おはよウナギ。
ひさしぶりに会ったクラスメートに
「ミワが帰国するころは骨だけになってるわね」
と言われました。そんなにやせこけてません。
日本からの救援物資を毎日おいしくいただいています。スパゲッティなんかソース適当だったけど食べて感動したよ。体も喜んでるのを感じます。
具合を悪くしている間に新聞で読んだ話。
あちこちでなんとなく書いているかもしれないけど、私は「動物を見世物にする」ということに反対しています。動物園、水族館、イルカショーとかサーカスなんて特にそう。動物園なんかは動物を保護する目的でめっずらしー動物なんか飼育していることもあるけれど。なんにしろ、動物には毎日じろじろ見られることが苦痛なんじゃないかと(勝手に)思っているのです。
インドでは大きなお寺にはゾウさんがいます。お祭りのときにハデに体中にペイントを塗ったりおみこしを運んだりといろいろ役割はあるようなのですが、私にはどうもしっくりきません。ヒトがやればいいんじゃないか、と。まぁ文化なので仕方ないのでしょうが。でもどうしても許せないのが、参拝客観光客が小銭をゾウさんに差し出して、ゾウさんが鼻で頭にぽんと触れるというもの。ご利益があるのかなんだか知らないけど、こうやってゾウさんが働かされて小銭稼ぎをさせられているのを見るのはとても辛いのです。はじめて見たときはおぉと私も思ってやったので、私も前科もち。でも今はどうしても許せません。
それと、マイソール観光のときにちらっと書きましたが、観光地ではゾウさんの背中に観光客をのっけてそこらへんをぐるっとひと回りというのがあります。これもゾウさんやラクダさんが酷使されているのが明らかです(ひざは傷だらけ←たぶん係の人間が何かでたたいている、暑い中立ちっぱなし)。実はパレスで私わんわん泣いてました。クラスメートびっくり。
ということで動物、特にゾウさんはインドで大変な扱いを受けているのです。ゾウさんがどう思ってるかはわからないですよ。ヒトとのふれあいを楽しんだりする子もいるかもしれないし。でも、ゾウってすごく頭がいいじゃないですか(戦時中の日本の動物園のゾウさんの話、ありますよね)。だから、こんなのバカバカしいって思ってる子もたくさんいるんじゃないかと私は思うのです。
で。
最近新聞で読んで知ったのですが、お寺のゾウさんたちにはVacationがあるようなのです。
たぶん州政府がスポンサーとなっているプログラムで、48日間ゾウさんたちにRejuvenation(元気回復)を提供するというもの。
栄養価を考えた食事、適度な運動、水あび、などゾウさんの健康を考えたプログラムが組まれ、担当のスタッフは特別なトレーニングを受け、とかなり準備もしっかりやっていたようす。
結局ヒトの監視下におかれるわけだけど、棒でつっつかれたり子どもの頭をぽんぽんしなくていい48日間。酷使されているゾウさんにとってはホントにいい休暇になる。
と、思っていたら。
なんとこのRejuvenation Campに来たゾウさんが亡くなったのです。
記事では「キャンプがはじまる数時間前に亡くなった」と責任逃れをしているような書き方でしたが、完全にスタッフの責任。
このキャンプのためにこのゾウさんはトラックで13時間もかけて移動してきました。この間もちろん立ちっぱなしですよ。。。やっとこさキャンプの会場について、夕方水を飲むために近くの川へ。ヒザをついてしばらく水を飲んでいました。しばらく、というのがなんと2時間です。つきそっていたスタッフは「水が気持ちいいのでずっと浸かってるのだと思った」とアホなことを言っています。
実は、この老いたゾウさん(55歳以上だとか)、老いと疲労で立ち上がれなかったそうなのです…。しばらくしてスタッフが立たないんじゃなくて立てないんだと気がつきましたが、
大きなゾウさんを立たせるのはヒトにはムリ。最後にゾウさんは脇に倒れこんでしまいました。
大きなゾウさんをクレーンで運んで獣医が手当てに奮闘しましたが、手遅れ。元気回復どころかこのゾウさんBhavaniは亡くなってしまいました。
もう、ゾウさんのことを思ってやるんだったらしみじみやってよ!
としか言えません。(しみじみ=マジメ、の茨城弁)意味なし!
これってインドでよくある"The idea is good, but the implementation is not good"(アイディアはいいけどいざ実行しようとするとてんでダメ)という状況です。
今日も調査に出かけてきます。外にいることが多くなって太陽さんにがっつり当たっています。今月だけは高校のクラスメートMちゃんを見習って健康的に日焼けしようと思っていますが、やっぱり皮膚が痛い。
日本に帰るころは黒々してるかもしれません。
SHG(自助努力グループ)メンバーの女性たち |
ひさしぶりに会ったクラスメートに
「ミワが帰国するころは骨だけになってるわね」
と言われました。そんなにやせこけてません。
日本からの救援物資を毎日おいしくいただいています。スパゲッティなんかソース適当だったけど食べて感動したよ。体も喜んでるのを感じます。
● ● ●
具合を悪くしている間に新聞で読んだ話。
あちこちでなんとなく書いているかもしれないけど、私は「動物を見世物にする」ということに反対しています。動物園、水族館、イルカショーとかサーカスなんて特にそう。動物園なんかは動物を保護する目的でめっずらしー動物なんか飼育していることもあるけれど。なんにしろ、動物には毎日じろじろ見られることが苦痛なんじゃないかと(勝手に)思っているのです。
インドでは大きなお寺にはゾウさんがいます。お祭りのときにハデに体中にペイントを塗ったりおみこしを運んだりといろいろ役割はあるようなのですが、私にはどうもしっくりきません。ヒトがやればいいんじゃないか、と。まぁ文化なので仕方ないのでしょうが。でもどうしても許せないのが、参拝客観光客が小銭をゾウさんに差し出して、ゾウさんが鼻で頭にぽんと触れるというもの。ご利益があるのかなんだか知らないけど、こうやってゾウさんが働かされて小銭稼ぎをさせられているのを見るのはとても辛いのです。はじめて見たときはおぉと私も思ってやったので、私も前科もち。でも今はどうしても許せません。
それと、マイソール観光のときにちらっと書きましたが、観光地ではゾウさんの背中に観光客をのっけてそこらへんをぐるっとひと回りというのがあります。これもゾウさんやラクダさんが酷使されているのが明らかです(ひざは傷だらけ←たぶん係の人間が何かでたたいている、暑い中立ちっぱなし)。実はパレスで私わんわん泣いてました。クラスメートびっくり。
ということで動物、特にゾウさんはインドで大変な扱いを受けているのです。ゾウさんがどう思ってるかはわからないですよ。ヒトとのふれあいを楽しんだりする子もいるかもしれないし。でも、ゾウってすごく頭がいいじゃないですか(戦時中の日本の動物園のゾウさんの話、ありますよね)。だから、こんなのバカバカしいって思ってる子もたくさんいるんじゃないかと私は思うのです。
で。
最近新聞で読んで知ったのですが、お寺のゾウさんたちにはVacationがあるようなのです。
たぶん州政府がスポンサーとなっているプログラムで、48日間ゾウさんたちにRejuvenation(元気回復)を提供するというもの。
栄養価を考えた食事、適度な運動、水あび、などゾウさんの健康を考えたプログラムが組まれ、担当のスタッフは特別なトレーニングを受け、とかなり準備もしっかりやっていたようす。
結局ヒトの監視下におかれるわけだけど、棒でつっつかれたり子どもの頭をぽんぽんしなくていい48日間。酷使されているゾウさんにとってはホントにいい休暇になる。
と、思っていたら。
なんとこのRejuvenation Campに来たゾウさんが亡くなったのです。
記事では「キャンプがはじまる数時間前に亡くなった」と責任逃れをしているような書き方でしたが、完全にスタッフの責任。
このキャンプのためにこのゾウさんはトラックで13時間もかけて移動してきました。この間もちろん立ちっぱなしですよ。。。やっとこさキャンプの会場について、夕方水を飲むために近くの川へ。ヒザをついてしばらく水を飲んでいました。しばらく、というのがなんと2時間です。つきそっていたスタッフは「水が気持ちいいのでずっと浸かってるのだと思った」とアホなことを言っています。
実は、この老いたゾウさん(55歳以上だとか)、老いと疲労で立ち上がれなかったそうなのです…。しばらくしてスタッフが立たないんじゃなくて立てないんだと気がつきましたが、
大きなゾウさんを立たせるのはヒトにはムリ。最後にゾウさんは脇に倒れこんでしまいました。
大きなゾウさんをクレーンで運んで獣医が手当てに奮闘しましたが、手遅れ。元気回復どころかこのゾウさんBhavaniは亡くなってしまいました。
もう、ゾウさんのことを思ってやるんだったらしみじみやってよ!
としか言えません。(しみじみ=マジメ、の茨城弁)意味なし!
これってインドでよくある"The idea is good, but the implementation is not good"(アイディアはいいけどいざ実行しようとするとてんでダメ)という状況です。
● ● ●
今日も調査に出かけてきます。外にいることが多くなって太陽さんにがっつり当たっています。今月だけは高校のクラスメートMちゃんを見習って健康的に日焼けしようと思っていますが、やっぱり皮膚が痛い。
日本に帰るころは黒々してるかもしれません。
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