2012年8月11日土曜日

No Burqa? インド大学ドレスコード事情(2)


こんばんワニ。


先日タミルナドゥのカレッジでのドレスコード事情について書いたばかりですが、翌日の新聞にこんな記事が載っていたのでご紹介。

…の前に、いくつか紹介されている単語の説明を。

Tilak:体につける白や赤のラインや点。たいていはおでこですね。カーストによって種類がちがうらしい。参考写真

Bindi:眉間につける赤の点もしくはジュエリー、それをマネたシールの類。参考写真

Bangles:バングル、ブレスレット。細いガラスや金属製のものをいくつもつけるのが南アジア流。参考写真

Hijab:ムスリム女性が髪の毛をおおうのに使うヴェール。参考写真

Burqa:頭全体と顔をおおうムスリム女性のヴェール。参考写真

Mangalsutra:既婚女性が身につける聖なるひも。参考写真


Tilak、Bindis、Banglesの着用をアドバイス
カルナータカカレッジがHijab、Burqa、スカーフの頭着用を禁止
 
カルナータカのDakshna Kannada地区、Putturの教育機関運営者がTilak、Bindis、そしてバングルの着用を奨励するガイドラインを発表した。 
Vivekananda Vidyardaka Sangha(VVS)に属する41機関が生徒そして講師向けにこのガイドラインを制定した。これによると、キャンパスでHijab、Burqa、スカーフの頭着用は禁止、男子生徒はTilakを、女子生徒はバングルとBindiをつけるよう推奨している。バングルとBindiについては講師にも適用される。 
とは言え関係者は「強制ではない」と語る。守らなくても罰則はない。
このガイドラインは1965年からずっと使われていて、今まで特に不満や抗議の声はあがっていないそうだ。 
しかし、41機関の15,200名の生徒のうち、ムスリムやクリスチャンは100名ほどである。 
機関から指名されテレビのインタビューに答えた生徒によれば「バングルとBindisを身につけるのには科学的な根拠もあるんです。私たちの文化を守るのは当然でしょう。」この間彼女のうしろには3名の講師が立っていたそうだ。[...]
あいまいさはなし
ドレスコードについてはあいまいな説明ばかりだが、Hijab、Burqaそしてヘッドスカーフの禁止に関しては議論の余地なしだ。「キャンパス内では禁止だから、カレッジの入り口までしかHijabはつけていません。入り口に女性専用の部屋があってそこで着替えられますから」 と生徒は語る。
しつけは制服から
「制服で規律を守るのは大切なことですよ。だからHijabとBurqaを禁止してるんです。何千年もBindi、[ピアス]、バングル、トーリング、Mangalsutraはインドの文化の中で重要な位置を占めてきました。Tilak、Bindi、バングルは特定の宗教に特化したものではないですし。ヒンドゥ教は宗教のモデルとして守っていかなくてはいけないですね。」


いやー、強制でないと言ってるけど、こんなアドバイス受けたら周りにやぱりプレッシャーかかるよねぇ。

にしてもBurqa禁止なんてびっくり。フランスじゃないんだから。。。反対のデモとか起きそう。

ドレスコードの設定は大学の勝手。でも宗教的な理由で身につけているものを脱ぎなさいと言われるのはおかしいと私は思うのです。

つい最近もHijabをつけてサウジの女性がオリンピックに出場しましたよね。彼女はあれなしでは出場させてもらえないと国で言われ、でも競技にあぶないからとオリンピック委員会から着用参加は無理だと言われる可能性もあったんです。彼女の実力とはなーんにも関係ないのに。

こういう動きがあるのに宗教寛容とは反対に向かってるってどーいうことなのよ。

まぁともかく、大学生レベルで服装どうのこうのと決められていたら、社会に出て「何着よう」と自分で考えられるのでしょうか。学生のうちにいろいろ失敗しておく方がいいんじゃないかなぁ。


あぁ、眠い。。。


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