2012年2月29日水曜日

Happy Apple 大爆笑

こんばんワニ。


工場など、企業への電力供給を減らして住宅等の停電時間を減らすという新しい取り組みが月曜に始まったらしい。

減らす、というのは日曜日と平日の1日を政府が勝手に「休日」にして企業をシャットダウンするというもの。ただしこの企業が営業できないとマズいよね!というところには電気がずっと供給されるようになってる←牛乳冷やす施設とか…(牛乳万歳)。

よく考えると、こんな風に分別するのって逆にコストがかかる気がするんだけど。

また、今まで停電の少なかった都市部はちょっと停電時間が増えて、今まで停電が多かったところは停電時間が減る

ということになっているのですが

ど田舎のここではあまり変化を感じません…。減った感はナシ。





Mさんにリンゴがおいしいとススメられてたびたびお世話になっている「病院の前の果物売りおばあちゃん」。リンゴのクオリティが落ちてきたのでシーズンじゃないんだと決め込みしばらく行かなかったのですが、久しぶりにキレイなのを売ってたので1キロ購入。

(私がタミル語わかればよいのですが)おばあちゃんは英語がわからないので、オルキロ(1キロ)と言うと、お財布からお金を出して私に額を見せ、これだけちょうだい、と教えてくれます。

部屋でよく見たら、福リンゴでした…笑

なんか旧正月に中国で食べてるのかなって感じ。

ちなみに、リンゴは他の果物と比べると高いです。3~4倍くらい。日本でも青森や長野でリンゴ作りますよね。インドでも作ってるのは高地や北部カシミールの方なので、そっからこの常夏タミルナドゥに持ってくるだけでコストがかかるのかな。

とはいえ、甘ったるいトロピカルフルーツに飽きたら、やっぱりリンゴが一番好きだなぁと思うのです。

そこのあなた、インドリンゴはインド産じゃないですよ


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今日笑ったこと。


(1)

統計のクラスで、昨日の授業の際教授が「明日くじで当たった人は今日のおさらいを黒板でやってもらいます」とのこと。冗談だろうと思っていたら。

今朝、アサイチでみんなノートを開き、ブツブツ言っている。そして、「(クラスメートの)Kが今日来ませんように」と言っている。

どうやら教授は本気だったようで、クラス全員の名前を書いた紙切れをKに用意するように言っていたらしい。

残念ながらKは紙切れをきちんと準備(ごていねいに小さなタッパーウェアに入れて持参)、教授もやる気満々。状況が半分読めていなかった(と見えたであろう)私に「この中に何が入っているかわかるか」と聞くので、「名前の紙ですよね」というとニヤリ

そして、なんと私にくじを引けと言ってくる。←あみだにしてほしい泣

今日の復習トピックは2つ。しかし教授は私に5枚紙を選ぶように指示。

うらまないでね…」と5枚選択。

最初に選んだ1枚を除き、4枚をテーブルに残し、教授は教壇へ。1枚目を開いた教授は

「ミワクラバヤシ」


コラーーーーーーーーーーーーーーーー!自分!


クラス大爆笑


(なぜか私の苗字をすらすらと教授が読んだことに感動するクラスメート1名。。。)

ということで冷や汗かきかき、説明しました。


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(2)

前から何度かマージンについて書いたときに説明しているように、課題はA4コピー用紙に手書きで、が基本です。

今日財務管理のクラスで、隣に座っているK(前述のKとは別)が、一番前の席に座っているにも関わらず堂々と課題を内職。やってるのは他でもない財務管理の課題。講師もあきれたのか何も言わず。

一応提出期限が明日なので急いでいるのはわかるのだけど(と言ってももう提出・評価済の他の人のコピーしてるだけ)、なんか字もぐちゃぐちゃだし、ちゃんと書いてない感じ。

クラスが終わってすぐ、課題(コピー)が終わったらしく、表紙のページをつけてKが講師のもとへ。ねむーい私は教室でうとうと。

すぐ、Kが奇声を発しつつ戻ってくる

そしてひとりで大爆笑

なんだ?と思ってKを見ると、放り投げた完成課題の表紙ページをめくって見せてくる。


さっき講師が配ったプリントじゃん…。


どうやらかなーりテンパっていたらしく、普通のコピー用紙だと思ってそのまま表紙にしたらしい。喜んで提出しにいったものの、最初のページをめくった講師もたまげていたらしい。そりゃそうだ。今配ったばっかりのプリントがリサイクルされてるんだもんね…。

ふたりで大爆笑していたら周りがどうしたの?と言ってくるのできちんとシェアしてあげました。みんなで笑うと気持ちがいい。←注:Kも笑ってたかんね。


Kは天然なんだと最近思ってきた。


おやすみなサイ



2012年2月26日日曜日

Pink Orange 生野菜Guru



こんばんワニ。


平日は夕方からその日の復習をみっちりやっているので、気がつくと外は真っ暗ということが多いです。


網戸がないので窓を開けるとすぐ、外。ふと窓に目をやるともう真っ暗、あぁもうこんな時間かぁって思うんです。これから日も長くなるけどね。


今日、6時半くらい窓に目をやると一面ピンクオレンジ。カメラ持って屋上にダッシュ。


ホント、きれいだった。2枚だけ写真撮って、もう次の瞬間にはくらーくなってました。


都市部に行くと排気ガスですっごい煙たいし空もよどんでるなって思うけど、うちの大学はそんな問題なし。空が晴れていると星もすっごくよく見えます。


最近になって「そういえば、こんな南にいるんだし南十字星見えるんじゃね?」と思っています。だって、ハワイから見えるんでしょ?




緯度的には、問題なさそう。




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空の話とは全く関係ないのですが、ふと思い出した話をします。


私が2010年に3ヶ月NilakottaiNGOで勉強していたとき、スウェーデンからのボランティアのチームと一緒にいろいろなセミナーに参加させてもらいました。


団体のSecretaryであるMのコネのおかげか、政府からNGO関係者まで今考えてもすっごい講師メンバーだったなぁと思う。ありがたい。


その講師の中に、もうなんだか悟りを開いちゃったんじゃないのみたいなおじいさんがいました。


緑のショールをかけて、講師っていうか宗教家みたいな感じのおじさんは、前日もどこか別の場所でセミナーをやったとかで、ちょっとお疲れ気味。でもまずは朝ごはんを食べてもらって…ということで席についたのですが、出てきたのはスペシャルメニュー:生野菜オンリー


もともとこのNGOの宿舎兼研修所で出されるのはベジタリアン食のみ。でもご飯もサンバル(さらさらとしたカレー)もなく、生野菜を切ったもの、だけ。


なんだこの人…


…と正直思ってしまったのですが、


この人のレクチャー、ホントにおもしろかった。




彼はDr. G. Nammalvarという人。農業を勉強して1960年代に政府の農業研究機関で働き始めました。


60年代というと、緑の革命といって、交雑種、化学肥料・殺虫剤等を使って農業生産がはねあがり、インドの食料自給率が達成された時期です。


こういった化学肥料等は小規模農民にはとても手の出るものじゃなかったし、薬品をばらまくことの影響もまだ知られてなかった。Nammalvar氏は警鐘を鳴らす。でも政府関係者は誰も聞かなかった。


Nammalvar氏は政府の仕事をやめて、NGOに関わるようになります。農業だけではなくFreedomをモットーにした学問を提唱したり、2004年のネシア地震の津波がタミルナドゥを襲ったときに復興活動に関わったりと、精力的に活動をしてきました。


んで、今プロフィール読んで気がついた。


うちの大学から博士号授与されてるじゃん




彼の農法はいわゆるオーガニックっていうものではなくって、パーマカルチャーとか、バイオダイナミックとか(話が長くなるので今日は割愛)などいいとこどりでやっているようです。また、日本より海外で評価されちゃっている(と私は感じるのだけど間違ってたらごめんなさい)福岡正信さんの「わら革命」にも影響を受けていると話していました。(←最初みんな「オカはすごい」と言ってるので誰のことかさっぱりわからなかった)


Nammalvar氏の話の中でおもしろかったもの…はたくさんあるのだけど、シンプルなものをひとつ。


農民は、3人の「person」に食料を供給している。


土、
動物、
そしてヒト。


インドの伝統的な言い回しに「上の部分はヒトに、真ん中はウシに、下の部分は土に」というのがあるそうです。穀物や果物はヒトが、草の部分は動物が、そして根っこは土に返す。そうすることでムダなんか出ないし、この作物からみんな栄養をもらうことができる。


つまるところ、そーいうことなんだと思います。薬品なんか使わなくても、自然にあるものを自然に育てて消費することでサイクルは回っていく


けど現実的にはそうはいかないから、ヒトがちょと後押ししてあげる。でも薬品じゃなくって、自然にできるものから作ることのできる肥料や虫除けを使って、ヒトも動物も土に害のない作物を作る。Simple as that.




またNammalvarさんの話聞きたいなぁ。NGOで研修やってるみたいだし、行っちゃおうかなぁ。


(農業やったあとご飯が生野菜だけだったらさみしいケド。)















2012年2月24日金曜日

メキシコ人風インド人 Mexindian

こんばんワニ。


またネタがないのでインドと関係ないビデオをのせたりする。

The Motorcycle Diariesのサントラから、
"Al otro lado del rio"(川の向こう岸)という曲。
オスカーとってますね。いい曲。

この映画で一躍有名になったのが主役のErnesto(Che Guevaraの若いころ)を演じた
Gael García Bernal(あんまりその後パっとしない)ですが
今日なんだか似たような人を見ました笑

友人Vが用事で大学に来ていたので
ランチ中に一緒に食堂に行ったところ、
席がいっぱいでその場に居合わせた寮のオンナノコふたりと相席に。

あちらはふたりで食べていたのですが
あとから男性も加わり3人に。

ちらと顔を見ると、
寮の子と同じ顔笑。

あぁ、お兄さんね。と思っていたのですが
お互い連れと食べたり話したりしているので特に話もせず。

Vが席を立ったところで、
「ミワ、これが私の…」
と切り出されたので
「わかったよ。顔一緒だもん笑 はじめまして」
と言って自己紹介。

で、まじまじと顔を見ると
けっこうかっこいい。

寮の子もきれいな顔立ちではあるのだけど、
ちょっと背が低いことがあってカワイイって感じなのね。

この顔が男になるとイケメンなのか…と結論。

で、誰かにちょっと似てるなぁと思ったら
Bernalくんなのね。

Bernalくんをちょっと細くしてスパイスふりかけたらこうなるだろうな…って感じ。

しばらくキャンパスでイケメン探しはあきらめていたけれど、
希望は捨てないほうがいいかも…。


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メキシコとはなーんの関係もないのですが。

ここのあたりでは(他の州は知らない)、
誕生日に誕生日を迎える人がお菓子を配るという習慣があります。

最初は他の人がプレゼントしたのを配ってるのかと思ったけど
フツーに自腹らしい。

クラスメイトに配る。
教授にも配る。

なのでお菓子の袋を持ってる子がいると
誕生日なんだなってわかります。

で、このお菓子なんだけど、
Birthday Chocolate
と呼ばれています。

とはいえ、日本でいうチョコレートではなくて、
どっちかって言うとキャラメルです。

バースデーチョコレートなんていうんだから
おいしいチョコレートなんだろうなと期待するのだけど笑
たいていはひとつ50パイサ(1円くらい)のちっこいキャラメル。

バースデーに限らずこのたぐいのキャラメルは購入可。
フツーにおやつとしてもらうこともあります。

CadburryÉclairsとか。おいしいっちゃおいしいけど、ちっちゃーい。
↑ホントにエクレアの味!というわけではありません。

アメリカにいたときは
Candy」がチョコレート全般を指すというのに最初慣れなくって困ったけど
(アメかと思うとチョコが出てくるとか…)
今度はチョコレートConfusionです…







2012年2月22日水曜日

2 Moms ママ タミル政治と映画

こんばんワニ。




昨日は私のタンガチ(妹)のバースデーでした。


うちでは(というか私と母くらいだけど)妹のことをママと呼んでいます。


と、いうのも。


以前にも書いてますが、現在実家には3匹のネコがいます。クロウ、メイ、それにロコ。


クロウにゃん(私はネコの名前に「にゃん」とか「」という敬称をつけます…理解してもらわなくても結構笑)は母が同僚の方のご自宅でうまれた子猫の中から、黒猫<3と希望していただいてきたネコ。



これ、食べられますか?


ロコにゃんは、訳あって親戚の家からうちに来ました。




顔がでかい。手が長い。

んで、メイし。


団子。

メイは、オスネコにガブリとかじられているところを妹が救出して家に連れてきた子です。

オスネコにとっては、メスネコのハートを勝ち取るためにそのメスネコの子どもたちが邪魔になることがあるそうなんです。妹がメイを発見したときそばにいてでも何もしなかったメスネコを私たちは無責任な「メイママ」と呼んでますが、たぶんこの子がメイの本当のママなんだと思います。

ヒトに置き換えて考えてみてくださいよ。子持ちの女性とつきあうためにその子どもが邪魔になり、暴力を振るう男。そしてそれを見て何もしないその女。警察介入するよ?

連れてきたときメイのほっぺたには大きな傷(っていうかもう穴)があり、あわてて獣医さんのところに連れて行きました。←この獣医さんもいろいろエピソードがありかなりおもしろいので後日また書きます笑

ま、そんなメイママと新しいボーイフレンドから里子のような感じでメイはうちに来ました。

妹はメイママの代わりにまだちーっちゃかったメイ(生後2ヶ月とかだったかな)を育てることになったので、ママというあだ名がついたのです。

私はというと、とってもセンシティブでうちの父のことだって恐れてるクロウにゃんが新しいネコとやってけるわけないと思って最初は(こっそり)反対してたのだけど、一生懸命お世話してるママやメイをなんだかんだで迎えいれてくれたクロウを見て、仕方ないなぁ<3と思ったわけです。

ちなみに、メイは私のことが(たぶん)キライです。ほっといてよ!みたいなメイにいっつも過剰にかまってるからね笑 今は日本で平和な生活を送ってるでしょう。。。


おばあちゃんロコは最近オムツもつけるらしい。


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先日アサイチで行ったNilakottai。

赤と黒の旗が道の両側にずぅっと並んでいます。



この旗はAIADMK: All India Dravida Munnetra Kazhgam(全インドアンナ・ドラヴィダ進歩党)のもの。パネルにでかでかとプリントされているのはアンマー(ママ)こと、現州知事Jayalalithaa。期末テストのときにちょこっと書いた人ね。


この政党はDMK: Dravida Munnetra Kazhagam(ドラヴィダ進歩党)という別の政党から分離してできた党。AIADMKの「アンナ」とは実はDMKの創始者Annaduraiからとってつけてるくらいです。


現在AIADMKはDMKと共にタミルナドゥの2大(ライバル)政党、みたいな感じ。まぁ、部外者の私から言わせればどちらも対して政策に変わりはないのだけど。


このアンマーも、AIADMKをDMKから分離して発足させたM. G. Ramachandran(通称MGR)も、Kollywood(タミル映画界)出身。DMKの党首Karunanidhiも脚本家。


日本やアメリカでも芸能人が政界に飛び込むということがありますが、タミルナドゥではこれが蔓延化しているような気がする。AIADMKの以前の人気だってMGRが有名な俳優だったからと考える人も多いようなので。必ずしも悪いことじゃないんだけど…例えば、若い人が政治家の話を聞くようになるとかね。


で、アンマーがなんだったかと言うと。





まぁスリムというよりかグラマラスで売ってたんだろうなと思う。あっ、このオジさんがMGRです。


このオンナノコがこうなってしまうのは残念であります…。


それに、ママなんてニックネームをつけるからこのようにいじられたりする。ママ→マミー(英語でミイラ)とかけているわけね。(The Mummy Returnsというのは映画ハムナプトラ2の原題ね)





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今日生協でお店のおじさん(私がタミル語わからなくてもひたすらタミル語で話してくるオッサン。最近なんとなく意思疎通ができるようになった)に「A4の紙パック(500枚)でほしいんですけど」と言ったら、とりしきってる女性が今日いないのでわからないとのこと。


おじさんの話はよくわからなかったけど「盗難」「金のネックレス」と言っていたのでなんかトラブルがあったんだろうなと勝手に想像。


寮に戻って生協で会った子に「どうしたんだろうね」と言ったら、なんと


昨日この女性がDindigulのバス停で知らない人に声をかけられた。話が盛り上がったからか、一緒にティーを飲むことに。しかしこのティーを飲んだその後女性は倒れてしまい、気がついたら金のネックレスがなくなっていたそう。


睡眠薬だったみたい…。


えぇぇぇぇぇえ こんな田舎でもそんなことがあんの?


と思ったけれど、ケララの子も、


以前友人が電車で人に声をかけられて、ものをすすめられたけれどコワかったので断った。けれどトイレに行っているすきに自分の水のボトルに睡眠薬を入れられたようで、その後自分の水を飲んでぐっすり寝てしまったそう。




いやぁ、恐ろしい。人からものをもらってホスピタリティだとか喜ぶのも気をつけなくては。





2012年2月20日月曜日

Borewell Drilling 日本からのお客さま

こんばんワニ。


涼しく快適な南インドの「冬」もどきが終わり、なんだか暑くなってきたなぁと思う今日この頃。

世界には寒波が吹き荒れているようですが、北緯10度のここでは
扇風機を使う時期になりました。

今日も汗だくで帰ってきたよ。。。


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高校の友人Mちゃんが私をNHKの方に紹介してくれたから。

このやりとりの前後最近MちゃんとFBを通じて連絡を取り合っていて、
Mちゃんのお友だちの弟Kくんがインドに来るので
こちらにも来てみたいとメッセージをもらいました。

普通、

インドに来る」人は

北インドのインドイメージを持って北インドにやってきて北インドの食べものを食べ北インドの観光地を回って帰っていく

…ことが多いと思うんです。

つまりインド=北インド。
(デリーもタージマハルもコルカタもムンバイも北。ガンジス川の沐浴もブッダガヤも北)

なので、
どうせ北インドをめぐるんだろうからわざわざこっちに来てもらわなくても…と思ったわけ。

距離感覚わからないかもしれないけど、
たとえば首都デリーからMaduraiまでは2500キロ。
日本の本州の長さは1400キロくらい?
つまりデリーにいる人にMaduraiまで来てちょうだいと言うのは
函館にいるから小倉まで来てね、と言うよりスケールがでかいワケです笑

でもけっきょく、
KくんがBangaloreに来るっていうので、それならMaduraiまでは電車でひと晩だし、
農村開発に興味があるようなので、
私のインターンしてたNGOに泊まってもらいつついろんな活動を見てもらおう!
ということにしました(↑このアレンジはなかばおしつけ笑)。

昨日Bangaloreから到着したKくんは、
遠方からアレンジしたタクシーが現れず、
また日本から持ってきた携帯電話が使えなくなるというトラブルにも関わらず
(皆さんも気をつけましょう)
なんとかNilakottaiまで自力でやってきました。スバラシイ


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んで、今日は日曜なので私もKくんに会いに行ってきました。

ちょうど、日本の某大学のカフェで集められたという募金をもとに
インドで井戸を掘るというプロジェクト(すんません、正式タイトルはわからないです)の
井戸掘り部分を今日やってたので、Kくんを連れて見てきました。


左端がパンチャヤット(インドの自治組織)のリーダー(プレジデント)。
NGOの活動にとても理解を示してくれる
ヒゲが特徴的なオッサンです。


Delhi Belly(=ゲリ)の洗礼を受けているらしいKくん(若いからかまだ元気)。
まぁ、インドにきたら一度はそうなるよね、フツー。
ちょっとネシアに連れて行ったBを思わせる子です。



作業員も村の子も一緒になって休憩。

村の人が立派なテンダーココナッツ(これね)を持ってきてくれて
ココナッツ水と果肉を堪能しました。


これはBorewellというタイプの井戸です。
水源までこのドリル(ディーゼルで動く)でゴリゴリやって
パイプを挿入します。

Kくんいわく、インドなんかではまだふるーい水脈探しの方法が使われていて
なかば占いのようなことをするようなのだけど(しかも州によって手法がちがうとか)
ここはちゃんとおかかえエンジニアが来て探してくれたそう。

なので、900フィート(274メートル)掘らなくちゃいけない場合もあるけど
ちょっと掘ったらすぐ水出たよ、とのこと笑

でも今は雨季のあとで水位も上がってるので、乾季に向けてふかーいとこまでパイプを挿入。
700フィート(213メートル)くらいは入れるそう。

この付近の100戸のおうちでこの井戸からくみ上げられた水が使われることになりそうです

よかった、よかった。


Kくんには友人Vの別のNGOも見てもらうことにしました。
いろんなことを学んでもらって日本に持ち帰ってほしいな★


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現地の活動見てみたい
でもKくんのようなガッツはないよという人には
こんなのはいかがでしょうか。
ちと春ツアーには間に合わないけど。年2回やってます。

ハイ、宣伝でした笑








2012年2月19日日曜日

Ant-cide チョークの威力

こんばんワニ。



また写真がないので時事ネタYoutubeで。


お恥ずかしながらあんまりWhitneyの曲にはなじみがないのですが、比較対象のMariahが喰われてると思ったなつかしの曲です。ちなみに映画はヒドかったと思う。


なんだか偉大と呼ばれるアーティストがあっけなく次々に亡くなるのは残念なことです(他のアーティストに関しては言及ナシで)。




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Genocide(集団虐殺)とは、


ギリシャ語のgenos(家族、民族、人種)と
ラテン語の-occidere(虐殺する)


から来ています。


…とかって課題を大学のときに書いたような。なんのクラスだったかな。




私、ここ一週間Ant-cideを行っています…泣


Ant=アリんこ。




最近バスルームにアリんこが発生して、水浴びをするたびに水攻めに。


どうやら、バスルームの中の穴から出て、バスルームのドアの下をくぐりぬけ、部屋のドアから外に出ているらしい。


水攻めは申し訳ないので、アリんこが出てこないように彼らの出入りしているであろう、バスルーム内にあけられた穴の周りを「チョーク」で囲うことに。


チョークとは、通称…チョーク。そこらの小さなお店でも売っている、ちょっと太目の黒板用チョークのような見かけのものです。以前にインドにいたときもアリんこが行列をなして家の中に入ってきているところに線を数本引いたところ、次の日にはいなくなっていたのでアリんこがイヤがる成分が入っているんだと思ってました。


この間Nilakottaiに行ったときに、チョークがほしいんだけど。と言ってお店で買ってもらいました。で、(これはゴキブリ用だったみたいだけど)箱をまじまじと見てみると、なんとInsecticideと書いてあるではありませんか。


Insect=虫


つまり殺虫剤。説明書を読むと、保管は別の部屋でとかって書いてある。


そんな毒性の強いものなの?手で持ってラインなんか引いて大丈夫なんだろうか。(使ったあと手を洗いましょうとか書いてあるけど)


部屋に戻って友人にたずねると、


「死ぬわよ。ラインの上通ったら。数日でいなくなるわね」


とのこと。別にアリんこ殺したいわけではないのだけど


でもまぁ、とりあえず試してみることに。


バスルームの穴の周り、バスルームのドア、それと部屋のドアの周りをチョークで囲う。


囲ってすぐ、異変が起きる。アリんこがパニックにおちいっている。ラインに近づいて、すぐ離れる。どうやら渡れないことがわかったよう。よし。これでこの穴から出てこないだろう。


…と思ったんだけど。


バスルームの中に書いたラインは水浴びをするため消えてしまう。そうすると、またアリんこが出てくる。


でもバスルームのドアからは出られないようすなので、そのうちあきらめて別ルート開拓してくれるだろうと思っていました。


予想通り、今までのラインをそれて別の方向へ動き出すアリさんたちが増えてきました。床を通らず壁をつたって窓から外に出てくれれば私も特に問題ないので(このアリんこに噛まれるわけじゃないし、水攻めにもならないし)放っておきました。


しかしその数日後。また異変が。バスルームドア周辺にアリさんたちのなきがらがたくさん見られるようになりました。どうしても通りたくってラインを踏んだのかもしれません。


また、なぜかバケツを持ち上げるとその下にアリさんたちが何匹もいる。水が通りにくいからここに非難しているのかと思ったけど、もうすでに死んでるアリさんたちもたくさん。


そして昨日。またいるのかなと思って確認のためバケツを持ち上げると、


ものすごい数のアリんこ。と、白い物体


ぞっとするくらいの数のアリんこが、びっしりとバケツの裏に。ひゃぁと思ってバケツをもとに戻したけど、驚いたのはアリさんたち。いっせいに四方八方に逃げ出しました。私の足にもぞわぞわ~っと登ってきたので私もパニック状態に。


何あの白いやつ!?


気を取り直してバスルームを見回すと、バケツの他床に置いてあるものの周りにもアリんこがたくさんいることがわかりました。床を磨くブラシを手に取ると、ざざーーーーーっとアリんこ、と白い物体が落ちてきました。またひゃぁと思ってブラシを落とす。ざざーーーーーーーーーー


たくさんのアリんこたちがこの白いものを各自持って、バスルームドアをめざして移動。でもライン前でストップ。必死に走り回る。


ここまで見たところで、私も登ってくるアリんこをはらいよけて外に非難することに。


これを機会に窓から出てってくれー。


しかし…。


走り回っていたアリんこたちが動かなくなり、ドアの周りに集まっている


よく見ると、みんな、死んでいました。何百もいたんじゃないでしょうか。




私が大切にしている理念のひとつはムダな殺生はしないってことです。


台湾出身の友人Jが以前に、お腹一杯でも肉魚はゼッタイ無駄にしない。自分のために殺された動物や魚に申し訳ないからと言っていて、それから私もこれは守るようにしています。


ヴェジタリアンが多いインドにやってきて、やっぱりチキンはおいしいなとまだ思うので、「自分はヴェジタリアンになれないな」と結論を出してはいるものの、やっぱりムダにいきものを殺してはいけないと思うのです。


だから虫もなるべく外に逃がしたり、私に害がなければ放っておくことが多い。


Incecticideという表示を読んだ時点で、使うのやめとけばよかった。


私の生活に支障があるからという理由で、何百、もしかしたら何千ものアリさんたちが死んだのかと思うと、大変申し訳ないです。


そしてあの白いもの。卵だったんじゃないかな…。産まれてくるいのちを抱えて、必死で走り回ったアリさんたち。私はそんな産まれてくるいのちまでムダにしてしまったのかもしれません。


自分のやってることはgenocideと一緒なんです。


今朝からアリさんを全然見ていません。穴に戻ったアリさんたちもたくさんいたのですが、どうしたんだろう。さすがにもう出てこないかな…。


本当に申し訳ないです。。。:(