2012年5月5日土曜日

インドナプ事情(2) Comfort...yes!

こんばんワニ~




期末テストESEも4科目が終わり、折り返し地点通過!


なんか気抜けした。。。




Comfortな感じ。

実家のメイ(♀)。女の子なんだからこんな寝相はいかがなもんでしょうね。


 ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  


さぁて前回に引き続き、ナプキン事情ですよ。

今このブログの統計見たら、けっこう前回の記事反響がよいみたいです。他の記事の倍くらい閲覧されてる。インドに旅行する女性が見てくれたんでしょうかね。


この前掲載した商品のパッケージの裏側。


ウィスパーウルトラクリーン

日本語で言ってみれば

スーパー吸収体が多い日もガッチリ中心で吸収、生理中も清潔でドライな状態を保ちます!


吸収溝が何時間経過してもサラサラ感をキープ!


のびのびウィングがパンティをていねいに包んでズレません!

って感じですかね。


ステイフリーセキュア


こちらは


ジェルテクノロジーがすばやくジェル状にするから、多い日でも安心です!


ドライカバーがサラサラ状態を保ちます!


スーパーロックポケットが多い日でもすぐに吸収!


って感じ。


…この、ジェルテクノロジーだのドライカバーだのスーパーロックポケットだのが何なのかイマイチわからないけどね。




まぁ、ともかく、それなりの機能はついているらしい。日本のが断然すすんでるけどさ。




ちなみに、


一度コピーライターの仕事っておもしろそうと思ったわりに、こんな文章力しかない自分がせつない。。。日本語って難しいな。



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さて。この前紹介できなかった文章。ツッコミどころ満載ですが訳してそのままのっけます。

出どころ



インド発明家が生理業界に進出
インドのナプキンなんとかしなきゃ!と思い立ったArunachalam Muruganantham。つけ心地をチェックするため、彼自身が1週間つけて試してみた。

貧しい女性のための生理用ナプキンを製作する研究をしていたArunachalam Muruganantham。壁にぶちあたったとき、彼は一線を越えてしまった。彼自身がナプキンを試したのである。生理のときの女性のキモチがわかるよう、ヤギの血を使い、人工の生理を体験。女性の下着をつけ、新しいナプキンを次々とチェック。そんなこんなでクレイジーな彼に愛想をつかした家族は離散の危機。でも今は誰も彼のことを中傷したりしない。発明したナプキン製造機は、インド農村女性の生理事情を、ホントに変えてしまったからだ。

現在、88パーセントのインド女性は生理の際不衛生な布、新聞、乾燥した葉っぱやを利用している。なぜって、ナプキンが買えないから!たいてい初経を迎えたオンナノコは数日、数ヶ月と学校を休みがちになり、そのままドロップアウトしてしまうことが多い。生理中に布っきれを持ってどこかに消えてしまう妻を見たMuruganantham。何でなのと問いつめると妻は「ナプキンなんか買ったら家族にミルクが買えなくなっちゃうのよ」と答えた。

「生理用ナプキンを見て、(僕の妻のために)低コストのナプキンを作れないものだろうかと思ったんだ」とMurugananthamは話す。これがきっかけで、サイコ(精神病患者)、変態、はたまた黒魔術師とまで言われるようになってしまう、そんな彼の人生が始まった。

まずMurugananthamは妻と姉妹に手づくりのナプキンを試すように依頼。断られる。次に医学生のオンナノコにナプキンを使った感想を書いてもらうよう依頼。しかしオンナノコは生理のことを男性と話すなんて考えられない。そんなのタブーだから。そんな中、若いオンナノコに会う屁理屈だけ作ってるんだと思った妻が家を出ていってしまう。研究は思うようにいかず、自作の生理体験も失敗。とうとう、作ったナプキンをタダで配って、研究のために使用済みを回収するという策に出る。血だらけのナプキンがいっぱいの部屋を見て、母まで出て行ってしまった。

しかし大企業が作るナプキンを観察したMurugananthamにあるアイディアが。「こういうナプキンって木から作るセルロースを使ってるんだよ。」高校中退のMuruganantham、英語を自分で勉強し、大金持ちのふりをして、アメリカのナプキン会社に原材料のサンプルを送ってもらうよう頼んでみた。

ナプキンの謎の解明、は最初のステップとなった。どうやってナプキンを作るのかわかったところで、木の繊維からセルロースを抽出する機械はひとつ50,000ドルもすることもわかった。Johnson & JohnsonやP&Gのような大きな会社のみがナプキン業界を占拠している理由がこれだった。

4年後、簡易なナプキン製造機が完成するが、Murugananthamの研究はさらに続く。電気と足ペダルを使い、セルロースを抽出しナプキンを成形、別の布でくっつけて紫外線で抗菌処理までする、そんな機会を作り上げたのだ。この機械で日に1000個のナプキンを作ることができる。8個入りのパッケージを25セント(※今日のレートで20円ほど)で販売可能になった。

おかげでMurugananthamは数々の賞を受けることになり、妻も帰ってきた!でも彼はこの機械を企業に販売しようとは思っていない。「サービスなんだよね」と彼は言う。Jayaashree Industriesという会社を立ち上げ、NGOや政府のローン、SHG(女性の自助努力グループ)を通じてMurugananthamは女性たちにこの機械を販売している(2500ドル、20万円)。「僕のヴィジョンは女性たちみんながナプキンを使う国、なんだ」と彼は話す。「この機械を利用すれば、農村部女性のために100万の雇用創出が可能だよ。同じようなシステムを他の途上国ではじめることもできるね」現在600の整理用ナプキン製造機が23州で稼働中。海外にも進出を果たした。

この機械とビジネスモデル、win-win situation(双方に利益のある状態)を生み出している。農村部の女性でもナプキン作りは3時間で学べる。機械1台当たり4名の女性が仕事をすることができ結果家庭の収入が向上する。消費者も安いナプキンを買うことができるようになって、自分の好みの厚さのナプキンを注文するコトだってできるのだ。

おわかりのように、Murugananthamがこの機械をひと晩で作り上げたというようなサクセスストーリーではない。ナプキン製造ビジネスを始めた主婦Sumathi Dharmalingamは「みんなナプキンのこときちんと知らないし、それにこういうのってNGOは興味ないのよネ」と言う。農村部の女性はナプキンの使い方は知らないし、ナプキンを買うための支出にも躊躇するし、悲しいことにナプキンを使うことが自分のカラダを守ることにつながるのだとわかっていないのだそう。Sumathiが「汚い布を使ってたら感染症にかかって、子どもができなくなっちゃうかもしれないのよ!」と言うと「だから何よ?どうせ、私たちそんなに長生きしないじゃない」という答えが返ってきたそうだ。






最後のとこ、かなり悲しいですが、これが農村部女性のmindsetなのかもしれないですね。NGOがこういった大事なトコに注目していないというのも問題です。


しかし、こういう社会企業家が元気で、そもそも社会企業というのが世間に認められているというのはインドのすっごいいいところだと思います。なかなか男性でナプキン使っちゃおうなんて思わないだろうし、これもインド、なんでもありって感じですかね。


というわけで、いろいろコメントしたい箇所ありますがそのままの掲載で。笑


FBで女性にコメントしてもらえるとうれしいです<3







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