こんばんワニ。
先日は怒りにまかせたポスト投稿でごめんなさい。
この件は解決してません。ていうか解決しない気がする。
事態は思っていたよりフクザツだったんですよね。
はて、どうしたもんかね。
一応私はMBAの生徒ということで、「地域のいろいろなビジネスを見ておくべきだね」と1年目殻言われていたのですが、もともとビジネスに興味があってMBAやってるわけじゃないので、特に自分で行ってみようとしたことはないです。まぁ、企業に行って投資家でもなくインターンシップでもなく、ただ見学したいですなんて門前払いだと思うけど。
新しい学科長は「私はいろいろと生徒に経験してもらいたいんだわっはっは」みたいなスタンスで、生徒がいろんなところを訪れて知識経験を肥やしていくことを目標にしているらしい。それはありがたいことなのですが、「じゃぁ製紙工場に行こう。全員要参加ね」とか言われちゃうと「紙ですか?」とか思っちゃうわけ。
で、なんでまた土曜に行くんだよと思ったのだけど、今日その会社に行くことに。最近日本で大人の社会見学がはやっているので私もその波に乗った感じ(ウソ)。
さて、今日出かけたのはKarur地区(県)にあるTNPL: Tamil Nadu Newsprint Papers Limitedです。製紙工場を各地に持っている会社は多々ありますが、ひとところに集中して施設が密集している会社ではインドでいちばん大きい会社、だそうです(あいまいな自慢だ)。
この会社のウリは通常紙をつくるパルプの割合を減らしてその代わりにbagassee(サトウキビから砂糖をとった残りの繊維)を混ぜているということ。この辺りには製糖工場も多く、サトウキビかすはたくさん手に入る。だからそれ使っちゃおうってわけです。
おもしろいのはTNPLはタミルナドゥ州政府が運営している会社ってこと。インドでは国有は州保有の会社が多くあって、成功例は多いです。例えばこんな感じ
結論、まぁ、行ってよかったかな~くらい。。。
ていうか、肝心な製紙製造部はちょっとしか見なかったんですよ。
朝から昼まで暑い中だらだら~って見てたのは「紙に使うパルプやサトウキビの苗をクローン栽培してるところ」。
まぁこれはこれで、農業にちょっぴり興味のある自分としてはうれしかったのだけれど、TNPLの研究者が英語で丁寧に説明をしてくれているのに学科長の代わりにやってきた農業に詳しいスタッフがタミル語でじゃんじゃん横槍をいれるので、私の学びがうすくなってしまったのです。(つか紹介もされない人になんで説明を受けなくちゃいけないんだ)
ということで写真を紹介。
この会社ではエッセンシャルオイルなどに使うユーカリプタスを製紙材料として栽培推奨していて、よく育ついい木からクローンを作り増やしていくということをしています。
これは元の木から部分部分を切り取って培養に回すところ、だと思う。
これはちょっと大きくなった培養クローンを小さなポットに植えているところ。生徒も参加した。
外も暑いのにこの中はなんと温室!そして上のスプリンクラーから水が出てすごい湿気なので、東南アジアにいるような感じでした。
私たち見学者がいるからとでっかい扇風機を使っていましたが、普段おばちゃんたちはこの中で扇風機もなく、これだけたくさんの苗木を植えていて…と思うと、紙はムダにできねぇと思う。
ある程度育ったら外で育てる。
水をたくさんやらなくても済むような品質改良をしていると言っていたけれど、生野菜Guruの農園とどうしても比べてしまうので、この超大規模な苗木栽培はどうも私にはしっくりこないんだよね。まぁ私もTNPLの紙を使ってるんで、文句は言えないけど。
で、この苗木は会社でがつがつ植えるんではなくて、周辺の農家に安価で提供し、育ててもらっているようです。周辺住民への雇用提供に関しては評価だね。
はいっ、おしまい。
…紙を作ってるところ?
いや、カメラ禁止だったんですよ笑
工場の中は携帯電話とカメラの使用が禁止されてました。荷物も車に置いてけってことなんで、私たちは丸腰笑状態によく工場見学とか政府の人が地方の生産部なんか訪問するときにかぶってるふかふかのヘルメットをかぶって出発進行。
まぁ、中の機械はすごかったよね。高さ30メートルくらいありそうなでーーーーーっかい機械がぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる紙を生産している。このでっかいロールを引き上げるクレーンは50トンまで運べるようでした。
紙の品質をチェックする機械を見せてもらい、できたばかりのあったかい紙をさわり、できあがりのロールがコンベヤーに乗せられて移動するのを見たところで、
ががががごごごごががごごごごごごがが
!!!!????
見ると、仕上げ工程の機械で、こんな感じでぴっちりときれいに巻かれていたでかロールがごわごわ(他に言い方がみつからん)になっている。なのに機械はすぐに止まらない→ごわごわ部分がごわごわロールに巻き続けられる。
なんだなんだとこの機械のところにみんな集まる。ようやく機械が停止。ロールからごわごわ部分が飛び出して、白い紙の海のようになっている。
どこからともなくたくさんの人がやってきて、ごわごわの紙を引っぱりだしている。紙の海があふれ出てくる。
どうやら工程に何かの問題があって紙のロールがぐちゃくちゃになってしまったようです。詳細はわからなかった(まさか見学者がわんさかいるときにこんな事故?が起こるとは思わないだろうし、会社の人間として「問題です」なんて言わないだろうから)。
紙の海、販売できないよなぁ、もったいないなぁ、と思ったら、「こうやってムダになった部分はリサイクルしてるよ」だそうです。よかった。
と、いうことで、製紙部門は1時間半くらいしかいなかったので詳しい話は聞けなかったけれど、規模のデカさはわかった。
このあと帰りがけにトイレに立ち寄ったら、トイレまで案内してくれた見ず知らずの食堂のおばちゃんに「私の弟と結婚して日本に連れてって」とまで言われたのは、余談です。
うーむ、眠い。。。今日はここまで
先日は怒りにまかせたポスト投稿でごめんなさい。
この件は解決してません。ていうか解決しない気がする。
事態は思っていたよりフクザツだったんですよね。
はて、どうしたもんかね。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
一応私はMBAの生徒ということで、「地域のいろいろなビジネスを見ておくべきだね」と1年目殻言われていたのですが、もともとビジネスに興味があってMBAやってるわけじゃないので、特に自分で行ってみようとしたことはないです。まぁ、企業に行って投資家でもなくインターンシップでもなく、ただ見学したいですなんて門前払いだと思うけど。
新しい学科長は「私はいろいろと生徒に経験してもらいたいんだわっはっは」みたいなスタンスで、生徒がいろんなところを訪れて知識経験を肥やしていくことを目標にしているらしい。それはありがたいことなのですが、「じゃぁ製紙工場に行こう。全員要参加ね」とか言われちゃうと「紙ですか?」とか思っちゃうわけ。
で、なんでまた土曜に行くんだよと思ったのだけど、今日その会社に行くことに。最近日本で大人の社会見学がはやっているので私もその波に乗った感じ(ウソ)。
さて、今日出かけたのはKarur地区(県)にあるTNPL: Tamil Nadu Newsprint Papers Limitedです。製紙工場を各地に持っている会社は多々ありますが、ひとところに集中して施設が密集している会社ではインドでいちばん大きい会社、だそうです(あいまいな自慢だ)。
この会社のウリは通常紙をつくるパルプの割合を減らしてその代わりにbagassee(サトウキビから砂糖をとった残りの繊維)を混ぜているということ。この辺りには製糖工場も多く、サトウキビかすはたくさん手に入る。だからそれ使っちゃおうってわけです。
おもしろいのはTNPLはタミルナドゥ州政府が運営している会社ってこと。インドでは国有は州保有の会社が多くあって、成功例は多いです。例えばこんな感じ
結論、まぁ、行ってよかったかな~くらい。。。
ていうか、肝心な製紙製造部はちょっとしか見なかったんですよ。
朝から昼まで暑い中だらだら~って見てたのは「紙に使うパルプやサトウキビの苗をクローン栽培してるところ」。
まぁこれはこれで、農業にちょっぴり興味のある自分としてはうれしかったのだけれど、TNPLの研究者が英語で丁寧に説明をしてくれているのに学科長の代わりにやってきた農業に詳しいスタッフがタミル語でじゃんじゃん横槍をいれるので、私の学びがうすくなってしまったのです。(つか紹介もされない人になんで説明を受けなくちゃいけないんだ)
ということで写真を紹介。
無菌室 |
この会社ではエッセンシャルオイルなどに使うユーカリプタスを製紙材料として栽培推奨していて、よく育ついい木からクローンを作り増やしていくということをしています。
これは元の木から部分部分を切り取って培養に回すところ、だと思う。
温室、スプリンクラー |
これはちょっと大きくなった培養クローンを小さなポットに植えているところ。生徒も参加した。
外も暑いのにこの中はなんと温室!そして上のスプリンクラーから水が出てすごい湿気なので、東南アジアにいるような感じでした。
私たち見学者がいるからとでっかい扇風機を使っていましたが、普段おばちゃんたちはこの中で扇風機もなく、これだけたくさんの苗木を植えていて…と思うと、紙はムダにできねぇと思う。
外でまたスクスク |
ある程度育ったら外で育てる。
水をたくさんやらなくても済むような品質改良をしていると言っていたけれど、生野菜Guruの農園とどうしても比べてしまうので、この超大規模な苗木栽培はどうも私にはしっくりこないんだよね。まぁ私もTNPLの紙を使ってるんで、文句は言えないけど。
で、この苗木は会社でがつがつ植えるんではなくて、周辺の農家に安価で提供し、育ててもらっているようです。周辺住民への雇用提供に関しては評価だね。
はいっ、おしまい。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
…紙を作ってるところ?
いや、カメラ禁止だったんですよ笑
工場の中は携帯電話とカメラの使用が禁止されてました。荷物も車に置いてけってことなんで、私たちは丸腰笑状態によく工場見学とか政府の人が地方の生産部なんか訪問するときにかぶってるふかふかのヘルメットをかぶって出発進行。
まぁ、中の機械はすごかったよね。高さ30メートルくらいありそうなでーーーーーっかい機械がぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる紙を生産している。このでっかいロールを引き上げるクレーンは50トンまで運べるようでした。
紙の品質をチェックする機械を見せてもらい、できたばかりのあったかい紙をさわり、できあがりのロールがコンベヤーに乗せられて移動するのを見たところで、
ががががごごごごががごごごごごごがが
!!!!????
見ると、仕上げ工程の機械で、こんな感じでぴっちりときれいに巻かれていたでかロールがごわごわ(他に言い方がみつからん)になっている。なのに機械はすぐに止まらない→ごわごわ部分がごわごわロールに巻き続けられる。
なんだなんだとこの機械のところにみんな集まる。ようやく機械が停止。ロールからごわごわ部分が飛び出して、白い紙の海のようになっている。
どこからともなくたくさんの人がやってきて、ごわごわの紙を引っぱりだしている。紙の海があふれ出てくる。
どうやら工程に何かの問題があって紙のロールがぐちゃくちゃになってしまったようです。詳細はわからなかった(まさか見学者がわんさかいるときにこんな事故?が起こるとは思わないだろうし、会社の人間として「問題です」なんて言わないだろうから)。
紙の海、販売できないよなぁ、もったいないなぁ、と思ったら、「こうやってムダになった部分はリサイクルしてるよ」だそうです。よかった。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
と、いうことで、製紙部門は1時間半くらいしかいなかったので詳しい話は聞けなかったけれど、規模のデカさはわかった。
このあと帰りがけにトイレに立ち寄ったら、トイレまで案内してくれた見ず知らずの食堂のおばちゃんに「私の弟と結婚して日本に連れてって」とまで言われたのは、余談です。
うーむ、眠い。。。今日はここまで
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