2011年7月11日月曜日

A Long Way to India (5) ICCRの選考試験 と ロコとの出会い

こんばんワニ


おとといの狂犬病予防接種と、友人の家での「これ食べなさい」「もっとおかわりしなさい」攻撃によって昨日はダウン気味でした。

以前にも書いたように私は寮で食事をしているのですが、大学内の飲食施設はVegetarianオンリーという決まりがあるそうで、必然的に寮でもVegetarian食のみです。

そんな私をかわいそうに思っているのか、友人の家に行くとやたら肉を出してくれます。

チキンとマトンと魚とどれがいい?」必ず聞かれます…
マトンは羊じゃなくてヤギの肉なのね。なじみがないのもあるけどヤギがそのへんにいるのを見ると食べるのがかわいそうになっちゃうのでパス。このへんの魚はおいしくないのでパス。するとたいていチキンになるわけね。

このへんの田舎だとお肉ってパックで売ってるわけじゃなくって、そこらへんの屋台のようなお店で買ってくるようです。店先には鶏ちゃんたちの入った檻があったり、ヤギさんたちがつながれてたり。そして丸太のような木があって、おっちゃんたちが肉をそこでさばいて、正面につるしたり。

実際にさばくプロセスを見たことがないのですが、そして肉を食べるというのはこの作業が必要だと頭では分かっているのですが、想像してしまうとVegitarianでもいいかなとか考えてしまうのです。いけませんね。

で、話は戻るけど、昨日もチキンをたーくさん出してもらいました。いつもチキンってどこの部位なんだろうみたいな形のがカレーに入ってるんだけど笑、わざわざもも肉も買ってきてくれてね…KFCカレー風味みたいな…。

とお腹いっぱい食べて帰ってきて、体が重く感じたので、リセットが必要だなと感じました。

夕飯と朝ごはんを抜いて、白いご飯が出るお昼に食べたのがこちらです


わかるかな~。ふりかけご飯と、お味噌汁です。
ご飯ばっかりやたらあるように見えますが、そんなに量はないです笑

あぁ、おいしい。幸せでした。


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さて、インドに来るまでの過程第5章です。


かなりの重量の出願書類を出したのが2011年1月27日。

あまり応募する人がいないせいか書類選考はないようで、選考試験のスケジュールがメールで届いたのが書類締め切りと同日の1月31日です。


選考試験は2月3日(そんなすぐやるのかよって感じもしたけど)。内容は以下でした:

(1)筆記試験1時間半
(2)面接

最初の連絡では(1)を午前にやって(2)を午後にという話でしたが、これまた応募者が少ないためか全て午前中にやると追って連絡がありました。

あっ、言うまでもなく(1)(2)共に英語です。でも試験室での指示は日本語だったり英語だったりしました。


筆記試験は

(a)文章理解10点
(b)選択問題20点
(c)同意語5点
(d)反意語5点
(e)文章作成20点
の計60点

どこかのサイトで、高校生でも解ける問題と書いてあったように記憶しています。そんなにむずかしくないです。でも私は同意語とか反意語が苦手なのでテキトーに解答しちゃいました苦笑

文章理解はガンジーの話で、簡単な文章で内容を要約して述べるような問題です。

文章を書くほうのトピックは何だったかな…インドの文化に関するものだったような気が。何語くらいって指示があったのがめんどくさかった(語数数えなくちゃいけないからね)。


で、このあとの面接が40点で、10分くらい大使館と(たぶん)JASSOの人と話をするってものでした。私は面接の順番がけっこう早かったのでまだもう一人の面接官が来てなくて、大使館の女性スタッフのみと話をしていたら途中でその人が入ってきたって感じ。

聞かれた内容は"Why don't you tell me about yourself"的な。ここで自分の経歴となんでインドじゃなきゃダメなのか再び暑苦しく語ればOKだと思います。私はインドに行ったことがあるのでそれで話がふくらんで、選考内容とか詳しい話にまで至らなかったです。


試験が行われるインド大使館は最近改装されたばかりでピッカピカ。すっごくモダンな建物です。試験室は地下でした。

応募する人は院にすすむ大学生が多いのかな?たいていがスーツでした…が、カジュアルな格好で来ている人もいたし、churidaと南インドではよんでいるプンジャービドレス(チュニック・パンツ・ショールのセット)の女の子もいました。芸術関係やダンス関係の人は自分の活動経歴のポートフォリオも準備していたようです。あと、詳しく言及は避けますが占い師みたいな不思議な人もいました(あの人も受かったのかしら…)

あんだけの書類を期日までに提出するのはむずかしいようで、当日足りない書類を回収する場面もありました。そのときに他の人の封筒見て「ちっちゃ!」と思ったわけね…。


余談になりますが試験前、

1月29日に日本がアジアカップで優勝。

1月31日に私はロコに出会いました

ロコは現在私の実家で先輩猫クロウ・メイと仲良く(?)暮らしているおばあちゃん猫です。

ロコの唯一の家族だった私の親戚が倒れたのが1月30日。猫がいるという話を聞いて、翌日親戚を病院に見舞いがてらエサをやりに行きました。

ロコの住まいは決して心地よいものとは言えませんでした。とりあえず事情が落ち着くまでは家族が順番にエサをやりに行くことになりましたが、どう考えてもあのおうちにロコだけ置いていくわけにはいかなかったんです。

私はロコ(と呼ぶことになったけど最初は名前もわからなかったんです)のことが気がかりで、試験の前の日もロコのことばかり考えていたと、日記に書いています。

独居老人のパートナーとなって、家族となってくれるペットたち。でもそのヒトが倒れたらペットたちはどうすればいいの?今までこんな話を聞きかじったことはあったけれど、目の前に突きつけられた現実を前に、これって高齢化社会同様に社会問題じゃんね、と思ったのです。

試験が終わったあとエサをやりに行って、ロコをそこに残して帰るのがとてもつらかった。だから試験の内容なんてあんまり覚えてないんですよね。

2月5日ロコが行っていたであろう親戚の家近くの獣医にロコを連れて行って、ロコが猫後天性免疫不全症候群(猫エイズ)であることが判明

うちの猫(クロウ・メイ)たちにうつってしまう可能性が十分ある。また、私たちは以前に猫エイズで大事な家族をなくした辛い思い出もあります。でも、ヒトの都合でロコをほうっておくわけにはいかないんです。

そして2月6日、ロコがうちにやってきました(というか、首都高かっとばして連れてきた)。


この続きはまた今度。

8. 3月留学資金稼ぎアルバイト開始→直後に東日本大震災
9. 5月大学院出願奨学金選考通過
10. 6月渡印


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さっきのふりかけ、丸美屋のなんだけど、



こしあんが重要な原材料らしい


また明日からクラスだ~



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