚い、ケララで有名なカタカリダンサーの等身大人形?も恐ろしい。。。ポルトガル人か誰かからぶんどったでっかい銃も、つまらん。象牙の王座も、ゾウさんがかわいそう。

なにより、ガイドの説明がわかりづらい+早い。きちんといろんなものを見る隙を与えないし、そのくせチップはねだる。ガイドの話が終わったらもう出なくちゃいけないという仕組み。やんなっちゃう。


そんなこんなでけだるーく観光終了。部屋に戻り、休息。。。

この旅行の目的のひとつ(っていうかメイン?)、フィッシュカレー探求は夜ご飯に持ち越し。ホテルでどっかおいしいとこない?と聞くも、魚は日の早いうちじゃないと出してくれないよとのこと。あきらめて近くのレストランで何か適当にテイクアウトして、部屋で食べることに。

でもレストランの人は「魚あるよ」だって。おぉ!と思ってじゃぁこれ、と言うと「それはない」じゃぁこれは、と言うと「これもない」。。。じゃぁなにがあるのと聞いて、ケララ風魚フライをオーダー。。。

揚げ物は食べないんだよーーー

まぁ、でも、味は悪くなかった。いつもタミルナドゥで感じている生臭さはないし。味付けもそこそこ。


長旅とショッピング、日焼けでこの日はすぐに就寝。次の日はテレビのある部屋に泊まろうと合意




2011年12月28日水曜日

Christmas in Kerala ビーチ!魚!ココナッツ!

こんばんワニ。



…ということで行ってきましたケララ。

いま、私の住んでるタミルナドゥ州とケララ州の境にあるダムでいざこざがあって、2州政府はぶっちゃけケンカ状態なんですよね。死者が出るような混乱…になっている地域もあります。でもケララの子たちに聞いたらそんなことないよ~ダムのとこだけだよ~と言うので、強行、決行。行ってきました。

こことちがって暑かったけど、めちゃくちゃ楽しかった。ひさしぶりに自分の食べたいもの食べて、見たいものを見て、買い物して、グダグダして、最高だった。

海を見る目?は3月から変わってしまったけど、穏やかな海を見てるとやっぱり心が洗われます。

写真はFacebookにアップしたのでこっちを見てね

こんな感じで↓行きました

12月22日マドゥライから夜行列車でケララの州都Trivandrum(現在Thiruvananthapuramが正式名称)へ。

12月23日Trivandrum散策。外国人観光客に有名なKovalam Beachへ。

12月24日アサイチ列車でCochin(現正式名称Kochi)へ。マーケットへ行ったり夕陽を見たり。

12月25日日づけ変わって深夜にまずーいケーキを食べる。クリスマスはFort Cochinへ。有名なチャイニーズフィッシングネットを見たり、欧風建築物にうっとり。夜ご飯はピザー!

12月26日最終日もギリギリまで買い物。KFCへ行ってTrivandrum行きの列車へ。夜マドゥライ行きに乗りかえて再び夜行列車の旅。

12月27日寒さにガタガタ震えながら我が寮に戻る。。。

考えたこと、見たもの、食べたもの、ちょっとずつ書いていきたいと思います。

とりあえず、帰宅報告まで。←というのも観たいDVDを入手してしまったもので。。。


2011年12月22日木曜日

100th Post ケララララ

こんばんワニ。

100投稿目!

…だから何だって?笑

ちゃんと100回も続いたんだって感じです。


明日から超短い年末年始休みです。

私の奨学金スポンサーICCRがアレンジする北インド周遊の旅(参加費2000ルピー!)をけって、お隣の州ケララに行くことにしました。

今タミルナドゥとケララの州境のダムでいざこざがあって、今日の今日まで行けるのか~?って感じだったけど、もう行くしかない。行かなかったらかなりふてくされる笑


ということでしばらくポストできませんが、


Merry Adcanced Christmas!

2011年12月21日水曜日

3本足サラ


こんばんワニ

アメリカから定期的にカードを送ってくれる大学の先輩Jからクリスマスカードが届きました。

先日例によってKannanに行ったときにJに送ろうかなと思ってクリスマスカード探したけど、いいのがなかったんだよね苦笑

仕方がないのでクリスマス休み中にどこかでカード調達しよう…


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私の初海外はアメリカ・カリフォルニア州のMilpitasというところです。

いわゆるシリコンバレーに位置する、年中あったかくて過ごしやすいところ。

私の町(今はつくばに合併された)が姉妹都市交流をしていて、その交換プログラムに参加したのが14才。

1週間のホームステイと地元のプチ旅行がついて、今考えてもすっごいいいプログラムだったなぁと思います。

今はなんだか小学生からハウアーユー?!とかやってんのかもしれないけど、そのころは英語教育は中学入ってから。英語を勉強し始めて1年半でよく海外行けたなぁって思う。別にひとりで行ったわけじゃないけど。

そこでお世話になったB家とは今でもネットを通じて連絡をとりあってます。あのころはお手紙だったけど、メイルになって、今はもっぱらFacebookです。大学留学中はしょっちゅう遊びに行ってたけど(サンフランシスコから近いから)、今でもなんだか離れてる気がしません。


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前置きが長くなったけど、ていうか脱線したけど。

B家のおばあちゃん猫サラが、20年の生涯を終えようとしています

私が滞在する前からB家は上記の交換プログラムのホームステイ先として参加していました。(ふたりの子ども、それにお母さんも日本に交換生として来ています)

私が行った前年のプログラム中にサラは交通事故にあって後ろ足が一本なくなってしまいました。

ふっかふかのロシアンブルー(たぶん)のサラの足がないのに気がついたときビックリしたのを今でも覚えてる。他にも何匹か猫がいたけど、サラはいちばんなつっこかった。

留学中に行ったときも、他の子たちはつーんとすましてどこかに行っちゃうのに、サラはなつっこくよってきて、なでてーなでてーとねだってくる。しっぽの付け根のちょっと上をなでてあげると「キモチイー」みたいな恍惚の表情になって、なんかよだれもたらしたりして、なかなかやめられない。止めると、我にかえってからまたなでてーとねだってくる。ホント、かわいかった。

B家の猫でいちばん印象が強いサラ。

20年って、猫の105歳だって。すごいよね。

みんなにかわいがられて、なでてもらって、足は1本なくなっちゃったけどひょこひょこ歩き回って、幸せな20年だったことを祈っています。

ネコ天国で、他のB家の過去の猫たちに会えることを祈っています。


2011年12月19日月曜日

Indian Wedding M-Style イスラム式結婚式

こんばんワニ

クラスメートSに招待されて「my brother」の結婚式に行ってきました。
以前に書いたムスリムのクラスメートとは彼女のことです。

アラブの人はよく親戚を全部「cousin」というけれど
こちらではいとこ、親戚、友人の兄妹まで「brother」「sister」だったりする。
案の定結婚するのはいとこだった。

招待されたとき、「ムスリムの結婚式は行ったことないからなぁ」と思ったけど
よく考えたら、人生で初めて参加したのはムスリムの結婚式だった
インドネシアだけどね。(証拠写真

Sの家につくと、女性陣が化粧やらサリー着付けやらでわさわさと部屋で作業していた。

クリスチャンの結婚式でもサリーだったけど、ムスリムの結婚式も女性はやっぱりサリー
(インドネシアでも服は伝統的なスタイルの服だった。)
ただし、質のいいシルク、だと思う。
服やさんではWedding Sariという別コーナーがきちんとあるからね。
ウェディングガウンコーナーみたいなもんか。

8時半に来いと言われてあわてて出かけたけど、結局家を出たのは12時すぎ…


これがSの家で支度をしていた花嫁さん
いとこのおにーちゃんの奥さんです。

左に立ってるのがS。授業のときはチュリダっていういわゆるプンジャービドレスですが
学校からの行きかえりはこんな感じで全身装備です。ショールも頭にかぶって、出発。
今日の結婚式のために新しくチュリダを買ったと言っていて、
寸法直しをしたのが届くのを今日の朝ギリギリまで待っていたのに、
結婚式終始この格好でした。意味ない…
(と思うのはよくないね。家族の結婚式のために新調したというところがポイント。たぶん)

ちなみに私はクラスで1番Sがかわいいと思っています。
今日(ホントの)お姉さんに会ったとき(お姉さんの写真はないんだけど)
この一族はいい遺伝子持ってると思った。
いとこのオトコノコもイケメンがけっこういた。


それで、結婚式場についてみたら

なんと別の花嫁がいた
しかもクリスマスツリーデコレーションみたいなのかぶってる…。。。

どうやら、こっちの花嫁のダンナSの「brother」らしい。

合同結婚式

でもよく考えたらひとり目の花嫁さんはもう妊娠2ヶ月って言ってたし、
「Brother」は最近結婚してやせたねと言われてたし、
ひと組目はもう式が終わってて
こっちの二人目の結婚式がメイン…だったんだろうか。


会場の写真とってないけど、だだっぴろい待合室みたいな。
男性は1階で待機、女性陣が2階。

うだうだと待っていると式がはじまった。
手前からにょきっと手を伸ばしてるおばちゃんがいろいろな儀式ちっくなことをするプロ。

こちらでは結婚した女性が黄色いヒモthaaliを首につけるというのがありますが(あとトーリング)
これはヒンドゥのしきたりみたいね。

今日はおばちゃんが黒とゴールドのネックレスをつけていて、これが既婚者のしるしなんだって。
ネックレスをつけたあと、ジャスミンのつぼみをいくつか巻きつけてました。


デコレーションの下からこっそりのぞく彼女は涙ぐんでました。


ひとり目の花嫁
左のガキがうっさかった←多少英語を話せるから余計に厄介


しばらくするとダンナ(ふたり目の花嫁の)が入場
あのでっかい花輪?も他の結婚式と一緒かな。
肩痛くなりそうっていっつも思う。


甘い牛乳とバナナが入ったナゾのスイーツを参加者がかわるがわる二人に食べさせる。
調子にのって私もやってみた。


指輪をつけているとこ
しかしこのあと大変なことが。

はめたとたん花嫁が指輪をぬきとって別の指に…爆笑

(寮に帰ってから映画を観てて、
プロポーズのシーンで指輪がぴったりはまってよかったーってのがあったので
苦笑いした。)

男性諸君、指輪のサイズとどの指につけるのかは
きちんとフィアンセと綿密に打ち合わせをしましょう


しばらくするとひとり目の花嫁のダンナさまも出現
これはダンナさんのお母さんがおお泣きして、ふたりもわんわん泣いてるところ。


ウォータープルーフアイライナーではなかった。残念。


おばあちゃんも参加して記念撮影
みんなでかわるがわる記念撮影をするのも、他の結婚式と同じだな。

ふたり目の花嫁さんデコレーションは終始かぶっていたよう。
いつ外すんだろ。。。髪の毛にひっかかってるみたいだったし。


式のあとにご飯食べて解散ってのも一緒だね。
これはひとり目の花嫁さんの大学のお友だちの子。
なぜか目つきが険しい。

食べ終わってそそくさと帰ろうとするので何かと思ったら、
向かい側に座ってた若い子たちが
なんだか私のことをイジっていたらしい。

フライドチキンでも投げればよかったのに。」

と言ったら

そうね、チキンくれって言ってたし

冗談がわかるいい子だ<3


あっそういえば、メニューはDindigulでは有名なビリヤーニだったのですが、
「器」がバナナの葉っぱじゃなくって
葉っぱに見立てた紙でした。
だったら紙皿だっていいのに、あえてバナナの葉っぱ形状というのがおもしろい。







2011年12月18日日曜日

1/2 1 year more to go 東海村


こんばんワニ

と、いうことで渡印6ヶ月を迎えました。早かった、かな?

去年Nilakottaiにいたのは3ヶ月だったのでもうその滞在期間の2倍住んでることになる。
でもお恥ずかしながらまだぜーんぜんタミル語を勉強してません汗

勉強で忙しいからは口実にしちゃダメだね。

ということでここにて宣言。

今学期はタミル語もしっかり勉強します

…とクラスメートにも昨日言ったので、ちゃんとやらなくちゃ…。


○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ●


昨日の夜他の子の部屋で3時までずーっと話をしてました。

フシギな話もいろいろ聞いた。

地元では、祈祷師のような人たちがいて、いわゆる西洋医療では治せない症状に対処してるんだって。

そういうところに行くと、「はっ?それ、合法?」みたいな薬も購入できるそう。

「これ、1万ルピー」というその「薬」も見せてもらいました。

真っ黒のかたまりにしか見えなかったけど。

症状もいろいろ。

「信じたら自分も影響を受ける」とゆーちょっとコワい話なので、文章にするのはひかえます笑
科学では説明できないことがあるのはどこの国でもそうだよね。

でもインドって多民族国家だし、いろーんな文化があるからそういう話も多い気がする。


○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ●


で、今日は朝起きられるわけもなく笑、昼ごろ起きてパソコン開く→停電。

ちょっとだけと思って昼寝。すーぐに夕方。

今日は、10月末からやらなくちゃと思ってpending(あとまわし笑)になっていることをやりました。


NilakottaiのNGOのつながりで知り合ったうちの大学のとある教授。

紹介されたときに「今大学生に環境問題のクラスを教えているから今度原発の話をしてくれないか」とイキナリ依頼されたのね。

「ちと今忙しいのでテスト終わったら…」と言ったのはおそらく最初の期末テスト(9月)。

で、「電話するから今度私のオフィスに来なさい」と言われたので電話番号を渡したんだけど、それ以来一向に電話が来ない!

忘れちゃったのかどうでもよかったのかわかんないけど、その教授のオフィスの前は毎日通るのでなんか気が引けるじゃない?

ってことで、何週間も待って笑、よーやく教授のオフィスに行ったら、出張中。

何度も行ったけど、出張中かどっかで誰かとくっちゃべってるらしく不在。


てなわけで、10月末まで会えず。

やっと会えたと思ったら、たぶん話した内容どころか私のことまで忘れてる雰囲気。。。

何の用事ですか?」だってさ。。。

まぁ、最初から説明して、「まだやる気あります?」って聞いたら(このときすでに私のやる気はマイナス

「いつできる?」

だって。。。
もちろん日本人として原爆とか基本的な福島原発の事故については知っているつもりだけれど、大学生相手にプレゼンするんだったらきちんとリサーチしたいじゃない?だから

「次のテストもあるし、VPPもあるし、今学期はむずかしいと思うんですけど」

いつでもいいから!

なんじゃそりゃ。


…私の予想通りそのあと怒涛の忙しい日々が続き、期末テストが終わって気持ちの整理もついて、やっと今週からこつこつ再開したとこなのよね。アウトラインとだいたいのリサーチはできてたので、今日ようやくPPT作りまでこぎつけた。

でもPPT作ってると、「そういえばこれはどういう意味だっけ」「自分ではわかってるけどこれは予備知識ない人はわかんないかも」とか、出てくるじゃない?

質問されたら答えられるようにしなくちゃいけないし。

それで「そういえば東海村の事故って何だったっけ」にこぎついたんですよね。

お恥ずかしい話、茨城県出身のくせに東海村の事故のこと、全然知らなかった。1999年の9月。自分は何してただろう。

原爆の話は学校でも勉強した。広島、長崎。それに福竜丸も。

でも東海村の事故については、勉強した記憶さえない。どんな事故で何が起こったのか自分で調べた記憶もない。

チェルノブイリの事故のときはまだちーっちゃかったから覚えてるはずないのに、「日本にも影響があるかも」と感じたことを覚えてる。

なのにすぐ近くの東海村のこと、全然知らない

何年もあとの今になってネットに頼るリサーチだったけど、結論、収束が早かったからあのころの自分は気にしなかったのかなと思う。それでいろんな文章を読んで、今の福島原発のように、事故現場に入って、事態収束のために作業をした人たちがいたことを知った。

ずさん」「無責任」と事故を起こした会社JCOに非難の声があびせられた。今東京電力や政府に言ってるのと同じこと

そして被ばくした作業員の闘病、医師の葛藤、その他もろもろも読みました。事故被ばく者のケースがはじめてだったから、データとりのために延命治療が続けられたと主張する人もネット上にはいっぱいいるみたい。

私は医師も必死だったと思う。人体実験なんて言うべきじゃない。

事故は会社の責任、作業員の責任。でも作業員の方が大変な苦痛ののちに亡くなったのはホントのこと。Whatever he may have done, he does not deserve such "end" as a human being.(カダフィのときと同じキモチ)

こちらに来て何かと「日本はヒロシマとナガサキの大変な被害にあったのに急成長した」と賞賛をいただくことがよくあります。

そして「ツナミはどうなの、原発は大丈夫?」と聞かれることもよくあります。

ヒロシマとナガサキがあったのに原発に頼って生きてきた私たち

地震のあとずっと、私は政府も東電も非難しないと決めて過ごしてきました。だって電気を使ってたのは私たちだから。

政府も東電も責任があるのは当然。でも「安全」を信じてきたのも私たち。


福島の件があって、タミルナドゥの原発でも反対運動が秋からずっと起こっています。地元の人がずーっとハンストしてる。

タミルナドゥ出身で元大統領のAbdul Kalamが新聞2ページ使って「原発は安全」「原発は環境にやさしい」なんて投稿して、政府も躍起になってるのかな。

私は日本で電気を使って快適な生活をずぅっとしてきたから、原発反対とは簡単には口に出せない。

だけど、「ちょっと、考え直してくれない?安全基準、見直してくれない?」と思うのです。世界中の政府に、世界中の人たちに、言いたい。


もやもやした気持ちでリサーチをしていたら、福島原発「事故」が収束したと知りました。

本当?ホントに、ホント?

まずは政府には「ウソつき」といわれるような言動はひかえていただきたい。

それと、「京都も期限切れになるし、COP17も終わったし、再生可能エナジー、みんなでちゃんとやりましょうよ。」と、言いたい。

We've had enough.


2011年12月14日水曜日

Difference between Soap and Tsunami (English entry)

So it was our 3rd period of a long morning.

The teacher (young and native but I admit he makes a lot of efforts) probably saw us being tired, after 2 hours of lecture from the morning.

I am not 100% sure what he said cuz he said it all in Tamil, but I think he picked one student to tell us some joke. She didn't say anything.

So he started off, now in English.

He mentioned he read it on Reader's Digest - yes, it does exist in India.

"What is the difference between Himmamy and Tsunami?"

I felt "Oh no, it's NOT gonna be a good one."

I have never heard of such thing, but there is this soap called Himmamy or something (not Hamman).

He-mummy.

Tsu-na-my

Well, it is not too way off.

Students had no slightest clue.

So he gave us the answer.

"Himmami is a facewash, and Tsunami is TOTAL WASH."




He just made my day - one of the worst in 6 months. Thank you very much.

What's worse is, my classmates probably liked the joke.

I held it for 1 minute, maybe? and burst into tears.




If you know someone is from NYC, you don't make a joke about WTC and 9/11 to him, do you?

If you know someone is from West Sumatra, you don't make a joke about tsunami to her, do you?

If you know someone is from New Orleans, you do not dare talk shit about hurricane, do you?

If you know someone is from Fukushima, you don't start lecturing about all wonderful things about nuclear power to him, do you?

At least, I won't. Never, ever.

Am I wrong?



I guess I have to go through shit like this at the beginning of every semester. Been a very frustrating week.




練乳のような味のするおかし。2ルピー、4円なり。
イライラするときは甘いものに限る。