2013年2月13日水曜日

3 Days Before VD, 4 Days Before Engagement

クリームシチュー

こんばんワニ。

昨日はクリームシチューを作りました。

ルーから作ったよ。

小麦粉が全粒粉だったからなんか白くなかったけど。。。
できてみればクリームシチューに見える。

とはいえ、ぶっちゃけ野菜スープ+ホワイトソースなので
コク?はないかも。

野菜の味だけで勝負です。

ジャガイモがおいしかった。

見ていた寮の子が
スパイスは何を入れるの?
だって。

塩コショウだけー。








昨日月曜日。

野菜と牛乳を買いに外へ出た際に不在着信のあった友人に電話。

「いいニュースがあるの」

と言われてまさか!と思いました。

ずぅっと難航(?)していたVeelinayakenpattiの友人のお婿さんが決まり、
金曜日の夕方に婚約式があるとのこと。

家族みんなでヴァンを借りていくから一緒に行こう!
と言われました。

2010年に彼女に会ってからずぅっと
彼女の結婚はいつだろういつだろうと
思っていたので
自分がインドを去る前でほんとーによかったと
昨日は自分が大興奮。

だって、話が前後しますが、
日本の親友Sちゃんの式の日取りも決まったよと
最近聞いたばかりだったから。

ちとスケジュール的に厳しい週末になりそうでしたが
行かないわけがないと思って
あれこれ準備について思いをめぐらしていると
寝不足。。。


今日ぼーっとして2時間クラスを受け、
15分休みに携帯電話を見ると、
また不在着信。

かけると、昨日とはちょっとトーンが落ちた友人が

あのね、週末にSの結婚式やらないの

あぁ、今週は婚約だけなのね。

と思ったら。

昨日、別の人と結婚したの


WHAT!?!?!?

(クラスメイトいわく、こんな感じで電話口で言っていたらしい)


2月11日。

ヴァレンタインデーを3日後にひかえた夜

お見合い結婚を4日後にひかえた夜

本当はずっと好きだった彼と結婚

駆け落ち。


なんて、タミル映画の話だけだと思っていましたが
(となぜだかうちの大学の博士号に多い)

それに、ロマンチックだと思っていましたが

自分の家族くらいだと思っている人たちの話になると

手放しで喜ぶというか、

恋愛結婚バンザイというか、

正直に喜べない自分がいます。

婚約相手というのはご両親が一生懸命探して
何人も何人もお見合いをしたあと、
乗り気でなかった本人がこの人ならいいよとようやく言ったと
私は理解していたので。。。


ちなみにこれこの家の話です。
異カースト間恋愛結婚を達成したふたりから生まれた娘。

彼女が誰かと恋に落ちて結婚をしたいと思うようになっても
遺伝というか、なんていうか、仕方なかったんじゃない
と私は思ってしまうのです。

そんな両親でも、
彼女が昨日結婚してしまったという彼はSCだからダメだと
思っているらしいのです。

SCというのはScheduled Casteつまりハリジャン、
不可触民のことです。

彼はSC出身で、
なんだか周りともケンカをしているようなグループなので
よろしくないということなのです。。。

恋愛や結婚は決して本人たちの決めることではないというのが
未だにここ南インド農村部の
絶対的なルールなのではないでしょうか。

確かに彼女はブラーミンのお母さんの影響で
Pure Vegetarianなので
おそらくお肉を食べる彼の家に嫁ぐのは難しいでしょう。

それに、彼女がこうやって逃げてしまったことで
兄妹の結婚相手を探すのに
支障が出ることも考えられる
(あそこのお姉ちゃんはね…みたいな)。

だけど。。。

私は彼女をずっと見ているから、
こんな風に行動で自分の気持ちを周りに知らせるってことが
あまりない彼女だったから、
そんな彼女が勇気を出して決めたことだったら
応援したいと思うのです。


追加でビックリしたのは、

もうお見合い相手の家が
結婚式もろもろの準備をガツガツやっていたあとだったようで
彼女の家としても
後戻りできない…
みたいな感じだったらしく

なんと彼女の妹に
彼と結婚しない?
とふっかけてきたのだそうです…

なんだよそれ。。。

そしたら実は彼女にも心に決めた人がいて
それはお兄さんとお母さんは気がついていたそうなのだけど
お父さんは今朝それも初めて聞いたとかで、
ショックは重なるばかり、かも?

ただ妹の場合は
親戚の男の子で
周りも認めるような人だと思うし
彼も彼女と結婚したいと思っているそうなので

やっぱお見合い相手はバッサリ切るしかない。


そこで2秒ほど考えて
「私、どうかな?!笑」
と言ってはみたけれど
冗談でもさすがにこのファミリーには言えません。
(これは別の友人と話をしていたときに口から出たことです。。。)


もうVeelinayakenpattiの村中に広がっているようで
非難や冷ややかな視線を避けるためか
家族はおばあちゃん以外Maduraiの家に非難したそうです。

それを知らずに、何にも考えずに
今日あわてて17時15分のバスに飛び乗った私。

村では別の結婚式でどんちゃん騒ぎ。

おばあちゃんはみんながどこに行ったか知らないし。

バカだ自分と思ってとんぼ帰り。


本人とはまだ連絡がとれないそうです。




思えば最近
政治家か何かで

SCの男がカーストの高い女性を口説いて
お互いに愛し合っていると思わせ
結婚サギに持ち込むケースが増えている。
やはり結婚は同カースト間で行うべきだ

なんて言ったバカがいて

SCコミュニティに対するヒドい差別だし
恋愛結婚をサポートする若い人たちからもボロクソに言われてるし
ホントアホがいるもんだなぁと思ったけれど

もしこれが、本当に、
友人に起きていることだったらどうしよう?

と、思ってしまったのでした。

たぶん、たぶんだけど、
私その結婚相手に会ったことがあって。

あの人だったら感じよさそうだったからと
願ってやまないのです。

友人が無事でありますように。
幸せになれますように。




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