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2012年10月21日日曜日

Gem n Natham ステキな出会い

おはよウナギ。


先日停電が短くなったんだよねと書きましたがその理由がわかりました。

JICA様の話のときチェンナイは1時間しか停電ないんだよと書いたんですが、
実はそのあとチェンナイの停電時間を2時間に延長することになったのだそう。

この1時間のおかげでタミルナドゥ全域の停電時間がカナーリ短くなる
これでチェンナイでどんだけ電気消費してるかわかりますよね。

全部電気ムダ使いとは言わないけど、
ショッピングモールのACやらライトやら、減らせる消費量もあると思う


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タッカーリ!

あいかわらず簡単なものしか作ってなかった私ですが。

この週、木金土とキャンパスでカレッジバザールという催し物がありました。うちの大学の周辺で活動しているSHGSelf-Help Group、自助努力グループ)を招いて彼女たちの売ってる商品を販売促進をするというもの。

MBAの生徒なんだからマーケティングのアドバイスをするといいね!とかって教授に言われてたのに、なぜかうちの学科だけ事前ミーティングに呼ばれず、当日行ってみたら活動に参加するのは主に1年目の生徒だった…ということが判明して、木金授業がなかったのにこのバザールに参加するわけでもなくRoaming(授業にも参加せずほっつき歩くこと)で過ごしてしまいました。

でも一応バザールに行ったわけ。顧客としてね。

最初話を聞いたときは手づくり製品でも売ってるのかと思ったんだけど、そんなことはなくって、服とかアクセサリーとか、安いでもなく品質がよいわけでもなく、そのへんの路上で売ってそうなものばかり…でも何か買わないと申し訳ない気がして、伸びないヘアゴムとか、激安ネイルポリッシュとか、くだらないけど使うものをこまこま購入。

その際見つけたのがうすっぺらいけど162ものメニューが掲載されているタミル料理の本。一緒にいたKとなかばジョークで購入。通常30ルピーのところ本日10ルピー。

えっ?タミル語ですけど?笑

Kが「私が毎日訳してあげるからさ」と言うので、彼女の花嫁修業もかねて二人で料理宣言笑

まぁ、材料は単語見て調べればわかるけど、調理方法はさっぱりわからないので訳してもらわないとね…。ということで金曜日の午後、他にだーれもいない教室でKにいくつか訳をお願いして、とりあえず金曜の夜何か作ってみることに。

寮のオイシクナイ食事でもまぁキライではなかったトマトライス。簡単に作れるのでこれに挑戦することに。しかしここで問題が。

材料:
米、トマト、玉ねぎ、しょうが、ニンニク、青唐辛子、パッタイ、キランブ

…Kが困っている。

「パッタイとキランブ、英語でなんていうかわかんない」



ということで、大学の入り口にあるお店に二人で行ってパッタイとキランブが何であるか確かめることに。以前にヴェジビリヤーニを作ってもらったときやたら香辛料を入れていたのでそういう類かなと思ったのが当たってました。

パッタイ = シナモン
キランブ = クローブ

このへんではシナモン、クローブ、アニス、ベイリーフなどが少しずつ入った袋で購入できます。わざわざ個別で買わなくていいし、ビリヤニとかご飯系の香辛料がまとめて買えるから便利。特に私なんかひとり分しか作らないから、いっぱい買ってもムダになるだけだしね。

うちの妹ちゃんはシナモン嫌いなので、食べてもらえないと思うけど。。。

作り方:超簡単!

圧力鍋(フツーのお鍋でもOK)に油を熱し、ペースト状にしたしょうがとニンニク、切った青唐辛子(赤でもOK)、玉ねぎを炒める。なじんだら小さく切ったトマトを加え炒める。パッタイとキランブもそのへんで投入(適当)。水を入れて、お米を入れて、塩を加えて、炊く。おしまい!

私の場合は冷やご飯があったのでチャーハン状にしました。あと、食感が好きなのでマスタードシード(写真の黒いつぶつぶ)とPottu Kadalai(写真の黄色いつぶ)を投入してます。

んー、味は悪くないんだけどトマト少なかった!なんか貧相なトマトライスになっちゃった…。ホントはもっとキレイな赤になるはずです笑



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さて。昨日はNathamに行ってきました。

授業受けてるM&E(開発事業モニタリング評価)のクラス。セオリー部分が終了したので実際に事業のモニタリングか評価してくださいという課題。

これですね。私がインドにいる理由。たとえば日本で同じようなセオリーを勉強しても、じゃぁ今週末評価にいってきまーす、とはいかないじゃないですか。実地研修が大学を一歩出たところで可能になる、これがこの国で開発を勉強する強みなんです

とはいえ、タミル語が話せない私はそこらへんに行ってちょっと勉強させてくださいというわけにもいかない。と、言うことで、以前にお世話になっていた東京の団体友人Vの団体とNathamでやっていた事業を評価させてもらうことにしました。

私も日本の団体で働いていたわけだし、Nathamには思い入れがあるので主観的になりがち。でも客観的な「外部評価」の要素を取り入れたかったので、Veelinayakenpattiの友人S(現在NilakottaiNGOスタッフ)に通訳をお願いしました。

まぁ、評価の内容はまだまとめてないので差し控えますが、久しぶりにNatham行ってなんか楽しかった。団体のオフィスも私が最初に行ったとき(日本から学生さんやらを連れていったとき)とは変わっていたけど、なんとなくゆる~い生活のリズムが流れているNathamは大好き。ホームステイも一番楽しかったんだよね。ちと時間なくてホームステイ先のBのおうちには行けなかったので、また今度。


ステキ笑顔S

評価が終わってNathamの街を歩いているとお寺が見える。あーあんなとこにお寺があるよとSと話していると地元の人が「別に有名なお寺があるよ」と教えてくれる。

SがNathamに来るのは初めてだったし、私も何度か行ってるのに聞いたことないお寺だったので行ってみることに。


お寺の中から撮った

Kailasanathar Swamy TempleはNatham Kovilpattiという村にあるお寺。外から見たとき村のものにしてはサイズが大きいなと思ったけど、中がものすごくステキなお寺だったのです。

えーーーーーーー!こんなとこいっぺんも連れてきてくれなかったじゃん!と思ったくらい。


壁画

お寺の回廊の中にびっしりと描かれた何かのストーリー。タイトルだけタミル語で書いてあるのでSにも何かわからなかったのだけど。


女神様?

ヴァージンストーン

7つ並んでいるこの石、「処女の女神様」なんだそう。なかなかいいお相手にめぐりあえない女性はこの神様に祈るんだって。

Sのお姉ちゃんが最初、次が私で、最後にSね、と祈っておきました。←半ば必死。


クリスマス?

なんでこんなきれいなお寺にクリスマスライトのようなものをひっかけてるんだ!と罵倒したくなりますが、僧侶のオジさんがしぐさで「写真撮っていって」と言っているのがなんかカワイかったので許す笑


ぐるぐる

この脇のコーナーにあるいくつもの像。この周りを信者の人たちがぐるぐるお祈りしながら回っていました。


キレイ

柱にほどこされた彫刻。こういうの、すっごく大好きです<3

できたばかりのときはもっとハッキリしてたんだろうなーと想像するだけでも楽しい。


シヴァシヴァ

ご本尊(っていうんだろうか)はシヴァ神のようです。ナンディもいるしね。このお寺の特徴として、他の神様の前にもナンディが座っているというのが挙げられるそうです。なんでだろね。

10世紀とか11世紀に作られたというこのお寺。メンテがなってなくて残念という記事を読みましたが、私はこの古ーくて、素朴な感じが好きです。


さて、評価まとめしますかね。




2012年8月10日金曜日

Gandhi Memorial Museum ガンディの布切れ

17世紀?の建物

こんばんワニ。

昨日テストが終わったあと夕方に
州政府が「明日は祝日ね」と決めたので
今日はお休み。

なんだそりゃ笑

Krishna Jayanthiというお祭りの日なのですが
昨日まで休みにするかどうか決めてなかったって、テキトーな!


まぁ、定期テストCFAも終わったことだし
また友人Vと彼のNGOのプロジェクトについて話したかったので
マドゥライに行ってきました。


で、話もそうなんだけど
以前から行きたかったのに
いっつも休館日だったGandhi Memorial Museumへ行くことにしました。

うちの大学に通ってる人は
いっぺん行かなくちゃね、と
自分で勝手に思ってたし。


不意討ち祝日だったからか、
今日はやってた笑


Gandhian思想をひろめるためかはわからないけど
入館料無料と良心的

写真を撮りたい場合は50ルピー。

眠いので今日は写真のみ~。



独立までの抗争

展示の最初は、イギリス統治時代からの
インドでの独立に向けた活動の紹介。
手書きのディスプレイが味があります

ここでくどくど長くインド独立運動の話してもしょうがないので割愛。

セポイ」とか懐かしい単語が出てきたよ。



独立活動家たちが提唱した旗からインド国旗への変遷。


見ざる聞かざる言わざる


は、インドにもある。


最期に着ていた

これがこのミュージアムの一番有名な展示物…だと思う

これはガンディが暗殺されたとき身につけていた布です。

ご存知の通りガンディは洋服をやめて
国内産の手織りの服を着ようとインドの人びとに呼びかけていました。

貧しい人をみて「自分が贅沢な格好をしているわけにはいかない
と、それ以降は布切れをまとうのみ。

この決断をしたのがマドゥライだったそうです。

そのおかげで(?)他の有名ミュージアムをさしおいて
ここにこの布が置いてあるのかもね。

ガラスケースの中はきちんと湿度など保っているのかもしれないけど
展示室はこれまた手でペンキ塗りましたみたいな真っ黒な部屋
フシギ空間だった。



トレードマーク

めがね~


つむぎ糸

ガンディがつむいだとされる糸。


マジメに見ているふり

つくづく、父にそっくりだ


サンダル

刑務所時代にはいてたサンダル(たぶん)


ショール

あったかそう。


レプリカ

ガンディのおうちのレプリカ。中には入れない



ガンディのお墓、ではなくて
彼の灰が保管されている場所。

インド各地に灰はおさめられているようです。

どこにおさめるか決めたとき、
もめただろうね


ヒロシマナガサキ

ミュージアムの建物出口付近で
ちょうど広島・長崎原爆の展示をやってました。
8月だからやってたんだろうね。

ガンディも核兵器には反対してて
イギリスに対して「理由があろうとも日本に対し核兵器を使うべきではない」と
手紙を出していたそうです。

(まぁ、もともとガンディの話を聞くようなイギリス軍であれば
ガンディも苦労はしなかったわけで。)

展示と言っても展示物があるわけではなくて
写真紹介でした。

でもこんな展示をしてくれるなんてうれしいなぁ
思ったよ。









2012年3月18日日曜日

友人との再会 Semi-Puttu

こんばんワニ。


今日はめずらしく写真多めでいきます。



右手前のふたり以外、の4名はDindigulから35キロほど離れたところにあるNathamという町の近くに住んでいる知り合いのファミリーです。

東京のNGOで働いていたとき、私にとって3回目のスタディツアー引率で訪れたのがNathamでした。毎回何かしら思い出があるのだけど、このツアーに関しては初めて現地駐在員ナシで引率をしたツアーであり、私がインドという国に関してじっくり考え始めたツアーだったと思っています。

(これを読んで自分もこのツアーの思い出づくりに貢献したと思う人はたまに連絡くださいねぇ!笑)

このファミリーのおうちにはホームステイプログラムで確か3泊したと思います。お母さんが支援をしているSHG(自助努力メンバー)のメンバーなんですね。

タミル語がさっぱりわからない私たち、英語がちょこちょこできるファミリーで、身振り手振りをまじえての数日間

日本語の歌うたって!日本のダンス踊って!とせまられ、日本からの参加者JとAと四苦八苦

そしてアルプス一万尺をインド農村で流行らせるということまで成し遂げた!笑

とまぁ、「私参加者じゃないし」と部屋にこもりがちな私にとっても密の濃い時間を過ごしたのでした。


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んで、このファミリーとはたまに連絡をとっていて、2010年にインターンをしていたときも2回遊びにきてます。おさげのオンナノコBがどんどん成長しているのを見るのが楽しみ(←親か!)になってきたんですね…ちょっとしたしぐさとか、もう子どもじゃないんだなぁって…。(←親か!)。でも去年来てからまだNathamには行っていなかったんです。

1月のポンガル祝日の日、いきなりBから電話があって、今日3時に来て!とか言われちゃって、「今日はちとムリ(移動中)…今度行くよ」と行ったものの、テストやらゴタゴタで結局行かずじまい。罪悪感ムクムク。

で、今週。思い立ってBに「土曜行っていい?」とSMSを送ってみる。返事ナシ。あきらめていたら昨日になって「美和お姉ちゃん、いつ来る?時間?」と返事が。おぉ、と思って急きょ計画を立てる。

今朝(土曜日)8時に出発。Dindigul経由でNathamへ。Nathamのバス停から電話して、オートリキシャのドライバーに村の位置を伝えてもらえばいいやと思って、特にアサイチで連絡もせず。


 ■  ■  ■  ■  ■  

Nathamに到着し、ファミリーのお父さんのケイタイに電話。「(例によってたどたどしいタミル語)ミワですけど。Bはいますか?」と言うと、

「おー、ミワ!いらっしゃい。Bは学校だよ。」

…えぇぇえぇ。

どうやら、B自身周りに「土曜日にミワが来る」と言いふらしていたのですが、突然土曜日にSpecial Classが開催されることになったのだそう。


というのもBは今年10年生。インドの10年生はこの時期全国的に行われるテストを受けます(学校が全国区、州のどちらで登録されているかによって試験の名前等変わる)。感じとしては(受けたことないからわかんないけど)全国模試かセンター試験みたいな?この結果によって11年生で理系か文系(というか商業系)にすすむかが決まっちゃうみたいなんです。なので土曜日にも補修クラスを設けて、備えているわけですねぇ。日本の受験生のようだ。こんな感じで重要なテストを受けるわけなので、夜間の停電はテストを受ける10年生や12年生にとっては死活問題のようです。


あぁ、話がそれた。

そんなこんなで、Bが帰るのを待つことに。土曜クラスなのにみっちり17時までだってさ。。。

写真のお兄ちゃんも今日いないねぇとたずねると、なんとお兄ちゃんは今Dindigulで土木工学を勉強しているとのこと。あらまぁ、みんな成長するわねぇ。普段は寮で、週末に帰ってくるそう。


お昼ごはんを食べたあとすぐ、お母さんがお米をよりわけている。「Puttuを作るのよ」

Puttuとはお米の粉とココナッツを蒸して作る南インドの朝ごはんメニュー。でも私はタミルナドゥで食べたことないです。Keralaでもよく食べられているそうで、去年Keralaに行く前に寮の子がゼッタイPuttuは食べてね、おすすめだよ、と言われていたにも関わらず、見たことさえなかったので注文もできずじまい。普通はこの写真のように筒状の蒸し器に入れて作り、バナナ等そえて食べるんだって。

けどお母さんのPottuはちと別バージョン。まぁ、朝ごはんに作ってるわけでもないし笑

Pottuの作り方~



まずはお米の粉を作るところから。ほ、本格的すぎる…。


インドの農村部の家で見かける石臼(っていうの?)。最近は電動ミキサーが主流なので、昔からあるこういう臼を実際に使う人見たことなかったけど、停電してるし、でも食事は作んなきゃいけないのでマニュアル作業。こんな杵(っていうの?)どこにしまってたんだろ。


二の腕ひきしまりそう…






10分ほどで米がさらさらの粉に変わる。




ふるいにかけて粒の大きいものや石などを取り除く。粒が粗いものはもう一度「つき」直し。これ何回もやってました。お母さんの二の腕がすっきりしてるのもこのおかげ???




このあとこねて形成するのかと思ったら粉状のまま ふきんを敷きこんだ蒸し器にどっさり。




蒸してる途中にぶらぶらと散歩。この村何回も来てるけど、ココナッツ畑に囲まれてるってわかったのは今日がはじめて。手前は田んぼかなぁ。






そうこうしているうちにお兄ちゃんが帰宅(帰省?)。ひょろっと細いけど肩はしっかりしていて、どうか将来イケメンになりますようにと背後から願ってみる笑 前に会ったときもピンク着てたし、なぜか小指の爪がショッキングピンクだし、ピンク好きなんでしょう。Bの面倒見もすごくよくって「お兄ちゃん」とBがお願いするとすぐパパっとやってあげる、いい子です。




蒸しあがり。


なんだまだ粉じゃんと思ったのだけど 、これにちょっと塩水を足して、混ぜて、再度蒸す






2回目の蒸しあがりのあと、砂糖とココナツを購入。混ぜてできあがり。


…つまり、このPuttuは筒状にしない。生地をそのまま蒸してできがりなのです。


ココナッツと米、砂糖のコンビネーションは強かった<3





Puttuできあがりの少し前、Bがようやく帰宅。また背が伸びたような…。



なんだかツッコミどころ満載の置物(?)。今日おみやげにとBにもらいました。





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…以上、昨日半寝で書いたのでなんだかイミフメイな箇所多々ありそうです…苦笑

追記:

つまるところ、Bに会いに行ったのに土曜日にクラスがあることも下調べせず(つか前日SMSしたときに本人になんか一言いってもらいたかったけどさ苦笑)、待ちぼうけして、でもタマリンドツリーの下で何時間もぼーっと過ごすのって最高だなぁと思ってしまいました。

そして、(こんなこと言うのも失礼なのですが)決して裕福ではないだろうこのファミリーが訪問するたびに冷たいクールドリンク(清涼飲料のたぐい。私は普段飲まないのだけど)やおいしいご飯で心からもてなしてくれて、本当にありがたいと思うのです。Bも帰ってきてすぐに「ちょっと来て!」と上の鳥さんを出してきて「ギフト」と渡してくれました。鳥さんはPooja Roomコレクションに仲間入りしました。

帰りがけ、お父さんが「これからは月イチで来てね」と言いました。バスの乗り方も村の位置もわかったし、これからはもうちょっとマメに来ようかな。

まっ、Bのテストと私の期末テストが終わったあとだけど…ね


で、Natham出発したのが19時過ぎ。ちなみに私の門限は19時笑

Dindigulに20時過ぎ到着。バスを探したけどなかなか出発しないようなのでオートリキシャのドライバーに「Gandhigramの中まで行ったらいくら?」と質問。前回は友人が200→150に交渉成功したのでこれが基準ね。

案の定答えは「200ルピー」笑

「お兄さん、前回150しか払わなかったよ」

「でもGandhigramに行くと帰りに乗せてくる客足がないから損なんだよ」←なるほど。Gandhigram周辺はこの時間帯Dindigulに行く人少ないからね。

「前回おんなじ条件で150だったけど…まぁいいや」とバスに向かって歩き出す。

Madam、じゃぁ175払って

↑これです。交渉スタート。この感じだとLeverageは私がにぎってる感じ。

「もういいよ。だって細かいお金がないんだもん

↑これはホント。160しか細かいのなくって、あとは500。オートに乗るときは「お釣りない」と言われる前提で乗ったほうがいいからね。しかも5ルピーなんてハンパな数、切り捨てじゃなくて支払のときに180に繰り上げ(?)されるに決まってる。

と言ってまた立ち去ろうとすると

じゃぁいいよ

やった。交渉成功。150ルピーなり。150でいいのね、と再確認して出発。

そしたら大学構内で踏み切りにひっかかかって、たぶんバスで帰っても同じ時間だっただろうなって感じだったけど苦笑。踏み切りで待っていると、クラスメートのオトコノコRが歩いている。こんな時間にどこに?と思って

「R!どこ行くの?」と聞いたら、

「これからDindigulに行くんだよ」だって。

オトコノコは21時からでも外出できるのね~うらやましいわぁ。

あとでRからSMSが来て、カバディをしに行くと補足説明がありました。夜のカバディ、楽しそう。






2012年2月20日月曜日

Borewell Drilling 日本からのお客さま

こんばんワニ。


涼しく快適な南インドの「冬」もどきが終わり、なんだか暑くなってきたなぁと思う今日この頃。

世界には寒波が吹き荒れているようですが、北緯10度のここでは
扇風機を使う時期になりました。

今日も汗だくで帰ってきたよ。。。


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高校の友人Mちゃんが私をNHKの方に紹介してくれたから。

このやりとりの前後最近MちゃんとFBを通じて連絡を取り合っていて、
Mちゃんのお友だちの弟Kくんがインドに来るので
こちらにも来てみたいとメッセージをもらいました。

普通、

インドに来る」人は

北インドのインドイメージを持って北インドにやってきて北インドの食べものを食べ北インドの観光地を回って帰っていく

…ことが多いと思うんです。

つまりインド=北インド。
(デリーもタージマハルもコルカタもムンバイも北。ガンジス川の沐浴もブッダガヤも北)

なので、
どうせ北インドをめぐるんだろうからわざわざこっちに来てもらわなくても…と思ったわけ。

距離感覚わからないかもしれないけど、
たとえば首都デリーからMaduraiまでは2500キロ。
日本の本州の長さは1400キロくらい?
つまりデリーにいる人にMaduraiまで来てちょうだいと言うのは
函館にいるから小倉まで来てね、と言うよりスケールがでかいワケです笑

でもけっきょく、
KくんがBangaloreに来るっていうので、それならMaduraiまでは電車でひと晩だし、
農村開発に興味があるようなので、
私のインターンしてたNGOに泊まってもらいつついろんな活動を見てもらおう!
ということにしました(↑このアレンジはなかばおしつけ笑)。

昨日Bangaloreから到着したKくんは、
遠方からアレンジしたタクシーが現れず、
また日本から持ってきた携帯電話が使えなくなるというトラブルにも関わらず
(皆さんも気をつけましょう)
なんとかNilakottaiまで自力でやってきました。スバラシイ


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んで、今日は日曜なので私もKくんに会いに行ってきました。

ちょうど、日本の某大学のカフェで集められたという募金をもとに
インドで井戸を掘るというプロジェクト(すんません、正式タイトルはわからないです)の
井戸掘り部分を今日やってたので、Kくんを連れて見てきました。


左端がパンチャヤット(インドの自治組織)のリーダー(プレジデント)。
NGOの活動にとても理解を示してくれる
ヒゲが特徴的なオッサンです。


Delhi Belly(=ゲリ)の洗礼を受けているらしいKくん(若いからかまだ元気)。
まぁ、インドにきたら一度はそうなるよね、フツー。
ちょっとネシアに連れて行ったBを思わせる子です。



作業員も村の子も一緒になって休憩。

村の人が立派なテンダーココナッツ(これね)を持ってきてくれて
ココナッツ水と果肉を堪能しました。


これはBorewellというタイプの井戸です。
水源までこのドリル(ディーゼルで動く)でゴリゴリやって
パイプを挿入します。

Kくんいわく、インドなんかではまだふるーい水脈探しの方法が使われていて
なかば占いのようなことをするようなのだけど(しかも州によって手法がちがうとか)
ここはちゃんとおかかえエンジニアが来て探してくれたそう。

なので、900フィート(274メートル)掘らなくちゃいけない場合もあるけど
ちょっと掘ったらすぐ水出たよ、とのこと笑

でも今は雨季のあとで水位も上がってるので、乾季に向けてふかーいとこまでパイプを挿入。
700フィート(213メートル)くらいは入れるそう。

この付近の100戸のおうちでこの井戸からくみ上げられた水が使われることになりそうです

よかった、よかった。


Kくんには友人Vの別のNGOも見てもらうことにしました。
いろんなことを学んでもらって日本に持ち帰ってほしいな★


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現地の活動見てみたい
でもKくんのようなガッツはないよという人には
こんなのはいかがでしょうか。
ちと春ツアーには間に合わないけど。年2回やってます。

ハイ、宣伝でした笑








2011年9月3日土曜日

これはナンパなのか

こんばんワニ

週末にバックパックを思い切って洗ったのに、今日の昼すぎにはチョークで汚れてる。なんでだろ。。。


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メヘンディってごぞんじでしょうか。
ヘナって言った方がわかりやすいかな。


普段寮に住んでる子たちは金曜日も勝手にお休みにして帰宅。
てなわけで今日の授業出席率は30%以下。午後は25%以下。最終的には4人…。



こんなんじゃ授業もやってらんないねーとオンナノコたちがメヘンディをやりはじめました。

「コーン」とよばれるちっちゃなしぼり出し袋に入ったメヘンディでスラスラスラ。


完成。
コーンの種類にもよるけど、数時間で色素が定着します。
んでこの黒いのをボロボロとると完成。
ココナッツオイルを塗ると長持ちするとか聞いたことあるけど真相は定かではない。


メヘンディを描いてた子もお休み中に自分でやったみたい。ステキだよね。
彼女のノートには自分で描いたデザインがぎっしりだった。

メヘンディって結婚式にやるだけなのかと思ってたけどそうでもないみたい。
祝日にやってる子が多いようです。

同じくメヘンディと呼ばれるのかわからないけど、
葉っぱから同じようにオレンジ系の色素をとって、爪や指先に塗ってる人もいます。
コレは男性もやってる。
コーンの色素って薬品も入ってるみたいだけど
葉っぱカラーは100%ナチュラル。
「うつ」にもいいらしいのです。


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今日の放課後、NGOの仕事を通じて知り合ったマドゥライの友人Vが大学に来てくれました。

本当は昨日マドゥライで結婚式に出席したあとあっちで会おうって言ってたんだけど、急に予定が変わったもんだからね苦笑 

電話でこの間がっつり話して「話し足りないね」って言ってたので、わざわざ来てくれたのは感激でした。

ところが座って話そうにも祝日に入ってたせいか大学のCanteen(食堂)は閉まっちゃってる。仕方なくTea stall(お茶屋さん)の前に座って話すことに。

大学のこと、仕事のこと、家族のこと、話はつきなかったデス

大学に来る前の私のことを知ってる人はこのキャンパス内にはあまりいないし、同じNGOの世界にいて同じくらいの年のVと話ができるってすごくありがたいこと。あぁ、スッキリした。

でもVの帰りがけめちゃくちゃ雨が降ってきて悪かった。もーしわけない!←バイクで来たからね。


んで、Vを見送ったあと。

急ぎ足で寮に向かっていると、傘で見えないけど私の方に近づいてくる人がいる。

雨降ってるし、早く帰りたいし、知ってる人でもシカトしちゃおうかと思ったら

"YOUR MAIL ID!!!"(こちらではメールアドレスがメールIDと言われてます)

な、なんだこのオッサン!!!

…あ。

さっきVと話してたときに隣で牛乳をすすりつつビスケット食ってたオッサン!
私がマニプール出身だと思ったオッサン!
アドレスくれって、ナンパか!!!???

突然のことでドン引きしたけれど、気をとりなおして

「私、そーいうのしないんで。」

とかわそうと思ったら

"YOUR NAME???"

としつこいので

「ミワって言います、さよーならー」

と急ぎ足マックスで立ち去ったのでした。

この超コンサバティブなGandhigramの地で女性のアドレスをゲットしようなんて、かなり勇気のいることなのかもしれないが、牛乳すすってたよく知らないオッサンとメールをやりとりする勇気は私にはございません。

イケメンだったら考え直したかもしれないけどねぇ…ザンネン

ちなみに。私、大学始まった当初はイケメン探しを積極的に行っていたのだけど、あまりよい原石が見つからず半ばあきらめているところです。でもたまにバスに乗ってるとおっ!というイケメン候補に出会うことがあります。

Mさんも以前に言っていましたが、このへんって顔がちっちゃくて足がめちゃくちゃ長くてすらっとしてる男の子が多いんだよね。ひょろひょろした子が多いけど、モデル並みにスタイルがいい子がたくさんいる。あとは、顔よね。顔!Jude Lawとまではいかなくても、整った顔立ちの男の子募集中。からっからのキャンパスライフにオアシスをもたらしてください。

クラスメートに関してはノーコメントで。笑


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この前授業料支払最終日だったかも~ってことでちょっと焦ってた私。

今日昼休み(これまた)駆け足で銀行に飛び込みました。

とりあえず寮のお金は払ったけど、学費に関しては教務課に行って聞いてくれと銀行員氏。

教務課スタッフがランチに行く前に!とまた小走りで移動。

んで、結局のところ。

大学のRegistrar(学籍担当事務官?たぶん大学で2番目にエラい人)に「遅れちゃったけど払わせてください、遅れた分の罰金は払います」って内容のレターを書けば(たぶん)大丈夫とのこと。あぁ、よかった。

罰金がいくらなのかわかんないけど。←でも遅れたのは私のせいじゃないもんね~。。。

月曜に学科長のサインをもらって、レター出して、払っていいよって許可が下りるまでまた時間がかかるんだろう…。

それまでは私はまだ生徒になれないのです。