ラベル LIFE の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル LIFE の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年5月29日水曜日

Internship Day 3 MYRADA-KVKにやってきた

こんにちワン。


先日寮を出てもう2日たってしまいました。

自分の部屋が、恋しい。笑

てなわけで、MBA課程のシメにあたるインターンシップがはじまりました。


田舎。

こんなところです。



田舎。

こんなところです。


VPPみたいな感じになるのかと思っていたけれど
とてもきれいな研修生用の宿泊施設に入れてもらい
とても快適。

ここの責任者の人はうちの大学の卒業生で
彼がインターンシップをしたときには
宿泊場所なんて確保してくれないので、
村に行って泊まれるところを探し、
ようやくみつかった牛小屋で1ヶ月すごしたんだって。。。

驚くことにそのときに彼に同行していたのが
マニプールのオンナノコ4人とアフリカからの留学生。

当時は選択の余地なんかないわけで、
彼らも一緒に牛小屋ですごしたとのこと。スゴい。


田舎。

と、言われると
「自分でご飯は調達してね」
と言われても何も文句は言えないのですが
ご覧の通り何もないところなので
最寄のちーさな食堂は800メートルくらい離れています。

行って帰ったら
お腹すくよね!みたいな笑

しかもおいしくないしさ。。。

パンとかお菓子買ってきておいておいたら
数時間後にはありんこが群がってるし。
袋しっかりしめたのにな。

でも仕方ない、と今は元気だから思える。


と、思ってるかもしれない

一緒にここで過ごすのはKとM。

おとといから電話をかけまくり
食事に関して大変な目にあっていると
みんなにグチっています。

1ヶ月、もつかねぇ。


というのは置いておいて。

私たちの受け入れ先は
MYRADA (Mysore Resettlement and Development Agency)という
けっこう大きいNGOで、
主にカルナータカ、タミルナドゥ、アンドラプラデシュで
活動をしています。

名前が示す通り
もともとはチベットからの難民の移住に関わっていた団体です。

でも移住の件がひと段楽したので
どーすっぺ、となって
今度はインドの貧困のために活動を展開することになりました。

今やインドで開発の根っこになっていると言える
女性の自助努力グループSelf Help GroupsSHGs)を
NGOとして広めた先駆け団体のひとつでもあります。
※MYRADAはSelf Affinity GroupsSAGs)と呼んでいる。

働いていたNGOの現地パートナー団体だったのがMYRADAだったので
滞在先はやっぱりMYRADAの研修センターでした。

で。

私が今いるのは数あるMYRADA関連施設のひとつ。

Erode県のGobichettipalayam(通称Gobi)にある
Krishi Vigyan KendraKVK:農業化学センター)です。

KVKというのは
政府の研究機関ICARIndian Council of Agricultural Reserach)が
それぞれの県に設置しているもので
MYRADAのようにNGOなどが運営を行っています。

Dindigul県ではGandhigram Trustが運営をしていて
私の学科長はKVKのトップも兼ねています。

KVKにはMysoreでも行ったね、そういえば。

ということで私たちが泊まっているところは
MYRADA-KVKと呼ばれているわけ。

んで、KVKが何をする施設かというと、
うーん、農業技術の普及かな。簡単に言うと。
それに付随したいろいろなサービスや研修を行っています。

MYRADAは私が必死に勉強した流水域開発でも有名な団体なので
行きたい、と思ったんだけど、
この施設に関しては農業メインっぽいので
(もちろん流水域開発もやってるんだけど)
思っていたより自分の希望に沿わないかも
と正直思っています。

まぁ、昨日流水域開発のためにインドまで来ちゃったことを
くどくどと責任者に話したので
開発地くらいは連れて行ってもらえるだろう。

たぶん。




2013年3月23日土曜日

Uncountable Unforgettables II (2) 夜通し

こんばんワニ。


昨日の続きです。


と、いうことで神様が無事お寺におさまりました。


このあとまた神様にいろいろなお供えものを持っていくわけですね。。。


わいわい

きちんと聞くの忘れましたが、女性たちが何か食べものを持ってきて
集めているところです。

神様にというわけではなくって、
神様の像を作ってくれた別の村の人に感謝してもしくは
神様をこっちの村に持ってきてお腹ペコペコの男性陣が食べる
というようなものだったようですが
今はこれを食べる人はいないそうです。

でも伝統守って一応みんな作るわけ。

風呂敷みたいなのにざっくり包んでどこかに持っていかれたけれど
Cいわく「犬が食べちゃうんじゃない」とのこと。。。


ランプ

神様に供えるランプ。

ふだんはお水を入れるポットですが
頭なんかにのっけて大変そう。。。

写真ではわからないと思うけれど
このポットの上にギー(バター)などで作ったペーストが乗せてあり
これにアルコールランプの「芯」のようなものを差し込んで
火をつけています。


順番待ち

これまたお寺の周りをぐるりと回ってからお寺へ。

待ってる間に
ランプの飾りに火がうつっちゃって
あわてて火を消している女性もいました。

デコレーションは各家庭それぞれと言ったところでしょうか。


主役

前にこのコミュニティのお祭りをやったのは20数年前ということなので
この中には生まれて初めてこのお祭りに参加という人も多いでしょう。

真ん中のたいこ、これが不思議な音を出す楽器です。

いっぺんたたいてみたいわぁ。 


ひとりで

ピアス事件のその後。

せっかく神様に買ったピアスをつけてもらえなかったということで
Cはがっかり、Cの甥っ子Jはプンプン、
Jの奥さんPも放心状態。

メイクアップのあとCはまたピアスをしてよとお願いに行ったのだけど
取り入ってもらえず。

腹を立てたJはもうこのお祭りに参加するのはやめろと言って
Pがランプを持っていくのにも反対しました。

ランプの集まりにCたちが参加していなかったのに気がついたのか
Cのおうちでみんながガッカリしているのを聞きつけたのか
祭司(たぶん)のおじさんがCのおうちにやってきたのです。

どうしたんだと優しく聞く祭司に
Cは涙ながらに「つけてもらえなかったのが悲しくって」と訴える。

そこで祭司はCのおうちのピアスを神様につけてもらうからと約束しました。

と、言うことで次のイベントが始まっちゃう前に
あわててPがランプを持っていくところ。

ぐるりとお寺を回ってランプを奉納しました。

中では祭司のアシスタントくんたちが指令を受けて
ピアスをつけている真っ最中

かと思ったら

ピアスのうしろの金具(落ちないように留めるやつね)を
落っことしやがった!

女神様はお花やサリーやらで何重にも飾られているので
ちっこい金具を探すのは一苦労ふた苦労。

しかもお寺の奥、オイルランプのみで照らされているところにいらっしゃるので
暗くて見つからなーい。

見かねた祭司が携帯電話を取り出して
電話の明かりで探す始末。。。笑

まぁ四苦八苦してどうにか金具も発見。

ピアスをしてもらった女神様は
メイクアップが本当に完成したって感じで
私もうれしかったです。


トランス

続いてのイベントは例の鉢植え奉納。

Veelinayakenpattiのはちと小さめかな。

Cのコミュニティの女性たちはおそろいのサリーを用意していました。

列をはみ出して奇声をあげつつ水色のお姉ちゃんに支えられているのは
トランス状態の女性。

勤めていた団体スタディツアーでもお世話になったお母さん。

お祭り時にはトランス状態の人、多いんですよね。
特に女性。

最初観たときはビックリしたけれど。

みんなフツーに対応しています。笑


ぐるぐる

鉢植え奉納のあと。

女性たちが輪になって、ぐるぐると回りつつ拍子をとって
真ん中の女性が歌っている。

意味を聞くのを忘れた。

男性のダンスと違うけれど
これもなんだか農村ちっくな、素朴な盆踊りのようでした。



ありゃ

夜が明けちまった! 


高見の見物

ということで2日目。

案の定ヤギさんたちのいけにえがあるということだったので
Nilakottaiのオフィスに非難しました。。。

やっぱりまだちょっと見る勇気がないです。


ふたつも!

午後オフィスから村に戻ってきました。


2日目のハイライトはファイヤーポット

4か5家庭がポットを準備したようです。



やんややんや

ポットを奉納したらまたダンス。


あれ?

ポット放置してあんじゃん!



VIP

2010年にここでボランティアをしていたスウェーデンのK。

今年はその彼氏くんがここで研究をしつつ
ボランティアをやっているようです。

なんでかわからないけど彼だけ特別対応。
(ブーブー)


と、私の参加はここまで。

全然論文の作業がすすまないのと
極度の疲労で
もうアカンと思ったので
寮に帰ることにしたのです。

最近はいつもこれという20時15分のバスに乗り大学へ。

いつも夜到着のときはひとつ手前のChinnalapattiで降りて
オートにのり大学に帰ります
(大学の前にオートがいないことがあるから)。

だからChinnalapattiまでって車掌さんに言うんだけど。

最近はなぜかこの周辺の人たちに
私がGandhigramの学生だということが知られていて
Gandhigramまで行くと思われている始末。

ウトウトしていたらChinnalapattiを過ぎちゃって
Gandhigramで起こされる。

「Chinnalapattiまでって言ったじゃん!」
と言うと
「あ、そう」
で済まされる。。。

バスを降りるとまーーーーーーーーーーーーーっくら。
オートもいない。

暗い中を寮まで歩いて帰ったら寮母が
「今日このあたりずーっと停電なのよ。電線の問題なのよね」
とのこと。。。

せっかく帰ってきたのに論文の作業できない!

と思ったら22時半に復旧しました。


今日も朝からコツコツやってますよー

いつ終わるかなぁ

2013年3月9日土曜日

Narasu's あったの?


こんばんワニ。

2時回ってるので短く。


この前の回は悲しいことがあって
ご飯も食べられなかったのですが
今日は夕食に参加してきました。

でもうちの大学から参加2名…うぅむ。


の、交流の前に

今日はDindigulマイクロファイナンスの会社を訪問していました。
課題でね。

そのあと、私用でマニプーリ妹と
下校途中のガキでごった返す通りを歩いていたら
ぷぅ~んとコーヒーのいい香りが。

どこだ!

と思って見回すと、
Narasu's Coffeeのお店があるじゃないですか!

Narasu'sはそのへんで売ってると言ったのですが
大学の入り口のお店では
チコリー入りのフィルターコーヒー用コーヒーしか
売ってないんですよね。

Dindigulにあるんじゃーん!

Narasu'sはマドゥライに行ったときに
よくお店に連れて行ってもらうのですが
これからはここで買える、ということがわかりました。

あ~大発見。

と思って大興奮でコーヒーを買い込み、
バックパックからコーヒーのにおいをぷんぷんさせて
上機嫌で大学に帰ってくる途中、
チコリー入り買っちゃってたの思い出したんですよねぇ。。。

あと、
Ootyでお買い物したとき買った100%コーヒーをすぐに消費しちゃったので
今回はちと多めに買おうと
よく考えずに注文したけれど
500グラムってけっこうありますね笑

今日からコーヒー消費量が倍になるかも。。。
早く飲まないと香りがとんじゃいそうだし。

でもうれしい。


それにしても、この女性の髪形、80年代だわぁ。



2013年1月6日日曜日

After 2 weeks... 戻りました。

こんばんワニ。

大学院生活もあと6ヶ月くらいですが、今年もよろしくお願いします。



● ● ● ● ● ● ● 



表題の通り、2週間の短い日本帰国から戻りました。

日本であったプッという話をあれこれ書こうかとも思ったけど、これ一応インド大学院日記なので笑、インドの話しなきゃダメですよね。

案の定、ドキドキワクワクしていた帰国前とは違って「ねむーい」「つかれたー」と感じた戻り便(「帰国便」じゃないし、なんて言うんだろう)はガッツリ寝て、たぶんよだれとかだらーっとたらしつつ戻ってきたのですが、まだなんか眠いです。


昨日6時に寮に到着し、9時半からさっそく授業に出ました。

で、すっかり忘れていたのですが(ゴメンナサイ)私のお兄さん的存在Bさんが年末からインドに来ていて、昨日今日と私の大学のゲストハウスに滞在していました。

ということで昨日と今日ちょっぴりですがBさんに会ってきました。前に会ったのはたぶんおととしの9月なので1年以上会ってないのにぜーんぜんそんな感じがしません。

うちの寮の裏に住んでるSくんや(再び)Nilakottaiに滞在中のMさん、日本からいらしたYちゃんさんに、インドに初めて来たときにお世話になったBさんの友だち(?なんかBさんちに居候してたんだけど…)Rもいて、懐かしいやら日本から帰ってきたばっかりなのに日本語ばっかりやらで、不思議な2日間でした。

で、私はヒロコさんになりました笑。これは内輪ネタです。


● ● ● ● ● ● ● 


さて。

インドネタを、とは言え帰ってきたばっかりで特に書くこともないので、帰国のときの交通について書こうと思います。


旅のはじまりはガッツリとばすAutoDindigulからChennaiまでは夜行列車。

ChennaiではM子さんの滞在していたおうちにおじゃまして、M子さんのルームメイトでダンスと大学を両立しているSちゃんに会う。彼女と会うのも1年半ぶり。

ちと話が戻りますが、このおうちに行くのに前回Chennaiで使ったFast Trackタクシーを手配したのですが、なんかドライバー君がChennaiで運転するのも初めてなんじゃないかって思うくらいこれっぽっちも道を知らなくて(駅の付近の地理もわからないんだよ!)、曲がり角に来るたびにAutoドライバーに道を聞いていたのがかなり不安になりました。

で、おうちに着いたらこの日はおうちの電気のラインが下水に落ちるというありえない事故(?)のためおうちは停電で、Auntyがプリプリしてました。この付近のおうちも同じような状況だったのに、いわゆる袖の下で早く直してもらってたみたい。でもこれは家の人の責任ではないので(下水と電線同じところに通さないでしょ、普通)お金を払う必要はないとAuntyは言うわけ。日本人の感覚から言ったら当たり前だよね。でもお手伝いさんまで「払ったらいいじゃない」と言い出す始末で、Auntyは終始怒ってたね~。

おいしいランチをごちそうになって空港へ。渋滞で有名なChennaiも昼間は車がなくってスイスイ。


チェンナイの空港にて。星が疲れた感じ


何しろお金がない貧乏学生なので少しでも安く帰ろうと今回初めて今ハヤリのLCC(Low Cost Carrier)を使ってみました

そんなわけで使ったAir Asiaは乗り継ぎ便も乗り継いでくれないので、クアラルンプールで行き14時間帰り9時間の待ち時間はいったん入国という形になり、荷物ももちろん引き取るので、荷物をひっぱりつつ待つというなんか悲惨な感じでした。

今ままでクアラルンプール経由のときはMalaysia Airlinesを使っていたので知らなかったけど、クアラルンプールにはLCC専用のターミナルがあるんですねぇ。

入国のときに「滞在は何日ですか」と聞かれ「14時間ですけど」と言うのもなんかしっくりこなかったけど、クアラルンプールの街まで行く元気もないので空港で待機。

LCCは私と同じように変な時間に到着したり待ち時間が長い人が多いので、いわゆるハブ空港(乗り継ぎ便の多い空港)ではそこらへんのベンチや床で寝ちゃう人が多いのだけど、行きの待ち時間(深夜から昼まで)は思ったより寒くて、寝られず。

でもって、ATMでなぜかお金が下ろせなくって、手持ちの現金が少なかったので両替もできず、買い物で時間をつぶすわけにもいかず。と思ったけどあとからカード払いはできることがわかってカフェる。久しぶりのカプチーノ!


クリスマス前なのでシュトーレンも食べた。天国。

米コーヒーチェーンCoffee Beans & Tea Leafはインドにもあります。まぁ、都市部だけだけど。。。カンボジアにもあるようだし、アジア進出してますねぇ。

読みたい小説(洋書)があって、Chennaiの空港で見つけたのだけど、なぜかクアラルンプールの空港では売ってない。。。他の本読めってね苦笑

セルフチェックインは早めにできても荷物がフライト3時間前まで預けられないので、ターミナル内をグルグル回っていたら、イケメン発見!


Air Asiaスタッフ君

残念ながらまた写真は撮れませんでしたが、私のようにクアラルンプールLCCターミナルで時間があり余ってる人は探してみてください。Air Asiaカウンターのところでウロウロしている、めっちゃ背が高いインド人のダテメガネ(たぶん)君です。


ぞろぞろ

LCCだからなのか、やったら外を歩かされました。 空港内の空調が利きすぎなので外に出ると「あったか~」って感じだけど。

機内食は事前に申し込むか当日現金で購入。ベジタブルラザニアに感動!チーズ!

というわけで行きは丸々2日かけてやっとこさ日本に到着。国際便ではこれまた初めて使う羽田に到着。羽田が国際空港になって初めて行ったけど、キレイだね。

さて、皆さん!家に着くまでが遠足ですよ!首都高で間違って反対方向に乗らないように!笑 まぁ帰国早々笑いましたが、迎えに来てくれた両親に大感謝です。


それでは戻り便。

羽田出発は深夜0時前。インドからサンダルで来てまたサンダルで戻ることにした私は日本の寒空の下展望台なんかサンダルで行ってみちゃったりして。


東京タワーとスカイツリー

思えばスカイツリーが完成したときは日本にいなかったので、完成したツリーとタワーを一度に見られるというのはなんか感動。でも寒すぎ。

…戻り便は特におもしろいこともありませんでした。つか、前述の通りなんか眠くて眠くてしょうがなかったのよね。クアラルンプールでの待ち時間もちょこちょこ寝てた。寒くなかったし。


クアラルンプール空港のマック

このときはきちんと日本円を両替して多少現金があったので 、カフェったりマック行ったり、こまこま買い物しました。ここではなかなか見ないMultigrainのパンとかね…。

乗り込む前の待合スペースにはDuty freeのお店以外にもコンビニのようなお店やフードのお店がいくつかあります。

パン屋さんもあったのですが。帰国の際に「あっマスターカードのマークがある~カードで買って帰ろう」と思ったのにレジでANAのマスターカードしか使えないと言われ現金も持ち合わせてなかったので超恥ずかしかったけどパン返却。。。

戻りの際はクレープ屋さんのようなお店Hot and Rollに行きました。いろいろメニューには記載があったのですがこれこれしかもう今日はないと言われ、ベジタリアンのにしたら、生オニオンとチーズ。生タマネギはキライなんだよ~。。。


パリパリの生地はほんのり甘い

こんなことならバナナとか甘いクレープにすればよかったと思ったけれど 、おいしかった。チリソースとマヨネーズもトッピングされてました。


チーズがぎっしり

その日は売り切れでしたがピタサンドのようなものもあるようです(参考)。Parathaというのが私たちのParottaのようなもの…なのかは不明。

で、Chennaiに到着。またM子さんのおうちに行こうかと思ったけど夕方で渋滞がひどそうなので、そのあとの夜行列車の時間を考慮して訪問は断念。すぐにChennai Egmore Stationへ行きました。

帰国のときに電車でFast Trackのドライバーとタミル語で話をしてくれたSさんを呼び出し、お礼と称して夜ご飯…を一緒に食べてもらいました。こんな道がクソ混んでるのにわざわざ来てもらってお礼なんかになってないじゃん!と思ったのは後の始末。。。

ひさしぶりのタミルごはんは悪くないけど、やっぱりごはんとお味噌汁でいいやーと思ってしまうのは戻ってきたばかりだからでしょうか。


そして定刻出発の電車に乗り込み、Dindigulに向けて出発!

という私を迎えてくれたのは、

乗客や荷物の間をしゅるっと走り抜ける、

我らがおねずでした。


あぁ、おねずーランドに帰ってきたわぁ。



2012年12月9日日曜日

My Master's Thesis (1) 私と流水域開発

こんばんワニ。


  ●   ●   ●   


うちの寮の1階には、うちの大学で働いている人たちなどの子どもを預かる保育所があります。

いつもぶつくさ書いてますが私は子どもが苦手なので、よりによって保育所のある場所に住んでるなんてといつもしょげています。

で、これもいつも書いていることですが、子どもが苦手なのは子どものせいじゃなくて彼らの両親がきちんとしつけない→ギャーギャーわめく→私げんなり、という構図なので、子どもは敵と思ってませんよ。これがわかってきた最近はね。

最近気になることがあります。

今月はクラスがないので平日保育所があいてる時間にも部屋にいることがよくあります。子どもたちは家族にバイクやオート、車で送ってきてもらうのですが。

ここに到着した瞬間に泣き出す子どもが、めちゃくちゃ多いんです。

エンジンが止まる。「…わぁぁっぁぁっぁああああああああああああああああん」

これって、普通なんでしょうか。保育所に勤めている友人に一度聞かなくちゃと思っています。

保育所についたとたんに泣くってことは、もちろんお父さんやお母さんと離れるのがいやってのもあると思うんだけど、保育所がイヤってこともあるんじゃないでしょうか。すぐに保母さんが出てきてよしよし、となだめるんですけどね。毎日ついたら泣く場所に毎日連れて行かれる子どもは、どう感じるんだろうと思います。

あと、保育所の営業時間(?)中も泣いてる子がたくさんいます。なんでかはわからないけど、ぎゃぁぎゃぁ泣いてるのに保母さんたち何やってんだろうと思っちゃう。これも普通なの?


こんな感じで調査してますよ

さて。私の修士論文についてです。

いろいろ書きたいことはあるのですが、時間がなかなかないので少しずつお話しようと思います。

ずばりテーマは「流水域開発のガイドライン・マニュアルの効果について」です。

さっぱりわかんないですよね笑

ということでまずは流水域開発から。ものすごくシンプルに説明します。


流水域を説明するのによく比較される葉っぱ

この1枚の葉っぱを山から谷を含んだ土地と考えてください。

緑のラインが山のライン。このラインに囲まれたエリアを流水域といいます。雨が降ったら水がこのラインの内側に流れていきます。この緑のラインの外降る雨はこの流水域の外に流れていく。だから流水域の区域わけは水の流れで決まってきます。

黒い矢印が示すように、水はオレンジと青のラインを伝って谷に流れ込みます。オレンジのラインは細くて小さい水の流れ道。青のラインはメインのラインで、オレンジラインの水が流れ込みます。

この水が最終的にたどり着くのが赤い丸で囲まれたポイント。場所によって、この赤丸ポイントで大きな川だったり池に水が流れていきます。


流水域開発、というのは、この流水域エリアの開発をすること。内容は大きく分けて二つあって、一つはこの流水域の土地や水の流れ道を整備して水と土を保全すること、もう一つはこの保全活動を効果的にするために人材育成など幅広い活動をすることです。

たとえば、以前にポストしたチェックダムというのは水の流れ道に建設して、雨水や表土(作物を育てるのに大切な栄養分がたっぷり含まれている)が雨ですぐに流れるのを防ぐ役目があります。この水と土の保全活動にはチェックダムのようにコンクリートを使ったガッシリしたもののほか、ただ土地をさくっと掘っただけのものもあります。詳細はまた今度。

人材育成には、女性たちのグループ(SHG: Self Help Group、自助努力グループ)を作って共同の銀行口座を作ったり、有機農業を普及したり、子どもたちに環境のことを学んでもらったりと、団体によって実にさまざまなとりくみをしています。


私がこの流水域開発という事業に出会ったのは、初めてインドに来たときでした。私が当時所属していた東京の団体はJICAの支援を受けて、インドのNGO(パートナー団体と言います)MYRADAと共にカルナータカ州で流水域開発事業をしていました。

MYRADAは流水域開発にかけてはかなり経験のある団体で、私は事業の内容をぼんやりとしか理解していなかったけど、「なんかこれって、すごい」と思いました。

もともと、途上国の水問題については昔っからガールスカウト活動などで学んでいて、温暖化もあいまって今途上国のあちこちで深刻な水不足が大問題になっているというのは知っていました。それが、途上国の収入のメインになっている農業に大打撃を与えていることも。でもじゃぁ水問題どーすんだ、という解決策については正直何も知りませんでした。だから、水と土を保全して、農業を復興して、なおかつ人材育成をして事業地の人びとの生活水準を全体的に改善する、というこの壮大な事業・コンセプトに惹かれたのです。

このあと、3回目のインド訪問で滞在したCIRHEP(私が入り浸っているNilakottaiの団体)で再度流水域開発事業を見学し、MYRADAとは少し違ったアプローチをしつつ、結果をしっかり出している彼らの活動を見て、もっともっとこの開発事業について学びたい!と思ったのです。

というわけで、2010年に3ヶ月のインターンシップをCIRHEPでやったんですね。以前のポストで流水域開発を含めたCIRHEPの5つのメイン事業について勉強させてもらったと書いてますが、実は5つとも、包括的流水域開発事業の一部なのです。

このインターンシップは、実は大学院留学を見越してやったものでした。このころまでに「インドの大学院に留学して流水域開発について研究をしたい」と考えていたので、その前に実地に滞在して実際のプロジェクトについて知識を蓄えておきたかったのです。

その後、ご存知の通り(?)私はインド行き奨学金をいただくことになり、CIRHEPに近いうちの大学院に受け入れてもらえることになり、ありがたやありがたや、とインドにやってきたわけです。

ここのシステムは2年間の大学院生活で最後の学期しか論文に費やせないので、流水域開発研究のためにはるばるやってきたもののビジネスマネジメントなんか勉強してたりして、(ぶっちゃけ)たまに自分がここに来た理由を見失いかけたこともあります。

しかし、その最終学期に入り、今月の頭からいろんな団体で流水域開発事業のもたらした効果について勉強させてもらって、本当に、心から、うれしく思っています奨学金スポンサーにも今になって大感謝です。また、流水域開発に関わっているNGOスタッフたちのアツい想いを聞くと、インドのNGOってすごい(でも政府はへっぽこ!)と強く感じます。


と、いうことでこれが私の修士論文の内容のイントロです。

わかりづらかったら(つまんなかったら)ごめんなさい。でもこれが私のものすごーく興味のある分野なんです。


2012年10月21日日曜日

Gem n Natham ステキな出会い

おはよウナギ。


先日停電が短くなったんだよねと書きましたがその理由がわかりました。

JICA様の話のときチェンナイは1時間しか停電ないんだよと書いたんですが、
実はそのあとチェンナイの停電時間を2時間に延長することになったのだそう。

この1時間のおかげでタミルナドゥ全域の停電時間がカナーリ短くなる
これでチェンナイでどんだけ電気消費してるかわかりますよね。

全部電気ムダ使いとは言わないけど、
ショッピングモールのACやらライトやら、減らせる消費量もあると思う


■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 


タッカーリ!

あいかわらず簡単なものしか作ってなかった私ですが。

この週、木金土とキャンパスでカレッジバザールという催し物がありました。うちの大学の周辺で活動しているSHGSelf-Help Group、自助努力グループ)を招いて彼女たちの売ってる商品を販売促進をするというもの。

MBAの生徒なんだからマーケティングのアドバイスをするといいね!とかって教授に言われてたのに、なぜかうちの学科だけ事前ミーティングに呼ばれず、当日行ってみたら活動に参加するのは主に1年目の生徒だった…ということが判明して、木金授業がなかったのにこのバザールに参加するわけでもなくRoaming(授業にも参加せずほっつき歩くこと)で過ごしてしまいました。

でも一応バザールに行ったわけ。顧客としてね。

最初話を聞いたときは手づくり製品でも売ってるのかと思ったんだけど、そんなことはなくって、服とかアクセサリーとか、安いでもなく品質がよいわけでもなく、そのへんの路上で売ってそうなものばかり…でも何か買わないと申し訳ない気がして、伸びないヘアゴムとか、激安ネイルポリッシュとか、くだらないけど使うものをこまこま購入。

その際見つけたのがうすっぺらいけど162ものメニューが掲載されているタミル料理の本。一緒にいたKとなかばジョークで購入。通常30ルピーのところ本日10ルピー。

えっ?タミル語ですけど?笑

Kが「私が毎日訳してあげるからさ」と言うので、彼女の花嫁修業もかねて二人で料理宣言笑

まぁ、材料は単語見て調べればわかるけど、調理方法はさっぱりわからないので訳してもらわないとね…。ということで金曜日の午後、他にだーれもいない教室でKにいくつか訳をお願いして、とりあえず金曜の夜何か作ってみることに。

寮のオイシクナイ食事でもまぁキライではなかったトマトライス。簡単に作れるのでこれに挑戦することに。しかしここで問題が。

材料:
米、トマト、玉ねぎ、しょうが、ニンニク、青唐辛子、パッタイ、キランブ

…Kが困っている。

「パッタイとキランブ、英語でなんていうかわかんない」



ということで、大学の入り口にあるお店に二人で行ってパッタイとキランブが何であるか確かめることに。以前にヴェジビリヤーニを作ってもらったときやたら香辛料を入れていたのでそういう類かなと思ったのが当たってました。

パッタイ = シナモン
キランブ = クローブ

このへんではシナモン、クローブ、アニス、ベイリーフなどが少しずつ入った袋で購入できます。わざわざ個別で買わなくていいし、ビリヤニとかご飯系の香辛料がまとめて買えるから便利。特に私なんかひとり分しか作らないから、いっぱい買ってもムダになるだけだしね。

うちの妹ちゃんはシナモン嫌いなので、食べてもらえないと思うけど。。。

作り方:超簡単!

圧力鍋(フツーのお鍋でもOK)に油を熱し、ペースト状にしたしょうがとニンニク、切った青唐辛子(赤でもOK)、玉ねぎを炒める。なじんだら小さく切ったトマトを加え炒める。パッタイとキランブもそのへんで投入(適当)。水を入れて、お米を入れて、塩を加えて、炊く。おしまい!

私の場合は冷やご飯があったのでチャーハン状にしました。あと、食感が好きなのでマスタードシード(写真の黒いつぶつぶ)とPottu Kadalai(写真の黄色いつぶ)を投入してます。

んー、味は悪くないんだけどトマト少なかった!なんか貧相なトマトライスになっちゃった…。ホントはもっとキレイな赤になるはずです笑



■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 



さて。昨日はNathamに行ってきました。

授業受けてるM&E(開発事業モニタリング評価)のクラス。セオリー部分が終了したので実際に事業のモニタリングか評価してくださいという課題。

これですね。私がインドにいる理由。たとえば日本で同じようなセオリーを勉強しても、じゃぁ今週末評価にいってきまーす、とはいかないじゃないですか。実地研修が大学を一歩出たところで可能になる、これがこの国で開発を勉強する強みなんです

とはいえ、タミル語が話せない私はそこらへんに行ってちょっと勉強させてくださいというわけにもいかない。と、言うことで、以前にお世話になっていた東京の団体友人Vの団体とNathamでやっていた事業を評価させてもらうことにしました。

私も日本の団体で働いていたわけだし、Nathamには思い入れがあるので主観的になりがち。でも客観的な「外部評価」の要素を取り入れたかったので、Veelinayakenpattiの友人S(現在NilakottaiNGOスタッフ)に通訳をお願いしました。

まぁ、評価の内容はまだまとめてないので差し控えますが、久しぶりにNatham行ってなんか楽しかった。団体のオフィスも私が最初に行ったとき(日本から学生さんやらを連れていったとき)とは変わっていたけど、なんとなくゆる~い生活のリズムが流れているNathamは大好き。ホームステイも一番楽しかったんだよね。ちと時間なくてホームステイ先のBのおうちには行けなかったので、また今度。


ステキ笑顔S

評価が終わってNathamの街を歩いているとお寺が見える。あーあんなとこにお寺があるよとSと話していると地元の人が「別に有名なお寺があるよ」と教えてくれる。

SがNathamに来るのは初めてだったし、私も何度か行ってるのに聞いたことないお寺だったので行ってみることに。


お寺の中から撮った

Kailasanathar Swamy TempleはNatham Kovilpattiという村にあるお寺。外から見たとき村のものにしてはサイズが大きいなと思ったけど、中がものすごくステキなお寺だったのです。

えーーーーーーー!こんなとこいっぺんも連れてきてくれなかったじゃん!と思ったくらい。


壁画

お寺の回廊の中にびっしりと描かれた何かのストーリー。タイトルだけタミル語で書いてあるのでSにも何かわからなかったのだけど。


女神様?

ヴァージンストーン

7つ並んでいるこの石、「処女の女神様」なんだそう。なかなかいいお相手にめぐりあえない女性はこの神様に祈るんだって。

Sのお姉ちゃんが最初、次が私で、最後にSね、と祈っておきました。←半ば必死。


クリスマス?

なんでこんなきれいなお寺にクリスマスライトのようなものをひっかけてるんだ!と罵倒したくなりますが、僧侶のオジさんがしぐさで「写真撮っていって」と言っているのがなんかカワイかったので許す笑


ぐるぐる

この脇のコーナーにあるいくつもの像。この周りを信者の人たちがぐるぐるお祈りしながら回っていました。


キレイ

柱にほどこされた彫刻。こういうの、すっごく大好きです<3

できたばかりのときはもっとハッキリしてたんだろうなーと想像するだけでも楽しい。


シヴァシヴァ

ご本尊(っていうんだろうか)はシヴァ神のようです。ナンディもいるしね。このお寺の特徴として、他の神様の前にもナンディが座っているというのが挙げられるそうです。なんでだろね。

10世紀とか11世紀に作られたというこのお寺。メンテがなってなくて残念という記事を読みましたが、私はこの古ーくて、素朴な感じが好きです。


さて、評価まとめしますかね。




2012年10月18日木曜日

Power Crisis JICA様


Tippu Palaceにて


おはよウナギ。


このへんで書いてますが最近停電がヒドいです。もう何時間停電があったのか数えるのもイヤになるくらい。

雨が降らなくて水力発電ができないこと風力発電関連に問題があることなど理由はいろいろあるようだけど、何で今?何で直せないの?と思ってしまう。

思えば私が来たころは1日1時間の停電のみで、それでも暑い…と思っていたのだけど。1日3時間になり、3時間×2セットになり、8時間になり…といった様子で、一向によくならない。

州政府は●月までには何とかなると言い続けている。でもこの数週間のヒドい停電に関してはあまり声明を出してない(とは言ってももう停電関連のニュースを読むのもイヤなので私が新聞紙面で逃してるだけなのかも)。

日中も夜も、停電ばかり。

昼に停電っていうことは、つまり、仕事になんないってこと。オフィスだったら、ACどころか扇風機も使えなくて暑い…なんてのは贅沢な悩みであって、根本的な仕事ができない、たとえばパソコンが使えないということ。

そこそこのサイズの会社であれば業務用発電機やUPSを購入することもできるけれど、小規模の会社や工場はそんなの買えない。発電機を買ったとしても、発電するための燃料がこれまた高くて使えない。燃料もなかなか手に入らない。

でもインドの雇用を創出し経済を支えているのはこうした小規模で地道にがんばってきた人たちなんです。インドにはMicro, Small, Medium EnterpriseMSME: 中小マイクロ企業)のために「省」が設けてあるくらい、このプチ企業たちの重要さは認識されているはずなのだけど(やたら応援事業も多い)、今のタミルナドゥの状況はMSMEたちに「廃業ね!」と言っているようなもの。機械が動かせない、注文を受けられない、でも社員には給料を払わなければいけない…と企業主も頭が痛いし、仕事ができない社員たちにとってもツラい日々が続いているわけ。

そしてタミルナドゥ(あ、ちなみに、この停電クライシスなのはタミルナドゥだけです。電力供給は州政府の仕事だから)に存在する電気「格差」。同じ州の中でも一定地域は停電が多いし、私たちのところなんか12時間以上停電していると思うけど、チェンナイエリアは1時間のみ

以前は「まぁ、チェンナイはタミルナドゥの政治・経済活動の中心だから、扱いがちょっと違うのは仕方ない」と思ったけど、この状況でいまだに「痛みわけ」をしていないのはさすがに不公平だと思う

政治家の中には「これはおかしい」と地元支援者の前で激怒しデモなんかやっちゃったりしているけど、いざうちに帰ったら発電機あるんでしょーとか思ってしまう。州政府に入ってる政治家(州議会に入ってる=チェンナイで仕事してる→おそらくACのきいた部屋で快適に毎日を過ごしている)たちはこのクライシスが何を意味するのかわかってないはず。

とまぁ、いろいろ大変なわけですが。


昨日、以前一緒に働いていたFさん(今はネパールにお住まい)からメイルをいただきました。

ぶっちゃけ、ネパールの状況を読んでいたら「ここなんかどってことない」と思えた笑

現在お住まいの首都カトゥマンドゥではなくて地方を訪れていて、かな~り大変だよとのこと。電気は1日に2度数時間のみ、という状況だそう。

扇風機は部屋を涼しくするだけじゃなくて蚊を追い払うという役割もあるので(蚊取り線香使えよと思うけど)、電気がない→暑い、蚊がうようよ、となる。暑いし、蚊には刺されるし、大変(昔テントはってキャンプしたときこんな感じだったなと思い出した…)。ちなみにタミルナドゥでは最近デング熱がはやっているので日本から送ってもらった乾電池式のベープを使ってます。

そこでFさん、日本のJICA(国際協力機構)「様」にどうにかしてほしい…とつぶやいていました。


その矢先。

昨日の朝、Fさんからのメイルを読んだあと新聞を開いたら、そのJICAがタミルナドゥの電気問題解決のためにODA(政府開発援助)の円借款をすることにしたという記事が!!!

チェンナイの領事さんが声明を出してるので、チェンナイの日本領事館でもこの大変さをわかってくれてたのかなーと思った。

とは言え、発電所を作ろうというわけではなくて電気関連のケーブル等整備をするよう。どちらにしろ、数年かけてこのODAがタミルナドゥの電気問題解決に一役買ってくれることを祈ります。

お願いしますね、JICA様!




2012年10月12日金曜日

Mysore-Bangalore (5) Bangalore観光

ナマスカーラ
おはよウナギ。


あいかわらずの停電。

昨日は

朝の6時まで停電
8時から12時まで停電
14時から18時まで停電
19時すぎから22時すぎまで停電
23時から0時まで停電

と言うより
6時から8時(2時間)
12時から14時(2時間)
18時から19時(1時間)
22時から23時(1時間)
計6時間しか電気なかった…

これにはかなり閉口します。
というのはウソで文句ばかり言っています。


  


さて、気を取り直して
電気があるうちにBangaloreでの観光について書きます。

Bangaloreというと
インドのIT産業の中心!って感じで
メトロポリタン
観光より買い物とかナイトライフ
というイメージなんだけど、
やっぱりここもいろいろあるんだなーって。

Bangaloreにはお仕事で何度か行っていたけど
観光はしたことなかったので
まぁいい経験になったかな

Bangalore観光日程はこんな感じ:


9月27日木曜日
朝はNDRI
13:45 Visvesvaraya Industrial and Technological Museum
15:45 Cubbon Park
16:45 Tippu Palace
18:00 Hare Rama Krishna Temple
9月28日金曜日
朝はIIPM
午後はIAHS
19:00 Bana Sangariamman Temple


ライト兄弟の。。。

名前のとおり産業と工業にまつわるものが
バンバン展示してあるところ。


ワイワイ
私は120%文系の人なので
たぶんエンジニアの生徒なんかが見たら
お、おもしろい!と思うような展示なんでしょうが
「ネジの歴史」
「エンジンのしくみ」
なんか見ても
さっぱりわけがわからないんですねー

上の写真2枚は1階の展示。
けっこー小さいなと思ったら実は4階まであって
正直「えーーーーー終わりじゃないの?」と
思ったんだけど、一応見て回ることに。



映った自分が手を差し伸べているように感じる…展示
エンジン、電子工学
Fun Science(楽しい化学)、宇宙工学
バイオテクノロジー、発電のしくみ
電気製品、子どものための科学


それに特別展示で恐竜と上のライト兄弟のヒコーキ

があるわけですね。


まぁ、くだらないっちゃくだらないんだけど

家族連れにはおもしろいのでは。
触れて学ぶタイプの展示もたくさんあるし。
現に来てたのはたいてい修学旅行とか社会見学っぽい子ども。


なんでMBAの私たちが…。。。



と思いつつふらっとひとりで回っていたら

一人で観光してるさみしい人だと思われたらしく
Keralaから来ていた人に声をかけられました。


つまらないね」で意気投合したので

屋上でティーでも飲みますかねと言ったのだけど
セルフサービスなのかなんなのかよくわからない仕組みで
結局ティーも飲まず退散。


「せめて何か食べて」と言われ

チョコレートをおごってもらう


ホント子どもになった気分。。。




緑ゆたか

1870年にたぶんイギリス人が作った公園。

こんな大都市のまんなかにもでっかい公園があるのはいいことです。


柱がすてき

1799完成。
その名の通り
Mysoreのスルタン(ムスリムの王様)の夏の別荘。 

残っているこの建物は
メインの建物ではないようだけど
柱の並びはステキだなぁと思いました。

イギリス人が大っキライだったようで、
トラがイギリス人を襲っている場面をモチーフにしたハーモニカ(?)
は見ていてニヤニヤしてしまいました。

このTippuの時代には
この国は私の大学のあるDindigulまで勢力をのばしていたそうです。
ふーん。


ちなみにここもインド人外国人入館料が別。
こーんなちっちゃいとこに100ルピーも払うのがいやだったので
入り口で
「私行かない。(ボロボロになった)サンダル直しに行ってくる」
と言ってみんなと別れると、
すぐに
「ミワーーーーーー」
と呼ばれる。

なんだよ…
と思いながら戻ると
受付のおじさんが入れと手招いている
「でも私100ルピーも払いたくないし」と言うと
おじさんはボソっと
フリー

どうやら、他の生徒が中に入っていくのに
スタスタ別のところに歩き出した私を見て
かわいそう
と思ったらしく、
インド人レートどころか無料で入れてくれたのでした。

結果から言うと
建物はステキだったので
100ルピーとは言わないまでも
ちょっとでもお金払っておけばよかった苦笑


入り口

これはISKCON(International Society for Krishna Consciousness)
という宗教団体が運営している
超モダン、超ゴーカなお寺。

別に新興宗教というわけではなくて
クリシュナ神や伝統的なヒンドゥ教の教えにのっとって
活動をしているようだけど
自給自足の農園コミュニティやレストラン運営など
いろーんなことをやっているらしい。

入館無料、カメラ禁止
カメラ、バッグ、履物は入り口入ってから預けます。
ところどころ金メッキがたーくさんあって
おぉぉと思う。

信者の人は
クリシュナ万歳」というような内容のフレーズをとなえつつ
一歩ごと歩くという
正規のお参りルートがあるのですが
私とムスリムのSはスキップしてみんなを待つ。

お百度参りのように
みんな熱心にやっているのを
へぇーと思ってみていました。


金ぴかー
これはクラスメートが買ったポストカードを
「私もこの写真ほしい」と言う
別のクラスメートの要望に答えて
写真で写真を撮ったものです苦笑
(スキャンすればよかった)

中の3組の像は金ピカでした。


どっからお金がくるんだろうと思いつつ
このメインの3組の前を通り過ぎると
「出口はこちらです」の案内に従って
店がずらり

まずは本にはじまって
甘いお菓子を売るところ
お祈りのときのビーズ
「寄付しませんか」コーナー
そしてでーーーーーーっかいおみやげコーナー(Tシャツなど)
最後にはこれでもかー!と
フードコーナーがずぅっと軒(じゃないけど)を連ねている。

そしてみんなハイプライス

こうやってお金を稼いでいるのね
とちょっと納得。

しかし最後に参拝者に
無料でぷちご飯(なんだろ、おかゆみたいな)を
配るのは忘れない。


Bangaloreのような近代的な大都市でも
熱心な信者がたくさんいる。
でもお寺は超モダン。
伝統と近代が混ざり合う、
ここはそういう場所なのかもしれないね。


最後、9月28日のお寺なんですが
この日はクラスメートKの誕生日
「私毎年誕生日にはお寺に行くの」
という彼女の希望をかなえてもらえませんかと
私がスタッフに頼み込み
若干無理矢理連れて行ってもらいました。

バスで待ってる人も多かったので
あわてて行ってカメラもお金も持っていかなかった笑

ということで写真ナシです

Kは「今年はホントついてない、最悪の誕生日」と
言ってめそめそしていたのだけど
お寺に行ってちょっとニコってしてくれたので
あぁ、よかったなと思いました。


  


8時前だけど停電。。。
昨日と同じスケジュールかな。。。