2012年4月6日金曜日

Uncountable Unforgettables (5) 朝目を覚ますと

こんばんワニ。




今日はジャイナ教の教祖のお誕生日で祝日。


ジャイナ教に関してはぜんっぜん知識がないので、今日はコメントひかえる…けど、なんだか厳格な教えだというイメージ。


まぁそんな祝日にあやかって今日は買い物に行ってみた。


マドゥライに新しくできて新聞でもやたらと報じられていたVishaal Del Mal。マニプールガールズの知り合いがもうすでに行ったそうなので、道順を聞いて行ってみた。←結局この知り合いの人が迎えに来てくれたんだけど苦笑


写真撮るの忘れた~ 


Chennaiのショッピングモールほどの規模ではないけれど、マドゥライでは大きい方のはず。マドゥライでは初出店のお店もたくさんあるだろうし。Puma, Adidas, Lee, Levi's, Benetton, 等々インドでは大きい都市じゃないとお目にかかれないお店。エネルギー開発からインフラまで幅広く事業をしているReliance(前にもこの人の話をしたけど)のお店も入っていて、服から靴、装飾品もろもろ販売している。かわいいデザインの服が安価で買える。かなりテンション上がる。しばらく購買欲なんてなかったのに、久しぶりに、日本人の感覚で「かわいい」と思える服に出会った。。。←これ、重要。


でも


オープンしたわりになんか入り口に足組みあるし、どーいうこと?と思ったら、中も完成までには程遠い感じ(完成前にオープンするなよ)。フードコートもひとつしかやってないし、お目当てのBaskin Robbinsもやってない泣。そのうち立派な映画館もできるみたいだけど。


まぁ、また行く理由ができた★かな…




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さて、前回の続き。


しつこくC&P。


これから書くことは、南インドのとある村で行われたヒンドゥ教のお祭りの様子を主観的に書いているものです。客観的に書くべきなのだけど、やっぱりこれはちょっと自分には…と思うことがあったので、あえて自分の感じたことをそのまま書きます。私は、このお祭りや彼らの文化を否定するつもりは全くありません。伝統を守ってきた彼らをすごいと思うし、これからも続いていくといいなと思う。日本の人たちに豊かな南インドの文化を知ってもらいたいと思う。でも、もう私はこのお祭りには行かないだろうなと思うのです。
このC&Pをしているのは今日のポストのためだったりする。。。




ポンガル競争を観戦したあと、(外で)寝ていいよと言われた私。ポンガルはいつ食べるんだろうと思いつつ、蚊を防ぐためにウール(なんでウール!?)の毛布をかぶって眠りにつく。風が通るのでけっこう快適。


…だけど人が言ったり来たりするのでなかなか落ち着いて寝られず、向きを変えつつ半寝状態。




よーやくあたりが明るくなってきたので目をあける。


なんだか周りで人がせっせと働いている感じ。


メガネをかけてベッドの周りを見回すと、




!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な、ナニコレ!!!!!




ここで、話は前の晩にさかのぼる。





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ポンガル競争のちょっと前、Veelinayakenpattiファミリーの親戚が写真撮ってよ、というので1枚パチリ。


3人が、「朝、切るの」と話しかけてくる。


?何を切るの?


3人は交互に「切るの」と手を首に当てている。家の外につながれている立派なヤギさんを指差して、動作を繰り返している。


いやな予感がする。









「なんで切るの?」と聞くと、お寺でどうのこうのと話している。「神様に?」と言うとそうだよと口をそろえて答える。


ものすごく、いやな予感がする。


フツーに、「やめてください」と伝える。





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朝、私のベッドのすぐそば、3メートルくらいのところにつる下がっていたのは、ヤギさん


男性が水をかけつつ一生懸命皮をはいでいる。


ホントに生贄にしたんだ!!!!泣








屋外で豪快に肉がさばかれている。。。








なぜか肉をばっさばっさと切っているのは男性のみ。女性は野菜を切ったり他のことで忙しいようす。






高見の見物?のオウム






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C&Pでしつこく強調しているように、私は彼らの文化を否定する権利もそんなつもりもない


だけどよくわからないのは、熱心なヒンドゥ教徒は宗教上の理由から肉を口にしないのに、神様にこんなカタチで命をささげるのはなんでOKなんだろうということ。


たとえば、このお祭りに私を誘ってくれたSの場合、「ブラーミン(バラモン、僧侶のカースト)だから」肉は食べない。


(※このファミリーの場合お母さんがブラーミンだけどお父さんが別のカーストという稀なケース、しかも恋愛結婚なので問題はフクザツ。半ブラーミンというのはブラーミンクラスから言わせるとあまりよろしくないようにとられるらしい…このへんはまた機会があったら書こうと思う)


でも、親戚がバッサバッサとヤギを切り刻むのを遠目に見ている。。。しかも食事の時間になったら自分たちの菜食メニューを作るために他の場所に移動してしまう。


この別ご飯を作る材料を車にとりにいったときに、新たな事実が発覚。


どこの家もヤギをさばいている


私はてっきりこの親戚の家が代表で生贄をしたのかと思っていたのだが、どうやら村の多くの家からヤギが捧げられたよう。あちこちで男性がばっさばっさと熱心に肉を切っている。(普段台所の手伝いなんてしないだろうに)


(描写がグラフィックになってしまい申し訳ないけれど)


肉をさばいているそばには、ヤギの頭と足がころがっている。何をするんだろうと思っていたら、他の家で棒を突き刺して頭も足もそのまま丸焼きにしていた。




そしてとどめの一撃「ミワ、ランチはマトン(ヤギ肉のこと)とチキンどっちがいい?


…食べられません。




アサイチで血のしたたる動物というか肉、を見るのは正直あまり気持ちがいいものではない。 


私はベジタリアンではない。ヒトはむかーしむかーしから肉を食べてきたのだから、肉を食べるというのは摂理にかなっていると思っている。動物性タンパク質、摂らないといけないと思っている。


いつも、スーパーのパッケージに入った肉や魚しか見たことのない自分や多くの日本人をあわれだと思うし、小さいころからマトンがヤギからくることを経験から知っているインド農村の子どもたちの方がよっぽど「ものごとをわかっている」と思う。


それにいつも、私たちが知らないところで動物たちを育て、さばき、肉を提供してくれる牧場やその他の施設に心から感謝しなければいけないと感じている。



以上を踏まえても、やっぱり、目の前にゴロンと命のないヤギさんの頭が転がっているのは、いやだと思ってしまう。(そういえば、中谷美紀嬢もインドに来てヤギさんの頭を見てベジタリアンに転向したと言っていた)


そんなこと言っても、私がただ「肉を作るプロセス」を知らないだけであって、自分が今まで他人にしてもらっていたことををわぁわぁ言うのはフェアではない。それでも、ヒトの信じるもののために不必要に動物を殺すことがいいことだとは思わない


(※注:不必要だけど、さばいたマトンをムダにしているわけではない)




…めちゃくちゃ眠くなってきたのでなんだか乱雑な文章になってしまったけど、ともかく、私は、「しばらく肉は食べたくない」と思ってしまった。「肉業者の恐ろしい実態。。。!」とか動物愛護団体Pのように騒ぎ立てるつもりもない。Naiveな考え方だというのはわかってる。でもやっぱり、こんなの見たあとに肉を口にしようとは思えない。









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