2011年8月1日月曜日

Boiling Madras: インドについたら

こんばんワニ


日曜だからゆっくりしようと思っていたのだけど、インターネットくらいしかエンターテイメントがないし、結局図書館に行ってしまいました。ツマラナイ週末。

写真もとってないー


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ながながーとインドに来るまでの過程は書いたので、インドについてからのことをちょっとだけ書きたいと思います。


ICCRのウェブサイトによると(概略)

  1. 留学生はそれぞれの国のインド大使館・領事館からオリエンを受け渡印
  2. 到着時、入学前にインドの環境について学ぶため生活、宗教、文化、教育システム等に関する説明を受ける
  3. 到着時の交通手段と宿泊先は手配され、3か月分の生活費が支給される
  4. デリー以外の機関に進学する場合は地方のICCR事務所が電車もしくはフライトを手配する
  5. 受け入れ先には地方のICCR事務所から、留学生を迎える準備をするよう連絡が入る
となっています。



こーんな説明は大使館からもICCRからもなかった。。。(別に私ははじめてインドに来たわけじゃないからいいんだけど)

けど、交通機関と宿泊先は手配してくれるものだと思ったので、自分でやんなかったんだよね。


出発ちょっと前に、私の担当になるタミルナドゥ州チェンナイのICCRに電話したら、オフィスの番号がつながらない。もうひとつの番号にかけてもつながらない。最後にM(mobile:携帯電話)と書いてある番号にかけたら、やっとつながる。

「今度お世話になりますミワという奨学生ですけど」

「あー、ハイハイ、6月○○日につくんでしょ」(忘れたけど2日くらい違い)

ちがいます!16日です!時間わかってる?

「あー、ハイハイ、夜だよね。迎えに行くから。泊まるトコもアレンジします」

…ってな感じで、行く前から怪しい雲行き。


でもこれから2年間お世話になるから信頼して行くっきゃない。


6月16日、クアラルンプール経由マレーシア航空180便で22:45到着(これ、予定。正確な到着時間は忘れました)。イミグレに並びながら去年買った携帯電話をつけたらSIMカードを読み取ってくれなくて、焦る。←一回ぬきとって入れなおしたら直ったけど。

バックパック、車輪つきブリーフケース、トランク、ハンドバッグを持ってふらふらになりながら出口へ。

私の名前が書いてある紙を持った人がいるのでホっとする。高額なチップをせがまれると困るのでこの人に荷物は渡さず。

「22時からずっと待ってたよーハハハ」

と、言わなくてもいいことを言うので申し訳なく思う。

同じICCR奨学生で、ダンスを勉強している人が「昨日」泊まったところに行く、と言われて、安いホテルかなんかだろうと予想。でも住宅街みたいなところに入って、車はウロウロ。ホテルのオーナーらしき人に電話をかけてグルグル。しまいには車を止めてドライバーくんと迎えに来てくれた人がウロウロ。

不安

よーやく場所がわかって着いてみると、フツーのおうち。っていってもチェンナイのお金持ちの人って感じの家なので、村ハウスに慣れてる私にとってはゴーセイな感じだけど。

「明日の朝ICCRの事務所につれてくから」

と迎えに来た人に言われて、ようやくこの人がドライバーにくっついているだけの人じゃなくて、ICCRのスタッフであることが判明笑。(バスとか手配した車ってたいていドライバーの他にもうひとりついてくるのよね。交代で運転してるのかただアシスタントなのかよくわからん)

で、日本人の女性Mさんは実はこの家に滞在しながらお隣のダンススクールに通ってることが判明。昨日じゃないじゃん…。このおうちはチェンナイの学校に通ってるいろーんな人が住んでるシェアハウスみたいなところみたい。

夜も遅かったので顔だけ洗って寝ようと思ったんだけど

暑い

インドに初めて来たときにチェンナイにも初めて来たけど、とにかくあそこって暑いんだよねぇ。最初のチェンナイのイメージって「暑い」「オートリキシャのドライバーがセコい」で、2度と来るもんか!と思ったくらい。

でも暑さでヘコたれてたら節電がんばってる日本の皆さんに申し訳がたたないもんね。

6月17日。おそーく起きて、おうちで久しぶりの南インド料理を堪能。冷蔵庫もレンジも洗濯機もあって、正直うらやましいと思う(私の大学・寮にこんなのないのわかってたから)。

約束の時間になってもICCRスタッフ氏が来ない。まぁ、わかってたことだけどね。

電話で催促しても「すぐ来るから」の一本張り。インドの「すぐ」って時に何時間もかかることがあるのです。おうちの人がICCRの事務所までは歩いていけるよって言うけど、不安なので待つ。

結局2時間半待って、スタッフ氏がバイクで到着。

ICCRの事務所についてみると、Director氏はA/Cの効いた快適な部屋でティーをすすりながら仕事やってんのかやってんのかわかんない感じ。

文化やら教育機関やらに関する説明はゼロでしたが、6月半月分と7-8月分のおこづかい(大学院生は月5,000ルピー)をもらう。←現金でもらったんだけど、その場で確認したら1,000ルピー間違ってて「ちょっとちょっと…汗」と思う。

で、Director氏

大学には今日行くの?明日行くの?

はぁ????

17日中に出発したいって電話で言ったじゃん!!!

迷ったにしても滞在先は確保してくれてたのでてっきり大学方面の夜行電車も予約してくれてるものだと思ったんだけど…

ふたを開けてみたら、ダンススクールの女性に「別の日本人がひと晩だけ泊まりにくる」と連絡が入ったのはつい一昨日のことで、交通機関に関してはノータッチだったよう。

「えーと、明日の朝つくって大学側に言っちゃってあるんですけど…」

と言ったら

「じゃぁ電車のチケット買いましょう」

とか言って何やら電話をかける。その日の夜にチェンナイからDindigulに向かう電車のForeign quota(外国人枠)にまだ空席があるとのこと。

さっそく電車のチケットを販売しているオフィスに行くと、そこではforeign quotaは販売していなくて、駅まで直接行かなくてはいけないと言われる。じゃぁ駅まで行けばいいんだけど、なぜか同行したスタッフ氏はあきらめムード。

「もういいよ…夜行バスならまだ乗れるの?」

と聞くと

「まだ大丈夫」

と言うので、たぶんもうムリなんだろう苦笑と思いつつ、とりあえず信じることにする。ICCRのオフィスにいったん戻って、私が大学に入学したことと細かい料金の詳細が書かれた書類をICCRが受け取ってから授業料等は直接大学に支払われることを伝えられる

バスの時間が22時くらいなのでそれまでおうちに戻ってゆっくりするように伝えられる。でご飯を食べつつゆっくりしてたら、今度はやたら早く迎えが来る。。。お世話になった人やひと晩だけでも時間を過ごした女の子たちにお礼を言うヒマもないくらいせかされ、出発。

□■そういえば、このおうちでは私のように日単位で泊まる人のためのレートがひと晩いくら、と決まっていて、私はICCRが支払うものだとてっきり思っていたのですが、それをICCRに伝えたら「高すぎる、ありえない」と言われました。けど申し訳ないので自分で払おうと思ったら、このおうちのオーナーは「1日だけだからかまわない、でもこれが何度も続くと困る。ICCRが支払うべき」とおっしゃってました。後日ICCRに払ってくれ!と伝えたのですがきちんと払ってくれたのか不明です■□

1時間近くリキシャにゆられてバス停留所についてみたら、

Dindigul行きはもういっぱい

と言われ、マジかよと思う。

でもあきらめずにスタッフ氏がいろんな人に聞いてくれて、結局22時くらいに空席があるバスを発見。夜なのに汗だくになるような暑さの中、たくさんのバスの間を通って、このバスを運行している会社のカウンター(って言ってもテーブルのあるだけの簡易なものだけど)まで行く。

バスのチケットは後日ICCRに送ってくれれば返金するから

とスタッフ氏。バスが出発するまで待っててくれるのかと思ったら早々に退散。。。

不安

しかも22時出発のはずなのに21:30くらいにはバスが来て、バスのお兄ちゃんに乗れといわれる。

なのにいつまでたっても動かない。

不安

23時くらい、暑さと前日からの移動移動で疲れてたのでウトウトしていたらようやくバスが出発。

スタッフ氏は大学側に私の到着する時間連絡してくれるって言ってたけど、1時間も出発遅れたら到着だって遅れるよねー…

と思ったけれど

疲れてたし、夜遅く教授に電話するのもなんだからそのまま寝てしまうことに…。


6月18日。到着予定時間になっても何度も通って見慣れているDindigulのバス停留所についた気配ゼロ。

きちんと使えるようになった携帯電話を見たら教授から何度も不在着信が!!ヤバイ!

焦って電話をかけてみると、教授はバスが早くついちゃって私が困るといけないので朝早くから待っててくれているとのこと。

グーグー寝てしまって申し訳ない

バスのおにーちゃんに電話を渡して、今どこらへんにいるのか等伝えてもらう。

Dindigulの手前で降りるなんて話もあったけど、結局Dindigulまで行くことに。

(そういえばトイレ休憩一回しかなかったよ)

よーやくDindigulに到着すると、3時間待ってくれてたドライバー氏と教授が疲れた顔もせずお出迎え。

出発前にたくさんのアドバイスをくれた博士課程のMさんが「Gandhigramにつけばあとは何とかなる」とおっしゃってたので

よーやく、私の不安も消えたのでした。


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結論。

ICCRのことは信頼しなくちゃいけないけど、「仕事キッチリ」じゃないのを前提につきあう。

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