2013年5月8日水曜日

Cost n Benefit 稼動しちゃうんですか?

こんばんワニ。


クロウです

実家のクロウです。

このお腹はブラックホールなので
いやなことがあるとクロウが吸い取ってくれます。

あぁ、早く吸い取ってほしい。


さて。

先日のポストはたくさんの方に読んでいただいたようで
ますますショックを受けた方も多いかと思われます。

クロウの写真を送ってくれる家族や
いや、それ、嫁入り前に送っちゃまずいだろうという変顔を送ってくれる友人

そんな皆さんに支えられています。

だけど、
本人は思ったより回復してます。
(気持ちの問題ね)

起きたことは覆せないし、
かといって許せないし、
複雑な気持ちではありますが
今はとりあえず、修士過程を終了しようというのが一番の目標です。

んで、カエル。


読んでいただいている人の中には
「落ち込んで何も手につかないんじゃ」
とかって思っている人もいるかも…

いないか。

でも、ホントそんな感じじゃないので
ネタ変えます。笑


私が学生ヴィサ更新や論文でバタバタしている間に
インドではいろいろなことが起こりました。

どっちかっていうと
ボストンの話の方が気になってたけどね。

パキスタンとは囚人問題でモメたり
中国とも緊迫状態が続いたり
いやー、ヤバいね国際関係、と思っていましたが

今朝の新聞で気になる記事が。

タミルナドゥのKudankulam原子力発電所の稼動に

あちゃー。。。

デモが起きたり
なかなか稼動にこぎつけないじゃんねと思っていたKudankulamですが
いよいよ稼動に向けて最終ステップという感じ。

とは言っても
Atomic Energy Regulatory Board (AERB)
Nuclear Power Corporation of India Ltd (NPCIL)
Department of Atomic Energy (DAE) が
稼動OKなら、という
結局最高裁判所の権限があるのかないのかよくわからない
そんな判決(?)だったのですが。

気になったのは以下です。

稼動から得られる経済的恩恵に焦点を当てるべき。
原子力発電所を稼動させることで貧困が解消され、雇用が生まれる。
発電所を運営するNPCILは環境への配慮をし、
持続可能な開発と社会的責任を果たす準備がある。
原子力開発、制御そして利用は国民と経済発展のための
国の政策である。

ふーん。。。。

で、

公益」が
「憲法21条で約束されている人権と生存権が侵害されるという不安」を
取って代わるようなことはあってはならない。

と言っているのですが

原子力発電所の「負」な事項に関しては
"minor inconveniences and minor radiological detriments"
大したことない不便さ、大したことない放射線の損害
と言っています…

結果がフクシマでも?
周辺の人びとが家も生活も思い出も全部捨てて、
仮設住宅に住まなくてはいけない、
そんなことがこの先起こっても、
大したことないって言えるんでしょうか?

原子力から得られるものが
原子力によって失われるものより
重要、
そういう見解なんですね…

でもね。

最初925メガワット発電するうち
460メガワットのみがタミルナドゥへ。
他は近辺の州に送られる。

発電量の半分はタミルナドゥが使えるんじゃんと思うけれど、
この州では1200~2200メガワット電気が足りてないんです。
400ちょっともらっても全然足りないんですよ。。。

まぁ、裁判所は、
火力発電から原子力に変わるメリットも述べていました。

特にこれと言って
特筆すべき内容ではないのですが
国の最高裁判所がどーぞと言ってしまえば
稼動はものすごく近いのではないかと思われます。

残念ですね…。。。

これに対し
地元ではさっそくデモがまた行われ
福島の発電所が燃えている写真など持った人が
通りに繰り出したようです。




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