2013年5月26日日曜日

結婚してくださいの人と僕じゃだめですかの人 Palm Fruits

こんばんワニ。


どん

エキゾチックなインドの果物を食べる機会ももう少なくなってきたと思うので
あ~あれ、食べたいなぁと思ったものは
今のうちに食べよう、という魂胆。

まぁ、果物だけじゃないんだけど。

ということで今日はPalm Fruitsを買ってきました。

Palmってのはヤシです。

私さぁ、
ココナッツっていうのはヤシの木にはえるものだ
と思っていたから、
最初Palmのフルーツっていわれたときに
それココナッツじゃんって思ったんだよね。

で、もらってみたら全然違う代物だったわけで。

ココナッツがヤシの木にはえるってのは間違いじゃないんだけど、
ヤシにはココナッツの他にもたくさん種類があるんだって。

っていうのはPalm fruitsを食べてからわかったんです。

今ググったらPalm fruitsは正式にはPalmyra fruitというようです。
この果物をつける木のラテン名はBrassus flabellifer(たぶん)。
(ココナッツはCocos nucifera。)

で、これね。

この白っぽい果物がヤシの木にぶらさがっているわけではなくて、
「ヤシの実」の中に入っているわけなのね。

なんか古臭い写真だけど参考はこちら

この黒っぽいヤシの実の表皮をなたでちょっと切っていくと
中のやわらかいしろっぽいところに3つばかりのこの果物が隠れています。
これをなたでていねいにはがしていくわけですね。

果物3つ、つまり実ひとつぶんで10ルピーなり。

これはココナッツジュースやスイカ同様、
夏の時期に体温を下げると信じられているもののひとつで、
このシーズンよくそのへんでおっちゃんがなたを片手に売っています。

あっ、こっちのページの写真の方がわかりやすいかも。

この白い皮をていねいにはがして、
中の半透明の部分だけいただきます。
見た目どおり、ゼリーのような食感で、
中にちょっと果汁が入っています。

そんなに甘くないし、皮食べちゃうとものすごくマズいんだけど、
なんかクセになります。

ちなみに今日、
3つだけくださいと言ったあと
袋におっちゃんがつめている間にお財布から10ルピーを出しました。

顔を上げるとおっちゃんが最後のひとつを袋に入れているところで、
それがものすっごく小さいやつだったので
代えてもらおうかと思ったけど、
まぁいっかと帰る。

あとで袋の中を見たら
4個入ってました。

小さいのはおまけだったのね…

代えてくださいなんて言わなくてよかった苦笑


■  ■  ■  ■  ■  ■  


今日は半日ダラダラして、
半日部屋の中のものをゴミに出して
夕方、Chinnalapattiまでお散歩にいきました
(そのときにPalm fruitsを買ってきた)。

私はもう早くテストが終わってインターンを待つのみですが
夏休み中に特にプログラムがない寮生は
期末テスト最終日にたいてい寮を出ます。

そんな感じなのでここんとこ
寮を出るとやたらと荷物を持って実家に帰る人たちばかり。

卒業して出て行く人も
あんまり荷物がないので
(小さなスーツケースとダッフルバッグくらい)
どうやって2年間とか3年間過ごしてたんだろうと
不思議に思います。

私なんか4箱実家に送ったのに!

同じMBAの子たちでも
インターンシップが終わってないのはうちの学科だけなので
(他の学科は12月中にやっちゃったらしい)
2年間一緒に過ごしたメンバーを何度も見送りました。

さみしい。。。

それに私ももうすぐここを出るしなー

と、イヤなことはいったん忘れて
感傷にひたっていると

見慣れた顔が。

このへんで登場したMBAのケララのオトコノコM。

あら、まだいたのねぇ。

M「いつここを出るの?」

私「インターンシップがはじまるから月曜に出るよ
そっちはもうインターンシップは終わってるよね。
いつ帰るの?」

M「今日帰るんだ」

と、握手。

私「そうなんだぁ」

彼はこのあと軍隊に入るつもりで、
でもコンピュータやマネジメントなど
学士修士で学んだことを活かせる
そんなポジションにつきたいのだそうです。

とりあえずChennaiの部署に入ることが決まっているようなので
何かChennaiで必要なことがあれば
電話して、とのことでした。

はー。。。
最後までいい人だ。。。

(上から目線だけど)
私はオトコレベルがあまり高くないMBAの中でも
彼を一番高く評価していました。

気さくだし、あいさつは欠かさないし、
笑顔だし、
頭もまぁ悪くないようだし、
将来のビジョンをしっかり持っていて
ものすごく好感がもてます。

いつだったかなぁ、なんかヘコんでたときに
たまたま彼と話す機会があって
「MBAのあとは日本に帰っちゃうの?」
と残念そうに聞くので
「結婚してください」
と言いたくなったくらいです笑

私「わかったー、電話番号は変わらないよね」

M「うん、同じ番号。
Facebookでも連絡とろう。
それじゃぁ」

と、颯爽と去るM。

これからはFacebookでつながるのみか~。。。
惜しい男を逃がした。

と、大学の入り口まで来て
Chinnalapattiに向かって歩いていると
野菜やさんの隣の小さなティーショップで
MBAのオトコノコたちが集まっている。

今学期からかなぁ、
いっつもここで集まっているメンバー。

寮にまだ残ってる人じゃなくて、
家から通ってる人もわざわざここまで来て
だらだら~と過ごしているようです。

私が野菜をここで買うようになってから
話すようになった人もいて
(同じクラスにいても話さないオトコノコいっぱいいるから)、
そんなことも考えていると
さみしくなるなぁと思ってしまうのです。

と、そんな中に友人RMが。

RM「いつここを出るの」

私「月曜かな…」

RM「インターンシップがあるよね」

私「そうそう。月曜からだよ」

RM「日本に帰るのは?」

私「7月になるかな」

RM「そのあと、結婚するの?

私「笑それは、いい人が見つかってからでしょ」

RM「ひとつ聞いていい?」

私「うん」

RM「僕じゃだめ?

私「笑博士号とってから連絡して」

RM「博士号?」

私「ダンナは博士号かお医者さんか弁護士がいいから笑」

けっこう、コイツもお調子者だわ。


■  ■  ■  ■  ■  ■  


お客さんに私のことを「友だち」と紹介している
Ceylon Bakeryのお姉ちゃん。

最近Amla(グースベリー)のジュースを買うようになって
顔見知りになったGandhigram Trustのお店のお兄さんは
お店の前を通るたびにニコっとしてくれる。

Trustの前の小さなお菓子やさんのお姉さんも
道で会うたびにあいさつしてくれる。

「シスター、ブドウは?」
といつも声をかけてくれる
踏み切りの近くでブドウを売ってるお兄さん。

タミル語も結局全然上達しなくて
簡単なやりとりしかできないけれど
こうやって何度も顔を合わせて
あいさつをして
そういう関係が築けたのは
本当に幸せなことだと思っています。

明日が寮での最終日

ランチごちそうするわよと言ってくれるマニプリお姉ちゃん。

ホント、頭が上がらないです。

(今晩ホットケーキでお礼←足りねーわ。)




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