2012年6月26日火曜日

2nd Half of Short and Sweet Summer Break Day 19-20 - 生野菜Guruの農園写真(1)

こんばんワニ。


昨日観たハリウッド映画。

つくづく、アメリカ(ロシアも?)冷戦時代のメンタリティから抜けきらないなと思います。

2011年映画でロシアの核爆弾→核戦争の危機!なんてプロットありえねー。

たぶんアメリカもロシアも冷戦時代の世界のSuper Powerステータスにすがっていたいのね。

でもさ、


まさかこのビルは!

西海岸だからってサンフランシスコを狙わなくてもいいじゃないですか


はじっこが当たっただけでサンフランシスコベイに落ちたけどね

このビルはTransamerica Pyramidという、へんちくりんな形のビル。

サンフランシスコのスカイラインを汚しているとか、結構な言われよう笑 

上のほうに展望台があると聞いたけど、行ったことないなぁ。

9/11以降、アメリカを象徴するような建造物が狙われるとウワサされて、
サンフランシスコでは特にGolden Gate Bridgeが標的なんだとよく言われていました。

でも今の時勢だと、シリコンバレーはアメリカのITの中心だし、
やられたら経済的にもアメリカ国民精神的にもダメージは大きいかもしれない。

とか不謹慎なことを考えたりする。ごめんねMark


            


ハイ、先週の生野菜Guruの有機農園訪問の写真です。

土いじりに興味がない人にはおもしろくないかも笑



Vermi Compost

これは屋根だけ作ってある簡易牛小屋の中に作られているミミズ堆肥

以前に私が見たことのあるミミズ堆肥はコンクリの枠の中で作っていたけど、
これは外に出てる。

なんで?って思ったけど、コスト削減のためだって。

確かにコンクリやブロックで枠を作るような余裕は農民にはないかもしれないもんね。

ただ、ミミズさんの活動のためには日陰に置いてある必要があるとのこと。

牛小屋にあれば材料の牛糞もすぐそばにあるってことだもんね。
ちなみに牛さんは毎日3-4キロうんちをするそうです。(もっとするかと思ったけど)


牛のオシッコ

牛のオシッコって天然の防虫剤になるの知ってました?

なので牛小屋の隣にはオシッコが流れてたまる仕組みができています。

ムダにしない。

土づくり



これは作物を植えるための土の準備をしているところ。

Nitrogen Fixation窒素固定の活性化のために、
マメ科などの植物を根っこごとどさどさと積み重ねます。

(こういうとき、高校で生物ちょっとでもかじっておいてよかったと思う笑)


プツプツ

で、これが使われる植物。

この根っこのところの根粒に窒素固定をしてくれる菌がいるんですね。



苗を大きくなるまで育てる

材木種や果樹種の苗木たち。

けっこうおっきくなるまでここで育ててるなぁと思ったら、

「あちこちに植えると水やりが大変になるし、水もムダになる」

だってさ。なるほどね。

ってことで、ポットで育てられなくなる大きさまでここで集中水やりってわけ。


盛り土

盛り土されたところ。

ここにいろいろな種類の野菜を植えます。いわゆるMixed Cultureというもの。

Monoculture(単一の作物だけ植える)だと、
その作物に特定の病気がはやったときに全滅しちゃうし、
その作物が必要な栄養素ばかりが土から摂取されてしまう。

だから、いろいろな作物を組み合わせて植えるMixed Cultureを推奨してるんだって。

土の上にのっかってる植物はこれまたNitrogen Fixationをしてくれて、
なおかつ土の中の水分が蒸発するのを防ぐ役割があるそうです。

しかし盛り土にはあまり意味がないんだって。。。
まぁ、水はけとかいろいろあるんでしょう。


スプリンクラーと草

盛り土を別角度から。

周りに植えているのは家畜用のエサになる草

まだこの農園もはじめたばかりで、野菜がよく育つような肥えた土がまだできていない。

だから今は、

家畜のエサをたくさん植える
→家畜がフンをする
→堆肥を土にまく
→土が肥える

プロセスを行っている最中だそうです。農業は1日にしてならず、ですねぇ

土からぴょこっと出ているスプリンクラーは1週間に1度しか使わない。

それでも草は青々としています。



緑はこの団体のイメージカラーなんでしょうか。

Guruだけじゃなくてスタッフの人も緑のものを身につけています。

彼が農園を紹介してくれました。


アロエと


アロエにも組み合わせ効能があるらしい。

これはアロエと果物を一緒に植えています。


農園の「囲い」

ちと見づらいですが。

50エーカーちょいあるこの農園をかこっているのがこの木と溝

農園内に降る雨がざざーっと外に流れてはもったいないので、ここでせき止める。

木も大きくなれば木陰を作り、土の保水力を強める。

このあたりのびゅんびゅん吹いてる強風を止める役割もありそう。

植林ばっかりやって社会貢献とか言ってる企業はキライですが、
やっぱ木って重要だわ。


いろいろな作物

これもMixed Culture。木や他の作物を組み合わせてます。 


ぽっこり

農園のど真ん中にあるぽっこり丘

もともとあるのかと思ったら、これも農園内で雨をせき止めるためのものだそう。

Bundというやつですな。


別の角度から

ぽっこりを別の角度から。


切り傷に

切り傷すり傷はこの植物で治っちゃう、という
薬効のある草だそうです。


Drip Irrigation

スプリンクラーと合わせて使われるのがDrip Irrigation点滴灌漑)。

この農園でも最近資金がおりて、使い始めたそう。

点滴という名のとおり、このチューブからちょろちょろ、ちょっとずつ水が出て
作物のあるところにだけ水やりをする仕組み。

水はムダにしません。


サブチューブ

近くに寄って見てみると、チューブが2段階になってる。

私が以前に見たことあるのはメインチューブだけでしたが、
こうやってサブチューブがあると、ピンポイントに水やりできて
さらに節水が可能になりそう。

サブチューブを作物のところに持っていくのがちと大変そうだけど。


チューブの出どころ

Drip Irrigationも週1の水やりのみ、だそうです。


なんか宗教的な

なんかの儀式に使われそうな見かけだけどこれもMixed Culture。

それぞれのサークルに違うものが植えられている。

で、さっきのNitrogen Fixationと日よけ植物がかぶさっている。

これはスタッフくん2号。


一見

パっと見計画せずにぐちゃぐちゃと植えているようにしか見えないけれど、
きちんといろいろな要素を考えて作っているんですね。あぁ、おもしろい。


次回は農園訪問後半でやんす。


            


ちなみにさっきの映画はこれです。

ちなみに主演のヤツが大嫌いです。






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