2011年12月31日土曜日

Christmas in Kerala (3) Fort Cochin 出会いと発見


こんばんワニ


だるい…カゼだ…(バカなのに!!!)




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引き続きケララ旅行について。最後はFort Cochin/Fort Kochiです。


Fort Cochinはその名の通り砦、要塞があったところです。Ernakulamの西側の半島もともと漁村だったところにポルトガル人が要塞を作ったみたいです。その後オランダ、イギリスが占領し、インド独立の際に返還。


そんなわけでインドだけどインドっぽくない建物がたくさんあるわけね。


Mumbaiでも思いましたが、自分は「インドなのにインドっぽくなーい!」という場所に弱い気がする。有名なCST(駅)なんて一日見てても飽きないと思ったもんね…


そんなわけでツレのAには悪いけど、見たい建物めぐりしました。




12月25日クリスマス、朝遅めに起きて出発。Ernakulam Junction付近からFort Cochinに行くにはMG Roadからのバスが便利だとホテルで聞いたのだけど、めんどくさいのでオートで行くことに。


前日この辺のオートドライバーはそんなにダマさないということがわかったのだけど、交渉失敗の可能性もあるのでPre-Paidオートを使うことに。このサービス利用するとぼったくられることはないです。安くもならないけど。Ernakulam Junctionから130ルピーでFort Cochinへ。




降り立ったのは半島の北端。降りたとたんクルーズへの勧誘がざわざわざわと寄ってくる。ふと左を見ると有名なChinese Fishing Netsが!






ホントに漁をしてるところもあるようですが、これは観光客向けね。真っ黒に日焼けした地元のおっちゃんと観光客が一緒にひっぱってました。


Chinese fishing netsとは呼ばれているものの現在中国でまだ使ってるのかは不明。


この網でとったのかわからないけどプチ魚市場もあります。自分で魚を選んでその場で調理してくれるサービスもあるらしい。






St Francis Churchは16世紀にポルトガルが建築した教会。かわいそうなくらいオンボロだけど、「歴史を感じる」ということにしておこう。






インドっぽくない建物!たぶんおしゃれなお店なんだろうけどまだ開いてなかった。クリスマスだから終日休みだったかも。








そして最初にオートで降りたところに戻る。私は船嫌いなので(Kannyakumariで苦い思いでもあり若干恐怖症)いやだったのだけど、Aの希望でクルーズを探すことに。


注意:もしCochinに行くことがあったら、クルーズの内容しっかり確認してから乗船したほうがいいです…というのも


バス停留所すぐそばガソリンスタンドの左側に建物があり、そのまた左隣に小さなクルーズオフィスがあります。ここで値段と内容を聞くと、


ふたりで1800ルピー、2時間、漁村やイルカなんとか、古い教会などなどをめぐるというもの。1800ルピーはちょっと高いなぁと言うと、他に人が来ればひとり1000ルピーになるとのこと(しかし内容が若干変わる)。


それでもちょっと高いと思ったので他を探すことに。ぐるぐる回って、たくさん船があるのはわかったけど、ちょうどランチタイムにかかりどの船も出発はまだ先とのこと。


結局すぐに出発しそうなのはガソリンスタンドの奥に停泊していた船。あわてて戻るとなにやら客がスタッフを怒鳴りつけている。スタッフは客をなだめて乗船をうながしている。んで、先ほど対応してくれた男性がいる。


これはいくらなの?と聞くと、ひとり300ルピーで1時間、だって。乗る?乗る?乗っちゃえ、みたいな感じで600ルピーを差し出すと、なかばsnatchな感じでお金をぶんどり、乗れ、と言う。


で、乗ってみると。ゆらゆらーっと移動し、漁村?の近くをゆらゆらー。橋にむかってゆらゆらー。他の島にある教会を遠くから眺めつつ、ゆらゆらー。







止まんないのかよ!!!


そうこうするうちに、先ほどスタッフを怒鳴りつけていた女性が家族会議を開始する。なんかおかしいねと言って私たちも話に参加する。


スタッフはこの家族に対して、1800ルピーはグループ料金で、これを払えば貸切になると言ったそう。つまりグループの人数が多ければひとり当たりの料金は減るってわけ。でも自分たちで他の人を誘ってグループを作ってはいけないとも言われたそう。なんじゃそりゃ。


私たちが聞いてたのと全然ちがうしね。。。


結局ひとり300ルピー払って乗ったけど、ただゆらゆら漂っているだけだし、どういうことよ!とこの家族が船員に怒鳴りつける。最初は英語だったけどそのうちヒンディ語になり、船長氏もタジタジ。


彼女たちが説明を受けたときは2時間と言われたそうで、私たちには1時間って言ったけどね…というと唖然。


けっきょく船長氏がテキトーな(たぶん)各スポットの説明をし、なんとなく遊覧船ムードに。しかし暑かった。




船がついて、不満たらたらの家族とお別れ。ランチの場所を探さねば。


River Roadを少し歩いて、シーフードを提供するお店がたくさんあることがわかったのでひとつに入店。観光客ばっかり(自分もだけど)。座ったとたんビールはいかがですかなんて聞かれるのもインドっぽくなくてちょっとね。。。


バナナの葉っぱにくるんで調理するpollichathuを賞味してみたかったのでどんな魚なの?と聞くと、好きなのを選んでいいとのこと。大きさによって値段も変わるというのでおそるおそる聞いてみると、ちっちゃい魚でも500ルピーだって。日本だってそんなに高くないだろ。←けっきょく何の魚か忘れた。


おそらくクレイムが来ないように「調理には30-40分かかります」とメニューに明記してあるように、ホント時間はかかったね。ワインでも飲んで待ってればよかったかな。私はおいしい食事のために待つのはいとわないけど、そうでない人たちのフラストレーションが感じられ、なんか険悪なムードでした。


で、これがその魚。






サーバー君が持ってきて包みを開けるなり「shit」と一言。そして奥に持ち帰る。


生焼けかい…。


おいしかったけど、ちょっと味が薄かったかも。まぁ、いっか。




ランチのあと、同じ半島のMattancherryにあるJew Townへ。ユダヤ人の人たちはこんなとこにも入植してたのねー。


元英国占領下にあった国ぐににあるユダヤコミュニティの中で、現在でも使われているシナゴーグ(ユダヤ教の教会にあたる施設)では一番古いもの、がここFort CochinのJew Townにあるわけです。


で、Paradesi Synagogueへ向かってみたのですが、途中にある(これも見たかった)スパイスのお店はぜーーーーんぶ閉まってる。んで、肝心のシナゴーグもHanukkah(ユダヤ教のお祭)のため休館←クリスマスと同時期なのです






まぁ、でも、ユダヤコミュニティの街を見るのは初めてだったし、これまたインドっぽくない感じだったのでまぁよしとする。アンティークとか言って普通のインド人のオトコノコが客寄せをしてるのにはげんなり。




ネコ<3



で、アイスを食べたあと、来る途中にちらりと見たMattancherry Palace/Dutch Palaceに行ってみることに。


もともとポルトガル人が16世紀にその当時の王様にプレゼントしたものだったけど、その後オランダ人が改装して今の名前に。


いやー、これは思わぬ発見でした


5ルピー払って入ったとたん、すっばらしいムラル(壁画)が!!!!


ラーマーヤナやマハーバラタの伝説にちなんだ壁画が、なんで西洋建築の中に…涙 保存も大変よく、色もあざやか。出口付近のものは描きかけで止まっていて、残念だけど「やりかけ」の状態を見ることができこれも感動。


残念ながら写真NGだし、ポストカードも販売してないので「お持ち帰り」できなかったのが大変残念。参考


個人的には真っ暗でよく見えなかったAjantaより感動したかも苦笑 


仏像も、変わった建築も好きだけど、こういう壁画も好きかなーと思う。


建物はこんな感じ




旅って、ぎっちり予定立てていく人と、なーんも考えないで行って気の向くままに行動する人といるじゃない?


私はその真ん中くらいなんだけど、もっと予定ナシな旅ができたらなぁって思う。そうすればこのPalaceのようなうれしい発見にもっと出会えると思うのね。


いやーでも、誰かと一緒だとそうもいかないよね泣 できればこのムラルの前でぼーっと2時間ぐらい過ごしたかったわぁ。


まっ、そんな感じで最後に思わぬ発見があり、Fort Cochin散策終了。


帰りはDutch Palaceの前から出ているバスでErnakulamに戻る。9ルピーなり。この帰り道でKFCも発見しちゃったわけで。やっぱり旅はいいなぁと思うのです




はいっ、これにてケララ旅行記終了。自己満でスミマセン。





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もう年の瀬だー。。。


お隣の寮はみんな出払っちゃってるからか、塗装してるみたい。夜0時過ぎに男の人が部屋の中にいるのが見えてギョっとしたヨ。















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