2011年11月20日日曜日

Village Placement Programme Day 4: 地図作り


こんばんワニ

ESE2科目目。テストはいつもの教室ではなくて講堂などで行われます。その日にならないと席順そして会場さえもわからないというシステムになっています…。

今朝1日目と同じ会場で席順を調べようと向かっていたところ、クラスメートMが違う方向に歩いている。どーしたのと聞くと、「今日は会場が違うの。化学学科の建物の方みたいなんだけど。」

…いや、化学学科の建物反対側だよ…笑

Mに会わなかったら私も初日の講堂行っちゃっただろうし、Mも私に会わなかったらMはキャンパス内をさまようことになっただろうから、Win-Win。

二人で向かうとMBAの生徒たちが集まっていました。

今日の会場は、なんていうか、半分外だった笑 天井と壁はあるのだけど、壁が途中から(上の方)鉄格子のようなものになっている。朝日がまだ低い位置なので場所によっては直射日光がふりそそぐ…。んでもって、私の席は東側端から2番目=陽が当たる。。。

まぁ、涼しかったし、書くのに一生懸命だったからいいけどね…。途中から汗ばんだ。


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前回の続き。

Day 4: Thursday, November 3rd

結局昨日夜のミーティングは行われず。一昨日まで翌日のスケジュールは前日に知らされていたが、これもわからず。女子宿舎担当スタッフも把握していなかったようで、とりあえず6時に起床するということだけ指示された。

…が、誰も時間通りに起きない。私は昨日と同じように水浴びへ。

朝食の到着が遅いのにも慣れてきた。どうせすぐにはこないだろうということで、Kが近くにあるという果樹園へ行こうという。女子生徒の何人かはここのバスルームで水浴びや洗濯をさせてもらっているようで、おみやげにグアヴァをたくさん持ってきていた、

朝の散歩はとても気持ちがいい。雨が降って気温も下がっているので、陽があるけれど「運動会の朝」のような感じ。とてもさわやか。実は昨日もこの果樹園へ行こうと試みたのだけど、道を間違って到着したのはなんと墓場だったため、今日は道を確かめて出発。

歩いていると生徒が戻ってくる。どうしたのかたずねると、停電で水をくみ上げるパンプも動いていないため、断水とのこと。水浴びは早いもん勝ち。笑 

この果樹園ではグアヴァのほかにアムラというすっぱい果物やザクロを栽培していた。もちろん農家の人が販売のために育てているのだけど、とって食べていい(と言われたわけではないけど生徒スタッフ共に当たり前のように食い漁っている)とのこと。ザクロを食べると、色素が手に残る。黄色いしみが手や爪についた。…と思ったら顔にまで。

例の目の見えない男の子が学校のそばまでやってきた。普段は家で何もしないで過ごすかここに来て物売りの人たちのそばに座っているようだ。

この子の支援をすることや支援の口を探すことに反対するわけではないのだけど、私は個人的にはコミュニティ全体の支援をしたい人間なので(たとえば私は物乞いの人にお金をあげるならどこかの団体に寄付したほうがいいと考えるタイプです)、学科長が特にこの子の世話をしようとしているのが気になる。

「みんなを助けることはできないけど誰かを助けることはできる」をポリシーに活動している友人もいて、もちろんそれはごもっともだと思うのだが、特定の誰かにだけ支援をすると周りの目がどうなんだろう、と考えてしまう。たとえばこの村には他にも障がいを持った人たちがたくさんいるから。

朝食後、村のSHGメンバーを集めてミーティングを行うとアナウンスメントがあったため、グループメンバーに周知に出かけたがたいていの女性が留守。

結局ミーティングの代わりに1日目にグループごとに書いたソーシャルマップを集めてひとつの地図にする作業をすることに。1グループずつマップ描き担当(仕事きっちり、私に「放り投げる」ように指示した2年生♂)と作業をするので、順番待ちのグループは再び調査。

生徒の何人かは村全体の家屋の調査をする準備のため別の作業へ。Sが選ばれたのでKと私で調査の続き。昼食後も続き。

ちなみに食事であるが、女子グループが日替わりで"Food Committee"(給食当番?)になっている。それこそ給食のような銀の入れ物に入ったご飯やらサンバル(さらさらしたカレー)やらを盛り付ける。

こちらの食事の習慣で、特にランチは(1)サンバルでご飯を食べる(2)ラッサムまたはペッパーウォーターという酸っぱい汁状のものでご飯を食べる(3)カードとよばれる飲むヨーグルトのようなものでご飯を食べるという白米地獄のような量を食べるのであるが、当番は食事をしている人たちを周りおかわりがいらないか聞き、必要であればご飯やラッサムやカードを持ってくる。水も頼まれれば持ってくる。

これに特に問題はないのだけど、個人的にはこの作業をしているのが女子生徒(と担当のスタッフ…は男性だが)のみというのが気に入らない。そして「○○持ってきて」と指図されるのがかなり気に食わない(ウェイトレスでがっつり稼いだ時期もあったくせに笑)。

午後SHGミーティングがやっと行われた。女性たちは午前午後と以前にも書いたNREGAという100日間雇用政策に参加しているため、専業主婦も最近は外に出ている。夕飯を作る忙しい時間にも関わらず15名ほど集まっただろうか。

メンバーたちはそれぞれのグループの集金やローンの仕組みについて説明していた(よう)。インドに来ていくつものSHGを見ているので、自分にとっては特に新しい発見はなかったけれど、どこの村でも女性が元気なのはいいことだ、と思う。

学科長からSHGの活動をもっと活発にするためにいくつか提案がされた(よう)。それを行動に移すかどうかは彼女たち自身にかかっている。

そのあと障がいを持つ人たち(最近ではdifferently abledという言葉が「正しい」表現として流通しているよう。Handicappedはもちろんダメ、disabledもダメになったようだ)のミーティングも行われた…が、ようやく私たちのグループの地図の順番になったのでこちらはスキップ。

今日の午後、学校のグランドを眺めていた。ゴミだらけである。汚い水がたまって虫がわいている箇所もある。なんとかできないかスタッフに尋ねたところ、すでにスタッフも自治体に聞いたがこれから改善する予定、とのことらしい。何ヶ月かしたらホントにやったのかきちんと確かめないと。

日々問題のある村の箇所を回っていると、初日に感じた「なんとかしなきゃ」というキモチがにぶってくる。あんなに「改善の余地あり!」と訴えかけていた水問題も、村の人たちと話しているうちに本当に問題なのかわからなくなってくる。自分たちにChangeをもたらすことができるのだろうか。


宿泊先のゴミだらけ学校
果樹園への道

朝女性がかごに牛のウンコをいっぱいのせて畑に行きます
ウンコは貴重な肥料です



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