2011年11月21日月曜日

Village Placement Programme Day 5: 今からですか?

こんにちワン

続きです

Day 5, November 4th

起床。昨夜はあまり寝てない。クラスメートSの誕生日が今日だったので0時にオメデトウを言うためいったん起きたのだけど、そのあときちんと眠れなかった。Sには深夜すぎたくさんの電話がかかってきた。それはわかるんだけどなぜか別の二人も電話にでっぱなしで、夜遅くまで誰かと話していたよう。そのとばっちりなのか私も眠れず。変な夢も見た。VPPのプログラムの一環で何かを頼まれているのだがなんだかわからない。寝返りをたくさんうって、寝られない。

背中と腰が痛い。VPP中、ベッドなんてものはない。冷たい床(セメント?)に「ござ」を敷くだけ。寮の友人から毛布等持っていって敷くように言われていたけど荷物の関係で持っていかなかった。雨が降り気温も下がるので夜は寒い。寮のマットレスは硬くて嫌いだけど、恋しい。

今になっては「快適」と思える寮が恋しいのと同じくらい、「まだ何も成しえてない」感がある。今日は村の水のサンプルを採取する予定→大学の研究室で水質をチェックしてもらうため。

朝食後、村の全家庭の詳細を調べてこいと言われる。質問は59項目。家族構成、家のつくり、収入、健康面など幅広いトピックがカバーされている。

はぁ?今からですか?

と言いたくなるのはうちのグループだけだったようだ。1日目に振り分けられたグループ担当の地域の家屋は39.他のグループは15以下がほとんど。まったく不公平にもほどがある。調べる予定があったのなら1日目に言ってくれれば、何度も何度も一軒一軒家を回ることにならないのに。それにグループの調査もまだまだ終わっていない。

メンバーの疲れもピークに達していてなおかつこんな課題を振られたので、私のために逐一訳してくれていたメンバーも調査に没頭。しかし昨日同様、昼間は住民がいない。

そんな私たちに助け舟。地元の男の子2名である。彼らの家の調査のあと、「他の家のこともわかるから」と同行し、不在の家の情報を提供してくれた。

調査中、クラスメートAに会った。将来のお嫁さん?

タミル語を話さない私がくっついていてもムダなようだったので水のサンプルを採取するため学校に一度戻る。しかし、断水。。。午後になっても水が出ない。

正午すぎ、付近の貯水池の周りに苗木を植えるというプログラムがあったようだが、なぜか私たちのグループは知らされず。あわてて行ってみたら終了していた。

実はこの貯水池の周りが例の100日雇用プログラムの現場になっていた。池の周りの保水力を高めるために土地を区切って…掘っている。これが本当に保水力につながるのかわからないが、皆コツコツ掘っている。私が到着したときは昼の休憩時間に入っていたので皆座っているか食事をするため村に戻っているところ。人ごみがあるところには政府のお役人の女性(日傘つき)が座っていて、本日の参加者のチェックをしている。

9時もしくは9時半に作業開始。
11時に15分ほどティー休憩。
13時から14時半か15時まで昼休憩。
その後17時まで作業。

これで1日80ルピー(120だと思ったけど)の収入。わずかな収入のようだが、農業の日雇いよりよっぽどラクちんで、収入もマシ。農業からこっちに働き手が移動してしまうので、農家も打撃を受けている。この村からは236名が参加、うち195名は女性である。

作業といっても座ってばかりの人も多いそうだ。当たり前。おじいちゃんやおばあちゃんがたくさん。力作業なんてムリ。

しかしこの雇用政策を行うことによって農村部の人の収入がアップする。1日あたりの収入で「貧困」を測るため、彼らは「貧困層から脱出」することになる。しかし、実態は、統計上のみの脱出といったところだろうか。

写真を撮りたかったけれど、カメラを置いてきたことに気がついた。残念。

夕方、まだ水が出ない。水が出ないと1日わめいていたので学科長が村の人にいつ水が出そうか聞いてくれた。答えは「明日の朝でいいんじゃない」だそう。

VPP最悪の事態が起こる。夜、夕飯を作れとのこと。本日私はFood Committeeの一員である。調理はいとわないけれど、プーリはムリ。

プーリというのは、私に言わせれば揚げたチャパティである。揚げパン?というより、平たいチャパティを油に投入した感じ。

こねて丸めてのばして揚げる。

私は揚げ物を食べないのでプーリなんか作りたくもない。しかし当番ということでプーリ作りに参加。背後から迫る揚げ油のにおいにはきそうになりながら、生地をこね、こね、こねまくった。
200をこえるプーリが出来上がり、当番の私はニコニコしながらプーリを配る。体中にしみついた油のにおいで気持ち悪い。

ということで働いたあげく夕飯抜き(食べられないもん)。夜なべで提出するレポート書き。水は入手できず。最悪の夜になった。

でも、夕飯のあとにスタッフにお願いして買ってきてもらったケーキでささやかではあるがSのバースデーを祝うことができた。喜んでもらえたようだ。


誕生日の本人が他の人にケーキを食べさせるという習慣がある。




0 件のコメント:

コメントを投稿