こんにちワン。
あいかわらず空の写真ばかりでスマン。
期末テストESEも中盤に突入。あと4科目。今日のテストのできは…コメントなしで。
さて。
今日のお題は、表題どおり生理用ナプキンです。男性陣、すみませんね。
15年くらい前(たぶん)、父の(たぶん)初めての海外旅行ガイドみたいな本(たぶん)の中で、「海外の生理用ナプキンはまだまだ日本のものと比べると遅れているので、日本のものを持参しましょううんぬんかんぬん」というようなくだりを読んだことがあります。確か海外の製品は厚くてつけ心地が悪いと書いてあったと思います。
そんなわけで初めて海外に行ったときはたくさん持っていったよね。。。笑
まぁ、その後5年間アメリカに住み、今はインドに住み、さすがに日本から常時ナプキンを仕入れるわけにもいかないので。もちろん現地調達、してますよ。
ウィスパー…日本と同じじゃん、ってね。
ウィスパーは、いわずと知れたProcter & Gamble Healthcare(P&G)の製品。
対するStayfreeはこれまたメガ会社Johnson & Johnsonの製品ですね。日本にも売ってるのかな。アメリカでは私Stayfreeユーザーでした。(Stayfreeサイトはインドで別に作ってないようなのでアメリカユーザー向けのページです)
Whisperの片っぽは中国で作って、インドに輸入してるらしい。
で、肝心の使い勝手なんですが。
悪くはないです。
ただし、やっぱり質が日本より劣っていると感じます。日本みたいにダブル、トリプルのガードみたいな機能はないし(もしくはあるけれどレベルが低いとか)。夜用の超熟睡!みたいなものも見かけません。同じ会社なのにねーーーー。
あと、使うとき。
最近日本の製品も包装をあけると一発で全部シールの紙がとれて、というのがなくなってきたのに気がついたのだけど(エコ包装?経費削減?なんで?)、こちらのはあいかわらず本体裏、ウィング裏と別々の紙をとって装着…という感じ。おかげでこの紙がばらばらと散らばるわけですね。。。ものによっては(ウィスパー)包装を開けると本体裏だけはがれる、というものもあるけど←つまり今の日本製品のような感じ
で、ビックリするのが、個包装してないやつもまだまだ出回っているということ。つまり大きなパッケージに、生生しく(?)ナプキンが5-6個入ってるわけです。しかもなぜかたたまず、サイズのまんまで。最近友人がバッグからこのデカいパッケージを取り出したのでビックリしました。個包装してなかったら全部持ってくるしかないもんね。。。
都市部に行けばいろーんな種類もあるし、選択肢も増える。だけど、農村部ではあまりいろいろな機能つきに出会えません。
これが難しいところなんですね。
たとえば、村に住んでるteenのオンナノコがいる。村にある唯一のお店には、ナプキンを売っていない。
家族で街に出かけていくのは仕事のあるお父さんだけ。
でも、お父さんにナプキン買ってきてちょうだいなんて頼めない。
すると、必然的に、ナプキンを使わなくなる。古いサリーをお母さんが切ってくれたのでナプキン代わりに使う。でも洗い方もよくわからないのできちんと洗わないまま、何度も使ってしまう。
こうして、不衛生な布ナプキンを使い続け、感染症にかかってしまうオンナノコも多いようなのです。あまりこうした話を友だちにすることができないので、一人で悩んだり。
日本では今布ナプキンが注目されているのだけど、こうした「新しいトレンド」の前にconventionalなナプキンさえ使ったことがない女性もいるわけね。私は日本で作られている布ナプキンと同じような品質のものをこちらで作ることができれば、そして学校できちんとオンナノコだけ集めて使い方を教えてあげれば(こちらではそういった時間は設けないそう)、かなりオンナノコたちの悩みもなくなると思うんだよね。
…というような農村部のナプキン事情を調べて論文を書いている友人がいるんですね。
スウェーデンでも布ナプキンが注目されているようで、彼女はインドでも何かできないかとプロトタイプを作ってみたりしたのだけど、やっぱり先進国で使われているような素材(「もれ」を防げるsyntheticなもの)はこちらでは手に入らないので、四苦八苦していました。
NilakottaiのNGO団体は、こうしたオンナノコの悩みを解決するために、オンナノコだけ集めてディスカッションやお悩み相談会を開いてます。最初はそんなこと話したくないよ!という感じだったオンナノコたちも次第にお互いの悩みをシェアし、話し合えるようになったそうです★
で、あと問題なのはナプキンの値段ね。例えばこの左上のウィスパー、8個入りで70ルピー。ちとこちらの物価からすると高いかなって感じ。右のStayfreeは30ルピーくらい。こちらも決して安くはない。買える場所がないから使わないって人もいれば、高いから買えないって人もいると思うのよね。
♪ □ ♪ □ ♪ □ ♪ □ ♪ □ ♪ □
とまぁ、ナプ事情に関してはいろいろあるわけなんですね。
ちなみに、うちの大学を運営しているトラスト、なんとナプキン作ってます。
女性の雇用創出という目的があるようですが、吸収体は綿だし、変な素材使ってないからカラダに優しいのよ!とのことです。確かお値段もお手ごろに設定しているとかって言ってたような気がするけど、いくらだか忘れた。そんなに安くなかったような気がする。
でもこんなとこで手づくりしてんんだなぁ、みたいな小規模な感じです。男性も工程に関わっていて、女性の仕事じゃないんかいとツッコミを入れたくなりました。
ちなみに分厚い。。。売れてるんだろうか。(クラスメートに「これ、買う気ある?」と聞いたら「カラダにいいんでしょ、買うよ」と言ってたけど買うの見たことない。。。)
その名もComfort(なぐさめ、安心感)なんですけどね。
先のナプ事情研究してる子は「Whisper(ささやき)よりいいネーミングね!」と言っていましたが。
♪ □ ♪ □ ♪ □ ♪ □ ♪ □ ♪ □
ひとつ紹介したい記事があったのですが、長くなったので次回に回します。
まさかの連載笑
さぁ、勉強勉強。
♪ □ ♪ □ ♪ □ ♪ □ ♪ □ ♪ □
追記:
他にもナプキンのレビュー・紹介を書いています。
文章の下の「ラベル」でSanitary Napkinをクリックしていただけると他の文章にたどりつきます…
この日は黄色い空だった |
あいかわらず空の写真ばかりでスマン。
期末テストESEも中盤に突入。あと4科目。今日のテストのできは…コメントなしで。
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今日のお題は、表題どおり生理用ナプキンです。男性陣、すみませんね。
15年くらい前(たぶん)、父の(たぶん)初めての海外旅行ガイドみたいな本(たぶん)の中で、「海外の生理用ナプキンはまだまだ日本のものと比べると遅れているので、日本のものを持参しましょううんぬんかんぬん」というようなくだりを読んだことがあります。確か海外の製品は厚くてつけ心地が悪いと書いてあったと思います。
そんなわけで初めて海外に行ったときはたくさん持っていったよね。。。笑
まぁ、その後5年間アメリカに住み、今はインドに住み、さすがに日本から常時ナプキンを仕入れるわけにもいかないので。もちろん現地調達、してますよ。
ウィスパー…日本と同じじゃん、ってね。
ウィスパーは、いわずと知れたProcter & Gamble Healthcare(P&G)の製品。
対するStayfreeはこれまたメガ会社Johnson & Johnsonの製品ですね。日本にも売ってるのかな。アメリカでは私Stayfreeユーザーでした。(Stayfreeサイトはインドで別に作ってないようなのでアメリカユーザー向けのページです)
Whisperの片っぽは中国で作って、インドに輸入してるらしい。
で、肝心の使い勝手なんですが。
悪くはないです。
ただし、やっぱり質が日本より劣っていると感じます。日本みたいにダブル、トリプルのガードみたいな機能はないし(もしくはあるけれどレベルが低いとか)。夜用の超熟睡!みたいなものも見かけません。同じ会社なのにねーーーー。
あと、使うとき。
最近日本の製品も包装をあけると一発で全部シールの紙がとれて、というのがなくなってきたのに気がついたのだけど(エコ包装?経費削減?なんで?)、こちらのはあいかわらず本体裏、ウィング裏と別々の紙をとって装着…という感じ。おかげでこの紙がばらばらと散らばるわけですね。。。ものによっては(ウィスパー)包装を開けると本体裏だけはがれる、というものもあるけど←つまり今の日本製品のような感じ
で、ビックリするのが、個包装してないやつもまだまだ出回っているということ。つまり大きなパッケージに、生生しく(?)ナプキンが5-6個入ってるわけです。しかもなぜかたたまず、サイズのまんまで。最近友人がバッグからこのデカいパッケージを取り出したのでビックリしました。個包装してなかったら全部持ってくるしかないもんね。。。
都市部に行けばいろーんな種類もあるし、選択肢も増える。だけど、農村部ではあまりいろいろな機能つきに出会えません。
これが難しいところなんですね。
たとえば、村に住んでるteenのオンナノコがいる。村にある唯一のお店には、ナプキンを売っていない。
家族で街に出かけていくのは仕事のあるお父さんだけ。
でも、お父さんにナプキン買ってきてちょうだいなんて頼めない。
すると、必然的に、ナプキンを使わなくなる。古いサリーをお母さんが切ってくれたのでナプキン代わりに使う。でも洗い方もよくわからないのできちんと洗わないまま、何度も使ってしまう。
こうして、不衛生な布ナプキンを使い続け、感染症にかかってしまうオンナノコも多いようなのです。あまりこうした話を友だちにすることができないので、一人で悩んだり。
日本では今布ナプキンが注目されているのだけど、こうした「新しいトレンド」の前にconventionalなナプキンさえ使ったことがない女性もいるわけね。私は日本で作られている布ナプキンと同じような品質のものをこちらで作ることができれば、そして学校できちんとオンナノコだけ集めて使い方を教えてあげれば(こちらではそういった時間は設けないそう)、かなりオンナノコたちの悩みもなくなると思うんだよね。
…というような農村部のナプキン事情を調べて論文を書いている友人がいるんですね。
スウェーデンでも布ナプキンが注目されているようで、彼女はインドでも何かできないかとプロトタイプを作ってみたりしたのだけど、やっぱり先進国で使われているような素材(「もれ」を防げるsyntheticなもの)はこちらでは手に入らないので、四苦八苦していました。
NilakottaiのNGO団体は、こうしたオンナノコの悩みを解決するために、オンナノコだけ集めてディスカッションやお悩み相談会を開いてます。最初はそんなこと話したくないよ!という感じだったオンナノコたちも次第にお互いの悩みをシェアし、話し合えるようになったそうです★
で、あと問題なのはナプキンの値段ね。例えばこの左上のウィスパー、8個入りで70ルピー。ちとこちらの物価からすると高いかなって感じ。右のStayfreeは30ルピーくらい。こちらも決して安くはない。買える場所がないから使わないって人もいれば、高いから買えないって人もいると思うのよね。
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とまぁ、ナプ事情に関してはいろいろあるわけなんですね。
ちなみに、うちの大学を運営しているトラスト、なんとナプキン作ってます。
女性の雇用創出という目的があるようですが、吸収体は綿だし、変な素材使ってないからカラダに優しいのよ!とのことです。確かお値段もお手ごろに設定しているとかって言ってたような気がするけど、いくらだか忘れた。そんなに安くなかったような気がする。
でもこんなとこで手づくりしてんんだなぁ、みたいな小規模な感じです。男性も工程に関わっていて、女性の仕事じゃないんかいとツッコミを入れたくなりました。
ちなみに分厚い。。。売れてるんだろうか。(クラスメートに「これ、買う気ある?」と聞いたら「カラダにいいんでしょ、買うよ」と言ってたけど買うの見たことない。。。)
その名もComfort(なぐさめ、安心感)なんですけどね。
先のナプ事情研究してる子は「Whisper(ささやき)よりいいネーミングね!」と言っていましたが。
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ひとつ紹介したい記事があったのですが、長くなったので次回に回します。
まさかの連載笑
さぁ、勉強勉強。
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追記:
他にもナプキンのレビュー・紹介を書いています。
文章の下の「ラベル」でSanitary Napkinをクリックしていただけると他の文章にたどりつきます…
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