2011年7月24日日曜日

Life is over

こんばんワニ


狂犬病予防接種3回目

B型肝炎予防接種2回目

終了。

この間狂犬病の注射の際20ルピー多めに請求しようとしたドクターですが、今日B型肝炎をお願いしたら50ルピーでいいとのこと。安!と思ったら

ワクチンの費用だけでかまいません。このあたりでは予防接種を受けようと思っても高くて受けられない人がいっぱいいる。ワクチンの費用以外に私の診療費用を入れたら村の人たちはこなくなっちゃうでしょう?

と、超かっこいいことを言ってくれました。

地域のことを考えてくれてる。そんな彼に対する信頼が高まりました。

…じゃなんで1回目は150ルピーだったのかわかんないけど苦笑


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この週末もNilakottaiと近くの村に行ってました。

近所に見かけない女の子がいるので、あー普段はどっかの学校に通ってて週末だけ帰ってくるのかなと思っていたのですが。

夕方の水くみを終えて水浴びをしたあとに着替えると、髪の毛の分け目に赤いラインをひいています。シンドゥールというもので、既婚女性がつけるものなんですよね。

でもこの子どう見ても15歳くらいにしか見えない。

足元を見ると、トゥリングもしている。これも既婚女性がつけるもの。

水浴びの前は足元見なかったけど、ティーンエイジャーだからふざけてるんだろうと結論。お母さんのつけてるとかね。

でも、そのあと座って、友人Pを介して話をしているとなんとこの子本当に結婚してました。

1ヶ月前に結婚した14歳

お隣に住んでるおにーちゃんと恋愛結婚でゴールインしたそうです(おにーちゃんがいくつなのかは不明)。

恋愛結婚もまだ田舎ではめずらしいのだけど、14歳って…。ご両親がよく許したなぁと思うのだけど、こちらでは女の子の教育にお金を払えないから早めに結婚させるケースも多いらしく。この子もそんな事情があるのかなって思います。

女性と結婚に関してはダウリなどいろいろ問題があるので今日は詳しく書くのはやめときます…

でもその子が席を外したとたん、友人が「あの子の人生おしまいよ。これからは自由がない。子どもができて、家事に追われて…」とぽつりと言いました。

その友人も大学を出てすぐに結婚して今は二人の子どもがいます。私はずっと彼女の奮闘ぶりを見ているので、ちょっと個人的なグチも入ってるのかなって思いました…。


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この話を聞く少し前に(土曜日)、同じ村の友人Jの父親が亡くなったと知らせがありました。具合が悪くて、近くの町で治療を受けているのだけどよくならないのでマドゥライの大きい病院に転院すると聞いていました。

毎朝4時に起きて家畜の世話をして、花畑で収穫・Nilakottaiのマーケットで販売、そのあと少し休んでまた夕方に家畜の世話。こんな風に規則正しい生活をして、タバコも吸わずマジメに働いていたのに肺がんだったそうです。とても残念です。

友人の家に行くとたくさんの人たちが集まっていて故人をしのんでいました。ご本人がイスに座らされて花輪をたくさんかけているのはビックリしたけれど、日本でもお棺にお花をたくさん詰めるし…ね

友人と話をするべきか迷っていたのですが、私が去年泊まっていたうちのお母さんMさんが「あっちにいるから一緒に行きましょう」と話しかけてきました。彼は親戚と親しい友人に囲まれて泣いていました。

木曜日、お父さんの治療のため献血をしたばかりだったそうです。

私も金曜日に村についたときにMさんたちと「Jのお父さんを日本に連れていって治療をしたらいくらくらいかかるだろう」と冗談交じりに話をしていたので、なんだか申し訳なかったです。

「明日はお父さんを見送らなくちゃいけないんだから、今日はお父さんと過ごせる時間を大切にしなくちゃ」

とかって伝えたかったのですが、これがこちらの社会・文化的にOKなコメントなのかわからず、結局何も言えませんでした。

こちらは、本当に人生が終わってしまったんですね…

お父さんのご冥福をお祈りします。



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この間私がお尻をローストしたのがこの箱のような物体です。たぶんこの中にエンジンが。混んでるとこの上に3人くらい座ってます。


おやすみなサイ…









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