2012年11月2日金曜日

Festive Blast! (4) インドで一番伝統(電灯)のあるお祭り

こんばんワニ~

ちょっとよれよれ

明日で定期テストCFA終了です。

ということでFestive Blast続きですよ。やっと本題のDeepavaliにたどりついたー。今年は11月13日、期末テスト開始の2日前!笑

去年はこんな感じでした




Deepavali: インドで一番伝統のあるお祭り

[今「でんとう」が電灯に変換された。あながち間違いではない。なぜかというと。]

オイルランプのやさしい光、新しい服をはじめて着る楽しみ、やさしいお母さんにしてもらうオイルバス(水浴びする前にココナッツオイルを塗りたくること。体温が下がるらしい)…
お菓子を気持ち悪くなるまで食べる…
たくさんの花火が打ち上げられて煙となるのを今か今かと待っている…

これが伝統的、そして現在のDeepavaliまたはDiwali

現存する書物でDeepabaliに言及のあるものはVatsayanaの’Kama Sutra’が最古のものである。
7世紀に王様Harsaが書いた'Nagananda'というお芝居(Banaが書いたという説も)はDeepavaliのお祝いについて記している。

Deepavaliの語源はサンスクリット。
Deepaとは光、Avaliとは列のこと。
つまり、光の列。

Naraka Chathurthi[Narakasuraが地獄に送られた日]というのはDeepavaliの別称である。
伝説によれば、力強い悪魔Narakasuraはゾウのふりをして天国の創造者Viswakarmaの娘をさらった。

悪魔に被害にあった人たちはVishunu神に何とかしてくれと頼み込む。
そこでVishunuはSri Krishnaとして地におりたち、Narakasuraの悪行にピリオドをうった。

悪魔の母はVishunuに懇願する。
どうか息子の命日に光と花火を使うことを許してくれと。
母の願いは聞き入れられた。

Kala-RatriというのもDeepavaliの別称。
この1年でいちばん特別な夜に女神Kaliは舌を長く出し、ヒトの頭蓋骨を持ち、悪霊たちに囲まれる。
この日こんなKaliを人びとは崇める。
現在でも北インドの各地で見られる伝統だ。

北の人たちにとってはDeepavalというのはSri RamaがAyodhaに戻った日だ。
光と共に祝われるのはRama Raiyaだ。

イルミネーションと共に女神Lakshmiに祈るのもこの日の大事な行事である。
伝説はこう語る。
DevasとAsurasは互いへの憎しみを忘れ手を取り合い、Milky Ocean[ヒンドゥ伝説の7つの海のひとつ]を飲み込む。
こうやって不死をもたらすというネクター[神の酒]を手に入れようとしたのだ。
この過程でこの海は多くのものをもたらした。

その中にLakshmiがいる。
彼女はVishunu神と結婚した。
というわけで、ムンバイの人にとってはDeepavaliはLakshmiのバースデーである。

この日にはLakshmiだけにささげられるPooja[祈りの儀式]がある。
彼女が家に富をもたらしてくれるよう祈るのだ。

昔話だけではなくて歴史的にもDeepavaliは重要な日である。

3世紀に北インドをおさめた王Vikramadityaは責めてきたHuns[フン族]を追っ払った。
歴史家たちはこの日がVikrama Eraという新しい時代の幕開けだという。
王の勝利を祝って花火や光を用いるのだと。

Vijayanagarの統治時代には盛大なお祭りとして祝われたが、このころの行事は現在のものとほぼ同じだったようだ。

アンドラプラデシュ州のKumbakoramにあるSarangapani寺院には金のプレートと真珠で祝ったお祭りがあると記述がある。
王たちは寺院に土地を寄進した。
Vikrama王の時代には、Deepavaliは1年の始まりだった。

グラジャート州やマハラシュトラ州の商人たちはこの日に新しい帳簿を使い始め、契約を結ぶ。

ベンガルの人たちにとってはDeepavaliはKali-Poojaである。
話によるとKaliはかつて火の神Agniの7つの舌のうちのひとつだった。
火を崇める、伝統的なしきたりを守っている人びとにとっても重要な日なのだ。

シーク教徒にとってもこの日は特別な日。
AmiritsarのGolden TempleではDeepavaliの日に何千ものシーク教徒がつめかけ、Darbar Sahibというタンクで祈るのだ。

マハラシュトラの子どもはユニークな祝い方をする。
お菓子、クラッカーに新しい服のほか、砂の白を築きShivaji王を讃える。
この王は毎年Deepavaliの日に他国を征服するのを決まりとしていた。

ジャイン教徒はまたちがった理由でDeepavaliを祝っている。
彼らにとってはこの日はジャイン教を創設したMahavirの命日である。

この日Mahavirは肉体をすてNirvana[不生不滅]を手に入れた。
ジャイン教徒の鳥葬場には18人の王が眠っている。

もともと、イルミネーションを取り入れたのは彼らのアイディアである。
光り輝く聖なる知識が失われた。せめてイルミネーションで私たちを照らそうではないか」と。

[いい話じゃないですか。]

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