2011年11月16日水曜日

Village Placement Programme Day 2: 転落

こんばんワニ。

夜ご飯のためにダイニングホールにおりていったらすっからかん。他にも食べられなかった組が6名ほど。なんだろ。今日は「配給」が少なかったのかしら。今追加でちがうもの作ってるみたいです。



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前回の続き。


Tuesday, November 1st

予想はしてたけど、誰も起床時間(6時)に起きない。ガールスカウトだったら団員長にしかられてるところ。子どもじゃないんだから…?結局、朝の奉仕作業(sharamadhan workを)してるはずの時間に女子陣は水浴び。

んでもって私はというと、奉仕作業の途中に排水溝に転落。。。

男子陣が刈った草をこのおにいちゃんが持ってるお皿(重い)にのっけて、排水溝の向こう側に廃棄する、という作業。私が排水溝をまたいで捨てているのを見た2年生♂が

「手前から投げるように捨てればいいんだよ」

というので試しにやってみたら、草を投げ捨てようとしたはずみでそのまま排水溝に草ごと皿ごと転落。重いじゃん…。この際私は奇声を発したらしい。水浴びに行こうとしていた女子陣もみーーーーんな駆けつけてくる笑 たいしたことないよと言ったが、作業復帰しようとしたらみんなの冷たい目線…ごめんなさい、もうやりません笑

右太ももにでっかい青あざ。右足の指のすり傷。名誉の負傷?

朝食が遅れる。スケジュールも大幅に遅れる。今日からそれぞれのグループが決めた「この村の問題」に関する調査を始めることになっていたのだけど。

クラスメートKにナゾの腹痛。痛くて動けないのに調査に行くと言い張る。ちょっと歩いてもう動けない感じ。「バカだなぁ、スタッフ呼んでくるから!」そしてKは学校に残ることに+毛布+ソーダ(こっちの人はなぜかソーダが腹痛を治すと信じている。)。たぶん環境が変わったから具合が悪くなったんだろうケド、2日目にしてこれだと心配。

残りのグループメンバーSと私は聞き取り調査へ。私たちのトピックは飲料水と地域のグループ・団体(CBO: Community Based Organization)について。飲料水に関しては本プログラムが始まる前に村を訪れたときに村の人たちに話を聞いて、こいつぁ問題だ、と思ったものに決定。

蚊が蔓延してそうな水たまり。コワくて近づけず。

後者はあとからスタッフから提案されたトピック。村のいろんな場所に行って、聞き取り調査。

結果、4つのSHG: Self-Help Groupの存在をつきとめる。SHGってのは自助努力団体とこむずかしい日本語訳がつけられてますが、要は個人(特に女性の場合が多い)が集まってグループを作り、共同の銀行口座を作って貯蓄やローン取得をおこなったり、みんなで収入向上のための活動を行ったりするという仕組みです。詳しくは割愛。。。

昼食も遅め。

そのあと村の長老陣のミーティングに参加。ここでは、政府が決めるリーダーのほかにこのような伝統的なリーダーがいて、村のさまざまな問題を解決している。でもこのミーティングはひどかった。関係ない村の人たちが次々に口をはさみ、結局リーダーの話はぜーんぜん聞けず。考え方がカタい(古い)人が、

女性は『外の世界(村の外)』からの悪い影響を受ける前に結婚するべきだ

ですと。だからこの村では若い女の子が次々に嫁入りしてるらしい。個人的にはバカバカしい考えだと思う。野次やらなんやら次々にとんで、ミーティングは雑談に変わった。。。でもこういう古い考えの人がこの村の開発を遅らせる要素になるんじゃないかなと思った。

ミーティングのあと調査を続ける予定だったのに学科長から週に1度ちょっと遠くの町から野菜や乾物を売りに来る人たちの写真を撮れと指示。基本的なアイテムばかり。野菜と穀物・豆、その他もろもろの乾物。干した魚もあった。マズそう。





このあと盲目で、学校をドロップアウト(途中でやめること)した男の子の家へ。学科長が特にこの男の子のことを気にかけていて、マドゥライの近くに特別学校があるから通ってみないかと本人と両親を説得するため自ら訪問。本人は大喜び。両親も(しぶしぶ?)了承。今まで家で何もせず過ごしていたこの子が学校に復帰する日も近いのかも。

(実はこの子生まれたときから目を患っていて、村の人たちは両親に「殺してしまえば」と言ったらしい…でも彼のおばあちゃんが自分が面倒を見るからと説得したそう。)

学校に戻る途中で学科長にいろんなうんちくを聞かせてもらった。世の中には不思議なコミュニティがあるもんだ(このブログに書くのは気がひけるので割愛)。この村に関しては単一のカーストの人しかいない。このカーストに所属する人はもともと優しくて他のコミュニティともうまくやってることが多いとのこと。でも考えが遅れてる人がいるのは確か。

夜、大雨。洗濯物が乾かない。停電、懐中電灯ディナー。(懐中電灯持ってたのは私とスタッフのみ。みんなケータイの明かりで食ってた)

懐中電灯は別にかまわないんだけど、私が持ってきた飲料水を勝手に飲まれるのは困る。←私は村の生水は飲めないので、湯沸しポットを持ってきて湯ざましを一生懸命作ってるわけです。村の水でもOKな人は飲まないでほしい。 飲んでもいいけど、一言断ってくれ。

10時過ぎまでミーティング。疲れた。あぁ、今夜は水浴びムリ…




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