こんばんワニ。
短い年末年始休みもなんだかんだで半分終わっちゃった感じです。三が日休みたいところだけど、授業は2日から…やだなぁ。
ケララ旅行について書きます。日ごとに追うとめんどくさいので、エリア別。
おっと、この旅行に至る経緯も書かなくちゃね…。
この間ちょっと言及しましたが、このお休みの間に奨学金のスポンサーICCRが旅行プランをいくつか提案してきたのね。北インドか南インドで、それぞれいくつかプランがあって。北インドはぜーんぜん旅行したことないし、参加費が2,000ルピーってのにかなり惹かれた。
けど、結局北まではフライト使わなくちゃいけないし(電車で行けなくもないけど)、私のお休みはめちゃくちゃ短いのでもし参加するとゆっくり休む間もなく授業再開になっちゃう。
ICCR旅行は今回はあきらめ、どこか近場で行けるところを検討。ケララ行ったことないし、フィッシュカレーは是が非でも食べたい。そんなわけでケララ行こうかな?と思ったわけです。
んで、マニプールシスターズのお姉ちゃんの方に「もし研究に差し支えなければ」と提案したら快く来てくれることになったので、二人で行くことに。(ひとりでもいいんだけど、たぶんひとりで行くって言ったら大学側が許可くれないと思う…)
私が行きたかったのは大学時代の親友のJの出身地Cochin。ステキなところだって聞いてたし、クリスチャンが多いらしいのでクリスマスムード高めかもとか勝手に想像したわけ。でも私のいるとこからCochinまでの直行便電車は満席で、空席待ちもちょっとむずかしそうな感じだったのね。
そんなわけで、ちょいと遠回りなのですがマドゥライからTrivandrumへ南下し、Cochinに北上、帰りも同じコース、というプランを立てました。
今日はTrivandrumについて書きます。
Trivandrumはケララの州都、茨城で言えば水戸。でもケララで一番活気があるのはCochinの気がする。水戸とつくばのような関係…?(水戸出身の人が読んでたらゴメンナサイ)あっもしくはサクラメントとサンフランシスコかLAって感じ?
脱線した。
Trivandrumっていうのは昔の名前。今は正式にはThiruvananthapuramと言います。でも私はこんな長い名前覚えられません。地元の人もTrivandrumって呼ぶみたいです。
これはMumbaiをBombay(旧)って言ったり、BengaluruをBangalore(旧)って言ったり、ChennaiをMadras(旧)って言うようなものですね。植民地時代の名残でも、名前に愛着があるのかも。
(ちなみに私もChennaiって言うよりMadrasって言うほうがなんかちょっとカッコイイと思ってたりする。)
脱線した。
ついたときに思ったけど、Trivandrumはココナッツが生い茂ってるとこに急に現れた街って感じがする。電車が駅につくギリギリまで田舎~な眺めだったし。イキナリでっかいマンション(建築中)が現れて、町並みが出現。
なので駅の周りも、まぁ開発はすすんでるんだろうけど、Chennaiのようなゴチャゴチャ感やMumbaiのようなメトロポリタンな雰囲気はゼロ。それがいいところなのかもしれないけどね。
移動の関係で駅の近くに宿泊したかったので、まず足で探すことに。さっそく群がってくるオートリキシャドライバーたち。シカトしてたんだけど、500ルピーでいいところがあるからとしつこく追いかけてくるドライバー一名。
「歩いていける距離」と言うクセに乗れ乗れとうるさい。こっちも夜行列車で疲れてるので、連れてってもらうことに。
これが間違ってた。。。
まず800だか2,000ルピーだかのところに止まろうとする。500って言ったでしょ!と言うとしぶしぶ移動。
なんだか怪しいホテルに到着すると、すでに(同様に)オートドライバーに連れてこられた顧客がチェックインしている。私たちを見て、先に来ていたドライバーが部屋はないと言う。
私たちのドライバーと先に来ていたドライバーが何やら話し込んでいる。どーやら、別のところに連れて行ってくれるらしい。
そこで私のツレAが「ガイコクジンだから高いところに連れて行こうとしてる!」とブチ切れてホテルフロントに出向く。
どうやらこのホテルでは「ガイコクジン枠」と「インド人枠」があり、ガイコクジン枠は満室だったらしい。私は外国人だから間違ってはないんだけど、何で海外から来てるからって別枠なのよ。。。んでもって、彼女はインド出身なんだから外国人枠に泊まる必要もない。
ってことで、「私たちインド国内から来てる学生なのよ!」と彼女がホテルと交渉し、450ルピーの部屋をゲット。このご時勢、安い方だとは思うけど、テレビなし、裏はお寺で朝から夜までお祈りの太鼓が鳴り響く、お部屋でした。。。
基本的に、インドでは部屋は「見てから」決めましょう。水(お湯)が出るか、ファンがきちんと動くか、などなど、実際に見てからのほうがいいです。あと、料金ね。料金表にきちんと書いてあっても高い!と言って立ち去ろうとすると安くしてくれたりするので、ガメツい根性は必須です。
ここで気がついたのがケララではヒンディ語が通じるということ。
っていうか、ヒンディ語が通じないのはおそらくタミルナドゥだけなんですよね。タミル人は自分たちの文化に誇りを持っている気高い人たち(?)なんです。。。他の州に行くと、「私は英語話せない、なんであなたはヒンディ語話せないの」みたいな人もいて、完全に英語<ヒンディ語っていう感じです。Aもヒンディ語ぺらぺらだしさ。
彼女がヒンディ語ですらすらと交渉し、うらやましいなぁと思ってしまいました。
あっちなみに、ドライバーたちは地元の言葉マラヤラム語で話してました。でもAは5年くらいタミルナドゥにいて、マラヤラム語に近いタミル語がだいたいわかるので、ドライバーたちの思惑がわかったとのこと。これもうらやましい。
水浴びをしてちょっと休んで、さぁ出発。
ホテルのすぐ近くに映画館があって、アサイチ(6時)からオトコノコたちがずらりと並んでいる。どうやら新しい映画2本、解禁日だったみたい。
たぶんTrivandrumで一番活気があると思われるMG Roadを散策。
食品、化粧品、衣料品などなど取り揃えるショッピングモールBig Bazaarで買い物。ジーンズは衝動買いだけど安い。790ルピーなり。ピスタチオフレーバーの豆乳に感動。
有名なKovalam BeachへはEast Fort Bus StandからACバスが出ています。30分、快適なバスライド。Municipal Bus Standからちょっと南よりで、たくさんバスがあるからわかりづらいけど、そのへんにいる人に聞けばわかると思う。
リゾート!って感じのホテルもたくさんあるKovalam。大晦日にはハデなパーティーがあるらしい。外国人観光客でごったがえしてるのかと思ったけど、地元の人もたくさん来てました。
バスを降りてどっちに行くのかわからなかったのでとりあえず他の人についていくことに。ついたのは北側のビーチ。モスクがあってちょうどお祈りの時間だったのでなんだか申し訳ない気持ちで写真を撮る。さすがにこっち側で水着の人たちはいないです。でもそばにでっかいホテルがあってプライベートビーチには観光客がずらりと寝そべってました。
きみどりのモスク。
もう片側も見たかったのでオートを探すも、なぜか駐車しっぱなしでドライバーがいない…。仕方なく歩いてバス停まで戻る。途中でココナッツ休憩。
ケララはココナッツの名産地。雨もたくさん降るのでココナッツとバナナには最適な環境なんだと思う。
ココナッツひとつ20ルピー(たぶん観光客プライス)、透明なジュースを飲んで、果肉を切ってもらって食べます。ジュースは体温を下げるらしいので暑い日の観光には最適。果肉はやわらかくって最高。ココナッツ好きにはたまらん<3
前から思ってるけど、果肉に醤油たらしたらうまいと思う。
もう片側のビーチに到着。パラソルとリクライニングチェアでいいビジネスしてるオッサン発見。夕方5時までなら200ルピー、1時間なら100ルピー。
インド来てまでビキニなんか着なきゃいいのに、肌の露出度高い観光客はインド人男性の注目の的。
いつまでも飽きずに眺めているメンズ
地元ガールズはというと、サリーでそのまま海にどっぷーん。サリーをぐるぐる巻いてその中で着替えられるから、着替えはラクなのかも。
Trivandrumへ戻り、Sri Padmanabhaswamy Templeへ。250年以上前に作られたものだそう。ヒンディ教徒しか入れないので外から眺めるのみですが、立派なゴプラム(入り口に当たる塔)にうっとり。横では聖なる水?で人びとが体を「清めて」(ここはお風呂場ですか?)いました。
お寺の手前にあるPuthe Maliga Palace Museumへ。入場料金60ルピーだったかな。建物を外から撮るのみだけどカメラ料金別途25ルピー。←インドではよくある料金体系。
200年前このへんがTravancoreという国だったころマハラジャが作った住居。60以上も部屋があるそう。メインの中庭のところはすごくステキなんだけど、他のところは瓦が落っこちてたりでなんか残念な感じだった。もっときちんとメンテして宿泊施設とかにすればいいのに。屋根の下は馬の形をした彫刻がずらりと並んでいるし、中の天井の細工は部屋ごとにちがっていて同じものがないんだって。マハラジャがお寺を眺めながら詩を書いたという窓もステキ。ここを出ることを許されなかった女性たちが外を眺めるのに使った窓も歴史を感じる(外から中は見えないんだってー!)。
で、中の展示物はあんまりおもしろくないです。ヨーロッパから送られたとかいうシャンデリアはボロボロ、鏡も汚い、ケララで有名なカタカリダンサーの等身大人形?も恐ろしい。。。ポルトガル人か誰かからぶんどったでっかい銃も、つまらん。象牙の王座も、ゾウさんがかわいそう。
なにより、ガイドの説明がわかりづらい+早い。きちんといろんなものを見る隙を与えないし、そのくせチップはねだる。ガイドの話が終わったらもう出なくちゃいけないという仕組み。やんなっちゃう。
そんなこんなでけだるーく観光終了。部屋に戻り、休息。。。
この旅行の目的のひとつ(っていうかメイン?)、フィッシュカレー探求は夜ご飯に持ち越し。ホテルでどっかおいしいとこない?と聞くも、魚は日の早いうちじゃないと出してくれないよとのこと。あきらめて近くのレストランで何か適当にテイクアウトして、部屋で食べることに。
でもレストランの人は「魚あるよ」だって。おぉ!と思ってじゃぁこれ、と言うと「それはない」じゃぁこれは、と言うと「これもない」。。。じゃぁなにがあるのと聞いて、ケララ風魚フライをオーダー。。。
揚げ物は食べないんだよーーー!
まぁ、でも、味は悪くなかった。いつもタミルナドゥで感じている生臭さはないし。味付けもそこそこ。
長旅とショッピング、日焼けでこの日はすぐに就寝。次の日はテレビのある部屋に泊まろうと合意。
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