こんばんワニ。
Romba(タミル語で「超」)疲れています。
金曜日から0泊3日(車内2泊)の旅をしてきました。脳裏によぎったのは「弾丸」…。
でも、なんだか達成感のようなものがあります。
というのも、土日でとてもいい体験をさせてもらったから。
ChennaiのM子さんと、VeelinayakenpattiのJ&Pファミリーに大感謝です。
ことのはじまりは…去年の6月。1年前、私がインドに来たとき。
M子さんとはChennaiでOne night stand(一夜限り共に過ごすこと)の関係笑 そんないきさつはここに書いています。彼女は私と同じようにICCRから奨学金を受けていて、Chennaiでダンスを学んでいます。先生はインドでいう★人間国宝★のようなお方だそうです(けど話してみるとフレンドリーな夫婦)。
M子さんが最近Facebook上で、もうすぐ日本に帰国すること、それと帰国前に舞台があるということをポストしました。テスト前だったかな。
彼女が学んでいるのはBharathanatyamという南インドの伝統ダンス。ものすっごく奥の深い世界なので、私がググって調べた知識を書いてもしょうがないので、皆さん自分で調べましょう笑
一言で言えば。Carnaticという南インドの音楽に合わせて踊るダンス。ヒンドゥの神様にささげられるもの、のようです。目や首の動きが重要なもので、その目を強調したメイクも特徴のようです。
前からインドのダンスは見たいなぁと思っていたけれど大学にこもっているのでなかなかチャンスにめぐりあわなかった。そんなときにめぐってきたチャンス!知り合いの人のダンスならなんだか安心して(知識ゼロでも苦笑)観られるかなぁと思ったし…。
そこで、パフォーマンスはいつなんですか?と聞いたところ、6月2日(土)とのこと。
その時点でSummer Programmeがあるのはわかってたけど、舞台が土曜日の夜なら:
金曜の夜にこちらを出発(電車)
→Chennaiに土曜の朝到着
→土曜の夜パフォーマンスを観る。土曜日におうちに泊めてもらう。
→日曜の昼Chennaiを出発(電車)
→日曜の夜こちらに到着
→月曜Summer Programmeに戻る
が可能。なので「行きます!」と断言。
ところが、5月中旬、Nilakottaiに行ったとき、6月3日(日)にPiercing Functionがあることが判明。
「土曜日にChennaiにいるから、ムリかも」
と言ったのだけど、金曜日に行われるおうち完成のセレモニーにも来られないのでせめて娘のセレモニーには来てくれと言われ、
「…何とかなるかも」
と返答。
この「何とかなるかも」がそのうち「何とかする」になっちゃったんですねー…
でも娘二人の成長、ずっと見てきたし、最近は二人ともなんとなく私に心を開いてくれてるようなので(遊んでやってんだ!なつけ!)、こんな節目に行かないとは言えない。
と、言うことで
金曜の夜にこちらを出発
→Chennaiに土曜の朝到着
→土曜の夜パフォーマンスを観る。
→土曜の夜Chennaiを出発
→日曜の朝こちらに到着
→Nilakottaiでセレモニーに参加
→日曜の夜大学に戻る
→月曜Summer Programmeに戻る
という、0泊3日の旅をすることになったのでした。
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
この決定のあと、電車が満員でとれずにバスを取り直したりとすったもんだがあったのですが、金曜の夜Summer Programmeの週末レポートを書き終え、なんとか出発準備完了。
ちょっとこの交通関連でいろいろあったので、これは別途書こうと思います…。
朝Chennaiに到着し、1年前に泊めてもらったM子さんのおうちへ。M子さんが降りてくる。猫好き猫Tシャツ。おうちのオーナー通称Auntyにも再会。
M子さんが朝、昼とお稽古があるということなので、おうちで待機させてもらうことに。本当はせっかくこんな都会まできたのだからこの日は買い物したり観光しようと思っていたのだけど、
眠い。暑い。
ありえない眠気。そして頭痛。バスのせい。そしてChennaiの暑さったらありゃしない。
Auntyが「風が熱いのよね」と窓を閉めると逆に涼しいという、恐ろしいChennaiの暑さ。
数日前43度に達し、夏の山場は越えたと言っていましたが。43度って。。。風呂?
と、いうことで、朝から夕方までなーんにもせずにゴロゴロさせてもらいました。
その間M子さんは2回お稽古に出かけ、昼のお稽古のあとに着替えとメイクを済ませ、ささーっと会場に出かけていきました。
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
夕方、M子さんのハウスメイトとおうちのお手伝いさんの子とMylaporeにあるRagasudha Hallへ。
このハウスメイトはマレーシアから来ている、ママダンサー。他にもスイスやドイツからダンスを学びにChennaiに来ているオンナノコたちがM子さんのおうちには住んでいます。以前に会っているクウェートの子は一時帰国してました。
で、会場。前列に日本人が何人か座っているので「あーご両親、来られないって行ってたけどやっぱり来たんだ」とか思っていたら、なんとチェンナイ総領事館の人だった。
サッパリ知らなかったのですが(!)、今年は日印関係60周年ってことで、それに合わせて日本でもインドでもいろいろイベントがあるらしい。田舎にいるとやっぱこういう情報にもおっくうになってしまうのね泣 開催場所はやっぱり都会だし。。。M子さんもこの舞台を60周年イベントの一環として申請したんだってさ。
会場に入るとすでにCarnatic音楽を奏でる人たちがスタンバイしている。リハーサルの一環なのか、楽器をならしているのかわからないけど、なんとなく「気持ちを揚げている」ような気がした。
デッカイ手前のお兄ちゃんで見えないのですが、M子さんの先生(奥さまの方)がお兄ちゃんのうしろで節をとっていたようです。このリズムをとるのも先生によって微妙に変わるそうで、M子さんもたまに「えぇ!」と思ったりするようです。
そしてM子さん登場。
もう、なんていうかね。とても素晴らしかったです。
言葉や文化的背景を理解していなくても感じられるものがあるっていうのは、すごいことだと思う。
サイレントムービーなんかはまだ現代に近いものがあるからわかりやすいけど、このダンスは千年続いているものだから、昔のままなんだよね。でもなんだか伝わってくるものがある。
やさしい表情、怒った表情、うれしい表情、怖がっているような表情、それを顔だけじゃなくて体全体で表現してる。
体だけじゃなくて顔の筋肉も鍛えられそう…。
あぁ、こんなポーズムリよ、絶対。
Bharathanatyamでググると、写真がたくさんでてきます。たいていはインド人だと思う。そのダンサーたちと比べるとM子さん、細い。腰とか、他のダンサーは立派な感じだもん笑
私はピアノを10年以上続けていたのですが、どうしても上達しなかったのね。そのせいなのか音楽やダンスなど文化的パフォーマンスができる人を心から尊敬しちゃう。
昨日はM子さんのパフォーマンスを見て、「自分もインドの田舎で勉強するなんて変なことしてるけど、ダンスを本場で学ぶ!ってここまで来たM子さんはすごいなぁ。かっこいいなぁ。ここはこんなに暑いのにがんばってる」と、ほれぼれしてしまったのでした。
M子さんも、日本ではまだあまり知られていない(ですよね?苦笑)インド舞踊の世界に飛び込んで、大変なこともあったと思うのだけど、キラキラしていて、ひとつひとつのパフォーマンスを楽しんでいるように感じられました。
途中スピーチが入りました。
うしろの方から「聞こえないからもっと大きな声でしゃべって」と野次が入りました。
M子さんインタビューも受けたみたいです。すごーい。
ちなみに、領事館の人たちに私はチラチラ見られました。
「ICCRから奨学金を受けてるキラキラしてない方の日本人です。よろしくお願いします」
と自己紹介したかったけど、やめた。
M子さん、おつかれさまでした★
ゆっくり休んで、帰国までのお稽古もインド滞在も楽しんでください♪
パフォーマンスのあともゲストの皆さんにあいさつで忙しそうだったけれど、「迎えがきちゃう」と伝え、お別れのあいさつをささーっとしました。そして朝のバス停にとんぼ帰り。
「こんな時間にまだお店やってるー。都会はすごいなぁ」
と最後まで完全におのぼりさん状態。
私は手ブラで行ってしまったのですが(インドでも舞台に花束とか持っていくものなのかわからなかったし)、逆にM子さんにおみやげをもらってしまいました。なんたる失態。
Romba(タミル語で「超」)疲れています。
金曜日から0泊3日(車内2泊)の旅をしてきました。脳裏によぎったのは「弾丸」…。
でも、なんだか達成感のようなものがあります。
というのも、土日でとてもいい体験をさせてもらったから。
ChennaiのM子さんと、VeelinayakenpattiのJ&Pファミリーに大感謝です。
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
ことのはじまりは…去年の6月。1年前、私がインドに来たとき。
M子さんとはChennaiでOne night stand(一夜限り共に過ごすこと)の関係笑 そんないきさつはここに書いています。彼女は私と同じようにICCRから奨学金を受けていて、Chennaiでダンスを学んでいます。先生はインドでいう★人間国宝★のようなお方だそうです(けど話してみるとフレンドリーな夫婦)。
M子さんが最近Facebook上で、もうすぐ日本に帰国すること、それと帰国前に舞台があるということをポストしました。テスト前だったかな。
彼女が学んでいるのはBharathanatyamという南インドの伝統ダンス。ものすっごく奥の深い世界なので、私がググって調べた知識を書いてもしょうがないので、皆さん自分で調べましょう笑
一言で言えば。Carnaticという南インドの音楽に合わせて踊るダンス。ヒンドゥの神様にささげられるもの、のようです。目や首の動きが重要なもので、その目を強調したメイクも特徴のようです。
前からインドのダンスは見たいなぁと思っていたけれど大学にこもっているのでなかなかチャンスにめぐりあわなかった。そんなときにめぐってきたチャンス!知り合いの人のダンスならなんだか安心して(知識ゼロでも苦笑)観られるかなぁと思ったし…。
そこで、パフォーマンスはいつなんですか?と聞いたところ、6月2日(土)とのこと。
その時点でSummer Programmeがあるのはわかってたけど、舞台が土曜日の夜なら:
金曜の夜にこちらを出発(電車)
→Chennaiに土曜の朝到着
→土曜の夜パフォーマンスを観る。土曜日におうちに泊めてもらう。
→日曜の昼Chennaiを出発(電車)
→日曜の夜こちらに到着
→月曜Summer Programmeに戻る
が可能。なので「行きます!」と断言。
ところが、5月中旬、Nilakottaiに行ったとき、6月3日(日)にPiercing Functionがあることが判明。
「土曜日にChennaiにいるから、ムリかも」
と言ったのだけど、金曜日に行われるおうち完成のセレモニーにも来られないのでせめて娘のセレモニーには来てくれと言われ、
「…何とかなるかも」
と返答。
この「何とかなるかも」がそのうち「何とかする」になっちゃったんですねー…
でも娘二人の成長、ずっと見てきたし、最近は二人ともなんとなく私に心を開いてくれてるようなので(遊んでやってんだ!なつけ!)、こんな節目に行かないとは言えない。
と、言うことで
金曜の夜にこちらを出発
→Chennaiに土曜の朝到着
→土曜の夜パフォーマンスを観る。
→土曜の夜Chennaiを出発
→日曜の朝こちらに到着
→Nilakottaiでセレモニーに参加
→日曜の夜大学に戻る
→月曜Summer Programmeに戻る
という、0泊3日の旅をすることになったのでした。
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
この決定のあと、電車が満員でとれずにバスを取り直したりとすったもんだがあったのですが、金曜の夜Summer Programmeの週末レポートを書き終え、なんとか出発準備完了。
~途中省略~
ちょっとこの交通関連でいろいろあったので、これは別途書こうと思います…。
朝Chennaiに到着し、1年前に泊めてもらったM子さんのおうちへ。M子さんが降りてくる。猫好き猫Tシャツ。おうちのオーナー通称Auntyにも再会。
M子さんが朝、昼とお稽古があるということなので、おうちで待機させてもらうことに。本当はせっかくこんな都会まできたのだからこの日は買い物したり観光しようと思っていたのだけど、
眠い。暑い。
ありえない眠気。そして頭痛。バスのせい。そしてChennaiの暑さったらありゃしない。
Auntyが「風が熱いのよね」と窓を閉めると逆に涼しいという、恐ろしいChennaiの暑さ。
数日前43度に達し、夏の山場は越えたと言っていましたが。43度って。。。風呂?
と、いうことで、朝から夕方までなーんにもせずにゴロゴロさせてもらいました。
その間M子さんは2回お稽古に出かけ、昼のお稽古のあとに着替えとメイクを済ませ、ささーっと会場に出かけていきました。
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
夕方、M子さんのハウスメイトとおうちのお手伝いさんの子とMylaporeにあるRagasudha Hallへ。
このハウスメイトはマレーシアから来ている、ママダンサー。他にもスイスやドイツからダンスを学びにChennaiに来ているオンナノコたちがM子さんのおうちには住んでいます。以前に会っているクウェートの子は一時帰国してました。
で、会場。前列に日本人が何人か座っているので「あーご両親、来られないって行ってたけどやっぱり来たんだ」とか思っていたら、なんとチェンナイ総領事館の人だった。
サッパリ知らなかったのですが(!)、今年は日印関係60周年ってことで、それに合わせて日本でもインドでもいろいろイベントがあるらしい。田舎にいるとやっぱこういう情報にもおっくうになってしまうのね泣 開催場所はやっぱり都会だし。。。M子さんもこの舞台を60周年イベントの一環として申請したんだってさ。
会場に入るとすでにCarnatic音楽を奏でる人たちがスタンバイしている。リハーサルの一環なのか、楽器をならしているのかわからないけど、なんとなく「気持ちを揚げている」ような気がした。
音楽隊 |
デッカイ手前のお兄ちゃんで見えないのですが、M子さんの先生(奥さまの方)がお兄ちゃんのうしろで節をとっていたようです。このリズムをとるのも先生によって微妙に変わるそうで、M子さんもたまに「えぇ!」と思ったりするようです。
そしてM子さん登場。
もう、なんていうかね。とても素晴らしかったです。
黒い丸は衣装じゃなくて観客の頭ですからね。 |
私はダンスの意味も(パフォーマンス前ののプチ説明以外は)わからないし、歌の内容もわからないし、ヒンドゥ教に伝わるこのダンスにまつわるストーリーもわからない。
でもM子さんの表情で、なんとなくわかる気がするのです。
言葉や文化的背景を理解していなくても感じられるものがあるっていうのは、すごいことだと思う。
サイレントムービーなんかはまだ現代に近いものがあるからわかりやすいけど、このダンスは千年続いているものだから、昔のままなんだよね。でもなんだか伝わってくるものがある。
やさしい表情、怒った表情、うれしい表情、怖がっているような表情、それを顔だけじゃなくて体全体で表現してる。
体だけじゃなくて顔の筋肉も鍛えられそう…。
シヴァ神立ち |
あぁ、こんなポーズムリよ、絶対。
Bharathanatyamでググると、写真がたくさんでてきます。たいていはインド人だと思う。そのダンサーたちと比べるとM子さん、細い。腰とか、他のダンサーは立派な感じだもん笑
私はピアノを10年以上続けていたのですが、どうしても上達しなかったのね。そのせいなのか音楽やダンスなど文化的パフォーマンスができる人を心から尊敬しちゃう。
昨日はM子さんのパフォーマンスを見て、「自分もインドの田舎で勉強するなんて変なことしてるけど、ダンスを本場で学ぶ!ってここまで来たM子さんはすごいなぁ。かっこいいなぁ。ここはこんなに暑いのにがんばってる」と、ほれぼれしてしまったのでした。
M子さんも、日本ではまだあまり知られていない(ですよね?苦笑)インド舞踊の世界に飛び込んで、大変なこともあったと思うのだけど、キラキラしていて、ひとつひとつのパフォーマンスを楽しんでいるように感じられました。
先生(ダンナさま) |
領事 |
途中スピーチが入りました。
うしろの方から「聞こえないからもっと大きな声でしゃべって」と野次が入りました。
M子さんインタビューも受けたみたいです。すごーい。
ちなみに、領事館の人たちに私はチラチラ見られました。
「ICCRから奨学金を受けてるキラキラしてない方の日本人です。よろしくお願いします」
と自己紹介したかったけど、やめた。
ファンデは濃い目(インド人用?) |
M子さん、おつかれさまでした★
ゆっくり休んで、帰国までのお稽古もインド滞在も楽しんでください♪
「こんな時間にまだお店やってるー。都会はすごいなぁ」
と最後まで完全におのぼりさん状態。
おみや |
私は手ブラで行ってしまったのですが(インドでも舞台に花束とか持っていくものなのかわからなかったし)、逆にM子さんにおみやげをもらってしまいました。なんたる失態。
0 件のコメント:
コメントを投稿