2012年5月19日土曜日

Short and Sweet Summer Break Day 7 - Thanjavur Lingering


こんばんワニ




来週からはじまるうちの学科の4週間のサマープログラムの打ち合わせがありました。


なんと1週目4週目泊まりこみ!!!


なんてこった。1週目はVPP状態だよ。


1週目(5月21日~)Village Panchayat訪問・村滞在
2週目(5月28日~)Block Development Office訪問
3週目(6月4日~)District Administration Office訪問
4週目(6月11日~)NGO訪問・滞在


Panchayatというのはインド(パキスタン、ネパールも同様)の自治体組織で、村レベル、Blockレベル、Districtレベルにオフィスが設けてあって、それぞれGram PanchayatPanchayat SamitiZila Parishadと呼ばれています。


今回はその3レベル全部行っちゃいましょうってことなんですね。。。まぁ、2週目3週目はPanchayat組織全体というざっくりした形ではなくて、2週目は開発部、3週目はPanchayat内のいろいろな部署に分かれて派遣されるようです。


4週目は、まぁ、その名の通りNGOに行って勉強してこいって感じですかね。


なんか急に不安になってきた。。。




…のを吹き飛ばすためにまたGlee鑑賞。感傷。


たびたび思っていたのだけど、メインキャラのひとり、KurtのパパBurtがかっこよすぎる。


Kurtはゲイの男の子で、同じGleeメンバーのFinnのことが気になっているのだけど、自分に振り向いてくれないのはわかってる。車修理をやっていてバスケやフットボールが好きないわゆる男って感じのパパにも自分のことを隠してきた。でもあるときフットボールがきっかけでパパにカミングアウト。パパは「知ってたよ」と、Kurtのことを受け入れる。


その後同じシングル同士のBurtとFinnのママがくっつくことになり、なんとKurtのうちにFinnが来て一緒に住むことになる。Kurtは大喜びだけど、Kurtの気持ちに気づいていたFinnは気まずくってしょうがない。でもBurtとFinnママはラブラブだし、同居はイヤだと言ってもきいてもらえない。それが爆発してしまうのがこのシーン。








映像めちゃくちゃ悪いですが泣けます。パパかっこよすぎる!


私なぜだかKurtとかUgly BettyMarcのキャラに泣かされるんだよねぇ… ゲイの男の子っておしゃれだからひかれるのかしらぁ。




 ■  ■  ■  ■  ■   




昨日のThanvavur話の続き。というか、観光のあと何があったか。


観光中に出くわしたツッコミどころの写真をまじえてお送りします笑




さて、観光が終わりEのおうち(Thanjavurからバスで1時間ほどの場所)に行くことになったのですが、ちょうどイトコ(?)のお姉さんがThanjavurに用事で来ているので合流して一緒に帰ろうということになりました。


お姉さんとダンナさんと合流すると、「お姉さんが今日ブレスレット買いたいって言うからジュエリーショップに行こう。15分で済むからさ」とEが言う。


「お誕生日とか何か特別なことでもあったの?」と聞くと「別にそんなことないよ」との返事。「なんとなく、なの?」と言うと「そうね」だって。


この時点で、このカップルは割と裕福なんだろうと想像。だってブレスレットだけじゃなくって、こっちの人のジュエリーって基本的にゴールドだもん。




ジュエリー戦争


バス停の目の前にあったのはFrancis Alukkasという、私は聞いたことのないお店。


南インドではタミル映画界をしょって立つ(?)俳優VijayがCMをやってるJos Alukkasというチェーン店が幅をきかせています。


バス停にデカデカとあるFrancis Alukkasの広告はVijayとJos Alukkasの店自体を隠してしまっています。なんと自信満々な


よく考えたらJoyalukkasって店もあるし…Alukkaって名前の人はみんなジュエリーショップやってるんだろうか。


私はというと、ビンボー学生なんでゴールドなんて買ったことないし、きちんとしたジュエリーショップでお買い物したこともありません。前回の写真にもあるようにみすぼらしい格好でジュエリーショップに行くなんて正直イヤなのですが、泊めてくれる人についていかないわけにもいかない笑


1日日光を浴び続けた体にやさしいACガンガンの店内。汚い格好でも私がガイコクジンなのは一目瞭然なので、店員一斉にこちらを見る笑。ダンナさまがブレスレットを見たいと言って、ジュエリーショーケースの前のイスに誘導される。


日本でもジュエリーなんて買ったことないからわからないけど、よほどおっきい買い物じゃない限り、座らないよねたぶん。こちらではショーケースの周りにイスがたくさん並べてあって、そこに座っていろいろ見せてもらうわけ。


このお店ではガキ対策も万全で、風船なんか配っちゃってました。



Thanjavurパレスで。炊き出し用の釜?けっこうちゃっちい作りで軽かった。


1分ほど待ち、担当のスタッフが来る。ブレスレットを並べるための真っ赤な布をショーケースの上に敷いて、奥に吊られているブレスレットをいくつも持ってくる。


最初はストーンのついたものがほしいわと言っていたお姉さんだけど、気に入ったものがなかったようでシンプルなチェーンにすることに。長さや、チェーンの太さをいろいろ比べて、好みのものが見つかったようす。


で、ここから。


これも日本のショップではどうなってんのかわからないけれど、インドではゴールドとシルバーの値段変動に合わせて、日に2度くらい商品の値段が変わります。店内にグラム当たりいくらですよ、と書いてあるボードがあって、それを見ながらスタッフくんがCasioの計算機で値段を打ち出す。


これにも商法があって、あるチェーン店(どこだか忘れた)は、午後何時かに値段が変わる際にも午前の値段の方がよければ顧客にそのレートで提供できる、いう約束をしているそうです。これで売り上げがのびるって言うんだから、この値段ってかなり重要な要素なんだろうね。


このお店では(タミル語に英単語がまざった説明だったからあやふやだけど)、1グラム当たりいくらで8グラムだとちょっと割引というシステムを採用しています。ちなみに昨日は24Kで1グラム当たり2600ルピー台だったみたい。この基本プライスに8パーセントだかなんだかの割引や、品質保証などいろいろオプションがつくようで、最終的なプライスはこんな感じですよ、とCasioの計算機で見せられる。


これで終了、お金払ってGo。




パレスのギャラリー。Chainese。気持ちはわからなくもない。





ではなかった


ダンナさま、ジュエリーショップスタッフ相手に、なんと値切る


お隣のJos Alukkasはこんなだよと引き合いに出し、そこをもうちょっと値切ってくれと食い下がる。


スタッフも負けずに、またイチから計算しなおして、ウチではこういうオプションをたくさんつけていてですねぇ、と説明を繰り返す。


隣でクスクスと笑う女子陣。


こうしているうちにコーヒーがふるまわれる。トルコのグランバザールに行くとティーを出されながながと販売トークが繰り広げられると聞いたことがありますが、インドのジュエリーショップでもコーヒーやらティーが出ます。「私コーヒーは飲まないの」とEが言うと、ジュースが代わりに出される。けっこうコーヒーおいしいなと思って周りを見ると、ちゃんとしたエスプレッソマシーン使ってましたねぇ。さすが、金使ってもらうためにそれなりのサービス提供してますね。


談笑しつつnegotiationが続く。


ダンナさま、ついに席を立ち、「Final priceを提示してくれ。じゃなきゃJos Alukkasに行くから。」きましたねー。キメ台詞


そこでスタッフくんも「上の者」だかなんだかに話をしに走る。


その間もCasioでカチャカチャ計算して納得のいかない感じのダンナさま。


スタッフくん戻ってきて、Final priceをオファー。ダンナさま、ようやく納得した様子。





パレスにあったライフル(?)なんだか頼りない感じです。


ヒマな私は店内を見回してましたが、気がついたのはスタッフが全員男の人ということ。前に入った(それも付き添いだけど)お店でも、男性スタッフの方が多かった気がするなぁ。女の子はシルバーとかピアスのセクションにいたけど、ゴールドんとこは男性だけだったかも。Nilakottaiの小さなショップも男性スタッフ(つかここの場合オッサン)のみ。


確かに、こういうnegotiationは男性の方が得意かもしれないね。男性が相手だったら女性客が値切りづらいというのもあるのかも。女性客をおだてるのも男性の方が得意だったりして笑


まぁ、結局15分が45分になりましたがお姉さんも満足した様子。




パレスとお寺をつないでいる秘密の通路はトイレのにおいとおねずの声が…
秘密どころか他の人は使いたくないと思う。





車をバス停にとめてあるからと言うのでついていくと、なんとお姉さんの赤ん坊がおばあちゃんと待っている…。


いや、お買い物はいいけどさ。生後2ヶ月の子どもを置いてジュエリーショッピングはないんじゃない?と思ってしまった。





米で作ったRajaの顔。昔のアスキーアートみたいな?


なんだかんだでEのおうちについたわけなんですが、「村」と彼女が言うわりには、周りのおうちも整然としていて、道も舗装されてるし、銀行もふたつあったりなんかして、私の慣れてる「村」とはちょっとちがう感じ。静かだし


おもしろかったのは、多くのおうちで玄関先のポーチに当たる部分に柱がいくつも立っていたこと。写真撮らなかったんだけど、あのへんのおうちの典型的なスタイルなのかもね。



立派なモノのついているライオンさんとついていないトラさん


おいしいIdlyをごちそうになり、テレビ鑑賞。


タミルナドゥ版Who Wants to Be a Millionaire/ミリオネアであるNeengalum Vellam Oru Kodi歯みがき粉プリンスSuriyaが司会をつとめています。


つかコイツ、話がなげーーーーー


タミル語で何を言っているのかわからないけど、自分の撮影エピソードなど、主役のクイズ参加者をさしおいてうだうだううだうだうだうだと話しまくる。


クイズをやってくれ


でもクイズ自体はSuriyaが一応英語で問題を読むし、テロップも出るので答えを考えるのには参加できるかな。答えわかんないようなのばっかりだけど(それはSlumdog Millionaireの設問も一緒だったけどね)




チケット販売はStopedされますよ


と、半ばムカつきながら見ているとEが「いつも何時に寝るの?」と聞いてくる。


こっちの人たちは基本早寝なのを知っているので「日に寄るかなぁ。11時とか(ホントは12時か1時)」と言うと、


「ベッドの用意をするから、15分くらいで寝よう」


いや、まだ9時台ですよ…。。。健康的だ。


でも次の日Eはテスト前の講習に参加するから、私に合わせて起きててもらうなんてトンデモナイ。ということで、10時就寝。


天井でくるくる回るファンを見ながら「停電するかなぁ」と聞くと、


停電したらうちわ使おうね」と返答。


…で、ですよね。




それは、鳥のフンなんですか?!


しっかし、寝られなかった


人のウチということでやっぱり緊張してしまうのか、ベッドフレームにpaiを敷いただけなので寝づらいのか、蚊のせいなのか、わからないけど。


なぜか夢の中でEに合わせてテスト勉強をしている自分。これは夢、自分のテストは終わったんだから、と言い聞かせるけどなんかダメ。先学期習ったことが頭の中をぐるぐるぐる。。。


そばに置いた携帯電話の時間をチェックするも、2時、4時、5時…。




パレスのハチの巣。でかすぎだろ。


「ミワ、起きて」


とEに言われてハッと目を開けると朝。7時前。全然寝てないじゃんね…。


「水浴びして歯を磨いて」と言われるも、昨日Eんちは青空おふろだと発覚し(それはいいんだけど)隣人のガキが屋上でバドミントンしてたので「ちょっと寒いからいいや。昨日あびたし苦笑」と言ってお断りする。




5人のこびと。5人ばやし。


「うちの村にもお寺が3つあるのよ」と言うので、完成間近の新しいお寺に行くことに。


やっぱし「村」レベルにしてはかなーり立派なお寺。Pillaiyar(ガネーシャ)神をまつっています。6月に完成した際には大きなお祝いセレモニーをやるそうで、早々とお誘いいただきましたが…来られるかな。





海があるわけでもないのになぜかクジラの骨が展示されている



9時から講習があるというEと一緒におうちを8時すぎに出発。私が来たルート(Dindigul - Tricy -Thanjavur New Bus Stand - Thanjavur Old Bus Stand - Eの村)を逆にたどり、Eはその途中の大学で降車するということになったのだけれど、村の前を通るはずのバスがぜーんぜん来ない。「いつもは来るんだけど」とEも心配そう。


チャリンコでバス停の前を2回通ったEのおじさんが「まな来ないのか」と心配して、近くの町(バスがもっとたくさん通っている)まで連れて行ってくれることに。バイク3ケツ。


町に着くとすぐ、Trichy行きのバスが来る。メチャ混み。


Eが「次のにしよう」と言うけどおじさんが「これに乗って」とうながす。乗車しようとしたとき、次のバスが。


なんとこのバス、チェンナイとPalaniというところを結んでいる長距離バスで、この町からDindigulまで乗り換えなしで行けるとのこと昨日に続きバスではツイてる!




チェンナイ-Trichy-Dindigul-Palaniを結ぶ特別バス


途中Eが降車し、またひとりバス旅。


やっぱり私のようなガイコクジンは男性の隣に座っても許されるようなのでオッサンの隣に小さくなって座る。


ガンガン飛ばす運転手氏。これで早くDindigulに着いたらそのあとNilakottaiにもすぐ行けるじゃん!と思う。100ルピーも払ったんだし、スピードもサービスのうちかしら。


と、思ったのに、なぜか途中Trichyで1時間も休憩!!!


すぐ運転手氏が戻ってくるかと思って待ってたのに。こんなんだったら、乗り換えてもっと早く行けたよねぇ。。。


まぁ、どうにかこうにかDindigulには5時間後の14時到着。Nilakottai行きに乗り換えて、15時に到着。スウェーデンから帰ってきたばかりで疲れて寝てるかと思ったCはフツーに仕事してました笑 


たかが5時間のバスでブーブー言う私。そんなタフさがほしいわぁ。





 ■  ■  ■  ■  ■   






ということで旅の終わりはNilakottaiでPのお手製ドーサイをお腹いっぱい食べるといういつものお休みのような感じだったのでした。



武器を保管するタワー。天井には武器を吊る下げるフックがたくさん。
でも戦時に9階まであのせまーい階段を昇って武器を取りにいく時間があるのだろうか。


Thanjavur小話。


この武器保管タワー(Bell Tower)に行く前に、Eが「前に来たときはWatch Towerは上まで昇れたんだけど、Bell Towerは全面封鎖だったの」というので昇れないのかなと思っていたのだけど、行ってみたら途中までは上がれるとのコト。


その入り口でオバちゃんが手招いているので、他の観光客が一緒に行きましょうと言っているのかと思ったら、このオバちゃん他に連れはいないし、なんか変な感じ。


階段でも私たちにびっちりついてくる感じ。


各階でいろいろ説明してくる感じ。


イヤな予感がする


私ここで働いてるのよ


と言うオバちゃん。やっぱりね。


インドだけではないけれど、観光客目当てにガイドのふりをして最後にお金をせびる地元の人って多いよね。さっきから頻出のSlumdog Millionaireでも主人公がTaj Mahalでガイドのフリをしてメチャクチャな説明をするってシーンがあります。別に大した額じゃないにしても、気分が悪い。


いやぁ、変なのにつかまっちゃった。


と思ってEに「さっさと逃げよう」と言おうと思ったのだけど、オバちゃんが熱心にEに説明をしていて、Eも私に全部訳してくれるので言うチャンスがなかなかない。




いちばん左。セクハラだろ。


結局のぼれる一番上の階までオバちゃん同行。そこで、別の観光客にも声をかけるオバちゃん。今がチャンス!逃げちゃおう!


と思ったのにまた現れるオバちゃん。


そのまま一緒に階段を降りることに。。。


たぶんEはこういう「カモ」になったことがないからわからないのかも…と思ったので、仕方ないなぁと、お財布に手をのばし、オバちゃんが見えないうちに小額のルピーをポケットに用意しようと準備。






こんな風に世界遺産(の一部)で遊べるのもインドだから?


ところが。


階段を降りて中庭に続く通路に来たところで、オバちゃんがすぅっといなくなってしまったのです。


また階段をのぼったのか、別の場所に行ったのか、わからないです。


いつお金のことを言われるかと心の準備をしていた私。


オバちゃんがいなくなってしまって、お財布に手をかけていた自分がすっごく恥ずかしくなりました


いつもこういうエセガイドにダマされていたのは確かだけど、いろいろなことをたくさん教えてくれたオバちゃんを疎ましいと思って、ろくに話も聞かなくって早くお金だけ渡して次の場所に行こう、とまで考えていたんです。


オバちゃんは、ホントに、親切で私たちに説明してくれてたんだね。Eに私がどこから来たのと聞いていたのも、観光客かどうかを確かめていたんじゃなくって、ホントに興味で聞いてくれてたんだね。


それなのに、自分は…。


ホント、恥ずかしいです。


インドの観光地にも、いい人たちはいるんだよね。


(注:全てのガイドがエセというわけではないんです。お金を払う価値のある、知識をたくさん持ったガイドもたくさんいます。でも私たちにはその人が認められてるガイドかどうか、知識経験のあるガイドかどうか、いくらくらい払うのが相場なのか、そう言ったことがすぐにわからないでしょう?だから観光地では常に気をつけたほうがいいです)




お風呂排水溝


Nandiが15日に一度なのに対し、シヴァ神は1日に2回もバスタイムがあるんだってさ。


お寺の脇に排水溝がついてます。その下にいる彼、日本で言うあまのじゃく(天邪鬼:四天王とかにふんずけられてる鬼)なのかもしれないけど、なんかカワイイ。





 ■  ■  ■  ■  ■   




明日はMaduraiにいってきまーす。







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