2012年5月26日土曜日

Summer Programme Week 1 - Village Panchayat

こんばんワニ




Village Panchayat Office


今週の月曜日からSummer Programmeが始まりました。


他のMBAの生徒もSummer Programmeはあるそうなのですが、行く先が学科によって決定され生徒には選択の余地がないというのは私の学科だけのようです。


他の学科はビジネスって感じでチェンナイの企業にインターンに行ったりするみたい。




で、今週のお題はVillage Panchayatについて学ぼうというものでした。Panchayatとは何ぞやという質問はこちらで受けつけます。


まぁ、そこに書いたように、なんだかどう見たって去年あった怒涛の6日間VPPのままじゃんね?


と、思っていたのだけど。


5日間終わってみて言えるのは、快適な5日間だったということと、5日も人のお世話になって村に滞在する理由がサッパリわからないということ。


前者に関しては、行く前に、


私のグループは空き家に泊まり食事は自分たちで買うこと


と言われていたのが


村でも指折りのお金持ちっぽい家に泊まり(部屋にトイレつき)食事は別の家で準備してくれる


と、変更になったことですかね。


朝晩のティーつき、ミネラルウォーターつき、しかもUPSつきで停電ナシ!


で、これが後者につながると思う。


こんなのって、インドの農村を全然反映してない


確かに私たちのステイが快適なものになるようにとの配慮があってこうなったのだと思うけれど、私にとってインドの村というのはココナツの葉っぱで作ったおうちが並び、外で調理をし、暑い中日雇い農作業に従事する人たちがいるところ、なんです。


そういったおうちがなかったとは言えないけれど(村の全てを見たわけじゃないから)私たちが滞在していたのはこのVillage Panchayatが管轄する村々の中で一番発展しているような場所でした。まぁ、だからPancyayatのオフィスがあるのだろうけど。


それにしたって、自分の寮の部屋より快適な5日間の中で農村部のことを学ぼうと思っても、脳みそが追いついてきませんよ。


で、後者に関してもう一点は、


Panchayatのオフィスで学べることは全然なかった、ということ。


直接Presidentから話を聞く機会が持てたのはうれしいけれど、私たちの質問が悪いのかPresidentが興味ないのか、話が発展しない。与えられたトピックにひと言、ふた言答えがあってそれで話が終わっちゃう。


とは言え、彼女(女性です)も政治家のようなものなのだから自分の組織に問題があると断言はできないのだろうけど、私たちも学科で


「Panchayatを非難してはダメ」


と言われているので(たぶん学科との関係が悪くなるのを恐れている)突っ込んだ質問ができない。


けど、どう考えたって村役場に当たるような組織が9時から14時までしか開いてなくって、そのうちPresidentがオフィスにいるのが10時から13時じゃ、どうしようもないでしょ


お給料もらってるのだから、しみじみやりましょうよ


まぁともかく、このOffice Hoursのおかげで毎日質問ができるのは朝だけだったので、昼からやることナシ。毎日昼寝、昼寝、昼寝。最終日の今日なんか朝から帰るまでずっと寝てたよ(だってPresidentが私用でチェンナイ行っちゃうんだもん)。


こんなんだったら、Panchayatに限らず村全体について学ぶようなプログラムにしてくれればいいのに。




と、毒を吐きますが、悪いことばかりではなかったです。


おいしいゴハンを毎日お腹いっぱい食べ(させられて)たし。




何よりも、不安だと書いたグループメンバーのSとJが「やればできるじゃん」タイプだったとわかったのは自分の中で大きな収穫でした。


今まで11ヶ月一緒に同じ教室で学んだ中だったけれど、ぜーんぜん話したことがなかったんだよね。Sは私が何か言っても「わかんない」とタミル語で隣にいる子に聞くようなタイプだったし、Jも私が言うことはわかっているのだろうけどあえて別の子に意思疎通をしてもらっているような感じだったから。


そして、私たち3人とも、普段一緒にいるグループが違うんだよね。


グループが発表されてすぐ二人が隣に座って何か話しているのを見て、あぁ二人も不安なんだろうなと思ったけれど、自分の不安が大きすぎて二人のことを考える余裕もなくって。それで別の子たちに「私どーすればいいんだろ」と毒をそこでも吐いてたわけ。


でもいざプログラムが始まってみれば、SもJも、少し時間がかかるにしろ私の言ってることは理解してくれるし、私のつたないタミル語を村の人に丁寧に伝えなおしてくれました。


そして村で出会った知的障がいのある男の子Pに対する二人の優しさ。私もPと話したいけど言葉が伝わらなくて、もどかしくって。でも二人がPと私の架け橋になってくれて、Pが日本語で名前を書けるように手伝ってくれました。


また来週からはもとの仲良しグループに戻ってしまうのだろうけど、5日間二人と過ごせたことは自分の中で思い出に残ると思う




えっ?Programmeの中身?そんなものはどうでもよいのです!笑









0 件のコメント:

コメントを投稿