2013年6月29日土曜日

終わりの始まり (1) MONDAY???

こんにちワン。


先日のポストインターンシップのレポートを提出したら修士課程が終了と書いたのだけど。

現実はそう甘くなかった。

っていうか、予想したくないけどこれも予想してた。

なんたってインターンシップの担当あのE教授だからね!そう簡単にはいかないよね!


ということで、昨日大学に行ってきました。

予定では午前中にレポート提出して、Viva Voce(口答試験)をささっと終わらせて、寮にいるマニプーリお姉ちゃんを訪ねて1ヶ月何があったか洗いざらい話そうと思ってたんだけど。

9時半に集合と言われていたけれど、大学の入り口でレポート印刷してたら時間がやたらかかり10時半くらいにやっと学科に到着。

スタッフが入り口に集まってるので何かと思ったら、学科長のいるKVKにみんな行っていると言われる。携帯電話チェック。誰かが私に連絡をくれた形跡なし(ムカ)。

KVKに到着すると地元西ベンガルでインターンシップをしていたN以外はみんなそろっている。KaraikudiのDも来ていました。

もうVivaがはじまってるのかと思ったらそうでもないようす。Karaikudiで会っていないクラスメイトと1ヶ月間の苦労を分かち合う。。。

しばらくして学科長のオフィスからB教授E教授と次々に出てくる。

ちと話が戻りますが。

インターンシップ終了日1日前に、私は学科に電話をしてP先生にいつレポートを提出するのか聞きました。先生は7月8日と言ったのですが、私は6日にタミルナドゥを出てしまうんですよね。なのでどうしたらいいんでしょうと聞くと、では28日(金曜日)に来なさい、特例だからと。だから金曜日に来るのは私だけの予定だったんです。

なのに27日になって連絡が来て、全員金曜日に来いと言われました。

んで、金曜日のKVK。

E教授が出てきて、レポートの提出は○○日(タミル語だったのでわからん)なので今日はもう帰ってよい、今日提出できる人やVivaを早めに受けたい人はレターを書いて事情を説明しろとのこと。

はぁ、めんどくせー!!!

私は今後一切大学に足を踏み入れるつもりはなかったので「P先生に電話したとき私の事情を話して今日Vivaやってもらえるということだったはずですが」と言うと

E「P先生がインターンシップの担当なのか?君は私の電話番号を持っているし、私は君の番号を持っている。なぜ担当(の私)に聞かないんだ

と言い放って出て行く。

はぁ?同じ学科のスタッフなんだから、P先生の指示通りに行動するの何がいけないのよ?

でも「P先生が言ったんです」が通用しないのはわかってる。こういうときP先生はしらばっくれるから

あーめんどくせーと思いつつ、学科長に事情を説明するレターを書く。P先生にレポートと一緒に渡すと、先生はそれを持って学科長のオフィスに入っていく。

ちょっとして先生が出てきて「3時にまた学科にきなさい」とのこと。Vivaをやってくれるものだと思う

このあと寮に行ってお姉ちゃんとうだうだ話す。ランチをごちそうになる。

15時前学科に戻る。クラスメイトも何人かは残っているようす。E教授がオフィスにいるので「あの~」と話しかける。

E「なぜ君は学科長あてのレターを私のデスクに放置しておくんだ」

見ると、私のレポートとレターがデスクに置いてある。

「P先生に渡したんですけど」と言うけれど案の定通用しない。

E「私あてのレターを書きなさい」

…自分でコピーすれば?ハゲ!!!!

イライラをおさせつつレターを書く。

そのうちE教授は午後のティーのために学科を去る(この人ゼッタイこれを欠かさない。ティーショップの人とデキてるんじゃないかとさえ思う)。で、そのうち学科長が来る。

学科長に直接話をしてE教授あてのレターに承認のサインをもらう。つまりこれって学科長も「私が今日Vivaを受けるべき」だと承認するということなのだけど、そのあとE教授がやってきてしばらく学科長と話をすると、やっぱり事情が変わる

E「Vivaのための外部評価の人を急いで探すので月曜の10時に来なさい。レポートは急いで読むから」

なんだよそれ、ハゲ!まだ探してなかったのかよ???

担当とかホザいてるけど、何もやってねーじゃねーか!

第一、インターンシップの外部評価なんてホントにあったのかよ(他の学科はやってないはず)。うちの学科だって去年なんかViva自体なかったじゃん(いっこ上談)!!!

超うぜー!!!!!

と、言うことで今日レポート出さなかった人には完全ムダ足の一日となりました。

私もNilakottaiから行くと時間かかるから、月曜にまた行くなんてイヤなんですけど。つか月曜って7月じゃん。次の学年だよ?

もうマジ、うちの学科どうかしてる。

このあとまた寮に行ってお姉ちゃんに不満をたらたらこぼしたのは言うまでもありません。

夜ご飯までごちそうになり、あわててNilakottaiに帰ってきましたとさ。




2013年6月28日金曜日

Internship は終わった。

こんばんワニ。


昨日インターン先のMYRADAを出てVeelinayakenpattiに来ました。

ホッとしたせいか、それとも1ヶ月間さっぱり飲む機会がなかった牛乳をガブガブ飲まされているせいか、お腹が急降下しています。オナカイタイ…


こんなところに泊まってました。

最終日は事務所があいてスタッフが来たらすぐに鍵を返して帰ってきました。だって、6時間くらいかかるんだもん。


MILK…

事務所の近くにビスケット工場があって、通るたびに焼きたてビスケットのいい香りがしていたのでぜひ帰る前にこのビスケットを食べようと思っていました。地元企業っていうか、たぶん他の場所ではあんまり買えないと思ったからね。

おとといやっと売ってるのを発見したので購入。

Milk Bikisのパクリのようなネーミングとパッケージがそそります。


Gobichettipalayamって書いてある

で、昨日帰る前にあけてみたら。

おいしくない。

というか、Milk Bikisと同じような味を期待していたからね、きっと。これはこれでマズくはないはず!

でもクラスメイトには不評でした。


 ●  ●  ●  ●  ●  


あの家のその後。

お父さんの具合がずっと悪くて、お姉ちゃん(10月?に出産予定)もちょくちょく家にくるようになったみたいです。

私が昨日ついたとき(17時くらい)、これからダンナさんがNilakottaiで待ってるから帰ると言っていたのだけど、お父さんにそれを伝えるとまたお父さんが泣き出してしまったので、「あと4日くらいここにいようかな」とお姉ちゃんは残ることにしました。

私もしばらくお姉ちゃんと時間を過ごしていなかったのでうれしいな。

でも私が来週ここを出るときにまたお父さんが泣いちゃったらどうしようとも思う。泣いてくれなくてもちょっとさみしいけど。笑


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明日大学行ってレポート提出してきます。

これでホントに修士課程終了

ハライタイ。




2013年6月26日水曜日

Internship Day 30 お姉さんちの事情

こんばんワニ。


長かったような短かったような、インターン生活も明日で終わり。今日修了証明書もらっちゃったので明日の朝帰るのみ。今日学科に電話したらレポートの提出は7月8日とのこと。

私7月4日にもう行かなくちゃいけないんですけど(どことは言ってない)と伝えたら、じゃぁ今週金曜に来てくれとのこと。もうレポートはここで作成済みなのでプリントして出すだけ。

そのあと大学に行くことはもうない気がする。


さて。

今日が実質最終日だったわけです。

Producer Companyに関する資料作成は自分のやる部分は土曜に終わらせていて、あとひとりがファイル更新するのを待ってたのですが、今日になってパワポが事務所のパソコンにインストールされてないだの自分のUSBドライブが使えないなどうだうだ言っているので、もういいから…とパワポだけ私が作り、即提出。

1ヶ月のまとめのレポートも今日提出しました。

ってことでプリンタと部屋といったりきたりしているうちに、ある女性スタッフがKに話しかけました。

「明日帰るのね?」

私はパソコンで作業したかったのでその場を離れましたが、スタッフがKに何か聞いているのはきこえました。

そのあとKが私のところにやってきて、

「ふりかえりの会をやりなさいって言われたの」

と。何でも、「あなたたちは私たちスタッフと話すこともあまりなくて名前だって知らないくらいだったわよ。去年の子たちは最終日にティーをスタッフにもてなしてふりかえりの会をやってたわよ」と、明らかに、生徒たちが自主的にやりそうなことをやれと言っているわけです。つまるところ、感謝の気持ちを表するためにおやつを買ってこいと(いう風に私には聞こえた)。

あの~。。。

第一、去年うちの大学の生徒はここに来てない(Arepalayamにずっといた)はずなんですけど。それに、あちこちの事業地を回って担当のスタッフにはお世話になったけれど、事務所のスタッフとは全然話をしてないし、お礼って言われても2~3人くらいしかお世話になった気がしない。

でもまぁ、そんなこと言われて何も準備しないのも気分が悪いし、一応来年もここに生徒が来るかもしれないので悪い前例は作るべきじゃない。ということで重い腰をあげておやつを買いに行くことにしました。本来はティーとおやつを準備するべきなのだろうけど、もともと事務所で午後にティーは用意するし、ソフトドリンクとおやつということにしました。


ってことでGobichettipalayamまで行って買い物。ささっとランチを食べ(最近はめんどくさくて朝とかもビスケットだけで済ませちゃうので、ランチも食べる機会があれば食べてます苦笑)、揚げ物系スナックを15人分ご購入。わざわざ15の子袋に分けてもらったせいか、かなりぼったくられた気がする。

そのあと、紙皿と紙コップを求めてうろうろ。文房具やっていうか紙製品の店でやっと皿を発見。コップはなし。

バスに乗ってオフィスの近くまで戻る。このバス停留所にある小さなお店にはここ2週間ぐらい通いづめでした。夕方ご飯を買いに行くときにここに立ち寄って、おやつをよく買ってたから。今日はここでソフトドリンクを買って帰るつもりだったけど、お店を切り盛りしているお姉さん(と言っても40代後半か50代かなって感じだけど)がいなくて、シャッターも閉まっている。

同様に待っているおっさんが、今家に帰ったけど5分で戻るよと。

5分待てってのは10分だよねと言って待ってみる。待つ。待つ。こなーい。

私たちの買い物であれば待っていてもよいけれど、今日はスタッフさんたちのティータイムにあわせておやつを出したかったので、ちとあせる。15時半回ってたから。

しばらく待って、Kが「おうちに行って聞こう」と言う。

てっきりお店の裏がおうちなのかと思ってたけど、Kがずんずんと別のの家に向かっている。あぁおうちの場所知ってるのかなと思ったら、その家の人にお店のお姉さんの家はあっちだよと教えてもらう。「お姉さん!」とその人が呼ぶのに答えて、「おいで!」と聞きなれた声が。

おうちに行ってみると、お姉さんがCurd rice(ヨーグルトライス)のようなものを手で丸めて、誰かに食べさせているところでした。

私たちは入り口にすぐ外に立っていて、私たちに背を向けて椅子に座っているその人の顔を見ることはできなかったけど、白髪がまじったその人はかなり高齢に見えました。服を着ていなくて、古いシャツのようなもので体の一部をわずかにおおっているだけ。

お姉さんがご飯を食べさせている間に、「あぁ、あぁ」と声をあげています。

私はてっきり、お姉さんはお父さんの介護をしているのかなと思いました。

実はその人はお姉さんの姉にあたる人なのだそうです。

財産争いで夫が親戚に殺されてしまったというその人は、この事件のせいなのか20年前に生活に支障をきたすようになって、知能障がいの症状が出るようになってしまったそう。痴呆のことなのかもしれません。それ以来お姉さんはずっとこうやって面倒を見ているのだとか。

ご飯が終わって、ご飯つぶがたくさんついた顔を洗ってあげて、そのままシャツをどかして全身水あび。きれいにしたあと、お姉さんはその人をひょいと持ち上げて、ベッドに運びました。お姉さんはきちんと食べさせてあげているようだけど、かなりやせ細っているようでした。姉妹だとは思えないくらい。

座っていた椅子には穴があけてあって、もしかしたらおトイレの類はここでそのまましてもらっているのだろうと思いました(下におけとか置いてね)。

こんな介護の作業をてきぱきとこなし、家族の大変な状況を話し、でも悲しそうな顔をひとつも見せないお姉さん。他にもまだ家族の問題があるそうです。そして家を出てまたお店を開ける。何事もなかったかのようにソフトドリンクの値段をささっと言っている。

インドの高齢者や介護についての話を聞いたようなこともあり、インドでも高齢者のケアは大きな問題となりつつあると意識し始めていた私。そんな中で、政府にも施設にも頼らず、自分のお店を持ちながら20年介護をしているお姉さん。

NGOもすごいけど、個人でがんばっているお姉さんもすごい。よね

インターンシップの最後に毎日のように会っていたお姉さんちの事情を知って、なんだか気まずいような、不思議な気持ちになりました。


で、そのあと帰っておやつを配布しました。あからさまに残して帰る人もいたけど、ニコニコうれしそうに食べている人ばかりでした。特に例の女性スタッフはね。「もう買ってきたの」と
わざとらしそうでした。



2013年6月24日月曜日

Internship Day 28 旅行計画

こんばんワニ。


日曜日、も終わりに近い。

でもインターンシップも終わりに近い。

水曜日にここを出ます。


今日はずーっと部屋にいたので書くこともありません。

ということで、来月4日から休みなく24日間続く(?)旅行について書きたいと思います。


私、旅行は半分きっちり予定を立ててあとの半分は行き先でどうにかする、
そういうスタイルなのですが、
今回はけっこうしっかり予定立てています。

父が来るので「インドアクシデント」はなるべく避けたい。

なので予定もできるだけ綿密にね。

とは言えこの日にどの観光スポットに行くか!
っていうのは観光ガイドを手にした父におまかせすることにして、
私はロジを整えているのみでございます。

でもこういうの楽しい。
旅行業向いてるかも(ウソ)。


ということで、日程のみ。


7月4日
電車でDindigulからChennai

7月5日
Chennaiで遊ぶ。タミル料理を食べる最後のチャンスかな

7月6日
フライトでDelhi
父と落ち合う。

7月7日
フライトでBihar州の州都Patnaへ
そのあと電車で(まだこれ予約できてないけど)Gayaへ
お釈迦さまが悟りをひらいたBodhgaya散策。

7月8日
引き続きBodhgaya散策

7月9日
朝4時の電車でUttar PradeshのVaranasiへ
ガンジス河の沐浴で有名なVaranasi散策

7月10日
お釈迦さまが初めて説法をされたというSarnathを散策

7月11日
深夜すぎの電車でGorakhpurへ
バスに乗り換えKushinagarへ
お釈迦さまが亡くなられたというKushinagarを散策

7月12日
続いてKushinagar散策

7月13日
Gorakhpur経由でDelhiにいったん戻る

7月14日
飛行機でDharamsalaへ
インドのチベットと言われるDharamusalaを散策

7月15日
引き続きDharamsala

7月16日
Delhiに戻る

7月17日
たぶん放心状態

7月18日
やっぱり放心状態
か、がんばってDelhi観光

7月19日
夜に父をお見送り

7月20日
インド出国

で、ネパールに行っちゃいます!

私が尊敬する女性のひとりFさんの住むKathmanduに行ってみることにしました。

ネパールといえば小さいときに近所に住んでいたEちゃんが滞在していた国。
(あとからインドに住んでたこともわかったけど)
行くことになるなんて思いもしなかったけど、これも縁かなぁと。

そんなわけで数日ネパールを見て回るのだ!

きちんと計画立ててないけど(立ててもらっちゃっています笑)。

7月25日
ネパール出国。

7月26日
例によってLCCなのでKuala Lumpurで16時間待ちくらいしたあとに
日本帰国


あ~楽しみだ。

でも不安だ。。。




2013年6月22日土曜日

Internship Day 26 くっちゃくっちゃ

こんばんワニ。


山の上にいたやぎさん


あー長かったインターンシップももう終わりが見えてる!うれしい。

別に1ヶ月なんて決して長くないのだけど、なんかいろいろめんどくさい。やる気のない人に囲まれているとこちらまでやる気をなくしそうでいやなのです。だから1ヶ月はかなり苦痛。


まぁそんなこんなで26日目。


Kitchen Gardenのレポートを提出し、最後の課題に取り組んでいます。

MYRADAでは、今後Farmer Producer Companiesというのを推進していく予定です。これは農業協同組合法人みたいなもんですかね。

インドでは農協の仕組みがきちんとととのっていないので、たいていの小規模農家は自分で市場にて野菜を販売したり、市場に遠い人たちはMiddlemen(仲買い)に頼んで売ってもらうわけ。で、このMiddlemenを通して種や肥料なども購入する。そうするとぼっくられるし、市場の販売価格よりかなり低い取り分しか自分たちには戻ってこない。

だからこういったMiddlemenをとっぱらって、みんなで購入も販売も取り仕切って、法人化してやっていこうっていうのがFarmer Producer Companiesのねらい。

で、これを農家の人たちに広めるために、Farmer Producer Companiesの利点や目的などをまとめた「マニュアル」とか農家の人が見てわかりやすい「図解Farmer Producer Companiesのしくみ」みたいなものを作ってほしいと言われたのね。

いやー。。。マニュアルまではさすがにできないっすよ!笑

ということで妥協に妥協してもらって、英語で要点をまとめたものを作ることになりました。

イマイチ何が求められているのかまたわからないけどね…。


話戻るけど。

何が苦痛かって、1ヶ月プライバシーゼロってことですよね。クラスメイト2人とひとつ屋根の下ひとつの部屋の中。

10年以上ずぅっとひとり部屋で過ごしてきた自分には苦痛で仕方がない。ひとりになりたいときだってあるじゃないですか。

(私がルームメイトを持って苦痛だったお話はこのへんで。)

それと、自分が日本人っていうこともあると思うし、個人的なこともあるんだけど、クラスメイトの行動がやたらと気に障る→ひとりになって冷静に考えられない→イライラする。この繰り返し。

たとえば。


食べるときくちゃくちゃ音を立てる

バスルーム(部屋と直結)のドアを閉めない。

朝起きない

バスルームの排水溝に髪の毛がつまっている。私以外の人はきれいにしない。

たまにシャンプーパックもそこらへんに散乱している。

ごみを部屋の中で放る。

独り言をしゃべっている

(私は何を言っているのかわからないけど)大声で部屋の中で携帯電話でしゃべっている。プライバシーはいらないんですか。

ひとりで出かけられない。

おトイレの小の方は便器でせずバスルームの床でしている模様。大のほうはさすがに洋式便器を使ってるんでしょうね。

やたらとケンカ。

私の行動を見ている、のを私は知ってるんですよー!じろじろ見るな。

1ヶ月間いるんだから必要だよねというものを持ってこない。携帯電話の充電器持ってこないってどういうことなのよ。


…こんな細かいことイチイチ書いてたら「便器のふたをあけたままにするかとじるか」という新婚夫婦のケンカネタになること以前の問題で、「倉林さんってこわいね」と言われそうですが、

そんな私でももらってくれる人を募集中です。よろしく。



2013年6月20日木曜日

Internship Day 24 精進料理…?

こんばんワニ。

この色が好き。

今日例のKitchen Gardenの事業の評価を提出しました。

なんでだかクラスメイトのKとMはさっぱり評価の文章作成手伝ってくれなかったので私の主観で書きました

前からわかっていることなんだけど、クラスメイトがやる気をこれっぽっちも見せないととても腹が立つ。ビジネスの勉強なんて全然興味なかったけど私は一生懸命勉強したし、自分が興味のある教科は誰にも負けないと言えるくらい勉強した。なのに周りは単位がもらえればいいみたいな人ばかりだし、すぐあきらめるし、教師が見てなければ怠けるし、叱られれば泣く。それでいいと思ってる彼女たちは問題だらけですが、それでここまで(大学院レベル)やってこられた、そんな教育システムも周りの大人たちも大問題ですよ。

まぁ、都会で競争にもまれている人たちは違うと思うけれど。ね。


と、いうことで朝からイライラしていたけれど、提出したらなんか力が抜けて昼寝。起き上がるのがなんかツラかったので「やばい、これは病気になりそうだ」と思ったけど、そうでもなかった笑

でもまだお腹の調子はよろしくないです。


夕方最寄のお店と食堂に食料調達に行きました。

このお店でやたらとビスケットとバナナを買っているので(朝ごはんはこれで済ませている)、お店のおばちゃんもかわいそうにと思ってるかもしれません。

スナックの類もいろいろあって、ちょっと駄菓子やさんみたい。このへんによくあるPetit shop(小さなお店)は女性がしきってやっていることも多く、小さなスナックから、豆やお米などの乾燥食品、石けん、お店によってはちょっと野菜も売っていたりします。

そのあと夜ご飯をお持ち帰り。まだ激ウマIdlyのことを考えてすごす毎日ですがここでは夜Idlyを販売する日が少ないらしく(お客さんが少ないと作らない)、しぶしぶDosa(お米のクレープのようなもん)を食べています。Dosaは好きなのだけど、毎日だとやっぱあきるね。

帰り道に、MYRADAのすぐ近くにあるお寺の前を通ると、人が何人か集まっていました。

このお寺、私たちが来た週になにやらお祭りをしていて、花火やら夜通しお祈りやらでかなりにぎやかにどんちゃんやっていたところです。

こういうお祭りのときはXX日間(お寺によると思う)毎晩人が集まってお祈りをして、というようなことをするそうです。なのでどんちゃん騒ぎが終わったあとも毎晩人が集まっているのは通るたびに見ていました。

で。

こういうときって、Kいわく、お寺でSundal(マメを炒めたもの)やPongalVariety riceトマトライスココナッツライスなど味つけご飯系)を振舞うそうなんです。

これを目当てに行こうと当初から言っていたK(Nanbanで3人の学生がご飯を目当てに結婚式だかなんだかにもぐりこむシーンがあったっけ笑)。だけどやはり夜になるとあまり外出したくないので行く機会もなく3週間過ぎてしまったわけ。

今日もあー人が集まってるねーと思いつつ通り過ぎようとすると、男性が私たちを呼び止める。夜にお祈りがあるから来なさい、ご飯も振舞うからとのこと笑

いや~今夕飯買ってきたところですよ…と思ったけれどせっかくご招待をいただいたので(ご飯を食べたあとに)行ってみることにしました。

毎晩20時ごろに鐘をならすので人が集まってるなぁとわかるのだけど、今日は時間になっても鳴らない。

まー20時半ごろ行けばいいんじゃないとノロノロ出発したら、なんと皆さんお祈りを終えて食べてらっしゃる。は、入りづらい…。入り口の近くで帰ろうか…と話していると、中から「いらっしゃい、いらっしゃい」と声をかけられる。

そこで、申し訳ない気持ちでいっぱいになりつつ、座って食べている皆さんの脇を抜けてお寺へ。祭司のおじさんが私たちのためにお祈りをしてくれる。なんか手にもらって口に運んだけど、なんだったんだろう苦笑←二つ目は牛乳だった、はず。

お祈りをしたので、じゃぁ行きますかと言っていると案の定「食べていきなさい」と言われる。こういう場合「いえいえ」は通用しません。ということでありがたーく2度目のディナー。

今日のメニューはトマトライスに食事Pongal(バター塩おかゆって感じでしょうか)、甘いPongalにPanchamritam(ヒンドゥ教のお祈りで使われる蜂蜜、砂糖、牛乳、ヨーグルト、ギーを使って作るものすんごく甘いペースト)。PanchamritamはPalaniという所で作ってるものが有名なのですが、今日のはバナナを使った手作りのものだったようです。

いやー。

うまかった。笑

トマトライス週末に食ったけど、こんなおいしくなかったぞ?Pongalもぎとぎとしてなくて上品な味だったし。寺パワーかねぇ。

と、突然現れて食うだけ食っている私たちを地元の人たちは温かく迎えてくれて、「お代わりはいらない?」「どこに泊まってるの?」「また明日もいらっしゃい」と言ってくれました。

まぁ、精進料理ってわけではないですが、外食ばかりで疲れている私たちのお腹にはやさしい、元気の出るご飯だったかな。


…と思ったのに部屋に戻ってすぐトイレに駆け込んだ私。。。うぅ泣


2013年6月18日火曜日

Internship Day 22 Delhi Belly n Gobi

こんばんワニ。


木曜金曜の大移動のおかげで週末はごろごろしてました。

でも食事を調達してくれていたチェンナイボーイが帰ったので
残りのインターンシップ生活は食料自己調達。

昨日はGobiまで行く元気があったけどやっぱ平日はキツいなぁ。


プルメリア?

ということで書くこともあまりないので花。

ものすごーくいい香り。

この白黄色ミックス
ピンク黄色ミックスがあって
後者の方が香りが強くて好きだったのだけど写真撮らなかった。


ちゃんとついて来てます。

ということでこの人もおめかししてみました。

最近一緒に外出してないからネ。ごめんよ。

来月の旅行の際はたくさん写真撮らなくちゃ。


話は戻るけど。

ごろごろしてたっていうか、ごろごろせざるを得なかった。

ひさしぶりにDelhi Bellyの洗礼を受けたのですよ。私。

あぁ、つらかった。

お腹を下したときに私がすることといえば

(1) お腹の調子が悪いことをムシする

(2) 絶食する

(3) 寝る

のどれかなんですけど、なんか米が食べたくて(2)はダメだった。
トイレが近くにあるので無視も不可。

なんでかな~と思ったんだけど。

山の上(Arepalayam)は寒かったし
20日間ずっと外食続きだし
大移動のときバスが止まるたびにやたらスナック買ってたし。。。

「叔父さん」があるバス停でBajjiを買ったんですよ~。

これはインドのフリッター、つまりてんぷらみたいなものです。
野菜に辛目の生地をどっぷりつけて油で揚げるっていう。

私は揚げ物が基本的に食べられない人なので
普段はけっこうですと断るのだけど
はじめて会った人に人数分ご丁寧に買ってきてくれたものをいらないですと言えず。

(あとから聞いたら叔父さんも揚げ物キラいらしんだけどね…)

その他にもさっと塩と炒ってあるピーナッツとか
やたら食べてたね。

山の上では寒いからコーヒー飲みまくってたし。

あと、ジャックフルーツも買った。


タイヤと大きさ比較してね

これはArepalayamではなくてOosimalai 行ったときの写真。

3ケツ下り途中にたくさんのジャックフルーツ露天を見かけ
どーしてもフレッシュなものを購入したかったので
バイクを止めてもらう。

(というかおいしそうだねとKとしゃべっていたら
運転手のマネージャーが気をきかせてくれたんですけど)


オイルをぬりつつ
 
ジャックフルーツを切るためにはナタのようなデカナイフが必要なんですけど
中がベタベタするので
オイルを刃に塗りながら切っていくそうです。

こうやって切ったものを隣のカゴに入れておいて
お客さんが来たら袋に入れて売るのですが
ハエさんがぷーんと飛んでくるので
衛生上よろしくない。

ということで、その場で切ったもののみお買い上げ。

インドでフレッシュカットフルーツなんて買おうとする勇気のある人は
その場でカットしてもらいましょう。

それでも刃が汚いと思うので
Delhi bellyになっても私は責任とりませんけどね! 



中はこんな感じ

見た目はパイナップルかと思うけど
(バス停ではパイナップル売ってる人も多いのでぱっと見どっちかわからん)
味はかなり濃厚です。

で、このフレッシュなOosimalaiのはよかったのだけど
先日バスが止まったときに車内に売りに来たやつは
いつ切ったかもわからないし、どこで切ったかもわからないような代物。

でも小腹がすいていたのでついつい買ってしまったのでした。

日本帰ったら食べられないしね。

Oosimalaiではひとつ1ルピー、
バスのも同じくらいだったかな。


食べものの話で言えば。

山の上では研修センターの目の前に食事ができるところがあったのね。

バスが止まる際に乗客がさっと食べるような場所なので
凝ったものは出さないんです。

でもここで食べたIdlyがものすごくおいしかったのです。

Idlyというのは何度も書いてますが米粉でできた蒸しパンのようなものです。

これにココナッツチャツネやトマトチャツネ、サンバルをかけて
食べます。

これは私がインドに初めて来たとき最初に食べたインド料理なので
思い出深い一品なのですが
そのあとのインターンシップ生活で1ヶ月寝込んでいたとき
やたらと「Idlyなら食べられるでしょう」と周りに言われ
それからIdlyには病んでたときの思い出がつきまとうせいか
あまり好きではなくなってしまったんです。

だから他の油を使う料理と比べてヘルシーで体にいいのはわかっているけれど
あまり好き好んで食べるものではなかったのね。

そんな私が1日に2回食べたくなるIdlyに出会うなんて
予想だにしていなかった~。。。

この食堂のIdlyはふわっとしていて
塩加減も抜群で、
チャツネもサンバルもそこまでおいしいわけじゃないけど
Idly様のおかげでおいしい!

てなわけでやたらとIdly食ってたわけです。

ある日この激ウマIdlyの秘密を探ろうと
食堂の中を観察していたところ。

おっちゃんにあっさり「ここでは作ってないよ」と言われました

どっか違うとこで作ってるらしい。

あぁ、知りたい。どこで作ってるんだろう。
また食べたい。

せめて写真撮っておくんだった笑

山から降りてきて他の食堂のIdly見たときはガッカリしたわ~。。。





2013年6月15日土曜日

Internship Day 19 トラの山からKaraikudi

こんばんワニ。

ネットがつながらない山奥に行ってました。以下ここ数日の記録です:


Internship Day 17: 6月12日(水)

GobiMYRADAからArepalayamのトレーニングセンターに引っ越して3日目。

いろいろあったような、なかったような。

あいかわらず、意思疎通がうまくいっていないというか、何をすればいいのかよくわからないというか、めんどくせーと思うことが続いています。初日(月曜日)なんか責任者が「土曜まで君たちが来るのを知らなかった」とか言って6時まで来ないんだよ?おかしいべ。土曜にはわかってたんじゃんね?笑

メンバー(私のクラスメイトとチェンナイからの生徒)同士でコミュニケーションがなってないというのも問題で、毎日プチけんかみたいなことになっていて、私は高見の見物をしています。といってもメンバーの一員なので誰かモメてると災いはバラバラと降ってくるわけだけど。

まーともかく。

おとといこの山間のトレーニングセンターにやってきました。

上記の理由で責任者と話をもてたのが夜の30分ほどなので、はっきり言ってここで何のトレーニングをしているのかよくわかりません。そこそこの敷地面積であるのはわかるのだけど。ここにはたくさんビニールハウスならぬ網ハウスみたいなのがあって、たぶん学校行ってないんだろうなというような若い子(オンナノコメイン)がたくさん働いています。学校行ってないというのは私の憶測ですが、若いオンナノコに学問を続けることをすすめるかわりに雇用するなんてまさかNGOがするわけない(と思いたい)ので、若いうちに結婚させられた子に雇用の機会を~とか、extraで憶測がむくむくとわいています。

で、何を作っているかというと、菊とか、花です。




日本人の感覚だと菊→葬式とか思っちゃうんですけど、菊はお寺で神様にささげたりするようなので、需要は高そうです。チェンナイとかバンガロールで販売しているそうな。

もともと私は切花反対主義なので(鉢植えは可)特に興味がありませんが、Kはかなり興奮してました。

私たちのいる地域は森林保護地域に入ってるんだか入ってないんだかのぐらいのエリアなので、野生の動物がそこらへんを通ったりするそうです。例の責任者も月曜日にはじめてトラを見たと言っていました。あと、CMRCのアシスタントのおっちゃんは、毎日ゾウがジャックフルーツを食べに来るって言ってた。トレーニングセンターの敷地にもサルがいっぱいいて、向かいのお店からヒトの食べ残しをパクっているようです。でもココナッツチャツネの袋にむしゃぶりついているのを見ると、サルでもインドにいたら辛いものOKになっちゃうのかねとしみじみ思いました。

で、肝心のインターンシップ。

先日、ここで「新しく」Kitchen gardenの事業をするからうんぬんかんぬんと書いたと思うのですが、ここに来て実はもうこの事業去年はじめていたということがわかりました。はじめたと言っても7月の15日間でKitchen gardenを各家庭で作って点滴感慨を整備し、種配っておしまいみたいな感じだったみたいだけど。

ということで、その際(始める前)120人の受益者(8ヶ村)に直接聞き取り調査をしていて、その質問表を見せてもらったら、なんと私たちが先週準備した質問とまるで同じ。調査が去年だったので、今年新しい受益者を対象に同じような調査をしても結果は似通ってくるだろうからやる意味がまるでなし、だと思うんだよね。「どの種がほしいですか」みたいな質問は個々で変わるからやってもいいかもしれないけど。

しかも、こういう地域で交通機関も限られてるので、責任者(トレーニングセンターの主任)はここから離れた村には朝5時半のバスに乗って行けと言うわけ。で、聞き取りして8時のバスで帰ってこいと。おかしいべ。村には30分くらいでつくらしいのだけど、それって6時台でしょ。この時間帯農家は農作業してるし、お母さんはご飯作ってるし、ガキは(当然学校も遠いので)早い時間に家を出る。(前提は調査をする前に村の人たちと顔見知りになっていることだとしても)そんな忙しい時間に「裏の畑のことなんですけどね」なんて聞けないでしょ?

で、村の人たちがどちらかというともうちょっとリラックスしている時間帯には交通機関の関係で行けないか、夕方6時以降は動物がぞろぞろ出てくるので私たちがほっつき歩いているのはよろしくないというわけです。

つまり…交通機関で村をまわるのはものすごくむずかしい。かといっていくつかの村はトラの保護地域に入ってるので(個人的には恐ろしくて行きたくない)公共交通機関(バス)以外の車は入れない。←事前に許可が必要。まぁ、もともとMYRADAが私たちのために車出してくれるってこともないんだけど、こういう事情でお金払ってタクシーで数日かけてまわるってのもむずかしいわけなのです。

こういうとこで事業をしているというのはとても尊敬に値することだし、ぜひそういった地域も訪れてみたいけれど、私たちにもできることって限られてるので…

だからぶっちゃけ、何をしていいのかわからなくなった。やろうとしていた調査は終わってるし、やろうとしてもlogisticsがかなり難題だし、サポート体制もない(勝手にやってね状態)。なのでGobiの責任者に電話して「何が求められているのかわからないんですけど」と言ったら、この人も去年の調査のことは知らなかったようす。「誰がこの調査結果見せてくれたの?」なんて言ってる始末。だから質問表作ったときにこれでいいねなんて言ったんだろうね…。。。なので、「1年たってるし評価ならできるんじゃないですかね」と伝える。「それはいいね!私もどうなったか知りたいし」だそうです。評価、やってなかったんだろうか。

で、グループメンバーに「こうこうこういう評価はどうかな」と言うと、沈黙。「私はこう思うけど、結局(タミル語で)質問するのはみんなだからみんなが賛成してくれないとできないじゃん」と言ったのだけど、沈黙。結局、どうでもいいんでしょうね。「評価なんてやったことないから何をしていいかわからない」などぐちゃぐちゃ言い訳を並べるチェンナイボーイ。女々しくて泣けてくる。幸い私たちは先学期評価のクラスやって、実際に開発事業の評価をやってるので、なんとなくはわかる。うだうだ言わないで、何かやれば責任者も努力は認めてくれるでしょう。

つーことで質問表を作成しなおし。

トレーニングセンターはちーさな村にあり、これまた中距離バスが止まって運転手や乗客が休憩をとるところなのでちーさな食堂が3つくらいあり、朝早くから10時までやっているそう。でも他にはなーんもない、そんなところです。ご飯食べるところが目の前にあるのは幸いだけれど、バリエーションもないしね。。。まぁ、お店の人にも顔を覚えてもらったのでニコニコ対応してもらうとホっとするけれど。私のRelianceもつながらないし(Vodafoneのモデムは使用可)、初日は泣きたいと思った。2回目のVPPほどじゃないけど寒いしねー

と、ここまで書いたのが今朝。

このあとCMRCに行ってマネージャーに会い、こうこうこうしたいんですけどと伝え、結局去年の事業の評価をすることに。8ヶ村のうち最寄の3ヶ村、43名の受益者のうち24か25くらい質問をしようということになりました。アバウトにしてあるのは行っても受益者の人に会えない可能性もあるからです(農家は畑にいないかもしれないから)。でもGobiの責任者が受益者全体(120名)の15%(18名)か20%(24名)くらい調べればと言ったので24名はおさえたいところ。

で、朝ちょっとミーティングしたあと3ヶ村に行きました。最寄とはいえ…1キロくらいって言ってたけどもっとあったと思う。まぁ、高地で涼しいので平地の太陽の下ヒーヒー言いながら歩くのとはちがう(けど陽射しは強いわ)。途中このへんの地域の作物などについてCMRCのアシスタントさんに聞きながらのんびり歩く。





Kitchen gardenですが…。まぁ、きちんと世話をしている人もいれば、あれっ?みたいな人も多かったかな。「ちょうど作物の植え替え時期で」と横ヤリを入れてくるマネージャー氏を疑うわけではないけれど、きちんとやってねぇなって人は確かにいます。「世話は大変」って言ってる人もいるし。高齢の人は買った方が楽チンって思っちゃうかもしれないし。けれど、MYRADAのトレーニングセンターがあるArepalayamに住んでる人たちはけっこうきちっとやってたかな。サポート体制もここはしっかりしているのかもしれない。農家の人が多くて植物の世話に慣れている人が多いせいか多くの家できれいな花を植えている人が多いです。バラとか、こんな寒いところでも育つんだと思ったジャスミン、その他もろもろ。

とちゅう、きれいな花をたくさん植えているおうちでティーをご馳走になりました。先日読んだMYRADAの「地域で地元住民のグループをもりあげるには」みたいなマニュアルを読んだときに、こういった際ティーを断るのはあまりよろしくないと書いてあったのを思い出してしめしめと思う。このあたりでは通常ティーには白い砂糖じゃなくてjaggeryを使うのだそうです。でもお客さんが来たときは普通の砂糖。Jaggeryの方が体にいいのにね。




また、最初に行った2ヶ村ではヴェジタリアンの人が多いと聞きました。ある一定のCommnityの人たちで構成される村だからだそうです。食事にもコメを使うところにRagiを取り入れていて(Ragi dosaiなど)、それも健康にとってはプラス。んじゃー伝統的に健康的な人たちなんじゃ…じゃぁ事業やる意味あったの?とか思っちゃうけど、やっぱり野菜不足のため貧血の人がけっこういるんだってさ。ほうれん草食おう。


今日長々と歩いてこのあたりの人たち(特に男性)が平地のぶよぶよおっさんたちと違う理由がわかってきた気がする。伝統的にちょっと健康的な食生活をし、よく歩き(坂道も多い)、よく農作業をする。だから平地の人よりは体つきが健康的に見える。実際はどうかわからないけれどそれが私のimpressionかなぁ。


空き地じゃなくてKitchen gardenですよ

しつもん中


まぁそんなわけで25名の聞き取りを終えたわけなのですが、「明日Gobiに帰りたいんですが」と言ったら、朝5時半バスの主任に会ってから帰ってきなと言うわけ。でもこの人あさってまでここに来ないのよ。明日何すりゃいいんでしょ。

夜。電気のつかないバスルームで顔を洗っていたKが「大変!ちょっと来て!」と大慌て。また何やらかしたんだと思って行ってみたら、なんと小鳥がバタバタしている。

来た日から鳥がぴーちくぱーちくと朝から夕方くらいまで鳴いてるので屋根裏(といってもトタン屋根なんだが)にでもいるんだろうと思っていたんです。しばらく使ってなさそうだった部屋には鳥のふんがたくさんあるし笑。でも小鳥がおっこちてるなんて何事!

日本人の感覚として「おっこちてる小鳥に手を出したら親鳥は世話をやめてしまう」って思うので「手でさわっちゃだめ!!!」と言ったのだけど、Kはエサをやるわ(ビスケット)水をたらして「飲んでる」と大騒ぎ。さわっちゃだめなんだってばと何度も言ったのだけど。

で、ベッドフレームを立てて、巣があるらしい屋根と梁のすき間に鳥を返せと「叔父さん(のちほど登場)」が言うので、夜中にベッドをぎーぎー動かしていると、部屋のすみに黒い影がふたつ。よく見てみるとそこにも小鳥が2羽。でもこの2羽はもう羽をぱたぱたして多少は飛べる感じ。捕獲しようとすると逃げる。とかってぎゃーぎゃーやってるのに親鳥がどこにも見当たらないので、私たちがこの部屋に来たことで逃げてしまったんじゃないだろうかと思う。

戻すのは待って様子見をすることに。鳥が寒いかなと言って葉っぱやら綿のようなもの(カポックというらしい)をかき集めてベッドを作り、そこでとりあえず寝てもらう。3羽ともねむそーにして、ピィとも言わず寝る。

Internship Day 18: 6月13日(木)

ブラブラ過ごせばいいよねと思っていた木曜日は大変な1日になりました。

朝イチで親鳥のような鳥が戻ってきているのを確認。遠目に観察していると、私たちがさわったにも関わらずまだちゃんとご飯をやっているようす。よかったぁと思うものの、最初に見つけた飛べない鳥はやっぱり動きづらそうな感じ。親鳥がいないのを見計らってよく見てみると、折れているんだかまだ生まれたばかりだからか、この子の足はまだまっすぐ立たないみたいでした。動き回るのもままならないようですが、親鳥がくると一生懸命そっちの方に動こうとしています。だけどうまくいかない。見ていて涙が出そうでした…

と、親鳥が戻って世話を再開したにも関わらず「小さいやつはほかの2羽よりご飯をもらってない」とまたビスケットをやっているK。「あのさぁ、あんたが世話すれば世話するほど親は世話しなくなる可能性があるよ」と言うとだまって小鳥を戻す。

そんなこんなで朝から鳥の世話をしたり、昨日の聞き取り調査の項目と去年のを照らし合わせたり、あんまりダラダラせずに夕方になったなぁ~。主任はいつ来るんだろうと思っていた16時ごろ。

クラスメイトSが泣きながら電話をしてきました。なんと別のクラスメイトDのお母さんが亡くなったとのこと。すぐにDの家にみんな来て!ということでした。

とは言え、インターンシップ中にだまってここを出て行くわけにもいかないしということで、学科長やGobiの責任者に電話をして許可をいただき、彼女の家に向かうことになりました。どこにあるのと聞くと、Karaikudiという私は聞いたとこのない場所。Maduraiから2時間くらいの場所と言われても、あいまい。。。。

ということで地図にしてみました。




17時半ころあわてて荷物をまとめるとなんとバスが今!トレーニングセンターの前に止まってるとのこと。お世話になったスタッフやお店の人たちにお礼を言うヒマもなく、半ば夜逃げ状態でバスに飛び乗る。小鳥たちのことが気になり、後ろ髪をぐいぐい引かれながらArepalayamをあとにする。どうぞ、親鳥さんたちががんばって子育てを続けますように。

下りヘアピンカーブは速いけど、気持ち悪くもなりますね。。。

どうやら22時台にTirupurから直接Karaikudiに出るバスがあると叔父さん情報なので、それまでに間に合うようにと急ぐ、急ぐ。途中GobiのMYRADAで荷物をおろし、またあわてて飛び出す。22時くらいにTirupurにつかないと席が確保できないかもと言われあせるけれど、MYRADAからGobiのバス停まで行くためのバスがなかなか来ない。次の停留所まで歩いてようやくバスに乗りGobiバス停へ。ここでも出発ぎりぎりだったTirupur行きに乗るとTirupur到着は乗り換えバスの出発時間の22時45分といわれ、またあせる。しかし案外早くついたので(それもどうかと思うけど)ようやく夜ご飯。食べてすぐ23時にバス出発。

なんていうか、普通の乗り合いバスみたいなバスなのに夜行、っていうのは初めてでした。前にACつきのデラックスバスみたいなのには乗ってるけど、これはフツーの車両の席を多少改良したくらいの感じで、気分はちょっとそのへんに行くような気分のバス。リクライニングなんてもちろんないわけで、そんな中で眠るのはちとキツいものが。幸い涼しかったというかぶっちゃけ寒かったので汗だくとかじゃないけどね。

Internship Day 19: 6月14日(金)

7時間くらいかかったかな。ようやくKaraikudiへ。Arepalayamからは12時間経過済。

こちらに来てやたらと結婚式にはおよばれするけれど、葬儀は2度目。何を言っていいのかさっぱりわからないままDのおうちへ。数時間前に到着していたクラスメイトたちに囲まれて、Dがさめざめと泣いていました。事情は詳しく聞きませんでしたが、お母さまは呼吸系の病気を患っていたのだそう。彼女も呆然として疲れきっているようでしたが、長女としててきぱきと親戚に指示を出したり、弟に頼んで仕事をしてもらったり。お母さまも生前は家のことをてきぱきとやってお父さんをひっぱるタイプだったそうです。

明日ちょうどタミル暦の月が変わるのですが、葬儀(3日かかるそう)が月をまたいでしまうと家族にまた不幸があるのだそうです。だからDは2日で全て終わらせなければならないとお父さまに伝えているようでしたが、お父さまは3日やりたいと考えているようで、それでモメているうちに時間がすぎる。そのうちようやく、私たちは別に葬儀に参加するために来ているのではなくて彼女に会うために来ているというのがわかりました。話を聞いて、気分をやわらげてあげるということなのでしょうか。私はてっきり葬儀までいるのかと思っていたので、朝ごはんを食べてあっさり「じゃぁそろそろ戻りますか」というのは変な気分がしました。

でもみんなインターン先からあわてて来ているわけで(許可が出なかった子たちは週末に来る)、しかも一番遠隔から来ている私たちはいっそいで帰らないと今日中にたどり着けなくなってしまうのです。そんなわけで10時ごろDのおうちをあとにしました。

それにしても、こんな若いうちに母が亡くなるなんて、Dはさぞかし辛いだろうなと思います。しかも、ご両親は異コミュニティ間の恋愛結婚だったそうで、お母さまの葬儀だというのにお母さまの家族親戚はDの家に入るのを拒否して外にいるという始末…あぁ、インドって複雑だ。めんどくさい。

Mが月曜日に企業の面接があるからと実家に帰ったので、帰りは私とKのみ。陽射しの強くなってきた窓側の席で、Gobiまで戻る。Tirupurに直接行くバスがないのでTrichy経由で帰る。←これだと1時間半くらい時間が長くなる。。。Trichyまでは3時間。30分ほど乗り換え待ちでTirupurまではまた5時間乗車。

Tirupur行きのバスで途中、Kの「叔父さん」が乗車。叔父さんというのは呼称のようなもので、実際はKのカレシでした。まぁいっつもKが電話口で怒鳴り散らしているのはこの人かくらいの感覚だったけれど、辛くあたられても笑Kをやさしく見守ってくれる男性という感じでいい人なんじゃないかと思いました。そんな叔父さんとTirupurで夜ご飯を食べて、Gobiについたのは22時近くでしょうか。あぁ、疲れた。お尻が痛い。


お葬式の花とか私が思ったからバチが当たったんだろうか。と今ふと気がつきました。


2013年6月8日土曜日

Internship Day 13 トラこぞう

こんばんワニ。


右→
にラベル一覧をつけてみた。
Gandhigramのことばっか書いてる。

って、当たり前か。

Now you can use Google's Translation feature as well!

ためしにタミル語に訳してみた。

おう!

なんかごちゃごちゃしてら。笑


さて、2週目のインターン生活も終わり。

来週新しくMYRADAがやる
Kitchen Gardenプロジェクトに関する調査をすることになったので
ここ数日はその準備をしてました。

といっても質問項目を作ってただけ。

Kitchen gardenというのはいわゆる家庭菜園。
野菜をあんまとってない高地の人たちの家に
Kitchen gardenを設けて
栄養のある新鮮な野菜を食べよう!
っていう流れです。

家庭菜園なんか作らなくても野菜買えるんじゃないの
と思ってしまうのだけど、
先日訪れた流水域開発地のように
山の上でもからっからというところがあるようなので
そう考えるとやっぱり雨って重要なんだと思う。

で、来週何をするかというと、
このプロジェクトの候補地になっている地域(ここから2時間半)に行って
住民がどんなものを食べ、どこで食材を買い、
どんな野菜が必要とされているかを調べます。

あと、栄養にかかってくるさまざまな疾患、
たとえば栄養失調のサインだとか、貧血、
高コレステロールや糖尿、などなど
医療ど素人の私たちでもわかる程度に
簡単な質問もする予定です。

つか、私はついていくだけだけどね笑

ちょっと心配しているのが
3日くらいで質問をするのは終わらせて
データ処理やレポートをじっくりやりたいのですが
それではRapport building(まず住民の人と知り合い信頼関係を築くこと)が
おろそかになりそうなんですよね。

それに、私がついていくと
話が脱線するから(どこから来たのと逆に聞かれ話が長引く)苦笑

まぁともかく。
これが来週の予定。
宿泊先も変わります。


と、いうことで
今週の業務終了。

映画を観にいくことに。


ここから最寄の町Gobiに行く途中の手前
Gobi Arts and Science Collegeというカレッジがあり、
その周辺にもいくつかお店があるのですが、
そこに小さな映画館もあります。

来たばかりのときに映画館があるのを知って週末に行こうと言いつつ、
時間がびみょうに合わなかったので先週あきらめたんです。

なので今週再チャレンジ。

よく考えたら
2010年のインターンシップのときは何度か映画館に行ったけど
大学院でこっちに来てから映画館ははじめて。

タイトルも役者も知らない映画だったけど、まぁいっかと思って行く。


Kは地元のお祭りで実家に帰ってるのでMとふたり。
14時半の回。

14時15分ころになって
おっさんが入り口近くに座り、チケットを販売し始める。
(一応チケット販売窓口のようなものがあるのだけど使われていない感じ)

Fiftyと言われ50ルピー紙幣を渡す。
そのあとごちゃごちゃ何か言っているのでMに聞くと
ひとり50ルピー…」
早く言え!
で、100ルピー払う。

ひとり50ルピーかぁ。
日本だったらレディースデーでも1000円くらい?
500ルピー以上だよねぇ。

ちなみにChennaiでは150~300くらいが相場だそうです。

都市部ではマルチシネコンも多いけれど、
こんな風に地方の映画館では上映一本、
一日3回上映のみ(朝昼夜)なんだよね。

で、上へ上がれと目で合図されて上の階へ。
なんで2階に通されたのかわからないけど、まぁスクリーンがでかいのでよし。

だけど席が!空調が!

AC?ないです。天井ファンのみ←上映時まで作動しない。

席。ふかふかの椅子でもなく、かすかにリクライニングするタイプでもなく、
背筋が直立になるような感じ。
これで2時間半はキツい。。。

扉。きちんと閉まらない。
なのに携帯電話応答のためにいちいち行き来する観客。
やめれ!!!

では、映画の話にうつります笑



タイトルはKutti puli (Little Tiger)。トラこぞうですな。
これ、主人公の名前です。

なんかね~…低予算、プロットがまるでなし、
でもタミル映画典型的パターンおさえてる、
って感じかなぁ。

他でレビュー書いてる人のコメントで
農村部の暴力描写と母親の愛に飢えている人にはいいかも
ってのがあって、まさしくそーですって感じ。。。

主人公はケンカばっかり。

引っ越してきた(?たぶん)オンナノコに恋をする。

政治家とつながりのある悪者と主人公が対立。

母は傷ついた主人公を介抱。主人公泣く。

そして最後に主人公が悪者をやっつける。

…だったら本当に典型的なタミル映画なんだけど!!!

悪者をやっつけるのが実はお母さんだったりする。
これは衝撃でした。

最後のシーンでお母さんが血まみれ(返り血)になって
主人公が逆に泣いてるっていう…

母がトラだったんかい!

以前にも何本かこういう後味の悪い映画って観たんですけど。

え~、オンナノコはどうなったの?
友人は?
ちょくちょくでてきたバカ4人みたいなガキは?
そこで終わっちゃうわけ?
ハッピーエンドでもなくね?

みたいなツッコミを入れざるを得ないわけなんですよ。

それでも、
オンナノコが最初に出てくるシーンではヒューと会場がわきあがり
(って言っても全部で20人いないくらいだと思いますが)
主人公がイメチェンで田舎ルックからジーンズに変わるシーンも同様。
会場がわく。

だからエンタメ要素が入っていれば内容(プロット)は
どうでもいいんすかね?と思ってしまう。

とてもいいストーリーを書く人もタミル映画界にはいるのに
そういうのはメガヒットにならず、
こういう娯楽映画がそこそこはやってしまう。
これは残念なことです。
観客がついてきてないって感じ。


届いた

そういえば、日本に送った荷物もう届いたんだって。
おとといかな?早!!

日本で税関が開けたようですが、中身はたぶん無事。

なんか今持ってる荷物がめちゃくちゃ重いので
もうひとつくらい送ってから帰ろうかと思ってます。

絶対Dindigulから送ろう。。。



Internship Day 12 とってしまった(ってほどのことでもないのだけど)

こんばんワニ。

み、みえない

日本は梅雨に入ったそうですがいかがお過ごしでしょうか。

ここも雨季に入るそうです。

大学のあたりでは
「雨季?うそこけ」と思うけれど
ここはきちんと雨が降るエリアらしい。

なのでけっこう快適に過ごしています。

洗濯物乾かすタイミングは悩むけど。

と、いうことで(でもないけど)
7月26日に日本に帰国します。

たぶん休みの間の一時帰国だと思ってる人もいるかと思いますが
完全帰国ですよ!

倉林が日本に帰ってきちゃうぞ!


んで。


今月(6月)26日にインターンシップが終わるのに
1ヶ月も何をやってんだと
言われそうですが、
実は7月に父がインドに来るんです

とは言っても南インドではなくて笑

北インドの仏跡3ヶ所をメインに
いろいろ回る予定です。

ということで、自分の帰りのフライトをとる前に
こちらの旅行の手配をいろいろしていたんですよね。

この旅行はこの大学院日記のおまけとして
このウェブログにも更新していこうと思ってます。

最後のインドでの思い出作りが
行ったことあんまりない北インドってのも
かなり危険ですが、
皆さん、どうか
父のお腹を応援してください。笑




そういえば、
全然関係ないけど、
ひさしぶりにInglishの話。

ランチを食べ終わったKとM。

私は食べないのでランチ中はたいていごろごろしています。

Mが
Paiyasam好き?」
と聞いてくる。

が、文法が明らかにおかしい。

"Are you like paiyasam?"

これでは、
「あなたってパイヤサムみたいな感じ?」
になってしまいますね。

それ文法おかしいよ。と言うと
「たくさん文法書読んでわからなくなった」
とうそくさい言い訳を言うので、
まぁ、(地方)インドの英語教育なんて所詮そんなもんか、と思う。

そのあとに、
疑問文を作るときに
形容詞が入るんだったらBe動詞(Is it hot?)
動詞だったらDo
を使うんだよと言ったのだけど

形容詞ってところから説明せざるを得なかった。。。

まして進行形のときは動詞だけどBe+ingとかって説明していると
こっちまでなんか混乱してくる笑

なんていうか、こういう基本っぽいことが
インド人の頭の中ではごっちゃになっているような気がする。

英語を流暢に話すマニプリの子たちだって
HeとShe、HisとHerがごちゃごちゃだったり
"I doesn't"とか言ったりするのです。
Memeみたいだ)

でもこのDo you likeと言いたいところをAre you likeと言うのは
ものすごくタミルの子に多い。

なんででしょう。タミル語だと分けないんですかね。



え、あ、インターンシップ?笑

あんま今日もやることなかったー。。。

2013年6月6日木曜日

Internship Day 10 登り立ち乗り、下り3ケツ

こんばんワニ。


おぉ、インターンシップも3分の1終わったではないか!

という本日は休息日
に、なってしまった。

というのも
昨日の見学がまー大変だった。


昨日連れていってもらったOosimalaiという村は
タミルナドゥとカルナータカの州境に近いところ。

乗ったバスはMysore行き笑

このMysore行きに乗るまでも大変だった。

滞在している場所に近いGobiで6時15分のバスに乗らないと
乗り継ぎ先のAnthiyurでMysore行き7時30分のバスに乗れない。
これをのがすと次は10時半までバスなし!

ってことで逆算して、
宿泊先を出るのは5時半にしましょう。

ってことだったんだけど、
Gobi行きのバスが来ない、来ない。

もう帰って寝なおすべって言ったくらい。

でもなんとかなっちゃうもんですねー。

Anthiyurについたら
バスが今!出ます!みたいなタイミングだった。

あぁよかったと思いつつも
超混んでる車内で
バスの中で壁に書いてある
Anthiyur7時半 Oosimalai9時半 Mysore13時半
を見てげんなりする。

2時間立ち乗りかーーーー。。。。

しかもOosimalaiは山の上。

2時間上り坂立ち乗り

は、人生初だったね。さすがに。

気持ち悪くてげーげーになるかと思ったけど
バスがゆっくりだったので
(ものすごく細い道、ガードレールなしなんでね)
まぁ、なんとか、持ちこたえた。


それでは、写真で簡潔にまとめます


事業で買った電動ポンプ

事業の前は灌漑やってる人は少なくて
みんな雨水に頼る農業だった。

で丘に作物作ってるので
雨が降ると土が流れる。水も流れる。
作物だめになる。
という状況だったわけです。


左から地元農民、CMRCマネージャー、Chennaiの学生R

事業前(1991年)は収入が10,000ルピーくらいだったけど
今は50,000ルピーになったとかなんとか。

ふぅんと思うけど、
インドってインフレーションはげしいので
それ修正したらいくらくらい伸びたことになるんだろう。



たわわ

このへんに住んでる人はScheduled Tribe (ST)という
インドでは少数民族指定になっている人たち。

STは伝統的に山岳部に住み
定住をしない場合が多い。

ここに住んでいた人たちも以前は
夏をはさんで農業をして、
それ以外のシーズンは平地に出稼ぎ
という生活パターンだったよう。

で、行った先で
(これはあとで事務所で聞いた話なのでホントかわかんないけど)
男性が性病をもらってきてしまって
それが地元でもはやってしまう
そんなことが起きていたそうです。

なので、年中収入が見込める
出稼ぎに行かなくてもすむ
そういう農業の仕方が推進されたわけ。

で、ここではじめたのが果樹栽培。

果物の苗を配って年中何か収穫できるようにしたってわけ。

これはマンゴー。


農民その2

ここらへんの男性は
平地のでっぷりした農家のおっさんとちがい
必要な肉しかついていない感じ。

よく働いて丘を歩き回っているからか、
ご飯をそんなに食べていないから(貧困)か
わからないけれど、
とても健康的に見える。 

あと、州境に近いので
カンナダ語を話す人ばかりのよう。

タミル語も話すけど。


材木になる木

果樹の他材木種も配布。


名前忘れた 

これは緑肥だか
たい肥に混ぜるんだかで
農業に使う葉っぱ。


タマリンド

女性グループがこの木から
タマリンドの実を収穫して販売、
収入にあてているそう 


農民3

まぁ、言っていることはみんな同じ。
収入が向上したよと。


眺めさいこー

昨日は帽子もかぶらなかったし
日焼け止めも顔しか塗らなかった。。。

山の紫外線はきついぜー 


農民4

これ、なんだかわかりますかね。

ローズマリーなんです。

このへんの気候や土に適していて
高収入になるということで
MYRADAが推進しています。

ローズマリーのエッセンシャルオイル精製所も
MYRADAのサポートで作ったそうです。
ここじゃないけど。

すっごく香りがよかった。

野菜をグリルしてローズマリーをちらして、
チーズをたっぷり入れて
サンドイッチ!

…が作れたらいいなぁ。。。


うーん

今まで丘に作物を育てていたのを
たいらにして、石で水をせきとめるようにして
水や土がどんどん流れないようにした。

それはよいのだけど。

写真のように
こういった農地がどんどん拡大しているようなのです。

2枚前の場所だって、
10年したら農地だけになってしまうのかも…
そう思うと、
開発って、と問いたくなる。


こんにちは

車もあんまり通らない道なので
牛さんものーんびりしています。

道のど真ん中で何をしてらっしゃる。


OoなのUなの

資料ではOosimalaiでしたが
ここではUsimalaiになってますね。

タミルの単語はこういうのがけっこうあります。

いっぺん見たスペルと他のがちがうことが多いので
政府のサイトで確認するんだけど、
標識までちがうと困るよねぇ。


見学あとのコーヒー

余談ですが。

こちらで私の扱いが別になるのはよくあることですが
ちょっとこれはなーと思うことがあります。

それがこれ。

お茶やコーヒー、スナックを売るTea stallでは
たいてい小さいグラスに飲み物をそそいでくれます。

グラスを二つ使って高い位置からティーを落とし、
温度をさます、というのは
日本のインド料理やさんでも
パフォーマンスちっくにやってくれますが。

私はこのグラスがなんとなく好き。

かちゃんという音がするのとか。

ふちがあつー!と思いながら飲むのとか。

前に飲んでたおっさんが使ったあとに
きったない水でささっと洗うだけだから
うーむ、とは思うんだけどね。

まぁこういう理由だからでしょうが、
このグラスではなくて
使い捨ての紙カップや写真のプラスチックカップで
飲む人も多いわけです。

で、こういう理由で私がグラスを嫌がると思っているからでしょうが、
私がオーダーすると
頼んでもないのに使い捨てカップでくれる場合が多い。。。

だけどぶっちゃけこれだとグラスより量が少ないと思うのさ!

あと、都市部じゃないときちんとゴミ箱なんか置かないから
飲んだあとそのへんにぽーいと捨てなくてはいけなくて
やっぱり日本人としてそれはイカンと思うのです。

昨日も捨て場に困った。
こんなにきれいな場所なのに
プラスチックをそこらに捨てなくちゃいけないなんて。


と、休憩が終わり
このあとMYRADAに戻ることに。

案の定Oosimalaiからはバスの本数が少ないので
ちょっと下ったところまで
スタッフの人が送ってくれることに。

は、いいんだけど。

バイクで3ケツ

3ケツはこのときも含め何度か経験ありますけど。

山道下りはやっぱ人生初だわ。

もちろん安全運転をしてくれているというのは
スタッフの人から伝わってきたけれど
やっぱしちょっと怖かったねー

下ってるときはスタッフの人の方にずれるし、
ちょっと登るときはうしろのKの方にずれるし
(はい、私が真ん中でした)。

あーひやひやした。

ちなみにこのあたりは
「像が通るエリアに入りまーす」
と看板があるようなところで
ちょっと期待したのですが
通常夕方に現れるゾウさんたちには
お目にかかれませんでした。

つか日中移動で肌は真っ赤になったけどね。。。