HAPPY PONGAL
こんばんワニ。
昨日今日とひたすら食べて移動だった気がする。
タミルナドゥでは一番盛大に祝われる Pongal (ポンガル)のお祭り。
大学も4日間のお休みです。
これに合わせて「時間あるときにね」と言い続けてきた友人宅訪問を決行することに。
ひとりだけ訪ねるつもりだったのに「私の家はそこからバスで45分でついちゃうから」と他のふたりの家にも行くことに。45分って、けっこうな距離だと思うんだけど…?
結局、日に数本しかないバスとの兼ね合いがつかず、二人の家しか行けなかった…。
クラスメイトの各家庭、最低でも一度は行かなくちゃなと思っているのですが今回行けなかった子のところはまた別日に計画しなくては(同エリアは制覇したと思ったのにな笑)。
こんなこと書くのもあれですが、あまり裕福とはいえない家の出身のクラスメイトたちですが、心からのおもてなしを受けて、おいしい家庭料理をご馳走になり、笑顔がステキな家族に紹介され、ホントこういうタミルのホスピタリティってすばらしいなぁと思いました。
ただいつもクラスの中で話すよりリラックスしているせいか家庭の難しい事情なども話してくれて、やっぱり大変なんだなぁ、それにも関わらず勉強がんばってるんだなぁ、と今さらながら思った。
奨学金でぬくぬくと生活している自分、彼女たちを見習わなくちゃ。
オンナノコ3人でバイクに乗って畑の真ん中を猛スピードで(時間がないから)駆け抜けてたときは「マジ、滑り落ちる…泣」と思ったけどね。
そんなこんなでなんとかふたりの家を訪問し、
そのあとは例によってNilakottaiとVeelinayakenpattiへ。
ホストファザー(糖尿もち)が寝込んでいたのでお祝いムードじゃないなと思ったのだけど、
気分がよくなったのかおしゃべり開始。
みんなでジョークにガハガハ笑い、
おいしいご飯をたくさん食べ、
おきまりのティー・コーヒーを飲んで、
お腹も心も満たされて就寝。
朝は日が昇る前から爆音で音楽が流れる←村では結婚式も葬式もなぜか爆音で音楽を流すんですよね…。
それに負けじと2度寝するも、6時半に起こされてNGOのトレーニングセンターでの「ポンガル」作りを見にいく。
ポンガルっちゃなんね。
ポンガルとは~ うーん… バターライスをおかゆにした感じ?笑
ポンガルにはsavoryとsweetがあり、前者はホントバターライス粥って感じ。
ポンガルのお祭りで作るのは後者、甘くお米を煮たもの。
ポンガルはタミルの収穫祭。
この時期に収穫されるものには米とさとうきびがあります。
そんなわけでポンガルで米を消費し、
さとうきびにかじりつく、
というのがポンガルの伝統的なお祝い。
「このお祭りがポンガルだからお祝いに作るこの料理の名前もポンガル」
なのか
「この料理がポンガルだからこのお祭りの名前もポンガル」
なのかは不明。
収穫をお祝いすると同時に太陽の神様Suryaに感謝をするので
太陽が昇るときにポンガルを作る…とネットで読んだのですが、
ホストマザーいわく
「いちばんいいのは午前11時から正午の間」
だそうです。太陽が一番高く昇るから?なのかな。
NGOでアサイチポンガル作りを見て、ポンガル食べて帰ってきたら、
ホストファミリーのとこはまだ作り始めてもいない。
では11時まで待って、ポンガル、作ってみますか。
作る場所の設定。
太陽の神様に見えるように?屋外がのぞましいよう。
伝統的には陶器の壺状ポットで作るようですが、最近はフツーのポットでもつくるみたい。
ポットの下にナゾのシンボルも書いて準備は万端。
牛乳を火にかける間、ココナッツヤシから作る砂糖Jaggeryを準備。
Jaggeryはでっかい塊で売っているので、細かく粉砕。
牛乳が沸騰して泡がぶくぶくーっとポットの上にふくらんできたら
「ポンガルポンガル」と唱えて(?)、米とgreen dhal(レンズ豆?)を投入。
かき回して、jaggeryとghee(ギー:インドバターみたいな)を投入
最期に油て軽く炒めたレーズンとつぶしたカルダモンを投入してできあがり。
調理が終わったら神様にポンガルをささげる準備。
描かれているのは太陽と月の絵の入った山車。
なんだか準備はやることたくさんあって大変そうな感じ。
ランプに火を灯し、ココナッツをかちわり、バナナに線香をつきさし…
母から娘へ…。
このあとまたポンガル2皿は食べたよー
甘いポンガルはこのお祭りだけではなくてしょっちゅう寮でもでるのだけど
(この間は胃酸みたいな味がした。)
甘いポンガルは1年分食べたような気がする。
ポンガルでお腹いっぱいのところに
また別宅でランチを食べる。
あぁ、おなかいっぱい。
また気が向いたらこの週末について書きます…
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