2012年10月4日木曜日

Mysore-Bangalore (3) 牛乳を飲むということは

ナマスカーラ。


前回に引き続きカルナータカネタです。


ていうか、そうでもないんだけど。


コスモス?

少し前に、朝起きたら周りで大量のヤギが殺されていたという経験から肉食を控えている私。

今でも「卵は…殺してないようなものだし」「魚は…哺乳類じゃないし」と食べるものの制限はかなり低いので、エセヴェジタリアン以外の何者でもないのですが。

カルナータカに行く前、Nilakottaiに行った週末

苗木配り出発までNGOオフィスの前でぼけーっと通りを見ていると、一台のバイクが通りの向こう側に止まりました。

運転しているのは男性で、奥さんと見られる女性を後ろに乗せていました。そのバイクにくくりつけられていたのは逆さまのニワトリ2羽

あぁ、市場で絞めたニワトリを家に持って帰って調理するんだろうと思っていたら。

それまで動かなかったニワトリが急にわさわさ動き出したのです

えぇ、生きてるの

どうやら、まだ生きているニワトリをそのまんまバイクの脇にくくりつけて、道を走ってきたよう。

それで思っちゃったんですね。。。

ここで鶏肉を食べるということは、生きているニワトリをバイクにくくりつけ、道すれすれのところに頭がブラブラしている状態で走り、ニワトリが十二分に恐怖におののいた上で、うちに帰ってから絞める、というプロセスをふまなくてはいけない可能性がある。

そんなことをするくらいだったら、鶏肉は食べたくない。

と、再度思ってしまったんですね。


まぁこれは、バンガロールと全然関係ないじゃんって話なんだけど。


肉は控えるにしても、牛乳は飲まないと体によくないと思う…ので、カンペキなVegan(動物由来のものは一切食べない)にはなれない私。

だけど牛乳のためにも動物(ウシ)は苦しんでるんじゃんね、と思うことがあったんですよ。


前回のポストで書いたNational Dairy Research Instituteのウシ小屋にて話を聞いていると、担当のオッサンが牝牛を妊娠させるために何をしているのかといううんちくを語り始めました。かいつまんで話すと、結局のところ、牝牛も子どもがいなくっちゃミルクは出ないので、ミルクが出るように半ば強制的に妊娠させ、小牛がうまれたら次の妊娠サイクル確認といった感じ。

寮に戻ってからネット検索をかけたところ、牝牛の出産は命がかりのものであることも学びました。こんなことを毎年やらされているのだろうか。。。

ということで、殺めないにしても、ヒトの消費のためにウシはちと大変な目にあっているんですね。

さすがに私は牛乳まではあきらめられないけど、これから牛乳を買うときはこういうことが起こってるんだと自分に言い聞かせようと思う。その上でウシさんに感謝して、牛乳をいただこうと思う。



(追記)

また半分寝ながら書いてたのでイミフメイな文章になってしまいました。

酪農を否定するつもりは全然ないし、生まれてきてからずっと牛乳や乳製品をおいしくいただいていたので私が非難する権利なんか全くないですよね。

インドの農村で女性がローンを受け取って乳牛を購入し、ミルクの販売で生活向上をめざすなんて活動もよく見ていたのに、牛を育てて牛乳を生産するってどういうことなのかわかってなかった自分が恥ずかしかった。

そういう意味で、特に興味もなく行ったところだったけど、上記研究機関NDRIには感謝しなければいけないのかもしれない。


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