2012年2月19日日曜日

Ant-cide チョークの威力

こんばんワニ。



また写真がないので時事ネタYoutubeで。


お恥ずかしながらあんまりWhitneyの曲にはなじみがないのですが、比較対象のMariahが喰われてると思ったなつかしの曲です。ちなみに映画はヒドかったと思う。


なんだか偉大と呼ばれるアーティストがあっけなく次々に亡くなるのは残念なことです(他のアーティストに関しては言及ナシで)。




 ★  ★  ★  ★  ★  ★  




Genocide(集団虐殺)とは、


ギリシャ語のgenos(家族、民族、人種)と
ラテン語の-occidere(虐殺する)


から来ています。


…とかって課題を大学のときに書いたような。なんのクラスだったかな。




私、ここ一週間Ant-cideを行っています…泣


Ant=アリんこ。




最近バスルームにアリんこが発生して、水浴びをするたびに水攻めに。


どうやら、バスルームの中の穴から出て、バスルームのドアの下をくぐりぬけ、部屋のドアから外に出ているらしい。


水攻めは申し訳ないので、アリんこが出てこないように彼らの出入りしているであろう、バスルーム内にあけられた穴の周りを「チョーク」で囲うことに。


チョークとは、通称…チョーク。そこらの小さなお店でも売っている、ちょっと太目の黒板用チョークのような見かけのものです。以前にインドにいたときもアリんこが行列をなして家の中に入ってきているところに線を数本引いたところ、次の日にはいなくなっていたのでアリんこがイヤがる成分が入っているんだと思ってました。


この間Nilakottaiに行ったときに、チョークがほしいんだけど。と言ってお店で買ってもらいました。で、(これはゴキブリ用だったみたいだけど)箱をまじまじと見てみると、なんとInsecticideと書いてあるではありませんか。


Insect=虫


つまり殺虫剤。説明書を読むと、保管は別の部屋でとかって書いてある。


そんな毒性の強いものなの?手で持ってラインなんか引いて大丈夫なんだろうか。(使ったあと手を洗いましょうとか書いてあるけど)


部屋に戻って友人にたずねると、


「死ぬわよ。ラインの上通ったら。数日でいなくなるわね」


とのこと。別にアリんこ殺したいわけではないのだけど


でもまぁ、とりあえず試してみることに。


バスルームの穴の周り、バスルームのドア、それと部屋のドアの周りをチョークで囲う。


囲ってすぐ、異変が起きる。アリんこがパニックにおちいっている。ラインに近づいて、すぐ離れる。どうやら渡れないことがわかったよう。よし。これでこの穴から出てこないだろう。


…と思ったんだけど。


バスルームの中に書いたラインは水浴びをするため消えてしまう。そうすると、またアリんこが出てくる。


でもバスルームのドアからは出られないようすなので、そのうちあきらめて別ルート開拓してくれるだろうと思っていました。


予想通り、今までのラインをそれて別の方向へ動き出すアリさんたちが増えてきました。床を通らず壁をつたって窓から外に出てくれれば私も特に問題ないので(このアリんこに噛まれるわけじゃないし、水攻めにもならないし)放っておきました。


しかしその数日後。また異変が。バスルームドア周辺にアリさんたちのなきがらがたくさん見られるようになりました。どうしても通りたくってラインを踏んだのかもしれません。


また、なぜかバケツを持ち上げるとその下にアリさんたちが何匹もいる。水が通りにくいからここに非難しているのかと思ったけど、もうすでに死んでるアリさんたちもたくさん。


そして昨日。またいるのかなと思って確認のためバケツを持ち上げると、


ものすごい数のアリんこ。と、白い物体


ぞっとするくらいの数のアリんこが、びっしりとバケツの裏に。ひゃぁと思ってバケツをもとに戻したけど、驚いたのはアリさんたち。いっせいに四方八方に逃げ出しました。私の足にもぞわぞわ~っと登ってきたので私もパニック状態に。


何あの白いやつ!?


気を取り直してバスルームを見回すと、バケツの他床に置いてあるものの周りにもアリんこがたくさんいることがわかりました。床を磨くブラシを手に取ると、ざざーーーーーっとアリんこ、と白い物体が落ちてきました。またひゃぁと思ってブラシを落とす。ざざーーーーーーーーーー


たくさんのアリんこたちがこの白いものを各自持って、バスルームドアをめざして移動。でもライン前でストップ。必死に走り回る。


ここまで見たところで、私も登ってくるアリんこをはらいよけて外に非難することに。


これを機会に窓から出てってくれー。


しかし…。


走り回っていたアリんこたちが動かなくなり、ドアの周りに集まっている


よく見ると、みんな、死んでいました。何百もいたんじゃないでしょうか。




私が大切にしている理念のひとつはムダな殺生はしないってことです。


台湾出身の友人Jが以前に、お腹一杯でも肉魚はゼッタイ無駄にしない。自分のために殺された動物や魚に申し訳ないからと言っていて、それから私もこれは守るようにしています。


ヴェジタリアンが多いインドにやってきて、やっぱりチキンはおいしいなとまだ思うので、「自分はヴェジタリアンになれないな」と結論を出してはいるものの、やっぱりムダにいきものを殺してはいけないと思うのです。


だから虫もなるべく外に逃がしたり、私に害がなければ放っておくことが多い。


Incecticideという表示を読んだ時点で、使うのやめとけばよかった。


私の生活に支障があるからという理由で、何百、もしかしたら何千ものアリさんたちが死んだのかと思うと、大変申し訳ないです。


そしてあの白いもの。卵だったんじゃないかな…。産まれてくるいのちを抱えて、必死で走り回ったアリさんたち。私はそんな産まれてくるいのちまでムダにしてしまったのかもしれません。


自分のやってることはgenocideと一緒なんです。


今朝からアリさんを全然見ていません。穴に戻ったアリさんたちもたくさんいたのですが、どうしたんだろう。さすがにもう出てこないかな…。


本当に申し訳ないです。。。:(







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