2011年12月18日日曜日

1/2 1 year more to go 東海村


こんばんワニ

と、いうことで渡印6ヶ月を迎えました。早かった、かな?

去年Nilakottaiにいたのは3ヶ月だったのでもうその滞在期間の2倍住んでることになる。
でもお恥ずかしながらまだぜーんぜんタミル語を勉強してません汗

勉強で忙しいからは口実にしちゃダメだね。

ということでここにて宣言。

今学期はタミル語もしっかり勉強します

…とクラスメートにも昨日言ったので、ちゃんとやらなくちゃ…。


○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ●


昨日の夜他の子の部屋で3時までずーっと話をしてました。

フシギな話もいろいろ聞いた。

地元では、祈祷師のような人たちがいて、いわゆる西洋医療では治せない症状に対処してるんだって。

そういうところに行くと、「はっ?それ、合法?」みたいな薬も購入できるそう。

「これ、1万ルピー」というその「薬」も見せてもらいました。

真っ黒のかたまりにしか見えなかったけど。

症状もいろいろ。

「信じたら自分も影響を受ける」とゆーちょっとコワい話なので、文章にするのはひかえます笑
科学では説明できないことがあるのはどこの国でもそうだよね。

でもインドって多民族国家だし、いろーんな文化があるからそういう話も多い気がする。


○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ● ○ ●


で、今日は朝起きられるわけもなく笑、昼ごろ起きてパソコン開く→停電。

ちょっとだけと思って昼寝。すーぐに夕方。

今日は、10月末からやらなくちゃと思ってpending(あとまわし笑)になっていることをやりました。


NilakottaiのNGOのつながりで知り合ったうちの大学のとある教授。

紹介されたときに「今大学生に環境問題のクラスを教えているから今度原発の話をしてくれないか」とイキナリ依頼されたのね。

「ちと今忙しいのでテスト終わったら…」と言ったのはおそらく最初の期末テスト(9月)。

で、「電話するから今度私のオフィスに来なさい」と言われたので電話番号を渡したんだけど、それ以来一向に電話が来ない!

忘れちゃったのかどうでもよかったのかわかんないけど、その教授のオフィスの前は毎日通るのでなんか気が引けるじゃない?

ってことで、何週間も待って笑、よーやく教授のオフィスに行ったら、出張中。

何度も行ったけど、出張中かどっかで誰かとくっちゃべってるらしく不在。


てなわけで、10月末まで会えず。

やっと会えたと思ったら、たぶん話した内容どころか私のことまで忘れてる雰囲気。。。

何の用事ですか?」だってさ。。。

まぁ、最初から説明して、「まだやる気あります?」って聞いたら(このときすでに私のやる気はマイナス

「いつできる?」

だって。。。
もちろん日本人として原爆とか基本的な福島原発の事故については知っているつもりだけれど、大学生相手にプレゼンするんだったらきちんとリサーチしたいじゃない?だから

「次のテストもあるし、VPPもあるし、今学期はむずかしいと思うんですけど」

いつでもいいから!

なんじゃそりゃ。


…私の予想通りそのあと怒涛の忙しい日々が続き、期末テストが終わって気持ちの整理もついて、やっと今週からこつこつ再開したとこなのよね。アウトラインとだいたいのリサーチはできてたので、今日ようやくPPT作りまでこぎつけた。

でもPPT作ってると、「そういえばこれはどういう意味だっけ」「自分ではわかってるけどこれは予備知識ない人はわかんないかも」とか、出てくるじゃない?

質問されたら答えられるようにしなくちゃいけないし。

それで「そういえば東海村の事故って何だったっけ」にこぎついたんですよね。

お恥ずかしい話、茨城県出身のくせに東海村の事故のこと、全然知らなかった。1999年の9月。自分は何してただろう。

原爆の話は学校でも勉強した。広島、長崎。それに福竜丸も。

でも東海村の事故については、勉強した記憶さえない。どんな事故で何が起こったのか自分で調べた記憶もない。

チェルノブイリの事故のときはまだちーっちゃかったから覚えてるはずないのに、「日本にも影響があるかも」と感じたことを覚えてる。

なのにすぐ近くの東海村のこと、全然知らない

何年もあとの今になってネットに頼るリサーチだったけど、結論、収束が早かったからあのころの自分は気にしなかったのかなと思う。それでいろんな文章を読んで、今の福島原発のように、事故現場に入って、事態収束のために作業をした人たちがいたことを知った。

ずさん」「無責任」と事故を起こした会社JCOに非難の声があびせられた。今東京電力や政府に言ってるのと同じこと

そして被ばくした作業員の闘病、医師の葛藤、その他もろもろも読みました。事故被ばく者のケースがはじめてだったから、データとりのために延命治療が続けられたと主張する人もネット上にはいっぱいいるみたい。

私は医師も必死だったと思う。人体実験なんて言うべきじゃない。

事故は会社の責任、作業員の責任。でも作業員の方が大変な苦痛ののちに亡くなったのはホントのこと。Whatever he may have done, he does not deserve such "end" as a human being.(カダフィのときと同じキモチ)

こちらに来て何かと「日本はヒロシマとナガサキの大変な被害にあったのに急成長した」と賞賛をいただくことがよくあります。

そして「ツナミはどうなの、原発は大丈夫?」と聞かれることもよくあります。

ヒロシマとナガサキがあったのに原発に頼って生きてきた私たち

地震のあとずっと、私は政府も東電も非難しないと決めて過ごしてきました。だって電気を使ってたのは私たちだから。

政府も東電も責任があるのは当然。でも「安全」を信じてきたのも私たち。


福島の件があって、タミルナドゥの原発でも反対運動が秋からずっと起こっています。地元の人がずーっとハンストしてる。

タミルナドゥ出身で元大統領のAbdul Kalamが新聞2ページ使って「原発は安全」「原発は環境にやさしい」なんて投稿して、政府も躍起になってるのかな。

私は日本で電気を使って快適な生活をずぅっとしてきたから、原発反対とは簡単には口に出せない。

だけど、「ちょっと、考え直してくれない?安全基準、見直してくれない?」と思うのです。世界中の政府に、世界中の人たちに、言いたい。


もやもやした気持ちでリサーチをしていたら、福島原発「事故」が収束したと知りました。

本当?ホントに、ホント?

まずは政府には「ウソつき」といわれるような言動はひかえていただきたい。

それと、「京都も期限切れになるし、COP17も終わったし、再生可能エナジー、みんなでちゃんとやりましょうよ。」と、言いたい。

We've had enough.


0 件のコメント:

コメントを投稿