こんばんワニ。
祝日おわり。来週は定期テスト。
今日はイギリスからゲストスピーカーを招いて講演が…ということで朝のクラスがキャンセル。
内容もさっぱりわからずとりあえず講演に行ってみると、ケンブリッジ卒で国防省に勤めてるオジさん(もうひとりもケンブリッジ卒だけど何してる人か忘れた)で、南インドとアフリカで支援活動をしているとのことでした。
Oxfamと比べるとまだまだ規模も小さくてね…とか言ってた。←そんな大手と比べちゃいけません笑。話を聞いてみるとまだまだ「ピンときたものに支援する」という感じで、あまり焦点も定まっていないような団体でした。別にこれが悪いわけではないんだけどね。団体として専門分野を持つのも悪いことではないと思う。
時間があれば私の知ってるこっちの団体紹介できたんだけど、スケジュールぎっしりみたいだった。残念。
でもおそらくお金持ちであろうこんな彼ら(けっこう年配かも)がこうして私たちの大学に来て話をしてくれるというのはとてもありがたいことです。
学生向けにビジネス新聞Business Line(日本で言う日経みたいな?)を6ヶ月60ルピーで購読できる(その代わり平日だけ、MBAのオフィスに一括配達)という笑っちゃうような激安オファーがあり、クラスの3分の1くらいが購読しています。
前学期中に申し込んだのにいつになっても来ないのでウソだったとか金返せとか思っていたところ、12月から配達がはじまりました。
というわけで、クラスがないときや時間のあるときにこの新聞を読んでいます。
先週のことでしょうか。
隣に座っていた友人Kはこの新聞を購読していないので、私が読んでいると「ミワ、これ何?」と写真の入った記事に関して質問をしてきます。
Business Lineは普通の新聞と同じように、ページごとにトピックがあり、その中にCommodities(商品)という項目があります。たいてい物価の話題で、野菜などの写真と物価の上がり下がりが書いてあったりします。
その日何が書いてあったのか忘れましたが、Kがさらっとこのページを見て、
「ミワ、玉ねぎは1キロ2ルピーなの」
とひとこと。
アメリカで自炊をしていたとき「玉ねぎとジャガイモは野菜の中でも特に安い」というイメージがあったので、インドでもそうなのかぁと思い
「じゃぁもっと玉ねぎ食べなくちゃね」
と言うと、Kは
「玉ねぎ1キロ2ルピー、1日の収入160ルピー、とても大変なの」
と続けました。
そこで、気がついたんです。Kは物価が安くて喜んでいたんではなくて、家族の収入が減ってしまって困っていたんだって。
詳しく彼女の家族の仕事について聞いたことはなかったのですが、おそらく農業をしているんだろうと思います。
ここ数週間落ち着いたようなことを新聞では報じていますが、インドはインフレーションがハンパないです。9%くらいでガンガン値段が上がっています。半年でオートリキシャの運賃も(ガソリンが値上げしたから)上がり続けています。
そのくせ、野菜の値段は下がっている。玉ねぎに関しては2010年に天候の影響で値段が高騰したらしいので比較はむずかしいようだけど。
そんな作り手の苦労を知っているのか知らないのかわからないけど、数日前政府は玉ねぎの輸出価格を下げたようです。中国・エジプトの1トン200ドルに対抗して、1トン150ドル。
1トン150ドルってことは1キロ15セント。今日のレートでだいたい7.5ルピー。
輸出の時点で7.5ルピーって、作り手にいくら入るんだろう。
Kがポツンと言ったこのひとことで、いろんなことを考えさせられました。
Kは新聞なんか読まなくても、野菜の値段がどうなっていて、それが農村部の人たちにどんな影響を与えるのか(身をもって)わかっている。新聞を読んでいろんなことをわかった気になっている自分より、よっぽど「ものしり」なんだなぁって思った。
農村開発勉強するんだったら、こういう情報も視点を変えて吸収しないと。ね
祝日おわり。来週は定期テスト。
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今日はイギリスからゲストスピーカーを招いて講演が…ということで朝のクラスがキャンセル。
内容もさっぱりわからずとりあえず講演に行ってみると、ケンブリッジ卒で国防省に勤めてるオジさん(もうひとりもケンブリッジ卒だけど何してる人か忘れた)で、南インドとアフリカで支援活動をしているとのことでした。
Oxfamと比べるとまだまだ規模も小さくてね…とか言ってた。←そんな大手と比べちゃいけません笑。話を聞いてみるとまだまだ「ピンときたものに支援する」という感じで、あまり焦点も定まっていないような団体でした。別にこれが悪いわけではないんだけどね。団体として専門分野を持つのも悪いことではないと思う。
時間があれば私の知ってるこっちの団体紹介できたんだけど、スケジュールぎっしりみたいだった。残念。
でもおそらくお金持ちであろうこんな彼ら(けっこう年配かも)がこうして私たちの大学に来て話をしてくれるというのはとてもありがたいことです。
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先日友人の家に行ったとき。これがバス停。今度はひとりで行けるように記録。
彼女の家はこーんな何もなくて、道の両側にぽつんと家が数件建っているところでした。
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学生向けにビジネス新聞Business Line(日本で言う日経みたいな?)を6ヶ月60ルピーで購読できる(その代わり平日だけ、MBAのオフィスに一括配達)という笑っちゃうような激安オファーがあり、クラスの3分の1くらいが購読しています。
前学期中に申し込んだのにいつになっても来ないのでウソだったとか金返せとか思っていたところ、12月から配達がはじまりました。
というわけで、クラスがないときや時間のあるときにこの新聞を読んでいます。
先週のことでしょうか。
隣に座っていた友人Kはこの新聞を購読していないので、私が読んでいると「ミワ、これ何?」と写真の入った記事に関して質問をしてきます。
Business Lineは普通の新聞と同じように、ページごとにトピックがあり、その中にCommodities(商品)という項目があります。たいてい物価の話題で、野菜などの写真と物価の上がり下がりが書いてあったりします。
その日何が書いてあったのか忘れましたが、Kがさらっとこのページを見て、
「ミワ、玉ねぎは1キロ2ルピーなの」
とひとこと。
アメリカで自炊をしていたとき「玉ねぎとジャガイモは野菜の中でも特に安い」というイメージがあったので、インドでもそうなのかぁと思い
「じゃぁもっと玉ねぎ食べなくちゃね」
と言うと、Kは
「玉ねぎ1キロ2ルピー、1日の収入160ルピー、とても大変なの」
と続けました。
そこで、気がついたんです。Kは物価が安くて喜んでいたんではなくて、家族の収入が減ってしまって困っていたんだって。
詳しく彼女の家族の仕事について聞いたことはなかったのですが、おそらく農業をしているんだろうと思います。
ここ数週間落ち着いたようなことを新聞では報じていますが、インドはインフレーションがハンパないです。9%くらいでガンガン値段が上がっています。半年でオートリキシャの運賃も(ガソリンが値上げしたから)上がり続けています。
そのくせ、野菜の値段は下がっている。玉ねぎに関しては2010年に天候の影響で値段が高騰したらしいので比較はむずかしいようだけど。
そんな作り手の苦労を知っているのか知らないのかわからないけど、数日前政府は玉ねぎの輸出価格を下げたようです。中国・エジプトの1トン200ドルに対抗して、1トン150ドル。
1トン150ドルってことは1キロ15セント。今日のレートでだいたい7.5ルピー。
輸出の時点で7.5ルピーって、作り手にいくら入るんだろう。
Kがポツンと言ったこのひとことで、いろんなことを考えさせられました。
Kは新聞なんか読まなくても、野菜の値段がどうなっていて、それが農村部の人たちにどんな影響を与えるのか(身をもって)わかっている。新聞を読んでいろんなことをわかった気になっている自分より、よっぽど「ものしり」なんだなぁって思った。
農村開発勉強するんだったら、こういう情報も視点を変えて吸収しないと。ね
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